※このエンディングは、パーティメンバーによって台詞が変わります。
※主人公の名前はデフォルトの「リュウ」にしてあります。
>デスエバン打倒
デスエバン:なぜ……です……?なぜ……リュウは……私を……殺……すのですか?なぜ……滅びる……ことが……世界の……さだめ……だと……思わ……ないの……です……?なぜ……滅びるのは、いつも私…………なの……です!?分カラナイ……。なぜ、世界は……人間ハ、滅びル運命に、従おうトしなイ?ドウシて、死ヌのをそんなにイヤがるのダ?……分カラナイ。わタシは、モウ、消える……。ホロビのユメ……を、見……ヨウ。サヨナラ……ニカノル……。
>デスエバンが消える。
ランド:上出来だ……リュウ。
ニーナ:クリスタルに閉じ込められた後……リュウの声が聞こえた気がしたの。気が付いたら、私たち蘇ってたわ!
ディース:よくやった……リュウちゃん。
ニーナ:私たち、本当にあの邪神を倒したのよね……!
ランド:そうとも!町で待ってる連中も含めて、俺たちみんなで勝ったんだ!
モノローグ:リュウは仲間達ひとりひとりの顔を思い浮かべた……。なんだかとてもみんなに会いたくなった……。邪神に勝ったことを、真っ先にみんなに伝えたかった。この喜びを、みんなで分け合いたかった。
>4人はデスエバンの間を後にするとき、隊列の一番後ろのキャラ(今回はニーナ)が独白する。
ニーナ:……ねぇ、ミイナ。私の可愛い妹……。あなたの翼のおかげで、世界は滅びの運命を乗り越えた。私もこれから、黒い翼の運命と戦うわ……。ミイナ。
>4人は迷宮の入り口に戻ってくる。
ランド:マジでおめえはこう呼ばれる価値があるよ……勇者さん!
ニーナ:恥ずかしがるコト、ないわよ。リュウの成し遂げたことを考えたら、勇者サマって呼ばれるのは、全然変じゃないもの!
ディース:ホレホレ、何照れてんだい?リッパなモンだよ、リュウちゃん!今までにあたしが見てきた、どの男の子よりもね!
ディース:さ、行こうかリュウちゃん。あたしゃ働き過ぎて眠くなったよ。
>我先に街に戻ろうとする3人。リュウは何か気掛かりなのか、その場に突っ立っている。
ニーナ:リュウ?
>3人は先に行った。
モノローグ:リュウの心に……何かが引っかかっていた。
竜賢人A(回想):よくぞ、やってくれた……使命の子よ。我らが竜族の宿願を、見事に果たしてくれたな……。
竜賢人B(回想):うむ……。デスエバン亡き後、残りの魔物どもも弱くなり……魔物どもを見張る我らの勤めも容易になることであろう。本当によくやった、リュウよ……。
竜賢人A(回想):……伝説の伝える通り、邪心はくだけちったのであろう?最早、おぬしがここにいる理由はない。仲間たちとともに……地上に戻るがよい。さらばだ……リュウよ……。
竜賢人B(回想):……さらばだ、リュウ。おぬしが使命を果たすことを信じている……。
モノローグ:……くだけちる!?竜賢人は、デスエバンがくだけちると、言ったが……。
デスエバン(回想):……分カラナイ。わタシは、モウ、消える……。ホロビのユメ……を、見……ヨウ。サヨナラ……ニカノル……。
モノローグ:邪神はくだけちってはいない……。ただ……消え去っただけだ……。だとしたら……。リュウにはまだやるべきことが残っていた。
>町に戻った3人。
ランド:ん?リュウのやつはどうした?
ニーナ:待ってて……見てくるわ……。
>竜の鳴き声が響き渡る。
>迷宮の入り口にニーナが向かうと、そこには紫色の竜がいた。入り口を守るかのように。
ニーナ:うそ……リュウ……?リュウ……どうして竜に……?私たち、邪神を倒したじゃない!?もう、終わったんじゃないの?何とか言って!リュウ!
ニーナ:ミイナに……妹に続いて、大切な友達まで……。私に失えって言うの?そんなのイヤよ!お願い……リュウ!変身を解いて……ここを守らなくてもいいって言って!
モノローグ:リュウは眠りに就いた……。かつて自分の母がそうしたように……。地下世界との出入り口を守るために……眠った……。
モノローグ:リュウたちはデスエバンを打ち破った……。しかし、それで終わりではなかった……。リュウは感じていた……。邪悪が死に絶えたわけではないことを……。このままではデスエバンが蘇る惧れがあるのだ。リュウの中の竜の心が、ここを守ることが自分の使命だと告げていた……。
モノローグ:リュウは、自分が間違っていないと信じていた……。リュウは使命の子だった。深い眠りの中で……リュウは、仲間達の声を聞いた気がした……。リュウは仲間に別れを告げなかった。いつのときか、またみんなに出会えることを信じていた。……それはずっと、ずっと先。仲間達の、遠い、遠い子供達の話……。