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アバンタイトル

物語開始8年前
とある雪道を1つの車が走っていた。その車には天海(あまみ)夫妻が乗っていた。
運転している最中に流れ星を見る夫婦。
天海愛(以下愛)「あっ、流れ星!」
天海勇(以下勇)「ああ、結構でかかったな。……ん?なにしてんの?」
お祈りしている愛を見て勇は聞きだした。
愛「流れ星にお願いしてるの。私たちに子供が授かりますように……って。」
勇「……そっか。」
何故そんな願いをするのかというと、この夫婦は今まで子供に恵まれることが全くなかったのである。
すると突然目の前が光り出した。
2人「?」
光は段々近づいてきた。近づくとそれはハッキリした。それはまるでライオンのシルエットであった。
勇「うわぁ!!」
急ハンドルを切り平行を失う車、なんとか事故にはならなかったもの2人は外へと投げ出されてしまう。(ドアは開く)
ライオンの鳴き声に驚く2人。恐る恐る前方を見渡すとそこには先程のメカライオン(ギャレオン)がはっきりと姿を見せていた。
勇「ほほ……北極ライオンか!?」
ギャレオンは突然頭を激しい地響きと共に地面につけた。
勇「だあぁぁ!!」
ギャレオンが口を開け出した。
勇「くく……喰われるぞ!!」
逃げ出そうとする勇の手をつないで抑える愛。
愛「待って!」
煙が薄れると口の中には赤ん坊が入っていた。(後の天海護(あまみまもる、以下護))
勇「赤ん坊が……喰われてる!」
愛はその赤ん坊に近づく
勇「おいおいおい!」
心配そうに愛を見る勇。赤ん坊を抱き上げた後、愛はギャレオンから離れる。
愛がギャレオンから離れた途端ギャレオンは突然立ち上がる。
勇「!!」
そしてギャレオンは何処かへ飛び去っていった。
飛び去るギャレオンを勇は愛を抱いたまま見守る。
ナレーション「8年前のこの日……天海夫妻のもとへ届けられたこの子供が、全人類存亡の、重要な鍵を握ることになろうとは……
       この時、まだ誰一人とて知る由もなかった……。」
愛の腕の中で笑う赤ん坊、何故か緑色に輝き出し眉間に“G”の文字が現れた。

オープニング(主題歌 『勇者王誕生!』)
最後の所に「これは、人類存亡をかけて戦う熱き勇者達の物語である」のナレーションが入る(ちなみにこれは全話共通)


サブタイトルコール「勇者王誕生!」

2005年 東京
ナレーション「21世紀。都会は物が溢れ、人が溢れ、オアシスを失っている。
       この偽りの平和を営む日常の裏側で、我々の想像を絶する人類史上最大の難敵が活動を開始した……。
東京タワーの遥か地下……。(何故か点滅してます。)
?(パスダー)「心弱き者共…。我が力を授けようぞ……。」

場所は変わってゴミの島(夢の島)
ここでは小学校の生徒達が社会科見学としてこの夢の島に訪れていたのであった。
先生「リサイクルを何度繰り返しても追いつかないほど、世界中がゴミで溢れています。」
片手でハエを払いながら説明する先生。
先生「このゴミの島に集められた……!……粗大ゴミを観察して、限りある資源を今後どうやって使っていくか……
   よく考えて後で……うわぁ!……か……感想文を提出してもらいます。」
説明を聞きながら鼻をつまむ狐森(きつねもり)レイコ(以下レイコ)、何故か電子辞書を打つ数納鷹秦(すのうたかやす、以下数納)
腕を組んで渋々聞く牛山末男(うしやますえお、以下末男)、真面目に聞く初野華(はつのはな、以下華)と護。
ハエのうっとおしさに先生は頭を抱える。それを見て護は笑う。
先生「それじゃあ怪我のないように、かか、各自……解散。」
大量の捨てタイヤと冷蔵庫のカット
壊れたテレビを見る数納と華。
数納「2002年型の壁掛けテレビをもう捨てるヤツがいるとはね……。」
華「もったいなーい!」
MDデッキを拾う末男と鼻をつまんでいるレイコ。
末男「スッゲー!このMDデッキまだ使えるぜ!」
レイコ「まあ!くっさーい!もう帰りたい!」
ロボットオモチャを拾う護。
護「壊れてもいないのに捨てるなんて、始めから買わなきゃいいのにね。……!?」
立ち上がる護。すると一瞬髪の毛が緑に光ってなびいた。
護が振り向くとそこには家みたいに組み立てられたゴミ
護「!……なんだろう?すごく嫌な予感がする……。」
おそるおそる護はその中へと入っていく
護「?」
奥へと進みそこには大量のモニターがあった。
護が指で触れようとするとひとりでに動き出した。
護「!!……ああ!!」
モニターにうっすらと東京都庁とホームレスの中年……さらには人とは思えぬ姿をした者が素早く映し出された。
護「!!」
護が足元をみるとコードやコンセントがひとりでに動き出していて今にも護に襲い掛かりそうである。
護「うわ!!」
慌てて外へと出る護。
護「先生っ!」
先生「うわっ!!もう!びっくりするじゃないの!!」
突然後ろから煙が立ち上がる
先生「!!」
護「あっ!!」
護達の目の前に馬の頭をしたロボット(EI−02(イーアイゼロツー))が現れた。
護「うわあぁぁぁぁ!!」

