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長い戦いの末、ついにドラキュラの玉座までたどり着いたリヒター。

ドラキュラ:待ちかねたぞ。ベルモンドよ。
リヒター:滅びよ!ここはお前の住む世界ではない!
ドラキュラ:私は自らの力で蘇るのではない。欲深な人間によって蘇るのだ。力が、唯一の正義なのだからな。
リヒター:それはお前の勝手な言い草だ。人々は同じ信念の元に集い、歩んでいく!
ドラキュラ:だが、現に人間は欲望によって発展し、信仰によって統率されてきたのではないか。
リヒター:人間は力だけでは統率できない。敬い、慈しむ心があるからこそ、統率ができるのだ。
ドラキュラ:下らぬ。どちらが正しいか、死を持って分からせてやる!
ついにドラキュラとの最後の戦いが始まった。

そして、ドラキュラを倒したリヒター。
ドラキュラ:まさか…この私が…
リヒター:俺の方が正しかったようだな。
ドラキュラ:い…今は負けを認めよう…だがいずれ…必ず私は蘇る…人間の欲望が消えぬ限りはな…
リヒター:人は過ちを繰り返す。だが、やり直す事はできるのだ。お前が復活しても必ず倒して見せる。人間を甘く見るなよ。
ドラキュラ:面白い。ベルモンドの末裔よ。また会おう。
ドラキュラは消えた。リヒターは城を脱出する。

崩れゆく城を眺めるリヒター達。

THE END

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