爆ボンバーマン2のグッドエンドです。
(巨大戦艦ノアの最上階にたどり着いたボンバーマンとポミュ。
すると、ルキフェルスが背中をこちらに向けたまま待っていた)
ルキフェルス
「クックックックッ…
やはり来たか…
さすがとほめておこう…」
(振り返るルキフェルス)
ポミュ
「もう悪いことはやめて
ボクたちを ここから出すミューッ！！」
ルキフェルス
「フン お前たちはなぜ戦うのだ？
勝ち目はないぞ…」
ポミュ
「そんなの！
やってみなきゃ
わからないミューッ！！」
ルキフェルス
「正義も悪もなく…
おのれと他人のために戦うのか？
フン それもよかろうッ！」
[ルキフェルスの発する結界で
リモコンの能力が 封じられてしまった！！]
ルキフェルス
「こいッ！
爆炎の戦士 ボンバーマンよッ！！
我が復活前のッ！
イケニエにしてくれるッ！！」
(ルキフェルスとバトル。これに勝利すると…)
ポミュ
「やった！ 勝ったミューッ！！」
ルキフェルス
「クックックッ…
この体では この程度が限界か…
だがッ！
遊びはここまでだッ！！
混沌をつかさどる
聖邪のエレメンタルよッ！！
今こそ…
長きに渡る 忌まわしき
女神の封印を解き放てッ！！」
(8つ目のエレメンタルがルキフェルスの元に降ってくる)
ポミュ
「あのエレメンタルは なんだミューッ？！」
ルキフェルス
「フハハハッ！
待ちわびたぞ この時をッ！
これぞ 我が真の肉体を封じた
聖邪のエレメンタルなのだッ！
オマエたちが 苦労して集めた
他のエレメンタルは…
聖邪のエレメンタルの封印を解く
最後の鍵なのだッ！！」
(驚くボンバーマンとポミュ)
ポミュ
「ボクたちが集めたエレメンタルが？？」
ルキフェルス
「ご苦労だったな…
お前たちの集めたエレメンタルに
聖邪のエレメンタルが反応し…
女神ミハールの封印が解けるッ！
はるか時空をこえ 我は復活するッ！！」
ポミュ
「それじゃあ B.H.B団がエレメンタルを
集めていたのは…」
ルキフェルス
「フン ようやくわかったようだな
封印を解き 我が肉体を復活させ
暗黒の宇宙を 再び作り出すためなのだ！」
ポミュ
「ボクらがここにエレメンタルを
持ってきてしまったミュ？！」
ルキフェルス
「フハハハハッ！
時空の七騎士を使い
エレメンタルを集める…
しかし それが失敗に終わっても
お前たちは このブラックホールから
脱出するため 必ずここへ来る
どちらに転んでも結果は同じ…
ククク 良い余興であったぞ！」
(怒るボンバーマンとポミュ)
ポミュ
「きたないミュ！！
時空の七騎士だって
勇敢に戦っていたんだミュ！
それを まるで捨てるみたいに！！
許せないミューッ！！」
ルキフェルス
「ククク…
その楽しみももう終わりだッ！
カオスの…力をッ！！」
(変身するルキフェルス。その姿は人間ではなくなっていた)
[魔神 サートゥス]
サートゥス
「さあ 最後の決戦だ！
ここは 戦艦ノアの中心部…
もう逃げられぬ！！
魔神である我に逆らったことを
地獄で後悔するが良いッ！！」
ポミュ
「魔神サートゥス…
勝って！
ボンバーマン！！」
サートゥス
「ククク やはりまだ戦おうとするのか…
面白いッ！
我が真の力の前に…
泣き叫ぶが良いッ！！」
(魔神サートゥスとバトル。これに勝利すると…)
サートゥス
「ガアアアアアアアアッ！
バ バカなッ…
我がッ！ 魔神である 我が負けるッ！？」
ポミュ
「さーっすが
ボンバーマンだミューッ！」
サートゥス
「ヌウウウウウウウッ…
こうなれば 我が力のすべてを解放しッ！
このままッ！ この宇宙をッ！
暗黒で包み込んでくれるわッ！！」
(巨大な暗黒球が出現し、全てを飲み込もうとする)
ポミュ
「うわーっ！！！」
(そこに、リリー…の身体を借りている女神ミハール出現)
サートゥス
「女神ミハール…
お前も共に消えろォォォォォォッ！！」
ミハール
「ハアアアアアアッ！！」
(暗黒球が消える)
ミハール
「サートゥス…
私と貴方 光と闇は 本来ひとつのもの
今再び ひとつになる時が来たのです」
サートゥス
「認めぬ！
我は認めぬぞ ミハールッ！
我はそんなことは望まぬ…