とある格納庫
護の叫びに反応してか突然動き出すギャレオン。チェーンらしき物を引きちぎろうとする。
そして雄たけびと共にチェーンを引きちぎる。

とある場所
モニターに“GALEON ROOM DANGER”の表示
卯都木命(うつぎみこと 以下命)「大変!ギャレオンが動き出してる!」
牛山一男(以下牛山)「何!?緊急召集発令だ!!」

ネームプレートのアップ(表記はKOHTAROH
TAIGA)。何故か揺れてる。
大河幸太郎(たいがこうたろう 以下大河)「?」
磯貝桜(いそがいさくら 以下桜)「どうしました?総裁?」
大河「ん?……いや……。」
懐から他人に見られないようにポケベルを出す大河、それは金色でGが三つトライアングルの様につながっている。
大河「(ギャレオンが!?)……主任!私は、急用ができた。後は頼む!」
主任「はい。」
ん?とばかりに大河のほうを向く勇。
大河「じゃあ桜君、またね。」
手を振って出る大河。
桜「はい総裁。」

大きな机へと向かった大河は何かのボタンを押す。
すると机がエレベーターの様に下降してその後シャッター(?)が閉まり何もないようになる。
下降中に大河がスーツをバサッと脱ぐと下にもスーツ、しかし違う所は腕に先程つながってる“G”とその横には
“GUSTY GEOID GUARD”のつづり。

巨大な天体望遠鏡(?)がある場所
科学者「博士ぇ!危ないですから降りてきて下さいよ!」
望遠鏡のレンズを磨く1人の老人(獅子王麗雄(ししおうれお 以下麗雄)
麗雄「うるさいのう!大丈夫だっていうとるのに!」
突然通信音が鳴る
麗雄「?」
麗雄が右手見ると手袋にまたしてもつながってる“G”が映し出された。
麗雄「なんじゃと!?こうしちゃおれん!!は!!」
いきなり望遠鏡から飛び降りる麗雄
ジェットローラーの作動と共に白衣を脱ぎ捨てどこかへ飛び去っていく。

ナレーション「宇宙開発公団……東京湾に作られた新都市Gアイランドシティの中央位置するスペーステクノロジーの総本山である。
       ……しかし、その表の顔とは別に我々の知らない地球規模の防衛組織がこの島の海底に隠されているのであった。
Gアイランドシティからその海底へ
ナレーション「その名はガッツィ・ジオイド・ガード。通称GGG(スリージー)。
       謎のメカライオンをギャレオンと呼んでいる彼らGGGとは一体どんな組織なのであろうか?」
そして場所はGGGメインオーダールーム
そこに颯爽と登場する大河
大河「モーニン!諸君!」
さらにジェットローラーで派手に(?)登場する麗雄
麗雄「はいはい!!っと。」
激しく動き回った後すぐさま自分の席に着地する。
大河「博士……もう少し静かに入ってこれんかな?」
呆れた顔で麗雄をみる大河
麗雄は“たはは”な顔して頭を抱える。
麗雄「あいや…すまん長官。このジェットローラー出力が強すぎるようじゃの……。
   で……どうだ、ギャレオンは?」
牛山「メインスクリーンに映し出します!」
メインスクリーンには今にも走り出しそうなギャレオンが映し出された。
大河「ビンディングチェーンを引き千切ったのか!2年間まったく動かなかったヤツが……!」
麗雄「外へ出ようとしとるようだが……一体どこへ?」
とそこに通信が入る
火麻激(ひゅうまげき 以下火麻)「ゴミの島だよ!」
大河「火麻か!緊急召集がかかっているのにどこにいる!?」

