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FINAL FANTASY Ⅳ THE AFTER 〜月の帰還〜のエンディング

※Wii版を基準にしています。また、特定のキャラクターの生死は全て生存とした上で
 最終メンバーはゴルベーザ・カイン・エッジ・リディア・ローザの場合です。

(真月・最深部最下層。メンバーたちは異形のコアのような物体に遭遇する)

ローザ
「こ、これは…」
カイン
「ここが…最深部のようだ」
リディア
「警告してる…幻獣のみんなが!」
エッジ
「な、なんてえデカさだ!」
ゴルベーザ
「ここが この月の中心核…!」

(異形の物体「???」とバトル!!
 勝利すると、中から緑色の異星人のような者が姿を見せる)


カイン
「正体を現したか…」
リディア
「じっと見つめている…私たちを…」
エッジ
「な、なんだ!? こいつは…!」
ゴルベーザ
「貴様が…この月の主か…」
ローザ
「何か…聞こえる…!」

???
「…試してみよう。理解できるかどうか…この私の言葉を…」

ローザ
「私たちなら…?」
カイン
「どういうつもりだ…」
エッジ
「ずいぶんと見くびってたんだな…オレたちを」
リディア
「…試すですって!?」
ゴルベーザ
「貴様…」

???
「気づいているだろうが 私がクリスタルの所有者だ。
 君たちは、クリスタルを叡智の象徴と思っているようだが それだけではない。
 クリスタルは、確かに君たちに技術を与え、文明を発展させた。
 だがクリスタルとは その進化の過程や結果 すべてを記録する媒体でもある」

エッジ
「すべてを記録…だと?」
ゴルベーザ
「なぜ必要なのだ? そんな記録が…」

???
「生命の進化の実験のため といえば理解してもらえるだろうか?
 それを目的に 私はクリスタルを生み出した。
 君たちの星に渡ったクリスタルも もちろん例外ではない。
 そして、ついに収穫の時が訪れた。私はマイナデスに命じ 君たちの星へ向かったわけだ」

ゴルベーザ
「あの女たちが…!」

???
「彼女たちマイナデスも 多くのクリスタルの記録から 私が創り出した最新の実験体だ」

カイン
「この月を止めろ。クリスタルの回収は、すんだはずだ」

???
「残念だが、時間だ。やはり、君たちでは私を満足させることは できなかったようだ。
 進化に失敗した劣等種が世界にはびこることなど 私は決して許すことができない。
 ゆえに、止めるわけにはいかないのだ、この真月を…」

カイン
「ぶつけるというのか!? このまま…!」
ローザ
「ま、待ってください…!」
リディア
「ま、まさか…!?」
エッジ
「ふ、ふざけやがって…!!」
ゴルベーザ
「貴様…!!」

???
「君たちも私の創り出したクリスタルによって進化した生命に過ぎない。
 いわば私の創造物だ。クリスタルもマイナデスも そして、この真月も。
 それゆえ私は、こう呼ばれる。創造主…クリエイターと…!!」

(「???」が正体「クリエイター」を現し、バトル!!
 勝利すると、緑色の異星人のような者はさらに姿を変える)


クリエイター
「遠い遠い昔… 君たちの星とよく似た青き星に 私は生まれた…。
 われわれは、繁栄の限りをつくした。その大地を蝕み、むさぼりつくすまで…。
 一部の識者が気づいた時には もう後戻りできなかった。われらは故郷の星を捨て 他の星に安住の地を求めたのだ…。
 長い長い年月が過ぎ 世代交代をくり返した。
 だが、人工的に作り出した環境では われわれの生命力は 劣化の一途をたどるしかなかった…。
 この真月は、そのなれの果て…。そして私は、その最後の生き残りだ。
 われらは、どのような文明を築き どのように進化すべきだったのか…。
 私は答えを求め、実験を繰り返し その過程や結果を記録するため クリスタルを作り出した。
 それを生命の存在する可能性のある多くの星々へと送り出した…
 う…! 残念だが… もはや…限界のようだ…。外骨格で制御していた化学変化が…! 私の脳…にも…へんかが…ハジマ…タ…!」

(暴走中の「クリエイター」と、さらにバトル!!
 それをも退けると、暴走はさらに進み…)


クリエイター
「オシ…エテ…クレ…。

 ワレワレハ…
 ドウ…! イキル…ベキ…ダッタノ…ドゥワアアア…!!」

(自分自身を制御できなくなっている「クリエイター」に全員が巻き込まれてしまう)