再びひとつとなり
「無」を作り出す必要などないッ！
聖か邪か 光か闇か
その二つさえあればよいのだッ！
無など…いらぬッ！！」
ミハール
「…しばし待ちなさいサートゥス」
(光球に取り込まれ、動けなくなるサートゥス)
サートゥス
「ヌグオオオオオオオッ…！」
ミハール
「ボンバーマン
貴方に全てを話しましょう…
私 女神ミハールと 魔神サートゥスは
本来 ひとつの姿をしていました
宇宙を生み出し そして無にかえし
また次なる宇宙を生み出す
創造と裁きの天使…それが私たち
宇宙はそうやって 何度も産まれ変わりを
繰り返してきたのです
今再び 私とサートゥスは
過ちを正すため ひとつの姿に戻ります
ボンバーマン…
この宇宙に まだ希望があるというなら
私を…天使を止めて見せなさい
聖邪をつかさどる天使は
新しい宇宙のために
この世界を消し去るでしょう
貴方がまだ この戦いを必要と思うなら
戦いなさい…
宇宙の運命をかけて！
私とサートゥスは
その戦いを見届けます…」
ポミュ
「ボンバーマン ボクは信じてるミュ！
正しいことばかりじゃないけれど
みんな がんばって生きてるミュ！
ボクは今の世界が好きだミューッ！！」
サートゥス
「させぬッ させぬぞミハールッ！
世界はッ…
力と闇が支配するのだッ！！」
ミハール
「あとは…貴方しだいです
ボンバーマン」
サートゥス
「やめろオオオオォォォォッ！！」
(ミハールがサートゥスに触れた瞬間、
閃光とともに2人の姿が消えた。
代わりに現れたのは…)
[宇宙の創造者 聖邪の天使]
天使
「我 全テヲ産ミ 消シ去ル者ナリ」
ポミュ
「あれが…天使？！」
天使
「我 宇宙ヲ創造セリシ者…
ソノ名ヲ 聖邪ノ天使…
ソシテ今…
新タナル宇宙ノ創造タメ
コノ宇宙ヲ 滅ボス者ナリ！」
ポミュ
「ボンバーマン！！」
(聖邪の天使とのファイナル・バトル。これに見事勝つと…)
天使
「我ヲ倒スカ…」
ポミュ
「終わった…？」
(頷くボンバーマン)
天使
「強キ者ボンバーマン
心ト力 フタツノ強サヲ持ツ戦士…
我 再ビ眠リニツク…
宇宙ノ可能性ヲ見ルタメニ
ダガ 再ビ目覚メタ時
希望ノ光 失ワレテイレバ…
我 宇宙ヲ無ニカエス…」
ポミュ
「ボクらがいるかぎり
宇宙はだいじょうぶだミュ〜！
ね？ ボンバーマン！」
(頷くボンバーマン)
天使
「サラバ戦士ヨ…
再ビ マミエル ソノ日マデ…」
(これまでのボンバーマンが集めた7つのエレメンタルが出てくる。
最後に聖邪のエレメンタルが出現し、聖邪の天使は消えた。
そして正気に戻ったルキフェルスとリリーが現れた)
ポミュ
「あっ！ リリーちゃんだミュー！
ルキフェルスも！！」
(ルキフェルスの姿を見て戦おうとするボンバーマン)
ルキフェルス
「安心してくれ ボンバーマン
俺に戦う意志はない…」
リリー
「あなたのおかげで
全てが 元に戻ったわ
ありがとう ボンバーマン…
そしてポミュちゃん
本当にありがとう！」
ポミュ
「へへ〜
ボクの実力からすれば
当然の結果だミュ〜！！」
(呆れるボンバーマン)
ルキフェルス
「俺からも 礼を言わせてくれ
ボンバーマン
俺が正気に戻れたのも 君のおかげだ
本当に感謝している ありがとう」
リリー
「聖邪の天使は 眠りについたわ
この宇宙の可能性を信じて…」
(頷くボンバーマン)
ルキフェルス
「俺もまた 以前のように
宇宙を駆ける生活に戻るさ…
今度は リリーと一緒にな…」
リリー
「ルキフェルス…」
ポミュ
「まったく…
ボクらはむくわれないミュ〜」
(むくれるポミュに頷いて呆れるボンバーマン)
(巨大戦艦ノアの入口に戻ってきた一行)
ルキフェルス
「本当に世話になった
ありがとう ボンバーマン」
リリー
「失ったものは たくさんあるわね…」
ポミュ
「ミュー…」
(突然炎のエレメンタルが飛び出し、
そこからベルフェルの姿が現れた)
リリー
「ベルフェル？！」
ベルフェル
「ずいぶん 辛気臭い別れだな…」
リリー
「よかった…生きていたのね！」
ベルフェル
「サートゥスが消えた事で
俺たちセブンエレメンタルナイツも
魔神のコントロールから逃れられた
