舞織：「これで最悪の事態は免れましたが・・・・・・。無事に帰れるかどうか・・・・・・。困りました・・・・・・」
はぁと：「まおりーん！ 今すぐ行くよー！ ちょっと待っててねー！」
舞織：「はぁとちゃん、冴姫さん・・・・・・。ありがとうございます・・・・・・」
アナウンサー：「ああっ！ 謎の城が、お、落ちてきます！ このままでは大変なことに―。
―消えた！？・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・。えーっと・・・・・・？
お茶の間の皆様、私にはもう、この状況を説明できる自信がありません、
・・・・・・・・・・・・転職、考えなきゃ・・・・・・」
数日後
はぁと：「じゃあ、まおりん、明日は学校に来れるんだ」
舞織：「はい、明日からは。今日まで聖霊庁で事後処理してましたので身動きがとれませんでしたけど」
冴姫：「舞織、これ、あなたが休んでいる間のノート。私の分はあるから、返さなくていいわ」
はぁと：「私からはね、はい、ケーキ。うちのお店で出してるから美味しいよ。みんなで食べてね♪
それじゃ、私たち帰るね。まおりん、約束守ってくれてありがとう♪ 冴姫ちゃんも喜んでるよ♪」
冴姫：「ちょ、ちょっと、はぁと・・・・・・！ 舞織、その・・・・・・。・・・・・・あ・・・・・・ありがと・・・・・・」
舞織：「こちらこそ、ありがとうございます。大切な友達からそう言ってもらえるととても・・・・・・嬉しいです・・・・・・」
小糸：「おねえちゃん、おべんとうまだー？」
舞織：「もうちょっと待っててね。あと、おかずを詰めたらできるから」
鼓音：「舞織、今日ぐらい休んでもいいんだぞ。小唄と小糸には、お昼ご飯代でも渡しておけば・・・・・・」
舞織：「駄目よ、姉さん。ふたりにお昼ご飯代渡してもお菓子しか買わないんだから」
小唄：「ぶーぶー。そんなことないもん」
舞織：「嘘おっしゃい。いい？ お菓子ばっかり食べても大きくなれないんだから。
ちゃんと栄養のバランスを考えたお姉ちゃん特製のお弁当だからね。 ―はい、できました」
鼓音：「よし、じゃあふたりとも気をつけてな。舞織も、学校に行くなら急ぐんだ」
小糸・小唄：「はーい♪ いってきまーす♪」
鼓音：「・・・・・・舞織、ふたりとも弁当を持って行き忘れてるぞ」
舞織：「―ああっ！ 本当！ こら！ 忘れてるわよ！ お弁当持っていきなさい！」