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ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜のオープニング



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ナレーション「伝説の海賊王、ゴール・D・ロジャーの遺したひとつなぎの大秘宝、ワンピースを巡る戦い…… 幾多の海賊たちは、自らの旗を掲げ、グランドラインに犇めき合っていた…… 時は今、大海賊時代。勇猛果敢…… 高い戦闘能力を有する海賊たちの中にあって、特に恐れられているのが悪魔の実を食べ、驚異的な能力を手にした悪魔の実の能力者たち…… ゴムゴムの実の能力者にして、海賊王を目指しているモンキー・D・ルフィ…… そして彼を船長とする麦わら海賊団! その中で、特に欠かせない存在は船医。医者である…… だが今、この船にはそれが存在しない。なぜなら……これは、出会いの物語だから……」

サウザンドサニー号は航海を続けている 。

ゾ ロは今、トレーニングの真っ最中である。

ゾロ「日々の鍛錬…… それこそが、大剣豪に近づくための早道だ…… ふーっ…… さて。ん?」

一方、ルフィはバーベルを手にしていた。

ルフィ「よーし! 今日はこれで海王類でも釣ってやるか!」

ウソップ「ええっ? おいルフィ、どっから持ってきた? そんなもん」

ルフィ「ああ、そこらに転がってたのを適当に……」

フランキー「おいおい船長…… 俺に言ってくれりゃいくらでも作ってやんのに。仮にも船大工なんだしよ」

ルフィ「フランキー!」

ウソップ「いや、いくらなんでも海王類は無理だろう…… よーし、ここは1つこの狙撃の男ウソップ様が一肌脱ごうじゃないか」

ゾロ「おいお前ら! 俺のバーベル 知らねぇか?」

3人「ん?」

ゾロ「あっ、てめぇ! それは俺んだ!」

ウソップ「やべぇ、ゾロが怒った!」

フランキー「麦わら! 早く投げ入れろ、証拠隠滅だ!」

ルフィ「わかった! せーのっと!」

ウソップ「いや、もう遅ぇだろおい!」

ロビン「騒がしいわね……」

そこへサンジがやってくる。

サンジ「ナミすわん、ロビンちゅわーん! 本日のリラックスおやつ、プチフルールなどいかがですか?」

ロビン「ありがとう」

サンジ「この船のコックの名にかけて精魂込めて拵えました。ご賞味のほどを……ん? おおーっ! (薄紅色に染まる頬。そして潤んだ瞳…… これはまさしく恋する乙女の表情! その瞳に写るのは……俺、俺、俺なのか?)」

するとナミが立ち上がる。

ナミ「(空気が変わった! 大きな風が来る) 急いで帆を畳んで! 南に進路を変えるわ」

一同「ん?」

ナミ「フランキー! コーラ樽の準備をお願い! バーストで一気にここを抜けるわよ!!」

フランキー「おう、任せろ! 準備はいいか?」

一同「おう!!」

フランキー「行くぞ! クー・ド・バースト!!」

サニー号が一気に飛び上がる。

ルフィ「うひゃあっ! 相変わらずすげぇな、バーストの威力は。ハハハハ!」

サニー号が海に不時着。

ウソップ「しかしなんだ! 航海士のナミの言うことだし間違いないはないんだろうけど、どうして急に進路を?」

すると突然サイクロンが発生する。

ウソップ「なんだありゃ!?」

サンジ「サイクロン!?」

ウソップ「さっきまでこの船が向かっていた方角だ!」

サンジ「あのまま進んでたら……直撃!?」

ロビン「グランドラインのサイクロンは予測不可能…… 前兆のない風だといわれているわね…… さすがね、ナミ」

すると突然ナミが倒れこむ。

ロビン「あっ? みんな、大変! すぐに来て、ナミちゃんがひどい熱を!」

一同「え?」「何!?」

寝室

サンジ「ナミさん、大丈夫かな!? なぁ、ロビンちゃん」

ルフィ「肉食えば治るよ、病気は。肉×2!」

フランキー「バカヤロー、こういうときこそコーラだ! シュワシュワットな」

サンジ「ちょっとは心配しろ、てめぇら!」

ロビン「静かに!」

サンジ「あ、すまねぇ……」

ロビン「高い。41℃もある……」

ルフィ「それって、すごいのか?」

サンジ 「さぁ、病気にかかったことねぇし」

ウソップ「俺も。どうなんだ、ロビン?」

ロビン「考古学ならともかく、医学は専門外! だけど、こんな高熱早々出るじゃない。一刻も早く診せた方がいいわ」

サンジ「医者ったって、うちにはそんなもん……」

フランキー「ああ。仲間に船医でもいりゃあな」

ロビン「もしかしたらこれは、命に関わる病気かもしれない……」

一同「え?」

ルフィ「ナミは死ぬのか!?」

サンジ「ナミさん、死なないで……」

ウソップ「○△×%!」

フランキー「ああっ!」

ロビン「静かに!」

ルフィ「医者舵いっぱい! ナミを助けるぞ!!」


ONE PIECE THE MOVIE
エピソードオブチョッパー+
冬に咲く、奇跡の桜

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