礼を言うぞ ボンバーマン」
ポミュ
「それなら…
他のみんなも生きてるミュ〜？！」
ベルフェル
「ああ…たぶんな…」
(水のエレメンタルが飛び出しベフィモスが現れた)
ベフィモス
「どうやら 聖邪の天使の力で
エレメンタルと共に復活できたようだな」
ポミュ
「ベフィモスだミュ〜！」
ルキフェルス
「二人とも すまない
俺がサートゥスに操られたために…」
ベフィモス
「ルキフェルスよ
貴方があやまる必要は無い
我らは全て そこにいる
ボンバーマンとポミュに救われたのだ
礼を言うのは我らの方だ…」
ポミュ
「なんだか照れるミュ〜」
ベフィモス
「さあベルフェル そろそろ行くか？」
ベルフェル
「ああ そうだな…」
リリー
「どこへ？」
ベフィモス
「我とベルフェルはしばらく旅に出る…
再び宇宙に危機があったとき
今度はセブンエレメンタルナイツとして会おう
ありがとう そして さらばだ
爆炎の戦士 ボンバーマン
小さな戦士 ポミュ」
(ベフィモスが去った)
ベルフェル
「また会おう 俺と同じく
炎をあやつる戦士よ！」
(ベルフェルも去った)
ゾニア
「アハハハハッ！
オトコも捨てたもんじゃなかったわね」
(光のエレメンタルが飛び出しゾニア復帰)
ポミュ
「ゾニアだミューッ！！」
ゾニア
「魔神はおろか 天使まで倒しちゃうなんて
オトコも見直さなくちゃね アハハハッ！
そこのおチビちゃんも
頑張ってたわね…
アタシのペットになるなら
いつでも歓迎するわよ アハハッ！」
ポミュ
「ミュ〜
なんだか 元に戻っても」
あんまり変ってないような気がするミュ〜」
ゾニア
「アハッ…なんですって？」
ポミュ
「ううう…なんでもないミュー
剥製にされたら困るミュ〜」
ゾニア
「アハハハハハハッ」
バアル
「ウフフ…
あまりボウヤをいじめちゃダメよ ゾニア」
(雷のエレメンタルが飛び出しバアル復帰)
バアル
「お久しぶりね ボウヤたち」
(頷くボンバーマン)
ポミュ
「バアルも無事でよかったミュー」
バアル
「ウフフッ ありがとうボウヤ
あなたたちのおかげで助かったわ
ありがとう…」
ルキフェルス
「バアル 今まで本当にありがとう
感謝している…」
バアル
「いいえ ルキフェルス様 お気になさらずに
元に戻られてなによりです
どうか リリーとお幸せに…」
ゾニア
「あら？ バアル やいているの？」
バアル
「ウフフフ
さあ 行くわよゾニア」
(バアルが去った)
ゾニア
「アハハハハッ！
バアルったらテレちゃって…
まだまだ カワイイわねえ」
リリー
「あなたたちは どこへいくの？」
ゾニア
「決まってるじゃない…
二人で宇宙をまわって イイオトコを
さがすのよ アハハハハッ！
バアルが待ってるわ…
それじゃあ みなさん ごきげんよう
楽しかったわ アハハハハッ！」
(ゾニアも去った)
ポミュ
「ミュー やっぱりふたりとも
あんまり変ってないんだミュ〜」
(やれやれと呆れるボンバーマン)
ルキフェルス
「アッハッハッ！
これから宇宙はにぎやかになるな…」
(風のエレメンタルが飛び出しアスタロト復帰)
アスタロト
「私からも礼を言わせてください…」
ポミュ
「アスタロトだミュ〜」
アスタロト
「二人ともありがとう
ようやく 本来の力を取り戻せました
セブンエレメンタルナイツの力をな…」
モロク
「アスタロトの言う通り
ワシからも礼を言わせてもらおう…」
(土のエレメンタルが飛び出しモロク復帰)
ポミュ
「モロク！」
モロク
「ボンバーマンよ
最後に聞かせてくれぬか
命をかけてまで戦う理由は
見つかったのか？」
(考え込んだ後、頷くボンバーマン)
ポミュ
「決まってるミュ！
ボクもボンバーマンも
戦士なんだミューッ！！
困ってる人がいれば
助けるのは当然だミュッ！！」
モロク
「ワッハッハッ！
戦う理由はそれで十分か…
ルキフェルスどの リリーどの
世話になった
末永く幸せにな…」
リリー
「ありがとうモロク！」
ルキフェルス
「本当に世話になった…
貴方に教わった戦士としての礼儀を
俺は一生忘れない」
モロク
「フハハハハッ！
良いお顔をしていらっしゃる
さらば戦士たちよ