「飲み込まれる!!」
「うわああ…!!」


(その時、青き星でローザの母がこの事態を察して…)

ローザの母
「ローザ…!?」


(試練の山でも…)

クルーヤ
「竜…騎士…よ…。孤独な試練を…越えた…そなた…なら…
 わが…息子…たち…よ…!」


(ミストの村で…)

住民
「!!」
「どうした…?」
「リディアが…!!」


(今度はエブラーナ城。敵襲中だったがなんとか退ける)

じい
「やられるわけにはいかんのじゃ! 若たちが戻るまでは…
衛兵
「若様…!」
じい
「何…!?」


(そして、メンバーたちの周囲に8つのクリスタルが出てくる。
 一方、最終パーティに選ばなかった残りの仲間たちもこれに気づき…)


カルコ
(イ…キ…テ…!)
ブリーナ
(カエ…ッテ…キテ…!)
イザヨイ
「信じていますぞ われらは…!」
ゲッコウ
「あきらめては終わり…!」
ツキノワ
「約束したじゃないですか! 月を止めて…みんなで帰るって!」
ザンゲツ
「頼む、ワシらの分も…!」
ヤン
「信じるのだ! 己の…生きる力を!」
アーシュラ
「拳に…心を…!」
ハル
「大地のみんなも 戦っているのです!」
ギルバート
「みんなの願いを…勇気に…!」
レオノーラ
「き、聞こえますか!? 私たちの思いが…!」
パロム
「あきらめるなよ バカヤロー!」
ポロム
「届いて…この祈り…!」
ルカ
「お願い…! 立ち上がって!!」
シド
「待っとるんじゃ、ワシらも…みんなも…!」
セオドア
「あ、あきらめません ぼくも…! だから…!!」
セシル
「生きるんだ…!!」

(余談だが主人公を最終パーティから除外できるのはFF4系ではこれが初。)


(祈りが届き、全員が復帰する。そう、前作FF4にてゼロムスと戦った時のように…)

リディア
「みんなが待ってる…私たちの帰りを!」
エッジ
「まだだ…まだ死んじゃいねえ…オレたちは!」
ローザ
「そう…。セオドア、セシル… みんなの…未来のため!」
カイン
「そう…まだ生きているんだ…俺たちは!」
ゴルベーザ
「止めてみせる… 月も…、貴様も!」

【クリスタル】が光を取り戻した!

(「クリエイター」最終形態とバトル!!
  クリスタルをクリエイターに対して使うことになる)


クリエイター
「コノ…クリ…スタル…ハ…?」

クリスタルの輝きがクリエイターの暴走をおさえた!

クリエイター
「トメ…テクレ… ワタシ…ヲ…!!」


(ファイナル・バトルに突入する。これに勝つと…)

クリエイター
「ホウ…カイガ… ハジマ…ル…。ワタシモ… コノ シンゲツ…モ…。ニゲ…ロ…!」


ローザ
「わ、私たちも 取りこもうとしている!?」
エッジ
「じょ、冗談じゃないぜ!!」
カイン
「真月が崩れはじめている…!」
リディア
「い、急がないと…!」
ゴルベーザ
「急がねば…!」

(最終ダンジョンから脱出。テレポなどは使えず、あらゆる装置も停止しているため、徒歩で戻る必要がある)


(暴走して周りを取り込もうとするクリエイターがB27Fで追撃してくるので、バトル!!)

(途中、B24Fにてマイナスの子供と再会する)

エッジ
「お、おまえ…!」
リディア
「無事だったのね…!」

マイナス?
「指示どおり 待っていた…」

(クリエイターが追撃してきたので、バトル!!
 ダメージを与えていくと、今度は他のマイナスが出てきてクリエイターを止めようとする)


マイナス
「ここはわれらが止める」

(時間稼ぎをしてくれるようだ)

リディア
「おいで、一緒に!」
マイナス?
「理解した…」

(マイナスの子供が同行。バトルには加わらない)

(しかし、B23Fですぐに追撃されてしまう。バトル!!)

マイナス
「その子供を頼む」

(時間稼ぎもむなしく、B22Fで追撃されバトル!!)

マイナス
「その子供は私たちだ」

(B21F…やはり追撃は早かった。バトル!!)

マイナス
「その子供は私たちの未来…」

(しかし直後にもう1回追撃を受ける。
 1フロアを逃げるだけの時間稼ぎすらさせないほど暴走しているようだ。クリエイターとバトル!!)


マイナス
「創造主、あなたは…」

(B20Fでも追撃を受けてバトル!!)

