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バンジョーとカズーイの大冒険2のエンディング

セリフはNINTENDO64版で確認したものです。

(最終ステージ『マジョのおしろ』・守衛所)

(誰もいない大部屋。しかしボス出現のBGMに変わる…)


バンジョー
「カズーイ、なんだかここには誰もいないみたいだね…」

カズーイ
「誰かいるわよ。だって音楽が変わったもの。こういう時、いつも戦いになるのよね。」

(天井の吹き抜けから落とされてきたクランゴ。これで3回目の戦いになる)

クランゴ
「ワァァァ! グランチルダ様ノ オ城ヲ 守ラナクテハ!」

[クランゴ 悩み多き子分]

バンジョー
「君こそ、ちゃんと学習してるの?」

クランゴ
「クランゴ、賢イ。学習 得意。新シイ 薬 覚エタ。」

カズーイ
「どーせ、他の薬みたいに役に立たないんでしょう?」

クランゴ
「多分…ジャナクテ…ソンナ 訳ガ ナイ!
  今回ハ 勝タナイト モンスターノ 餌ニ サレテシマウ!」

(クランゴとバトル! 勝つと…………………)

クランゴ
「オ前ラト 戦ッタ 後デ クランゴ 気ヅイタ…」

バンジョー
「何に気が付いたんだい?」

クランゴ
「クスン! クランゴ ドンドン ハンサムデ ナクナッテクル… 奥サンニ 嫌ワレチャウ…
  モウ、充分ダ… グランチルダ様ノ 所ニ 居テモ モウ 明ルイ 未来ハ 無イ…
  出世ハ 出来ナイシ… 休ミハ 無イシ… 給料ハ 無イシ…
  クランゴ、モット楽ナ 仕事ヲ 探ソウ! ゲームヲ 作ルトカ…

(クランゴは城から逃げ出し、二度と戻ってこなかった…
 先に進むバンジョーとカズーイ。その先にはクイズ番組のようなセットが。
 そこに居たのはグランチルダ、そして妹のミンジェラとブラウベルダ。)


グランチルダ
「ありがとう、ありがとう。ワシはグランチルダ。
  これから『タワー DE クイズ』の司会をさせていただくよ!
  簡単にルールを説明しておこう。これから常識クイズを3ラウンド行うよ。
  各ラウンドで、最低のスコアを出した人はその後のゲームに参加できなくなるというわけさ。
  正解は2ポイントゲットだ。
  でも他の奴が間違えた後の正解は1ポイントだけだよ。
  間違った答えを言うたびに2ポイント減点だよ!
  答えが分かったらBでブザーを鳴らし、(アナログ)スティックで選択して、Aで決定さ。
  では、今夜の生贄…じゃなかった、今夜のチャレンジャーを、お迎えしようかね!」

(解答席にバンジョーを含めた3人が並んでいる)

グランチルダ
「こちら左に見えますのは…スリム&ゴージャスな ワシの妹、ミンジェラ!」

(拍手と歓声)

グランチルダ
「そして右にいるのは…可愛くて…スタイルの良い ワシの妹、ブラウベルダ!」

(拍手と歓声)

グランチルダ
「そして中央にいるのは…負け熊のバンジョー。」

(ブーイング)

グランチルダ
「では、第1ラウンド スタート!」

(ミンジェラの妹たちとクイズバトル!
 このゲームに関する問題が出されるのだが、常識クイズとは名ばかりの難易度を誇る。
 漠然とプレイしていては詰まる問題が多く、問題自体は簡単でも選択肢で迷わせる罠もある。
 ビリになると上に吊るされている1トンの錘に潰されて即死。妹にも容赦は無い。
 しかも同点の場合はどういうわけか ものすごく公平にランダムでビリが決定する。
 全てのラウンドで勝ち上がると…)


グランチルダ
「最終ラウンド終了! なんて哀れなスコア…あれ?
  スコア計算システムが どうかしてしまったのかい?
  イカレちまったんだよ、きっと…
  お前がこんなに沢山のポイントをゲットできるわけがない〜!!
  ダメ、ダメ、ダメ! この結果は無しさ!
  スコア計算システムが故障してるんだからね!