ヘリコプター(ガングルー)に乗って通信機片手に話す火麻
火麻「モタモタしてる場合じゃねえんだよ!今東京湾上空だ、そっちに映像送るから見て驚け!」

メインオーダールームのモニターにEI−02が映し出される。
大河「なんだ!?あれは!?」
EI−02のアップ
麗雄「恐らく2年前に現れた奴と同類……。」
EI−02の一部アップ
火麻「電気製品のクズで身体を作っているようだぜ!」

遊覧船
先生「みんな!早く乗るのよ!!」
避難を急ぐが激しい波により海に放り出される先生達。
先生「ああっ!!」
護「先生!!」

一方格納庫でギャレオンが護の声に反応してか扉を体当たり。
牛山「1時間以内のゲート破壊確率79.6%!!」
雄たけびを上げるギャレオン
麗雄「長官!ギャレオンを出そう!」
大河「やむを得んな……。三弾飛行甲板空母浮上!第三ゲート開け!」
牛山「了解!」

スクランブル音と共に避難を開始するGGGスタッフ
アナウンス「三弾飛行甲板空母発進します!発生時からただちに退避して下さい!」
シャッターが次々と閉まる。
そしてGGG基地から弾丸のような物体(第三飛行甲板空母)が分離
飛行機の様になり海中から浮上シャッターが開くと同時にギャレオンが発進

一方護達は船の中に取り残されていた。
華「たすけて〜!」
華の悲鳴に意識を取り戻す護
護「あっ……華ちゃん!?」
華「もうダメーー!!」
護が船の先端に目をむけるとそこには先端に辛うじてぶら下がっている華がいた。
華「落ちるーー!!」
護「華ちゃん!!」
華を助けに飛び出す護
護の上着をつかむ末男
末男「危ねえ!護!!」
それに続けて末男の服をつかむ数納
数納「ウッシー!落ちるよ!!」
懸命に引っ張るが重さに耐え切れず落下。しかしそこにレイコが数納の足をがっしりとつかむ。
レイコ「ちょっと!あんた達レディになんてことさせんのよ!?」
華「ああっ!」
手がすべり落ちる華、しかし護が見事にキャッチする。
護「華ちゃん!!」
華「うっ!」
護達「間に合った……。」
レイコ「のんびりしてないでさっさと上がってきなさい!」
懸命に引っ張るレイコ
護「あっ!?ここは……?」
なんと船は先端を残してそのままEI−02に取り込まれていた。

GGGメインオーダールーム
猿頭寺耕助(えんとうじこうすけ 以下猿頭寺)「サテライトビューの映像を見た限りでは、船ごと取り込まれてるようです。」
麗雄「子供が5人か……。」
大河「なんてこった!」
火麻「こちら火麻、他の生存者は全員救助したが……!」
ゴミの島にいる火麻なぜか先生は服を鷲づかみで担いでいる。
火麻が見上げると自衛隊の戦闘機が飛んできた。
何故か気を失っているにも関わらず先生を振り回す。
火麻「いっけねえ!スクランブル中の自衛隊機だ!」

EI−02の後ろを飛んでいく自衛隊機
そのエンジン音で耳を塞ぐ子供達
護達「わああああ!!」
EI−02が右手を構えると先端が開く何故かその内部には大量の電子レンジ(!)
さらにそこから光線のようなのを出し自衛隊機を撃墜する。
護達「ああ……。」
唖然とする護達。

