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半熟英雄 対 3D のエンディング

(半熟軍との戦いに破れ、もがく四次元皇帝)

四次元皇
「ななぜだ4…!?💢
 なぜ…二つも低次元な💧おまえ達が…
 この💢四次元皇せるのだ💧4〜ッ!?

セバスチャン
「貴様は…、後悔したことも…
 敗北したこともあるまい…。」

四次元皇
「ど💢どういう意味だ💧4ーッ!?

セバスチャン
「われわれ、2Dの存在は…
 たしかに、半熟かもしれん…。
 じゃが、それゆえに…
 貴様達が絶対に持ち得ないものを…
 われわれは、持っているのだ…。」

四次元皇
「そ💢それは…💧なんだ…?

セバスチャン
「わかるか、外道!」

四次元皇
「それは…💢一体〜
 なんだ💧4〜!?

(四次元皇帝、消滅)

半熟調理メモ : 16、17、18、19人目
四次元皇帝×4

セバスチャン
「それは…、可能性じゃ…!」

(と言いながら、うずくまってしまうセバスチャン大臣)


(選択)「だいじょうぶ?」or「どしたの?」

セバスチャン
「だいじょうぶですじゃ。
 このご老体も…、なんとか持ちこたえて
 くれたようですじゃ…。
 さ、戻りましょう…
 カトリ・デ・オマールに…。
 カトリイヌ殿が、待っておられる…。」

(勝利はしたが、カトリイネを失った事で皆うなだれている…)

(巨大なカトリイネの銅像を見る一同)

カトリイヌ
「お姉様…
 ようやく…、帰ってこれたのよ…。
 私達の…、カトリ王国の地へ…。
 ううッ…。」

(泣き崩れるカトリイヌ)

セバスチャン
「一同、カトリイネ殿に
 哀悼の意をもって…
 敬礼ーッ!!」


(選択)「……。」or「カトリイネ…。」

(全員敬礼、BGM『黄身なしでは…』)

(そして…)

(なぜか聞こえてくるあまりにも野太い泣き声…)

(横には自爆したはずのカトリイネが!!!)

カトリイネ
「な
なんて…悲運な…
 王女なの…かし…らッ…
💦

(愕然とする主人公と大臣)

カトリイヌ
「お…、お姉…様…?」

セバスチャン
「カ…カトリイネ殿…!
 若様への想いが未練となり
 成仏できなんだか!
 ナンマンダブ、ナンマンダブ…!」

カトリイネ
「やめてちょうだい!
 あたしは生きてるわよ!」

セバスチャン
「ま、まさか…!
 あれだけの爆発で、なぜ…?

カトリイネ
「たしかにあの時、あたしの肉体は
 くだけ散ったわ…。
 でも、あたしの精神は時空を越え
 あらゆる時、あらゆる場所に飛び散ったの…。
 そして、それぞれの場所で転生し
 燃えるような恋をしたわ…
 古代エジプトでは、クレオパトラとして…
 中国の唐の時代では、楊貴妃として…
 そして、日本の平安時代では
 小野小町としてね…。
 スピラのビサイドとかって所では
 ユウナって名前だったこともあったかな〜。
 さらに、ある星では生命の源となり
 ある星では、類人猿に文明をもたらし…
 とにかくあちこちで、気の遠くなるような
 悠久の時を過ごしたわ…。」

セバスチャン
「ス…、スケールが大きすぎて
 どうリアクションしたものやら…。」

カトリイネ
「でも、そんなある日のこと。
 マイ・フィアンセのあたしを呼ぶ声が
 聞こえたの…。
 あらゆる時代…
 あらゆる場所のあたしに…
 その声は届いたわ…!
 マイ・フィアンセ…


(選択)「おおかえ…り…💧or「い・生きてたのか…💧

カトリイネ
「た・だ・い・ま

カトリイヌ
「お姉様…!
 よく、ご無事で…!」

カトリイネ
「アイム バック…!
 あたしは不死身よ!」

セバスチャン
「な…、なんだか、よくわかりませぬが
 ご無事で何よりです。
 そ、そういえば、3D軍団にかけられた
 呪いはどうなったのですかな?
 きゃつらを倒しても…
 お姿は変わらぬようですが…。」

カトリイネ
「あ、そうだったわ!
 想像を絶する二転三転急展開で
 すっかり忘れちゃってたわ〜!
 3D軍団を倒しただけでは
 あたし達の呪いは解けないの…。」

セバスチャン
「あたし達…?」

カトリイヌ
「私にも…、呪いが…?」

カトリイネ
「乙女にかけられた呪いは、悪を倒し
 乙女を救い出した勇敢なる英雄の涙をもって
 清められる…。
 わがカトリ王国に伝わる伝説よ…。」

(現金を想像する若)

セバスチャン
「で、では…。」

カトリイネ
「そろそろね…!
 きたわ…!」

カトリイヌ
「うッ…!」

(2人とも地面に座り込んでしまう)

