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アクトレイザー エンディング

主人公の名前は『ゼウス』にしています。

天使「ゼウスさま。本当にお疲れ様でした。
   これで僕達の役目は全て終わったわけですね。
 ずいぶんと苦労しただけあって人々が僕達の手を離れていってしまうのがちょっと残念です。
   では大きくなった町をもう一度ゆっくり眺めてみることにしましょうか。」

天空城がゆっくりと移動を始める。 そして、フィルモアの上空に到達する。

天使「ここはフィルモア。
   人々は森を開拓して大きな町を作り上げました。
   ここには予知能力を持った男がいましたっけ。
   彼はその力でフィルモアを救い死んでゆきました。
   ということは自分がもうじき死ぬことも知っていたんでしょうね・・・
   人間は生まれたときから運命と言う名の糸につながれています。
   人はそれを知らないからこそ毎日を一生懸命生きられるんです。
   その運命を黙って受け入れたあの男は指導者としても人としても優れていたと思いませんか。」

続いて、天空城はブラッドプールの上空に到達する。

天使「ここはブラッドプール。
   湖が青くなってしまった今こう呼ぶのはちょっと変ですけれども。
   ここにはテディーという活発な男の子がいましたよね。
   ゼウスさまや僕は人間を皆平等に見なくちゃいけないんですけど
   あの子みたいに目立つとどうしてもひいきしてしまうものです。
   そういえばブラッドプールの人々が生贄をくじ引きで決めたって言っていたのを覚えてますか。
   実は僕知ってるんです。あのくじを作ったのはテディーだってことを・・・。」

続いて、天空城はカサンドラの上空に到達する。

天使「ここは砂漠の町カサンドラ。
   とは言っても今では砂漠と言うほど砂地は残っていませんが。
   人々が言っていましたよね。ピラミッドの魔力に取り付かれたって。
   あれはこう考えられないでしょうか。
   ピラミッドにいた魔物はかつて奴隷として巨大な墓を建てた人間達の生まれ変わりで、
   彼らが人間であった時の思いがあのピラミッドに残り人々の心を引き付けていったのだと・・・。
   ピラミッドが封印された今彼らの魂も救われ、再び人として生まれ変わることでしょうね。」

続いて、天空城はアイトスの上空に到達する。

天使「ここは火山のふもとアイトス。
   あの溶岩が降り注ぐ中必死に家を建てていく人々に僕は感動しました。
   ここにはゼウスさまに見とられて死んでいった指導者がいましたが、
   彼は命を張ってゼウスさまの存在を人々に分からせようとしたような気がするんです。
   彼のためにもアイトスは今後すばらしい町に成長してほしいですね。」

続いて、天空城はマラーナに到達する。

天使「ここは密林のマラーナ。
   この狭い敷地によくもまあこれだけ家を作ったものです。
   あの二人の指導者達が邪神教に心を奪われた時少しだけ残念に思ったけれど、
   人はつらい時それに耐えられず楽な方へと流されてしまうことがある・・・
   僕は人間の弱い面を見て改めて彼らを正しい道へと導かなくてはと感じましたよ。」

そして最後に、天空城はノースウォールに到達する。

天使「ここはさいはてのノースウォール。
   こんな場所に人々を住まわせるのはちょっとかわいそうでしたが、
   彼らは見事にそれを克服してくれました。
   ここの指導者の二人は巨木に二つのイニシャルを見つけた途端、
   言葉で表せないような懐かしい感情に取り付かれたと言っていました。
   僕は思うんですがあの二人ははるか昔この場所に住んでいた恋人同士で
   魔物に殺された二人の魂がめぐりめぐって再びあの二人の体に宿ったんじゃないかと。
   これが本当ならはるかな時を越えて恋人同士が再会したわけです。
   二人の記憶が無いとは言え素敵な話ですよね。
   こうして見るとゼウスさまも苦労しましたがそれ以上に人間達も大変だったんですね。
   ゼウスさま。ちょっと人々の神殿の中を覗いて見ませんか。」

神殿の中を覗いてみる。しかし、神殿にいつもいるはずの二人の指導者の姿は無かった。

天使「・・・・・・・・・。
   誰もいませんね。以前ならカミさま!!といろんなことを訴えかけてきたのに・・
   町が大きくなるにつれて僕らはこんな風にだんだん忘れられてゆくんでしょうかね・・・
   でも人間達にとってカミが必要でない時忘れている時が一番幸せな時なのかも。
   今後彼らがゼウスさまの力を必要とするときが永遠に来ないことを僕らは祈りましょうか!」

こうして天空城は人間界を後にし、天空のかなたに飛び去って行った。
この後スタッフロールが流れる。

THE END

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