その後GGGの分析により招待が明らかになった。
麗雄「電子レンジを集積させた荷電粒子砲だ!」
首を正面に向けるEI−02
大河「奴が東京に上陸したら……。」
モニターに映し出された首都へと向かうEI−02
火麻「首都は壊滅する!」
ロボットは橋の辺りまで進んでいく
唖然とする護。そこにライオンの鳴き声がした。
護「!?……あっ!」
その正体はギャレオンであった。
EI−02に向かっていくギャレオン、それに気づいてかEI−02は首を180度回転させる。
ギャレオンは体当たりを仕掛けるもバリアのような物に弾かれて海に落下。

大河「何!?」
解析でもバリアを確認した。
麗雄「バリアシステム!?」

護達「ああっ!」
再び海面から飛び上がったギャレオンが再び攻撃を仕掛けるとEI−02は今度は左手を構えた。
内部には大量の冷蔵庫(!)が、水色の光線がギャレオンに命中する。
火麻「ああっ!!」
ギャレオンは凍り付いてしまいそのまま海に落下してしまう。
どうやら冷蔵庫を集積した冷凍砲である。
護「何だろう?……初めてじゃない。あのライオン…どこかで……。」


アイチャッチ(CMに入るときはギャレオン、終わった後はEI−02のデータ(ちなみにデータは話によって違う)


自宅にてTVを見ながら掃除をしていた愛はEI−02出現のニュースを見る。
ニュース「東京湾に出現した謎の巨大ロボットの後部には、遊覧船が吸着され、社会科見学中の小学生が数人
     取り残されている模様です。」
船のアップ画面に護の姿を見て驚く愛。
愛「護ちゃん……!」

Gアイランドシティ
ニュース「スクランブル中の自衛隊機が2機、それとやはり国籍不明のロボットのような巨大ライオンが接近し撃墜されています。」
海に沈んだライオン型の物体として映し出されたギャレオン
勇「!?あのライオンは……!」
勇曰く、8年前に現れたあのライオンそっくりである為驚いた。

GGG基地
牛山「長官っ!」
大河「どうした?牛山君。」
牛山「あの船の中にいる子供、わ…私の弟です!」
大河「何!?」

末男「だああ!あっちいけ!あっちいけ!」
棒で迫るものたちに抵抗する末男と怯える護達。

火麻「おい!子供がいたんじゃ自衛隊も攻撃できないんじゃねえか!?」
麗雄「例え攻撃しても、自衛隊の火力じゃ奴のバリアシステムは破れん。」
大河「バリアシステムをすり抜けて、子供を救出できる者といえば……。」

