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大決戦! 超ウルトラ8兄弟のオープニング
 
 
ナレーション「昔々。といってもそんな昔ではありません……誰もが明るい未来を信じられる時代。そんな時代から今日不思議な物語が始まるのです……」

マドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢が遊んでいた。

3人「くださいな」

主人「ハッハッハ! 何にするかな!?」

3人「ラムネ!」「僕も……」「俺も」

主人「おお、1人10円だな!」

ダイゴ「おじさん、今何時!?」

主人「えー、6時ちょい過ぎ!」

3人「大変だ!!」

主人「どうした? そんなに急いで!」

3人「今日から、ウルトラマンが始まるんだ!」「早く早く!」

主人「ウルトラマン!?」

ダイゴの家

ダイゴの父が帰ってくる。

ダイゴの母「お帰りなさい」

ダイゴの父「ただいまー!」

3人「お帰りなさい!!」

ダイゴの父「アスカ君、我夢君、来てたんだ……」

我夢「こんばんは!」

アスカ「お邪魔してます!」

ダイゴの父「どうした? やけに嬉しそうだな……」

ダイゴの祖父「よう知らん、始まるらしい……」

ダイゴの父「始まる? 何が!?」

ダイゴ「もうすぐわかるって!」

夕食

ダイゴの母「さ、どうぞ!」

一同「いただきます!!」

時刻は7時を過ぎる。

アスカ「7時だ!」

ダイゴの父「おい!」

ダイゴの母「はい……」

テレビをつけるダイゴの母。

始まったのはウルトラマンだった。

3人「始まった!!」

内容は当時放送された物と同じだった。

我夢「すっゲぇー!」

アスカ「かっこいい!」

3人は食事を忘れてすっかりテレビに夢中になる。

ダイゴの父「お前たちが大きくなったらどうなるんだろうな?」

アスカ「ダイゴ、宇宙飛行士になるって言ってたよ!」

ダイゴの父「それはすごいなぁ……」

ダイゴ「(ナレーション」ウルトラマンが、初めてテレビに登場したとき、僕らは驚き……とてもたくさんのファンをもらった……」

3人「シュワッチ!」

我夢「最後まであきらめなければ、きっとウルトラマンが来てくれる!」

ダイゴ「(ナレーション)あっという間に月日が流れ……そして、ある日、僕らは出会ったのだ。あの不思議な少女に……」

ダイゴたちが原っぱで野球をしていると、そこに少女がいた。

アスカ「君……名前は!? 一緒に遊ぼう」

4人は紙飛行機を飛ばしていた。

アスカ「大きくなったら、プロ野球選手になれますように!」

ダイゴ「宇宙船の船長になれますように!」

我夢「アポロみたいに月へ行くの!?」

ダイゴ「もっともっと遠く。ウルトラの星に行く!」

我夢「なら僕は、科学者になって宇宙船作る! ダイゴと一緒に行くよ」

ダイゴ「君も、願いを言いなよ……」

少女は手を振って3人の元を去る。

ダイゴ「(ナレーション)それっきり少女と会うことはなかった……僕らは自然と、ウルトラマンへの憧れやときめきを忘れ去り、すっかり大人になっていた……」」

ダイゴが自転車で急いで職場に向かっていた。

ダイゴ「遅刻だ……」

自転車屋の前にハヤタがいた。

ダイゴ「ハヤタさん、おはようございます!!」

ハヤタ「ダイゴ君、また寝坊か!?」

ダイゴ「目覚まし鳴らなくて……それじゃ!」

ハヤタ「おう、頑張れよ!」

店からレナが出てくる。

レナ「お父さん……今誰応援してるの!?」

ハヤタ「いやあの、お前の婚約者だよ」

レナ「やっぱり……って言うか、婚約なんかしていません!」

ハヤタ「え?」

レナ「行ってきます!」

モロボシ・ダンの店の前に着くダイゴ。

ダイゴ「モロボシさん! おはようございます!!」

ダン「アロハー!」

坂田モーターズ前

ダイゴ「郷さん、おはようございます!!」

郷「あいよ! ファイトファイト!!」

パン屋前

ダイゴ「北斗さん、おはようございます!」

北斗「おお、これいつもの!」

ダイゴ「ありがとう!」

北斗「まけるなよ!!」

横浜中華街

ナレーション「これから始まるのは……皆さんの大好きな、ウルトラマンのいない世界での物語です。だが主人公の彼も、まだヒーローではありません……しばらくの間あなたの目は、あなたの体を離れて、その不思議な世界へと入っていくのです」

経済観光局・観光交流推進課

ダイゴがようやくやってくる。

ダイゴ「おはようございます!」

中を見ると職員たちが外を見ていた。

ダイゴ「あの……みんな、何見てんですか!?」

野球場でもアスカとユミムラ・リョウが空を見ていた。

リョウ「ちょっとアスカ……あれ見てよ……」

アスカ「マジかよ?」

港でも我夢と佐々木敦子と一緒にそれを見ていた。

敦子「我夢……何なの? あれ……」

我夢「蜃気楼……!?」

空には逆さまになった町が写っていた。

レナ「横浜に蜃気楼が現れました! その不気味な光景が……まるで世界の終わりを連想させます!」

するとダイゴがどこか別の場所にワープ。

霧が晴れるとそこは荒れ果てた町だった。

そこには怪獣もいた。

ダイゴ「怪獣!?」

ダイゴがふと見上げると、そこにいたのはウルトラマンだった。

ダイゴ「ウルトラマン!?」

空から何体も舞い降りる。
 

大決戦!
超ウルトラ8兄弟
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