マイナス
「あなたは、われらの父…!」

(ここまでの脱出で支援してくれたマイナスたちがメテオを使ってついに力尽きてしまう…だが)

クリエイター
「ア…。
 アリ…
 ガ…
 トウ…」

(崩壊していくクリエイター。ここに完全撃破!!
 B20Fから階段を登れば終了となる)



(そのころ、青き星では天文台観測室で…)

コリオ
「おお…!」
弟子
「どうしました!?」
コリオ
「月が…!」

(離れていく真月)

(そして魔導船に乗っている仲間全員も、その様子を見ている)

リディア
「消えてしまうのかしら あの月…」
エッジ
「最後の最後で遠ざけてくれたのかもな。ヤツが…」
ローザ
「クリスタル…。あんな目的で作られたものだったなんて…」
カイン
「しかし 俺たちのクリスタルは…」
ゴルベーザ
「なにを託すかではないか? クリスタルに…」

(そして一行は青き星へと帰還できたのである)


(トロイア城にて。祭壇を見ると元通りクリスタルがある)

神官
「無事、戻りましたね クリスタルが」
神官
「これで安心して 民たちも復興に尽力できるでしょう」
神官
「レオノーラ。これであなたも晴れて神官の一人です」
レオノーラ
「あ…ありがとうございます! で、ですが…ひとつお願いがあります」
イザヨイ(神官に変装中)
(ふふっ…)

(画面暗転)

神官
「え?」


(ミシディアでも祭壇にクリスタルが置かれている)

パロム
「……」

(ポロムが来る)

ポロム
「ここにいたの?」
パロム
「ああ」
ポロム
「長老がお呼びよ」
パロム
「め、目を覚ましたのか!?」
ポロム
「ええ!」

(寝室に行くと、ベッドで寝込んでいた長老が目を覚ましていた)

長老
「戻ったか、パロム…」
パロム
「ったく、歳を考えろよ」
ポロム
「パロム!」
長老
「よいのじゃ、ポロム そのとおりじゃ… 時にパロム。賢者の修行は、どうする…?」
パロム
「今は後回しだ」
ポロム
「え?」
パロム
「俺がいないと どうしようもねえだろ? このミシディアは」
長老
「待っておったぞ その言葉…!」
ポロム
「長老…」
長老
「これからは、おまえたち二人に このミシディアを任せる」
パロム
「ええ!?」
ポロム
「そんな! まだ私たちは…」
長老
「おまえたち二人なら大丈夫じゃ。黒と白、光と闇…男と女。二人だからこそ 道を間違わぬはずじゃ…」
パロム
「遺言じゃ、しゃあねえな」
ポロム
「な、なんてこと…!」
長老
「バ、バカものが! まだまだ修行が必要じゃ」
パロム
「だから頼むぜ、長老!」
ポロム
「パロム…!」

(黒魔道士がやってくる)

黒魔道士
「トロイアからのお客人です」
パロム
「え?」

(建物の外にいたのはレオノーラだった)

ポロム
「レオノーラ!」
パロム
「おまえに教えることなら もうないぜ」
レオノーラ
「そ、それは わかっています」
パロム
「なら、なにしに来た? 神官は、どうしたんだよ!?」
レオノーラ
「あ、あきらめました」
パロム
「な、なに〜!?」
ポロム
「どうしてレオノーラ?」
レオノーラ
「し、神官の見習いはたくさんいます。私より、神官にふさわしい人が」
パロム
「で、どうすんだよ おまえは?」
レオノーラ
「わ、私、今度は賢者を目指してみようかと…」
パロム
「マ、マジでかよ…」
レオノーラ
「お、おかしいですか…!?」
ポロム
「いいえ! 私も協力するわ」
レオノーラ
「ほ、本当ですか!?」
ポロム
「ええ!」
ツキノワ(カエルに変装中)
(ポロムさん…良かった…!)
パロム
「しゃあねえな。オレも面倒みるか」
レオノーラ
「は、はい! よろしくお願いします!」


(ドワーフの城の祭壇でも、闇のクリスタルが元通りまつられている)

ジオット王
「なるほどな。クリスタルには、そんな役割が…」
ルカ
「ええ」
ジオット王
「だがワシは 難しいことはわからん」
ルカ
「ええ!? もう一度説明しましょうか?」
ジオット王
「この世の中 ややこしく考える必要などないじゃろう。
 もっと単純で良いではないか。クリスタルは、今までどおりワシらの守るべきもので」
ルカ
「そうかもしれませんね」

(そこにミドが入ってきた)