バンジョー
「なんと、まぁ。で、どうするんだい?」

グランチルダ
「フムム… どうしようかね。何かいいアイデアはないかい?」

カズーイ
「『バンジョーとカズーイ1』の時みたいに、不様な感じで逃げ出したら?」

グランチルダ
「それも良いねぇ。チキンよ、ありがとさん。
  実はその為のロケットが、既に発射準備OKなんだ!
  前の時とおんなじで、屋上で待ってるよ。
  しかし、今度はお前らが落っこちる番さ!」

(司会者席ごとロケットで脱出するグランチルダ。
 先に進む通路をふさぐバリアーも解かれた)


バンジョー
「よーし、カズーイ! 今開いたドアが、どこへ続くのか、確かめに行こう!」

カズーイ
「これでゲームが終わると思う?」

バンジョー
「どうだろうね。まだスタッフクレジットも見てないからな。

カズーイ
「それもそうね。OK、行きましょう!」

(そして解答席を後にした次の瞬間、間一髪で錘が落下した…
 ここで仮エンディング。クイズに使われたスクリーンを使い
 各ステージの風景を映しながらスタッフクレジットが出る。)

(その後、バンジョーたちは通路の奥で巨大な装置を見つける。
 それはオープニングでジンガリンの生気を吸い取ったビッグブラスターだった。
 どうして良いか分からず、途方に暮れていると…)


ジャムジャー
「ボーッとつっ立ってんじゃないよ!
  俺の弟とジンガリンを助ける時間はまだあるぞ。ビッグブラスターの設定を逆にして使えばいいんだ。」

バンジョー
「でも、操作方法が分からないなぁ…」

カズーイ
「大丈夫よ。あたいが適当に押して どうなるか試してみるわ。」

(言うが早いか、キーを本当に適当に押しまくるカズーイ)

バンジョー
「ダメだよ、僕が…」

(時既に遅し。装置は起動してしまった…)

カズーイ
「ホラね、うまくいくわ。」

ジャムジャー
「お前はイカレてるぞ、この焼き鳥め! 何が起こっても知らないぞ…」

(外の砲台が動き出す…)

カズーイ
「何にヒットするのかしら?」

(オープニングと同じく、砲台から高出力のレーザー砲が発射された。
 その光線は、あまりにもあり得ない奇跡だが、ジンガリンの屋敷に命中。瞬く間に、屋敷とその周囲に生気が戻ってくる。)


バンジョー
「よし、上手くいってるぞ!」

カズーイ
「ほら! ジャムオ! アンタ、あたいに謝りなさいよ!」

ジャムジャー
「偶々さ…」

(生気を取り戻したジンガリン。沢山のジンジョーが祝いに来ていた)

ジンガリン
「ありがとうなのだ。ゾンビの人生は楽ではないのだ!」

(舞台は再び城へ。まだ、全てが終わったわけではない。)

バンジョー
「カズーイ、次はボトルズだ。ボトルズはかなり長い間ゾンビ状態だったからな。フルパワーにしないと…」

カズーイ
「兄貴モグラが謝ったらね…」

ジャムジャー
「フワァー…分かった、ゴメンよ。カズーイ。」

(謝るまでにかなり間があった。心底扱いに困っているようだ。)

カズーイ
「よろしい。」

(そして先ほどと同じ手順で、バンジョーの自宅前に
 転がっているボトルズの死体に照準を合わせるカズーイ。
 発射された光線が命中すると、ボトルズの死体に生気が注入されて
 辺りを浮遊していたボトルズの魂が戻ってきた。ボトルズ、ここに蘇生。)


ボトルズ
「マズイ…時計を見てくださいよ! 晩ご飯に遅れている。奥さんに殴られちゃう!」

(どうも恐妻家のようだ。急いで自宅に戻るボトルズ。
 家では妻が、わざと真っ黒焦げに焼いた魚を食卓に出していた…)


ボトルズ夫人
「焦げちゃったかもしれないけど あなた、ちゃんと食べてるから大丈夫ね。」

ボトルズ
「遅くなったのは僕のせいじゃないんだ。
  ずっと魔女にゾンビにされていて さっき元に戻ったばかりなんだよ。」

ボトルズ夫人
「わかったわ、ダーリン…」

(そのボトルズの自宅に、ジンガリンとクランゴが訪問してきた)