火麻「うむ!」

麗雄「うむ!」

大河「うむ……卯都木君、凱を呼べ!」
命「はい。待機中の機動部隊、応答願います!」
橋の鉄柱に金の服らしきもの着ている男が立っている
獅子王凱(ししおうがい 以下凱)「全部聞こえてるよ! 幾ら何でも待たせすぎだぞ、命。」
命「ごめん、エネルギーは大丈夫?」
左胸をあけて燃料を確認する凱(実は彼はサイボーグ)
凱「OK! 満タンだ!」
命「わかってるわね?」
ガオーブレスのアップ
凱「子供達の救出だな?」
命「頼むわ…凱!」
凱「任せておけって!……ドリルガオー!!」
凱の掛け声と共に海底の地下から現れるドリル戦車。そのままEI−02に向かっていく。
そして太陽をバックに姿を現す凱。そしてジャンプ
凱「イィィィィクイップ!!」
左腕のガオーブレスを掲げ叫ぶとホーンクラウン(唯一の生身である頭部を守る為の防具)が出現し装着される。
そこから赤い管(名称不明?)が出現そして緑色で半透明のバイザーが右目にかかった。
ドリルガオーが隙を突いてる間に凱はEI−02の後ろの船へと向かう
護「この!この!この!このぉ!」
護が迫ってくるコードに蹴りを放つもまったく無意味、そこに凱のキックがコードに炸裂!コードを撃墜する。
護「?」
凱「助けに来たぞ!」
護「うわっはぁ! おじさん、カッコイイ!!」
凱「おいおい…おじさんはないだろう。これでもまだ、二十歳なんだぜ!
  さあみんな!脱出するぞ!」
護「はい!」
数納「助かったぁ!!」
護達が喜んでいるのもつかの間、突然内部が揺れ出した。
護達「うわぁ!」
凱「何だ!?うわぁ!」
凱に向かって出っ張り(柱?)が飛び出し凱は外へと弾き出されてしまう。
凱「ぐわぁぁ!」
凱はそのまま海に落下してしまう!
護「おじさーん!!……?」
護が見上げるとEI−02の様子が変なことに気づく。
なんと変形を始めた。
変形により子供達は中で転げ回る。
護達「うわぁぁぁ!」
海面から浮き上がる凱
凱「ぶわ!……!、何!?」
EI−02は芋虫みたいになったと思ったら橋の中へと入っていった。
火麻「変形したのか!?」
中ではEI−02は列車形態になっていた。
麗雄「2年前の時と同じだ……!」
そして発進する列車形態EI−02
大河「現時刻より奴をEI−02と認定、呼称する!!」
猛スピードでEI−02は首都高速を突っ走る!
子供達「うわぁぁ!!」
頭をかきながら情報分析する猿頭寺
猿頭寺「……EI−02は地下鉄構内に侵入、都心に向かっております。」
EIー02のスピードによりその衝撃で地上はパニックに陥る。
相変わらず都心へと走るEI−02
猿頭寺「新宿駅到達まであと3分弱!」
スワン・ホワイト(以下スワン)「半径10k圏内に避難勧告発令!」
大河「何故都心を目指すのだ?」
護達はどうしようもなく中でたたずんでいた。
そこに列車の音がした。
護「ああ!?」
以外にもEI−02に追いついているのは500系新幹線だった。
護「新幹線!?」
どんどんEI−02との距離を縮めるていく。それを操縦しているのはなんと凱であった。
凱「悪いけどスピードなら、このライナーガオーの方が上だぜ!」
ライナーガオーはEI−02を追い抜いていきそうである。

その頃撃墜されたギャレオンは海底にて活動を再開させていた。
牛山「ギャレオン、体内発熱による解凍率81・2%!起動可能です!!
   長官!弟を助けてもらえませんか!?」
大河「わかっている!……博士、フュージョンの成功率は!?」
麗雄「シミュレーションで99.9%……。実戦のデータはないんでな。やってみなけりゃわからん」
大河「うぬぬ……!フュージョン承認!」

ライナーガオーのコックピットにて命の通信が入る
命「凱、フュージョン可能よ!」
凱「待ってたぜ!!」
何故かライナーガオーはスピードを落としていく。
護「ああ!?」
子供達はスピード低下の衝撃で小さく吹き飛ぶ。

一方都庁周辺では警察が非常線をはっていたがEI−02の猛スピードでの接近によりその場を退避
都庁の前に到着するとロボット形態へと変形する。
EI−02の出現に驚く都庁ビル内の人達
EI−02はなんと両手を開いて都庁に向かって構え始めた。
護「都庁をぶっ壊す気だ!」
数納は怖さのあまり涙を流しまくり。
すると後方からライオンの鳴き声がした。
護「!?……ああ!」
EI−02が後方に目をやるとそこにはギャレオンが、さらにその頭部には凱が腕を組んで乗っていた。
華「さっきのライオン!」
数納「生きてたんだねぇ!」
護「あのおじさんもいる!」
数納「生きてたんだねぇ!」
腕を組んでそのまま立っている凱。
EI−02は胴体を180度回転させ荷電粒子砲と冷凍砲を同時発射しようとする。
……その前に
凱「フュゥゥゥジョォォォォン!!」
凱がギャレオンの口の中へ入っていった。その後ギャレオンは人型へと変形を始める。
眉間のGストーンが輝く。そして誕生したのが胸にライオンの顔を持つロボットその名は……
凱「ガイガァァァァァァッ!!」
ポーズをとるガイガー
ナレーター「サイボーグ凱は、ギャレオンとフュージョンすることによりメカノイド“ガイガー”へと変形するのだ。」
そしてEI−02は荷電粒子砲と冷凍砲の同時発射攻撃をする。
ガイガーは腰部のブースターの勢いでジャンプし攻撃をかわす。
凱「ステルスガオー!!」
EI−02は今度は肩からペットボトルミサイルを発射する。
命中する寸前にガイガーは消え、ミサイル同士で命中し爆発
ガイガーにミサイルが命中したと思い唖然とする子供達(数納は泣いてる)
華「あっ!あそこ!」
護達「!?」
華が指差した方にはなんとステルス戦闘機とドッキングしたガイガーが宙を舞っていた。
当たる直前にドッキングし攻撃をかわしたのである。
そしてガイガーは都庁の後ろへと飛んでいく。
一方EI−02もそれを追って攻撃を仕掛けようとするが都庁から現れたステルスガオーにガイガーはいなかった。
後方へと振り向くがガイガーは既に懐に入っていた。
凱「遅い!」
すかさずガイガークローで船の部分を切断、それをキャッチしたあと都庁ビルの屋上へと飛んでいく。
護達「やったぁ!助かった!!」
そしてそれを都庁屋上に置く、護達を無事に救出した。
護「ありがとうおじさーん!」
凱「おじさんはやめろ!俺はこれでもまだ二十歳……!」
突然触手がガイガーの首に巻きつき電撃攻撃がガイガーを襲う。
凱「なっ!……ぐわぁぁぁぁぁ!!」
なんとEI−02が飛んできた。それは大量の扇風機(!)によるものだった。
火麻がガングルーで現場に駆けつける
火麻「えらいことになったぞ!」
空中で苦しめられるガイガー