ミド
「ルカ!」
ルカ
「ミド!」

(さらにシドも入ってきた)

シド
「ここにおったか。孫がどうしてもルカに会いたいと言うのでな」
ルカ
「ちょうど良かった! ファルコンまで来て」
シド
「な、なんじゃ急に!?」
ルカ
「早く!」

(飛空艇ファルコンにて)

シド
「なるほど! その手があったか」
ルカ
「魔導船のエンジンにヒントを得たんです でも、この部分が…」
ミド
「こうすれば?」
ルカ
「すごい!」
シド
「さすがワシの孫じゃ!」
ジオット王
「シド殿 必要なものがあればなんでも言ってくれ」
ルカ
「そうね。もうちょっと人手が欲しいわ」
ドワーフ
「王様、ヒマしてるラリ!」
ジオット王
「えーい! あいわかった! ワシも手伝うわい」
ルカ
「父上は、わからないからいいわ! あなたたちお願い!」
ザンゲツ(ドワーフに変装中)
「ナリホー!」
ドワーフ
「おまえ、何度言えばわかる! ラリホーラリ! ラリホー!」


(ファブールのクリスタルも無事に祭壇に元通り。)


先王
「風のクリスタルも無事戻り あの月も去ったか」
大臣
「しかし、よいのでしょうか? クリスタルの素性がわかった今 今までのように…」

(シーラが入ってくる)


シーラ
「いいんじゃないかい? クリスタルがあるからこそみんな祈りを捧げる。クリスタルを守ることでみんなひとつになれる…」
大臣
「なるほど」
先王
「そのとおりじゃな」
シーラ
「なに、あの人の受け売りだよ」
大臣
「ヤン様は?」
シーラ
「稽古をつけてるよ アーシュラにね」
先王
「ほう、あれほどアーシュラを大事にしておったヤンが…」
シーラ
「あの人が言ってました。娘を信じられぬものが 民たちの未来を信じられるかって」

(そのころヤンとアーシュラは確かに稽古真っ最中)

アーシュラ
「ハアハア…」
ヤン
「手加減はせぬといったはずだ」
アーシュラ
「は、はい…!」
ヤン
「おまえの覚悟はそんなものか?」
アーシュラ
「い、いえ! まだまだ!」
ゲッコウ(城壁の裏側から見物中)
(なるほどな…。これがファブールの義か)


(復興したダムシアンでもクリスタルが輝いている)

ハル
「では、クリスタルは変わらず?」
ギルバート
「ああ。彼の創りだした多くのクリスタルと私たちのクリスタル… ぼくには違うものに思える」
ハル
「といいますと?」
ギルバート
「回収されたクリスタルが再び輝きを取り戻せたのは みんなの力だけじゃない…」
ハル
「まさか…クリスタル自体も進化していると?」
ギルバート
「ぼくたちの心を映してね… ぼくは、そう信じたい」

(そこに大臣がやってくる)

大臣
「陛下! やはり、ここに! おお、ハル殿も」
ギルバート
「どうした?」
大臣
「資材の手配 いかがなさいます?」
ギルバート
「ハル どうなっている?」
ハル
「はい。手はずは整っています」
ギルバート
「さすがハルだ」
大臣
「では」

ギルバート
「ありがとう… アンナ…、テラさん!」

(アンナとテラの亡霊がちょっとだけ出てくる)


(そしてエブラーナの玉座では…)

じい
「若様! 若様は、どうした?」
衛兵
「つい先ほど出てゆかれましたが」
じい
「なに、またか! いずこへじゃ!?」
衛兵
「どこへかはわかりませぬがパトロールと…」
じい
「なんじゃと!? 城の復興のメドがついたと思えば…。また若様の放浪癖が復活しおったか!」

(エッジは城の入口にいた)

ゲッコウ
「お館様…ファブールは異常ありませぬ」
ザンゲツ
「地底も安泰のようで…」
イザヨイ
「トロイアのクリスタルも変わりありませぬ」
ツキノワ
「ミシディアも異変ナシでした!」

エッジ
「ご苦労だったな。後は、好きに生きろ」

ゲッコウ
「では、このままお館様の影として…」
ザンゲツ
「ご指示をお待ち申しております!」
イザヨイ
「何かあればいつでもお声を…」
ツキノワ
「われらはエブラーナ忍軍です!」

エッジ
「ヘッ、好きにしろ バカヤロー…」

ゲッコウ
「は!」
イザヨイ
「ありがたきお言葉…!」
ザンゲツ
「では!」
ツキノワ
「次の命を待ちます!」


(そしてミストの村ではリディアの姿。マイナスの子供もおり、リディアは彼女に「クオレ」という名を付けた)

