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頼子「やだやだっ! ど、どうなってるの? ミケ! どうしよう!? このままだと落ちちゃうよぉっ!」
リリカ「お〜い、ヨリコ〜、ミケ〜。大丈夫〜?」
頼子「あーっ! リリカ〜! たーすーけーてぇーっ!」
アナウンサー「ああっ! 謎の城が、お、落ちてきます! このままでは大変なことに―。
        ―消えた!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・。えーっと・・・・・・?
        お茶の間の皆様、私にはもう、この状況を説明できる自信がありません。
        ・・・・・・・・・・・・転職、考えなきゃ・・・・・・」

数日後
ミケ「頼子よ。我輩、貴様に言わねばならんことがある」
頼子「な、なに? 急に・・・・・・。もう今月のお小遣い残ってないからフレンチクルーラーは無理だよ・・・・・・」
ミケ「馬鹿者、そんな話はしとらん。いいか、頼子。貴様は気が弱すぎる。人の顔色ばかり窺いよって。
   我輩ほどまでは言わんが、強くなれ。脆弱な雑魚どもに逃げ腰になるな」
頼子「いきなりそんなこと言われても・・・・・・」
ミケ「我輩なりに貴様のことを案じておるのだ。頼子、我輩が去っても、平気か?」
頼子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミケ? どうしちゃったの?」
ミケ「思えば、貴様に呼び出され、貴様もワシも内容を知らん謎の契約を交わす羽目になって過ごしてきたが―
   どうやら、そろそろ潮時らしいな。さらばだ、頼子。・・・・・・達者でな」
頼子「え? ええ? ちょっと・・・・・・ミケ? ミケ、どこに行くの? ミケぇ!?
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。とか何とか言ってぇ!
    何で私の部屋にいるの!? ミケぇ!!」
ミケ「ああ、我輩もさっぱりわからんが、どうやら、頼子から離れられんという制約が弱まったらしいな。
   おかげで、こうして貴様の手を煩わせることなく、フレンチクルーラーを―」
頼子「あーっ! 私のお財布! からっぽ!? 全部フレンチクルーラーに使ったのぉ!?
    あんな意味深な消え方して! すっごく心配したのにぃ! バカ! ミケのバカ! バカバカ!」
ミケ「ハッハッハー。そう邪険にするものではないぞ頼子。今後とも長い付き合いになるのだ」
頼子「あ〜ん、もう〜・・・・・・。私、これからどうしたらいいのぉ・・・・・・?」

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