セバスチャン
「カトリイネ殿!
 カトリイヌ殿!?」

(そして呪いが解けたカトリイネの顔は…何も変わっていなかった!?!?
 強いて言えばホクロが…)

カトリイネ
「あ〜、スッキリした〜♪
 これで一点の曇りもない、完璧な美貌に
 戻ったわ

セバスチャン
「ど…、どこが…、変わって…。」

カトリイネ
「ささいな変化に気付かないようじゃ
 女心はつかめなくってよ、セバスちゃん!
 チャームポイントのホクロに、抜いても抜いても
 生えてくる毛を生やされちゃってたのよ〜!
 まったく失礼な呪いだと思わない〜!?」

(てっきり美人にでもなると思ってた若、怒りの表情)

セバスチャン
「カ…、カトリイヌ殿は…!?」

カトリイヌ
「何
ジロ見してんだよジジイ…💢

セバスチャン
「は…、ハイ…?」

カトリイヌ
いでキモい話し方に
 させられちゃってて〜

 マジうざかったんだけど〜

(カトリイヌの呪いは、なんとおしとやかになる呪いだった!
 それが解けた今、彼女の人格は一昔も二昔も前に流行したコギャルそのものに…)

カトリイネ
「やっぱりカトリイヌは、その話し方でなくっちゃ
 かわいくないわね

カトリイヌ
「うぜーんだよ
イネは…!」

セバスチャン
「ま…、何はともあれ…
 呪いがとけて、よかっ…」

(カトリ姉妹が一件落着したと思ったら
 物語中、どこか具合の悪そうだった大臣が、ついに倒れてしまった!!)

兵士
「だ、大臣殿!」

セバスチャン
「ハア…
ハア…
 かくしていて…
申し…ないですじゃ…。
 若


(選択)「な、なぜここまで?」or「まだまだ!」

セバスチャン
「先代と…イリス
との…
 お約束…でしたからな…

 若が…一人前になる…まで…
 アルマムーンを…
むと…
 元の世界に…るまではと
 思ったのですが…
 ここまで…
もっただけで…
 私は
足です…じゃ…
 後は…若……が…
 ゴホッ…!」

カトリイネ
「しゃべっちゃダメ!
 カトリ王国の伝説の秘薬をもってすれば
 セバスちゃんの体も治るはずよ…。」

兵士たち
「ほ、本当ですか!?」
「で、その秘薬とは!?」

カトリイネ
「カトリ王国の言い伝えでは…
 真の愛を手に入れた…
 乙女の流す涙は…、万能薬?」

(愕然とする若。
 カトリイネが真の愛を得るということは、
 それは…すなわち…カトリイネにキスをしなければならないという事!!!)

カトリイヌ
「マジ〜?
 そんなん
聞いたことなくな〜い?」

セバスチャン
「ゴ…
ゴホオッ!」

(ついに吐血まで始まった大臣。このままでは確実に死ぬ!!)

カトリイネ
「さあ、時間がないわよ!
 マイ・フィアンセ
 セバスちゃんの命がかかってんのよ!
 さ、早く!

セバスチャン
「う…

 私のことは…ゴボオッ…!!」

(血を吐きまくる大臣)


(選択)「ぐ…💦or「どうしよ…💧

(そこに、先代たちの亡霊が出現)

先代
「若…

イリス
「今こそ勇
を出すのです…!」

セバスチャン
「わ
私のために…ご…ご無理は…
 ゲブウッ…
!


(選択)「ぐむ…💦or「何も見えない」

(さらに出現する亡霊たち)

カトリ国王
「カトリイネ…

 今をしてはならん…!」

カトリ王
「一にたたみかけるのです…!」

セバスチャン
「わ
私なら…だいじょうぶで…
 ゴフウッ…
!!


(選択)「ぐ…、ぐむむ…💦or「何も聞こえない」

(さあ、敵の亡霊までが出てきました)

ハイポリゴ大
たちをしたおまえだ!」

2D大元
「生きろ! そして…、戦え…ッ!!」

四次元皇
「われわれの分も…!!」

セバスチャン
「グ
グボァ…ッ!!!


(選択)「……」or「勇気を出す」

(壮絶なるムービーと共にキス完了
 画面、ブラックアウト———)

「若様…!」

(気が付くとそこはいつもの玉座。
 カトリイネはいないし、目の前には大臣がいるいつもの光景。
 どうやら、夢だったようだ…。)

セバスチャン
「ずいぶんと
 うなされておりましたぞ。
 何かイヤな夢でも、ごらんになって
 いたのですかな?
 ここで眠られては、お風邪を召しますぞ。」

兵士
「大臣殿、特に異常ありません!」

セバスチャン
「うむ、ご苦労。
 今日はもう休んでよいぞ。」

兵士
「ハッ!」

セバスチャン
「しかし、早いものですな…。
 あの戦いから…
 もう、ずいぶんになりますな…。
 今はこうして、また退屈ながらも
 平和な日々ですじゃ。
 ですが、時々、私は思うのです…。
 すべては夢…だったのではないかと…。
 いや、先代とイリス様が…
 若様を一人前の英雄にすべく与えた…
 試練だったのではないでしょうかな?
 私には…
 そんな気がしてならないのです…。
 さ…、今夜はもうお休みください。
 明日は、いよいよ婚礼の儀式ですぞ!」

