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リリカ:「やばっ・・・・・・。今のアタシの魔力じゃ飛べない・・・・・・。さすがのアタシもピンチかな〜?」
頼子:「ミケーっ! はやくはやく! フレンチクルーラー買ってあげるから! ―リリカ! だいじょうぶ?」
リリカ:「・・・・・・・・・・・・ヨリコ。ありがとっ! 助かったよ〜。ついでにミケもありがとねっ」
アナウンサー:「ああっ! 謎の城が、お、落ちてきます!このままでは大変なことに―。
         ―消えた!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・。えーっと・・・・・・?
         お茶の間の皆様、私にはもう、この状況を説明できる自信がありません。
         ・・・・・・・・・・・・転職、考えなきゃ・・・・・・」

数日後
頼子:「リリカ、やっぱりここにいたんだ」
リリカ:「ん〜? ヨリコ&ミケじゃん。どしたの? 何かあったの?」
頼子:「何にもないけど・・・・・・。ほら、いつもは学校のどこかで昼寝してるのに、探してもいないから」
ミケ:「まぁ、おそらく夜になればここにはおるだろうとは思っておったがな」
リリカ:「あ〜。心配かけた? ゴメンゴメン。今朝になってママが帰ってきて、パパが浮かれちゃってさ〜。
     さっきまでふたりに付き合わされて・・・・・・今もふたりでイチャイチャのデレデレ。もう見てらんない」
頼子:「お父さんとお母さん、仲直りしたんだ。よかったね、リリカ」
リリカ:「いつものコトだけどね〜。すぐにケンカするけど、すぐに仲直りするから。
    問題はパパが今日は堂々と無断欠勤したってコトぐらいで。・・・・・・大丈夫なのかな、ウチは。
    それより、何か面白いコトない? 今日はしばらく家に帰れないしさ〜」
ミケ:「リリカ。我輩、上野の美術館でやっとるファラオの秘宝展に行きたいんだが・・・・・・。頼子の馬鹿者がな・・・・・・」
頼子:「ミケがフレンチクルーラーで私のお小遣い全部使い切るから入場料払えないの!」
リリカ:「ふ〜ん。上野なら近いし。い〜んじゃない?」
ミケ:「話がわかるな、リリカ。どこかの根性なしとは大違いだ」
頼子:「・・・・・・それって、もしかして、こっそり忍び込もうってこと? ダメダメ! 見つかったら大変だよ!」
リリカ:「気にしない気にしない。毎日がおもしろおかしければそれでいいんじゃないかな〜っと♪」
頼子:「気にするってばぁ〜!」
リリカ:「よっし! ヨリコ、ミケ、行っくよ〜♪」

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