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ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国のオープニング
 

ゴーイングメリー号はいつものように海を走っていた。

ゾロ「王なる宝が眠る島?」

ナミ「そう! 島の名は王冠島」

サンジ「さすがナミさん、いい地図拾ってくれたぜ!」

ウソップ「きっとすっげぇお宝なんだろうな!」

ルフィ「行ってみようぜ! ワクワクする」

チョッパー「やめようよ……」

一同「ん?」

サンジ「何言ってんだチョッパー?」

ナミ「せっかくお宝があるっていうのに、みすみす逃すバカがどこにいるのよ!?」

チョッパー「だって怖い海賊が狙ってるんだもん!」

ルフィ「お前だって海賊じゃん!」

チョッパー「あ! 忘れてた……」

ウソップ「あのな……」

チョッパー「でもほら、俺、船酔いするし怪我したら危ないし!」

ウソップ「怪我したときに医者のお前がいるんだろう!?」

チョッパー「そりゃそうだけど」

ウソップ「まったく、新入りはこれだから。この先どんな化け物に襲われるかしらねぇってのによ!」

チョッパー「化け物!?」

ウソップ「おうよ! 1トン級の吸血ペンギンや人食い帆立貝!」

チョッパー「うそうそうそ!」

ウソップ「凶暴巨大たこ焼きや巨大エビ餃子!」

チョッパー「うわああっ!!」

ナミ「何で信じるのよ?」

チョッパーがルフィとぶつかる。

ルフィが持っていた板には絵が描いてあった。

チョッパー「うわあっ! 化け物!!」

ルフィ「お前、失敬だな。誰が化け物だ!」

ゾロ「こんなんでブルってたら、俺たちの仲間は務まらねぇぞ」

チョッパー「そんなことないよ。いざとなれば勇敢に戦うさ!」

サンジ「んなこと言って肝心のときに逃げてたりしたらかっこつかねぇぞ?」

チョッパー「う…… 俺だって海賊の一員になったんだ。逃げたりなんかしないさ」

ルフィ「にひ…… ん?」

船が揺れる。

ウソップ「な、何だ何だ!?」

ルフィたちが外に出ると周りから水柱が立ち上がる。

ルフィ「おい、島だ」

メリー号が飛び上がる。

ナミ「うわああっ!!」

ゾロ「海底火山の噴火だ!」

ナミ「見て、あれを!」

サンジ「あ?」

ゾロ「噴煙が一繋がりに!」

ルフィ「一繋がり!?」

ウソップ「もしかして、これが……」

ナミ「ええ、間違いないわ……」

ルフィたちが目にしたのは王冠島だった。

ルフィ「王冠島だ!!」
 

(続く)
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