ボトルズ夫人
「まぁ! あなた達二人は、誰だったかしら?」

ジンガリン
「こんにちは! ワシはキング・ジンガリンで こっちのハンサムな男はクランゴなのだ。」

クランゴ
「熊&鳥、クランゴヲ 魔女カラ 開放シテ クレタ。」

ジンガリン
「彼らはゾンビになっていたワシを、元に戻してくれたのだ。」

クランゴ
「ト イウ訳デ、オ祝イニ来タ。」

ボトルズ
「OK、OKですよ!」

ボトルズ夫人
「まぁ、なんてラブリー。では、美味しいパンケーキを作りましょう。」

ボトルズ
「ところで、バンジョー達は? 彼らこそ、一番のヒーローですよ…」

クランゴ
「魔女ハ 逃ゲタノデ、勇敢ナ 熊&鳥ハ 追イカケテ行ッタ。」

ジンガリン
「どうせ後で来るのだ。まず我々でパーティなのだ!」

(主役を差し置いて、パーティを始めてしまう。
 舞台は再び城へ。バンジョーとカズーイは…)


バンジョー
「これでやっと終わりかな。スタッフクレジットも見たし みんな元気になったし。」

カズーイ
「グランチルダは?」

バンジョー
「ああ…」

カズーイ
「屋上を、ちょこっとだけ見に行きましょ。」

バンジョー
「上に行く道は無いけどなぁ…」

カズーイ
「ほー、よく探したわね。だけど、そこのマシンの下の隙間から、上に上がれるんじゃないかしら。」

バンジョー
「フゥ。見つけて欲しくなかったなぁ…」

(ビッグブラスターの砲台部分から外に出ることが可能。
 その前に、前作にも登場したグランチルダ所有の鍋・ディングポットもいるので話しかけると…)
(注:バンジョーもしくはカズーイ単体で訪れるとここのセリフがやや違います。)


ディングポット
「こんにちは、バンジョーさん。私はディングポットです。覚えてくれてますか?」

バンジョー
「ええと、いや…」

ディングポット
「『バンジョーとカズーイの大冒険』(前作)で、最後にあなた達をお助けしたのですが…」

カズーイ
「あーあ、あの痰壺ね!」

ディングポット
「クスン、酷すぎます… ところで、私の中に飛び込みませんか? ディンギー・ボーナスのチャンスですよ!」

カズーイ
「それって義務? この前エステで羽を綺麗にしてもらったばかりなんだけど…」

(飛び込むと手持ちのアイテムを全補給してくれる)

(ようやく、タワーの外周通路から最終決戦の舞台に行くことになる。
 ただし、ジグソー70個を集めて、必要なアクションを全て覚えていれば だが…。)


バンジョー
「あれ、誰もいないみたいだ。家に帰ろうか。」

カズーイ
「ワーオ! ここからの眺めは凄いわね…」

バンジョー
「ホント、そうだね。グランチルダがここにいないのは変だなぁ?」

カズーイ
「ビビって逃げちゃったに決まってるじゃない。
  冒険は十分に楽しんだわ。トランプの続きをやらなきゃ。」

(のんきに話している2人の背後には、巨大なドリル戦車が鎮座していた…。)

[マジョ1号 モンスター メカニカル マッドマシン]

(ようやく気づいた2人。その大きさに思わずたじろいでしまう)

カズーイ
「アワワ…バンジョー。」

バンジョー
「ゴクン…なんて大きさだ!」

カズーイ
「前はあんなに大きくなかったはずよ…」

バンジョー
「なんでこんな物に気が付かなかったんだろう?」

(そのハッチからグランチルダが顔を出す。)

グランチルダ
「ついに…2年が経ち…復讐の時が来た!」

カズーイ
「そんなの無理よ、骨ばーさん!」

グランチルダ
「今に分かるよ、このヒヨコが。今に分かる…

  どれがレーザーのボタンだい? ちくしょ〜! 誰か、説明書を持ってないのかい!
  OK、これかい…さぁ、いくよ!」

(グランチルダとの最終決戦! 追い詰めた末に…)

グランチルダ
「オーケー、そろそろだ。最強で、最悪の魔法を使う時が来たね…」

(ありったけの魔力をチャージするグランチルダ。
 その魔法は紛れも無く、バンジョーの自宅を爆破してボトルズを一度は死に追いやったもの!)