(婚 礼 ? ? ? 
 とてつもなく嫌な予感がして、愕然とする主人公)

(そこにカトリイヌがやってきた)

セバスチャン
「これは、カトリイヌ殿。
 まだ、お休みになられていなかったのですか?」

カトリイヌ
「なんか
れなくてー
 明日するのが信じらんないってカンジ〜…?」

セバスチャン
「お気持ちはわかりますが
 お休みになりませんと。
 明日は国をあげての、婚礼儀式ですぞ。
 パレードもありますし、しっかり
 寝ておいた方がよろしいかと。」

カトリイヌ
「あたしの服〜
ちゃんとマルピューで
 買ってくれた〜?」

セバスチャン
「もちろんですとも。
 さ、安心してお休みを。」

(その時… … … 聞き覚えのある声が!
 今度こそ固まってしまう若様。ま さ か …)


「あ〜ん、興奮して眠れないわ〜

(や っ ぱ り カ ト リ イ ネ だ っ た !)

セバスチャン
「これはカトリイネ殿。
 いや、アルマムーン王妃イネ様と
 呼ぶべきですかな?」

(若様の表情が絶望に変わる。
 そう、夢は夢でも過去夢だった。キスも婚礼も、全部本当のこと!!!)

カトリイネ
「気が早いのね、セバスちゃん!
 明日の婚礼の儀式を終えてからでしょ?
 あたし、こう見えて古風なタイプなんだから。
 だから、寝室もまだ別々よ
 マイ・ハ・ズ・バ・ン・ド

(驚愕の表情に変わる若様)

セバスチャン
「玉座のほうも、ご注文どおり
 特大ツイン・ラブラブ・ソファータイプに
 改造中ですぞ。
 明日までには、間に合わせるよう
 手のあいているものを総動員させ
 作らせておりますじゃ!
 いや、めでたい! やはり、あの戦いは
 先代とイリス様のお導きだったのかも
 しれませんな。」

カトリイネ
「あたしとマイ・ハズバンドの
 アルマムーンは天下無敵!
 3Dだろうが、四次元だろうが敵じゃないわ!
 天上天下唯我独尊よッ!

(若様の表情の絶望っぷりをこれ以上文体で表現する力は筆者には残されておりません。)

セバスチャン
「いやいや、頼もしい限りですな!
 後は、このセバスチャンの目の黒いうちに
 お子をもうけてくだされば!」

カトリイネ
「カトリの秘薬を飲んだんだもん
 長生きするわよ、セバスちゃん!
 後継者だって、す〜ぐできちゃうわよ!
 アルマムーンとカトリ王国。
 2Dと3D…。
 二つの世界は、今ひとつになるの

(あまりの事態に、若様からついに表情そのものが失われました。)

セバスチャン
「大臣生活二十五年…!
 このセバスチャン…!
 幸せですじゃ〜ッ!!」

カトリイネ
「幸せなら、あたし達も負けないわよ!
 ね、マイ・ハズマンド

(先代たちの亡霊も満足そうに見ている。
 そして石化する若様。)

染之助
「アルマムーン王国王子と
 カトリ王国第一王女のご結婚!」

お染ブラザ〜ス
「おめでとうございま〜すッ!!

(怒りと悲しみのあまり力いっっっっっっぱい泣く若様でしたとさ。)

カトリイネ調理メモ : 1人目

(そして舞台の幕が降りた後…)

カトリイネ
「マイ・ハズバンドだけじゃ
 不公平なんで…
 このゲームを遊んでくれた
 あ・な・た・に・も

(カトリイネより、画面の前のあなたにも精一杯のキスをプレゼントいたします。)

カトリイネ調理メモ : 2人目
遊んでくれたあなた

セバスチャン
「7大ふろくつき『半熟英雄 対 3D』
 特大号をお買い上げいただけましたかな?」

(選択)「うむッ!」or「い〜やッ!」

(↓ここでは後者の選択をした場合の反応です)

セバスチャン
「さようですか…。
 いやいや、お客様は神様ですからな!
 さ、エンディングムービーのはじまりですぞ!」

(そして始まるのはエンディング専用ムービー『半熟音頭』)

半熟英雄

3Dばかりか、四次元の敵をも倒し
幸せを手に入れた半熟英雄の前に
さらなる脅威が立ちふさがる…!

戦え! 半熟英雄!
またもや、たまごを割る時だ!
次回作、半熟シリーズ第四弾!
『半熟英雄 対 ONLINE』に…

エッグキィーック!!

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