男の子
「クオレー!」
クオレ
「なんだ?」
女の子
「なんだ?じゃないよ なーに?っていわなきゃ!」
クオレ
「な…に?」
女の子
「そうそう! そっちの方がカンジいいよ」

(そこにテレポートで幻獣王&王妃が出現する)

男の子
「あ…!」
女の子
「あなたたちは…!」
クオレ
「リディアー!」
リディア
「どうしたの?」

幻獣王
「久しぶりじゃな」
リディア
「幻獣王様! 王妃様!」
王妃
「ミスト…なかなかよいところですね」
リディア
「お元気そうで何よりです。でも、どうしたんです、急に?」
幻獣王
「おまえが来れぬならば わしらが来ればよいと気づいてな」
リディア
「では…」
王妃
「ごめんなさいリディア…」

クオレ
「誰?」
リディア
「私の両親よ。ごあいさつして」
クオレ
「こんにち…は」
幻獣王
「おお、よろしくな!」
王妃
「よく似ています。あの頃のリディアに…」

(そこにエッジが来るが、隠れようとして失敗)

エッジ
(や、やべ!)
クオレ
「エッジ!」
エッジ
「よ、よおクオレ!」
クオレ
「遅い!」
エッジ
「悪い悪い。一国一城の主ってのは忙しくってな」

幻獣王
「エッジ殿」
王妃
(彼なのです。私たちにここに来るよう言ってくれたのは)
リディア
「え!」
クレオ
「なら今日はたくさん遊んでくれ」
エッジ
「ああ、わかったよ。ただし、魔法は禁止だ」
クオレ
「わかった」

リディア
(ありがとう…エッジ…!)


(そしてバロン城ではセシルがセオドアに剣術の稽古をつけていた)

セシル
「さあ、来いセオドア」
セオドア
「手加減しないよ?」
セシル
「こっちもだ」
セオドア
「はああ…!」

(セオドア1人を操作して、ここでまさかのセシルとバトル!!)

カイン
「そこまでだ」
セオドア
「カインさん!」
カイン
「今日からは部隊長だ」
セオドア
「は、はい! 部隊長!」
セシル
「頼むぞ、カイン」
ローザ
「お手柔らかにね」
カイン
「それはセオドア次第だ」
セオドア
「だ、大丈夫です!」

(カインとセオドアが去っていく)

ローザ
「どうしているかしら? 今頃…」
セシル
「兄さんか…?」
ローザ
「ええ…」


(2人が心配するゴルベーザは、魔導船に1人乗っていた)


ゴルベーザ
「……」

(今回の戦いが終わった直後、ゴルベーザはゼロムスマインド相手に共に戦ったフースーヤの安否を確かめるため
 月にもう一度戻る決心をしていたのである。試練の山でセオドアたちと別れたシーンを思い出す…)


セシル
「本当に…行くのですか?」
ゴルベーザ
「ああ」
ローザ
「フースーヤは…生きているのかしら…」
ゴルベーザ
「……」
カイン
「無事なのか? あの月は…」
ゴルベーザ
「確かめにゆくのだ。それを…」
セシル
「兄さん…」
ゴルベーザ
「さらばだ」

セオドア
「また会えます!」
セシル
「セオドア…」
セオドア
「いつか、また…!」
ゴルベーザ
「ありがとう…セオドア」


(バロン・赤き翼の飛空艇では)


ルカ
「でも、本当にいいんですか? 赤き翼は旧式のままで」
シド
「国王陛下からの命じゃからな。武装を排除し、今後も手を加えてはならんとな」
ルカ
「もったいない気もするけどセシルさんらしいわ」

(そこにやってきたカインとセオドア)

シド
「いつでも出発可能じゃぞ! 部隊長殿」
カイン
「ああ」
セオドア
「部隊長 行き先は…?」
カイン
「復興の支援に各地を回る」
セオドア
「ほ、本当ですか!?」
カイン
「遊びに行くんじゃないぞセオドア! ビッグスやウェッジに何を教えられた?」

(ビッグスとウェッジの亡霊がまたしてもちょっと見える)

セオドア
「す、すみません!」
ルカ
「まず、どこに向かう?」
カイン
「ダムシアンだ。ギルバートたちが資源を手配してくれている」
ルカ
「了解!」

カイン
「行くぞ、セオドア!」

セオドア
「はい…!」

(発進する3台の飛空艇。
 そしてスタッフクレジットが流れ、エンディング終了となる)

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