グランチルダ
「友達のボトルズと同じ運命にしてやろう!
  もうお前らは2度と この偉大な グランチルダ・ウィンキーバニオンに楯突いたり出来ないだろうよ!」

カズーイ
「ウィンキーバニオン? そのむちゃくちゃダサい名前、あんたの苗字なの?」

グランチルダ
「ウゲゲ…イヤ、違う。そんな訳ないだろう。しかしその名前を誰にも言うんじゃないぞ…」

バンジョー
「なんとでも、かわいいウィンキーちゃん!」

グランチルダ
「きっさま〜、くらえ!」

(超高速で飛んでくる魔法を避けながら、タイミングよく最後の一撃を決めると…)

グランチルダ
「アァァァ! しまった…あの強力魔法を…落っことしちまった!
  誰か、すぐに処分してくれないと、あれは…」

(溜めていた強力な魔法を落としてしまい、そのエネルギーはマシンのエンジンに誘爆。
 次の瞬間、マシンは大爆発を起こしてバラバラになった…。)


カズーイ
「よーし、確かにあのウィンキーバニオン婆さんを またギャフンと言わせたわね!」

バンジョー
「あぁ、確かにやったね。」

カズーイ
「さーて、ボトルズの所へパーティに行きましょ。」

バンジョー
「いい考えだ。」

(バンジョーとカズーイは、マンボ・ウンバ・ジャムジャーを引き連れてパーティに参加しようと
 ボトルズの自宅に押しかける。が、みなすっかり寝てしまっていた…)


バンジョー
「パーティにしては少し静かだな…」

カズーイ
「コラ、メガネ君! パーティはどうなってんのよ?」

ボトルズ
「アワワ…実はその、もう終わっちゃったんですよ。あのクランゴが
  メチャクチャお腹が空いていたみたいで、料理を全部食べちゃった…」

マンボ
「ハァ… マンボ、ダンス したかった…」

ウンバ
「ウンバ、がっかりネ。」

ジャムジャー
「お前のせいだぞ、この焼き鳥め。とっととあの骨ババアを片付けないからだ。」

カズーイ
「少なくともあたいは臆病者のようにハッチに隠れたりはしていなかったわよ。」

ジャムジャー
「くっそ、このハネハネめ…」

マンボ
「ホッホッホ! 役立たずのウンバもテントに隠れてた!」

ウンバ
「お黙り! さもないと…ウンバ、インチキ呪い師を蛙に変えるネ!」

マンボ
「マンボ、巨人を呼んで ボロいテント、踏んづける!」

ボトルズ
「みんなー、やめてください! 喧嘩するんだったら 外へ行ってもらいます!」

バンジョー
「カズーイにもっと良いアイデアがあるみたいだよ。」

カズーイ
「そう、みんなキックボールで勝負しない?」

ジャムジャー
「キックボール? この人数で かい?」

バンジョー
「ちょっとルールを変えてね…」

(バンジョー・カズーイ・ジャムジャー・マンボ・ウンバはボトルズの自宅を出る。
 彼らが向かった先は、グランチルダの居たタワーの頂上。そこで彼らが行ったのは…)

(何かが袋詰めにされており、それを皆で蹴りあっている。
 時折聞こえる悲鳴。)


カズーイ
「喰らえ、魔女め!」

マンボ
「こりゃ、面白い!」

(袋の中身はグランチルダの生首だった。)

ウンバ
「マンボ、正しいネ、面白〜い!」

ジャムジャー
「さぁ、こっちにパスだ!」

(思いっきり上空に蹴り上げるジャムジャー。地面に落ちた瞬間、袋の中から目玉がこぼれ落ちる。)

バンジョー
「おいおい、何か落ちたよ!」

グランチルダ
「お前らみんな、後悔するよ! 『バンジョーとカズーイの大冒険3』で。
  覚えておくがいい…」

(UFOアトラクションに乗って、キャプテン・ブラバーが祝福する。
 打ち上げられる大量の花火。そして聞こえるグランチルダの悲鳴。
 なお、海外版では生首が袋詰めにされておりませんが、念のためこのゲームは基本的に全年齢対象です。)


THE END

(しかし、8年後に発売された『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』にて、
 生首だけとなったグランチルダは宣言通りに懲りずに復讐にやってくることになる…)
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