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ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章 エンディング


●エンディングまでの流れ

マンドラゴラの暴走で阿鼻叫喚の地獄と化したバルザックの城。
拉致されたキャスカを助けるため攻め入ったガッツは、マンドラゴラの核に取り込まれた彼女を救出した。

そして、絶望の淵に立ったバルザックはベヘリットを使い、巨大な使徒へ転生。

死闘の末に、ガッツは苦い勝利を得たのであった・・・・・










●エンディング










  (バルザックの城下町。マンドラゴラの花が舞う中、暴走するマンドラゴラ憑きはいなくなった)

  (人々が呆然と佇む中、城を出たガッツたちが歩いていく)


パック「どうにか騒ぎも落ち着いたみたいだね」
ガッツ「そうでもねえさ」

  (ガッツの言葉が示すように、助かった人々は、マンドラゴラに憑かれていたものたちを追いやっていた)



人々「街から出て行けこの化物!」
  「ここはてめえらマンドラゴラ憑きの来る所じゃねえ! とっとと失せろ!」
男「ま 待ってくれ! オレはマンドラゴラ憑きじゃねえ!」



  (人々の姿を見ながら歩いていくガッツたち)

ガッツ「そう・・・」
   「えげつねえもんさ 人間ってのは」

  (横を歩くキャスカの肩に手を置くガッツ)

リタ「・・・・・・」

  (後ろを振り向くリタ。人々は変わらず争っている)

  カタカタカタ(早歩きでガッツたちの後をおいかけるリタ)








  (町を出た山の麓。ガッツとキャスカに対峙するリタ。無論パックやイルクもいっしょだ)

リタ「ここで お別れだね」
パック「リタ 一人で大丈夫?」
リタ「バカにしないで 今までだってずっと一人でやってきたんだから 心配いらないよ」
ガッツ「風みたいに どこまでも一人で・・・か」
リタ「あたしも いつか見つけちゃのかな・・・ 血を流しても惜しくない 何か」
  「へへっ 元気でね!」
ガッツ「ふっ・・・ああ」
リタ「それから・・・」
  「忘れないよ あんたたちのこと」
ガッツ「へっ」
パック「ああっ! ったく 相変わらず冷たいヤツだよな〜 気の利いたセリフの一つも言えんのかね」
ガッツ「あぁ〜 うるせーうるせー」

  (無愛想ながらどこか微笑みをうかべたようなガッツ)

  (リタに背を向けて歩き出すガッツ、キャスカ。後をパックがついていく)


  (去っていく三人の背中を眺めるリタ。しばし何かを考え・・・・声を出さずにゆっくりと口を動かす)




リタ「(ありがとう・・・)」











  (スタッフロール)












  (スタッフロール終了後。戦いの後が残るバルザックの城の中)

  パカパカ(馬の足音が響く)


  ヒヒーン!(嘶きをあげる馬。その馬上には髑髏の騎士が)

  カチャカチャ(鎧の音を立てながら馬を下りる髑髏の騎士。手を伸ばして何かを拾い上げる)

  (それはバルザックが転生に用いたベヘリットだった)

  (ベヘリットを持ち上げた髑髏の騎士。音も無くそれを飲み込む)







  ヒヒーン!(激しく嘶く馬。そのまま走り出し、城の外へ飛び出していく髑髏の騎士・・・・)







fin








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