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オーブにとって最大の脅威であったレクイエムは火柱を上げ最悪の事態は未然に防がれた・・・。
そして、崩壊していくメサイアの中でキラは遂にデュランダルと対峙する。
デュランダルを討てば世界はまた混迷の闇に包まれるかもしれない。
だが、キラは変わっていける明日が欲しいと混迷の世界を生きていくことを覚悟し
デュランダルを討つことを決意する。
その時、緊迫した状況を一発の銃弾が打ち破った。

(銃声)
デュランダル『やぁ・・・タリア。撃ったのはキミか?』
タリア『いえ、レイよ。』
レイ『ギル・・・ごめんな・・・さい。でも彼の明日は・・・。』
デュランダル『そうか・・・。』
キラ『グラディス艦長。』
(銃を構える音)
タリア『アナタは行きなさい。この人の魂はワタシが連れて行く。
    ラミアス艦長に伝えて。子供がいるの。男の子よ。いつか会ってやってねって。』
キラ『・・・分かりました。』
デュランダル『すまないね・・・タリア・・・でも・・・嬉しいよ。』
タリア『しょうのない人ね。でもほんとう仕方がないわ。
    これが運命だったということじゃないの?アナタとワタシの。』
デュランダル『フフ・・・やめてくれ・・・。』
タリア『レイ・・・いらっしゃい。アナタ・・・よく頑張ったわ・・・。だから・・・もういい。』
レイ『お・・・かあ・・・さん・・・。』

最期の時を迎え爆発するメサイヤ。
だが、これで全てが終わるわけではない。
一人の男が願った新しい世界は爆発の中に消え未来はその各々に託されたのだ・・・。

広大な宇宙の片隅で、シンとルナマリアは寄り添いながら終焉の光を見届けていた。
ただ今は、その光が人類にとって希望の光であることを願って・・・。

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