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FEDA -The Emblem of Justice- エンディング(カオスエンド)

(はじめに)
主人公・ブライアンたちが戦いでどのような行動を取ったかにより(ミッション遵守を優先…ロウ、敵の撃破を優先…カオス)称号は変化し、解放軍に加わる者も変化します。
エンディングは「フェダーイン」(ロウの最高位称号)、「フェダーイン」以外のロウ称号、「バイパー」(ニュートラルの称号)、「ジェノサイド」までのカオス称号で変化しますがこれはカオスのエンディングです。
またゲーム内の原文にはかなり平仮名が多いですが、読み易さを重視して漢字に変えています。

(本文)
  ついにスクーデリア総督府に進撃し、待ち構えていたコロッサス・ルークの両部隊を撃破して奥に進むブライアンとアイン。
  そこにスクーデリア総督・コバルトが現れた。

コバルト「待ちかねたぞ
 遊撃部隊の諸君」
ブライアン「残念ながら
 あんたを 斬らせてもらうよ!」
コバルト「まあ そうあわてるな
 話くらいは 聞いたらどうだ」
アイン「ここまで来て 命乞いか」
コバルト「面白い事を 言う奴だ
 なぜ お前たちをここで待っていたか
 教えてやろう」
ブライアン「この剣が 欲しいのか?」
コバルト「これは 話が早い!
 さあ こちらへいただこうか
 スクーデリアの賎民に
 最後の 審判を 下してやろう
 この私 自らの手でな」
ブライアン「それは 出来ない相談だな」
コバルト「何故だ?
 何故 そのような事を言う?
 この スクーデリア総督が
 直々に 頼んでいるのだぞ…
 褒美が欲しいのか?」
ブライアン「あんたのクビが欲しい」
アイン「さっきから そう言ってんだよ!」
ブライアン「神になろうなどとしている
 思い上がったヤツを
 許してはおけん!」
コバルト「ふっ しょせん
 お前たちのような者に
 理解のできる話では なかったな…
 よかろう
 相手になってやるぞ
 こちらへ 参れ!」
 奥へと去っていくコバルト。それを追うブライアンとアイン。

 最奥の大聖堂。コバルトが精鋭部隊とともに待ち構えていた。
コバルト「聞き分けのない者たちだ
 我が礼拝堂を 汚い血で
 穢したくはなかったが…
 死ね!
 死して 己が生を呪うがいいわ!」
ブライアン「行くぞ!」
コウメイ「ブライアン
 健闘を祈る!」
 さすがにコバルトもその部下も手強いが、ここまで来たら最早ミッションは関係ない。あわてず落ち着いて1人、1人と敵を倒していくのみだ。
 そして激戦の果て、コバルトを倒すと…
コバルト「私を倒しても 世界は変わらぬ…
 再び 荒れ狂うのだ…」

 戦いの後、倒れたコバルトを見下ろして、
アイン「さすがに 懐の深い
 ヤツだったな…」
ブライアン「本当に これで終わったのか?」
 その時一筋の光がブライアンを襲い、彼は魔剣「エグゼキューター」を取り落とす。
ブライアン「うわあっ!」
 倒れたはずのコバルトが起き上がり、エグゼキューターを奪う。
コバルト「はっはっは…
 こんな事で 私を倒せると
 思ったか?
 だから お前たちは
 所詮 ムシケラなのだよ」
 コバルトはエグゼキューターを天に掲げる。
コバルト「天よ!
 今こそ その時が来た!
 時の継承者 …この
 コバルト・アクセレイセスが求める
 最後の裁きを ここに!」
 光は大きくなり、禍々しい赤い光になる。
アイン「エグゼキューターが!」
ブライアン「吹き飛ぶぞ!」
激しく揺れる大地。その時コノリーが現れる。
コノリー「ブライアン!
 今よ! 剣を取り戻して
 コバルトを倒すのっ!」
 その声とともにコバルトに飛び掛かるブライアン。

この技に 俺の全てを掛ける!
見せてやる!俺の奥義!
うおおおおーっ
ソード…インパルス!!
おおおっ!!
コバルトは50のダメージ
コバルトは力尽きた…


 今度こそ地に倒れ伏すコバルト。
コバルト「ぐはああぁっ!
 こ この私が…
 お前らごとき…に…」
 その時、光が暴走する!
コノリー「脱出するよ!」
アイン「頼むぜ コノリー!」
コノリー「エザク・ラル・トーマ…!!」

 コノリーのテレポート能力により、外に脱出するブライアンたち。
 総督府は跡形もなく消し飛んでいた。

ブライアン「消えた…
 何もなかったかの ように…」
アイン「時の継承者ってのは
 お前のことだったのか?
 コノリー!」
コノリー「そうなのかな?
よく わからないよ…
 コウメイのおじちゃん わかる?」
コウメイ「確か 時の継承者の目は
 ひとつじゃ なかったかな…?
 私は てっきりコバルトだと
 思っておったが…」
ブライアン「それは コノリーの
 額の目のことだろう」
コウメイ「まあ そんなことは
 どうでもいい
 さあ 諸君!
 これで 全てが終わったのだ
 革命の美酒で 乾杯といこう!」
アイン「そうこなくっちゃな!」
ブライアン「革命か…」

新世紀 4年(クリアした月)
ルクソドールの革命起こる
講和協定の後
旧解放軍遊撃部隊の残党と
2個師団のレジスタンスは
ルクソドール特別区を急襲
総督宮殿に侵攻 総督府下の
近衛師団を撃破した
その際 コバルト・アクセレイセスは
謎の失踪を遂げ
名実ともに スクーデリアの地から
帝国の勢力は排除された
これにより アルカディア評議会は
バルフォモーリア帝国より
自治権を獲得したが
それは 仮初めの物で
ブライアン達が目指したものとは
遠く 違う物であった…

 どこかの政庁。知事と副官が話している。
副官「次の総司令官が大陸から
 来られるそうだ」
知事「大陸から… ほう 今度は
 どのような方かのう…」
副官「誰でも 構わんさ
 大陸の言うとおりにしていれば
 我らは 安心していられる
 楽ができるというものよ」
知事「ふふ… 全く
 そのとおりじゃ」
 その時、一人の兵士が倒され、吹き飛ばされる。
一同「なっ 何事?」
 そこに入ってきたのはブライアンとアインであった。
 兵士は知事を守るように割って入る。
兵士「貴様!!」
ブライアン「邪魔だっ!!」
 ブライアンの剣の一閃で兵士は倒される。
兵士「ぐはあっ!!」
知事「無断でなんだ
 無礼ではないか!」
副官「兵士のようだが…
 所属と階級を名乗れ!」
アイン「所属なんかねえよ
 ただの戦争屋だ!」
ブライアン「知事は お前か?」
知事「さようだが…
 そういうや否や、一閃で知事を斬るブライアン。
知事「うがあっ!」
副官「き…貴様らぁ!!」
 そして赤く染まる視界。

(全てを皆殺しにし、もう用はないとばかりに去るブライアンとアイン)

大陸総司令代行の暗殺により
再び体制は不完全なものとなる
その年にアルカディア解放軍は
本土の帝国に対し宣戦布告
事実上の開戦となった…
なお ルクソドールの革命において
遊撃部隊を率いた兵士
ブライアン・ステルバートと
アイン・マクドガルを この戦いで見た
者はいない…

− しかばねを築き 血を流し
  我が追うは 己の骸― −

(スタッフロール)

(丘の上にある墓に参るブライアンの姿)

FIN

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