いつかまた会える その日まで…
しばしの休息と安らぎの日々を！」
(モロクが去った)
アスタロト
「フフフフ…
モロクのご老体も満足でしょう
アナタのように
勇敢な戦士と戦えてね
さて…私も行くとしましょうか」
ルキフェルス
「アスタロト 世話になった
これからどこへ？
もしよければ
俺達と宇宙を駆けめぐってみないか？」
アスタロト
「お言葉は嬉しいが 私は風の戦士…
流れるまま 気のむくままに
しばらくは宇宙を旅します」
ルキフェルス
「わかった 旅の無事を祈っているよ」
アスタロト
「お気づかい 感謝します
それではこれにて…
戦い終えた戦士たちに 愛しき女神の
いやしの風が吹きますように…」
(アスタロトも去った)
ポミュ
「ベルゼバルは どうなったんだミュ〜」
(考え込むボンバーマン)
リリー
「そうね 彼はどうなったのかしら…」
ルキフェルス
「あの巨大な暗黒球では…
もしかしたら
助からなかったのかもしれない」
リリー
「そんな…」
ポミュ
「ミュ〜…」
ベルゼバル
「フン 勝手に死んだことにするな
ルキフェルスよ…」
(闇のエレメンタルが飛び出しベルゼバル復帰)
リリー
「ベルゼバル！
無事だったのね！！」
ベルゼバル
「聖邪の天使のおかげか…
どうやらエレメンタルナイツを
全員生かしておいてくれたようだな」
ポミュ
「最初から そうしてくれれば
よかったんだミュ〜」
ベルゼバル
「フッ オマエの言う通りだ
さすがの天使も
ポミュには勝てないようだな」
ポミュ
「当然だミュー！
ボクは宇宙一の戦士だミューッ！！」
(呆れるボンバーマン)
ルキフェルス
「まさに最強の戦士だったな
わっはっはっ」
ベルゼバル
「フン なれ合いはこれくらいにしておこう
オレはまた修行の旅に出る」
リリー
「行ってしまうのね…」
ベルゼバル
「オレの名はレグルス！
最強という名を手に入れるまで
戦い続ける戦士…
ボンバーマン
次に会うときこそ決着をつけよう！」
(頷くボンバーマン)
ポミュ
「ふたりとも もっと気楽にいくミュー！
あんまりカッコつけると
体によくないんだミュッ！」
(呆れるボンバーマン)
レグルス
「アッハッハッ！
本当に オマエには
調子を狂わされっぱなしだ
これ以上 ここにいると
戦う気が失せる…
さらばだ！
また会おう 我がライバルよッ！！」
(レグルスは去った)
ポミュ
「さあ ボンバーマン
ボクらも行くミュ〜！」
(頷くボンバーマン)
リリー
「ボンバーマン ポミュちゃん
本当にありがとう！」
ルキフェルス
「また会おう ボンバーマン
君がピンチになったとき
俺達は必ず駆けつける
例えそれが 宇宙の果てだったとしても
戦士としての約束だ」
(頷くボンバーマン)
ポミュ
「さあ 行こうよ！ ボンバーマン！！」
(頷くボンバーマン)
ポミュ
「恐かったけど
とっても 楽しい冒険だったミュ〜
ありがとう ボンバーマン
でもこの先 ボンバーマン一人じゃ
しんぱいなんだミュ〜
しばらくボクが
いっしょに冒険してあげるミュ！
なんたってボクは…
宇宙最強の戦士なんだミューッ！！」
(やれやれと呆れるボンバーマンだが
ポミュに応えるかのように決めポーズを取る。
しかし、そんなボンバーマンをしりめに
ここに来る時に乗ってきた戦闘機が
ポミュの手で発進し始めてしまう。
慌てて助走をつけ、なんとか飛び乗るボンバーマンだった)
(スタッフクレジット。その合間ごとに、後日談や回想シーンがある。
そこでは本編では見られなかったボンバーマンのセリフがあったり
ＮＧシーンなんかも織り交ぜている)
(そして、ボンバーマンが最初に乗っていたシャトルに戻る2人)
ポミュ
「さあ次の冒険に出発だミュー！」
(呆れるボンバーマン)
ポミュ
「疲れたなんて言っちゃダメだミュー！
宇宙はボクらを必要としてるミューッ！」
(やれやれと呆れ…でもすぐにやる気になったボンバーマン)
ポミュ
「さーっすが ボンバーマン！
さあ はりきって行くミュッ！」
(勢い余ってコクピットに突撃するポミュ。
とたんに警報が鳴る。これを見てまたも呆れるボンバーマンは
これを直し、シャトルを操縦して旅を続けるのであった。)