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美鳳:「結界の崩壊が予想より速い。・・・・・・! 私の動力も・・・・・・限界が・・・・・・。博士すみません・・・・・・」
博士:「美鳳!? どうしてここに!? ・・・・・・しっかりして!」
美鳳:「博士・・・・・・ご無事で・・・・・・よか・・・・・・った・・・・・・」
アナウンサー:「ああっ! 謎の城が、お、落ちてきます!このままでは大変なことに―。
         ―消えた!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・。えーっと・・・・・・?
         お茶の間の皆様、私にはもう、この状況を説明できる自信がありません。
         ・・・・・・・・・・・・転職、考えなきゃ・・・・・・」

数日後

ガルガリガリガリ・・・・・・バキャ。フォンフォン・・・・・・ドルドルドル。プィーン・・・・・・
博士:「美鳳のメモリが飛ぶ前に動力だけはなんとかしないとね・・・・・・。―きら、ちょっと手伝って」
きら:「わかったわかった。この借りは、いずれ私のために馬車馬のように働いて返してもらうぞ」
カチャカチャ・・・・・・。チュイーン。バリバリバリ。
きら:「・・・・・・で、明芳。貴様、美鳳を放置して今まで何をやっていたんだ?―ああ、手は止めるな」
博士:「ゴスロリの女の子に連れられてミルドレッドに協力してたのよ。次元の歪みを臨界まで引き上げろって。
     ついでにこっそり、歪みが暴走して世界がひっくり返らないようにちょっとした細工も仕掛けておいたけど。
     研究資金も美鳳の動力機関を一新する稀少素材もいっぱいくれるって言うし。飛びついちゃった」
きら:「・・・・・・説教してやりたいが、まぁいい。それで? 美鳳の動力機関の問題は解決できるんだろうな?」
博士:「当然よ。私の理論はいつだって完璧。―よし、仮の動力を繋いで・・・・・・と。起動するわよ〜♪ 美鳳、起きて♪」
美鳳:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。―起動します・・・・・・。博士、ご無事でよかった・・・・・・」
博士:「ホントに無茶ばかりして・・・・・・この子は。私のことはいいから。今は自分のことを心配してなさい」
美鳳:「はい、ありがとうございます、博士。ですが、博士が無事だったことの方が何よりも嬉しいです」
博士:「この子はもう・・・・・・泣かせることを・・・・・・♪ 今から新しい動力機関を作るから、しばらくは不自由だろうけど我慢して。
     新しい素体はこの聖霊物理学の権威が作ってくれるんだって。よかったねー、美鳳♪」
きら:「私かっ!? 初耳だぞ、おい、明芳! ―ったく、世話が焼けるな」
美鳳:「ありがとうございます、きら、この恩には必ず報います。
     博士、今後とも、よろしくお願いします」

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