GGGでは防護パネルに守られているボタンがDANGERという文字が表示され赤く光って表示されていた。
命「ガイガーからファイナルフュージョン要請のシグナルが出ています!」
大河「博士!」
麗雄「しかし……ファイナルの成功率は限りなくゼロに近いんじゃがなぁ。」
大河「成功率なんてのは単なる目安だ! 後は勇気で補えばいいっ!!
   ファイナルフュージョン承認!!」
ビシッと指を刺す大河。
それに合わせてキーボードを叩く命。
命「了解!ファイナルフュージョン、プログラムドライブ!!」
命は右手で思いっきり防護パネルごとそのボタンを叩く!
パネルにヒビが入ると同時にファイナルフュージョンプログラムが起動する。
モニターの“GUY”“GAIGAR”“LINERGAO”“STERETHGAO”“DAILLGAO”の各項目の隣の
“PEPARATION”という文字が赤い帯で“DRIVE”と書かれたモノが覆いかぶさりそして黒い画面に切り替わる
画面には“FINAL FUSION GAOGAIGAR”の文字が浮かぶ!

凱「よっしゃあ!はああああ!!」
ガイガークローで触手を切り裂いて脱出する。
凱「ファイナル! フュゥゥゥジョォォォォォォン!!」
両手を構えてあとすぐに開く、すると腰部から緑色のガスを発生させ猛回転する。
そうはさせるかとEI−02はガイガーに突っ込むが先程のガスにより妨害されてしまう。
先程の行動はEMトルネードを発生させる為のものであった。
何故ならばファイナルフュージョンにかかる時間が62.328秒の為その途中、攻撃での妨害をされてしまうのだ。
それを防ぐ為ガイガーはその中でファイナルフュージョンを行うのである。
護達「ああっ!!」

EMトルネード内
ガイガーの胸のライオンの口が光り出すとドリルガオー、ステルスガオー、ライナーガオーが現れガイガーの周りを一周する
その間にガイガーは下半身を180度回転(変形)させる。
ドリルガオーのドリルがスライドしガイガーの足とドッキングする。(ドリルは膝になる)
ガイガーの両腕が後ろに回るとその穴にライナーガオーがドッキング、両肩になる。
ステルスガオーがホバリングしながらガイガーの背中にドッキングする。
そしてライナーガオーが少し変形しステルスガオーの一部が胸のライオンとドッキング、たてがみになった。
ライナーガオーから下腕部が出現、それがステルスガオーのエンジン部とドッキング。
そのエンジン部の先端から両手首が出現。
最後にステルスガオーに内蔵されていたヘッドギアがガイガーの頭部に被さりさらにマスクが装着され額にGストーンが輝く
凱「ガオー!ガイー!ガァァァァァッ!!」
ポーズを取るガオガイガー。
ナレーター「ついに我々の待ち望んだ真の勇者が誕生した!その名も……勇者王ガオガイガー!」
EMトルネードが晴れる、そして新宿にそびえるガオガイガーの姿。
命「ファイナルフュージョン完了!」

麗雄「奇跡じゃぁっ!!」
合体の成功に喜ぶGGG隊員達
大河「頼むぞ、勇者!」

対峙するガオガイガーとEIー02。
護達は固唾を飲んで見守る。
先に動いたのはEI−02荷電と冷凍の同時発射
凱「プロテクトシェェェェドッ!!」
攻撃は左手を掲げて発生させたバリアにより防がれさらには五方星を描いて跳ね返ってきた。
しかしEI−02にはノーダメージ。
スワン「バリアシステム破壊率ゼロ……まったくの無傷デス!」
麗雄「なんとぉ!!」
悔しがる麗雄
それでもめげないガオガイガー
凱「まだまだぁぁぁ!」
右手を天に掲げる、すると腕が回転する!(手首と上腕部は回転が左右対象)
凱「ブロウクンマグナァァム!!」
掛け声と共に右手を飛ばすいわばロケットパンチ(しかし回転してる為軌道は安定する)
ブロウクンマグナムはバリアに引っかかるも勢いは衰えずどんどん迫っていく。
スワン「バリアシステム破壊率20…25…35……50!」
麗雄「おーし!粉砕だあ!!」
そしてバリアを貫通しEI−02の頭部を貫きEI−02は地面に落下
護達「やったぁ!!」
そして右腕はガオガイガーに再びドッキングする。
しかし起き上がったEI−02の頭部は再生する。
そんなこと構わずガオガイガーは頭部を右手で殴る。
スワン「NO! 10秒以内に再生してしまいマス!」
凱「よーし!それなら……!
  ヘル!アンド!ヘブン!!」
ガオガイガーが両腕を構えると左右の腕が激しく光だした。
凱「ゲル・ギル・ガン・ゴー・グフォ……。」
呪文のような言葉を唱え出し両手を合わせる
そして両手が合わさった途端EMトルネードが発生!EI−02の動きを封じる
凱「はあぁぁ!!」
胸のライオンが吼える!
凱「はあぁぁ!!」
そして合わせた両腕前に向けそのまま突っ込んでいく!
凱「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ヘルアンドヘブンがEI−02に炸裂!
ヘルアンドヘブンは右手の攻撃エネルギーと左手の防御エネルギーを重ねて放つガオガイガー最強の必殺技なのである。
凱「はあぁぁぁぁ!!ふんっ!!」
そして核をえぐり取り出すとEI−02は爆発した。完全に倒したのである。
護達「わぁぁぁぁ!!」
爆発の衝撃波から身を守る為身を小さくする護達。
衝撃波が晴れガオガイガーに目をやる護
ガオガイガーはEI−02からえぐり出した核を握り潰そうとすると
護「!!やめてぇぇぇ!!」
護がはげしく緑に光だし背中から羽を生やし空を舞いガオガイガーへと近づく
凱「何っ!?」
突然の出来事に驚く凱
護「それを壊しちゃ、だめぇぇぇぇっ!!」
そしてガオガイガーの手の上に着地する。
お互いを見つめるガオガイガーと護、護の眉間には“G”の文字が浮かび上がっていた。

GGGのメインオーダールームにてモニターに映ってる護を見て驚く大河達……。
大河「なんだ!?あの少年は……?」

今ここに、人類とゾンダーの戦いの幕が切って落とされた……。

エンディング(主題歌『いつか星の海で』)


次回予告「君達に最新情報を公開しよう。えぐり出された敵ロボットの核…あれはなんだ!?
     うろたえる暇もなく新たなる敵が、街を平和を踏みにじる。
     合体不能に陥るガイガーに勝利の女神は微笑むのか!? 
     勇者王ガオガイガーNEXT『緑の髪の少年』
     次回もこのチャンネルでファイナルフュージョン承認!」

ガイガードリルアームモード(ドリルガオーがガイガーの腕にドッキングしている状態)
↑これが勝利の鍵だ!(毎回違う)

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