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超電子バイオマンの第1話
新帝国ギアの基地
ネオグラード
幹部たちがやってきたのはメカジャイガンの格納庫だった。
氷が裂ける。
ドクターマン「メカジャイガン・カブトカンス!!」
カブトカンスが動き出す。
ドクターマン「歴代1号の栄誉は、お前に与えよう!」
一同「ファオ・ザ・ワン!」
ドクターマンたちが通路を通る。
メカクローンたちが出迎える。
ドクターマンの他にもビッグスリーであるメイスン・ファラ・モンスター・ジューノイドであるメッサージュウ・サイゴーン・メッツラー・ジュウオウ・アクガイガーがいた。
司令室に到着。
ドクターマン「貴族たち! 新帝国ギアの相当・ドクターマンこそが……世界科学者であることを教えてやるのだ!」
ビッグスリー「バイ・ザ・マン!!」
ジューノイド「バイ・ザ・マン!!」
ドクターマン「目標……日本!!」
コンピューターが日本にインプット。
ドクターマン「科学都市……テクノトピア21!! メカジャイガン・カブトカンス出撃!!」
ネオグラードからカブトカンスの入ったカプセルが発射。
ドクターマン「ミラージュ戦闘隊、出撃!!」
今度はネオグラードが発進。
その夜・日本
岩山が開き、巨大ロボ・バイオロボが現れ、目からビームを放射。
謎の巨大ロボ出現
ナレーション「超近代都市・テクノトピア21は、世界世界中から選りすぐりの科学者が集まっている世界一の科学都市である……」
郷史郎がスカイダイビングをしていると、バイオロボのビームが浴びせられる。
郷「うわあっ!!」
パラシュートが開く。
郷が施設に着地。
郷「どうしたんだ!? 急に頭が……」
すると上空からカブトカンスが降り立つ。
郷「うわあっ!!」
施設から関係者が出てくる。
そこへメイスン・メッサージュウ・メカクローンが現れる。
メイスン「新帝国ギアの幹部・ビッグスリーの1人、メイスン……」
メッサージュウ「ジューノイド五獣士の1人・メッサージュウ!」
メイスン「この世は真の天才・今世紀最高の科学者・ドクターマンが支配するのだ……攻撃! ミラージュ戦闘!!」
空から舞い降りる戦闘機が総攻撃をかける。
メイスン「攻撃! メカクローン!!」
メカクローンが研究員たちに銃を乱射。
人々はどんどん戦闘機やメカクローンたちの危機に陥っていた。
メイスン「行けメッサージュウ!!」
メッサージュウの攻撃が人々を襲う。
メッサージュウが郷を捕らえる。
郷は抵抗して落ちる。
巨大な玉が爆発。
郷「みんな、早く逃げろ!!」
メイスン「進め。メカジャイガン・カブトカンス!!」
メイスンが消える。
玉がカブトカンスに代わる。
カブトカンスが攻撃を繰り出す。
そこへバイオロボが出現。
郷「ああっ! 何だこいつは!?」
バイオロボが郷を手に取る。
郷「うわあっ!!」
ひかる「何が起きたのかしら!? きゃあっ!!」
今度は桂木ひかるを取るバイオロボ。
ひかる「きゃあっ!!」
ひかるはそのまま気絶する。
一方、レーシング上では高杉真吾が攻撃に巻き込まれていた。
高杉「やめろ! 高いんだぞこの車!!」
戦闘機が高杉の車に攻撃を仕掛ける。
車から高杉が放り出される。
高杉「うわあっ!! この野郎……」
今度は高杉の前に現れるバイオロボ。
高杉「何だお前は!? やめろ!!」
バイオロボに持ち上げられる高杉。
高杉「降ろしてくれ。おい、おい!!」
南原竜太が水上をモーターボートで走っていた。
南原「何すんだ!!」
戦闘機が南原の上を上空。
南原「うわっ!」
ボートが転倒。
南原は攻撃から逃げる。
南原「何だこいつは!?」
南原もバイオロボ持ち上げられる。
南原「やめろ!! 降ろせ!!」
小泉ミカがバイクに乗って走っていると、戦闘機の襲撃に遭う。
ミカ「うわっ!」
ミカがカメラを向け、シャッターを押す。
走るとそこにバイオロボが現れ、ミカも持ち上げてしまう。
ミカ「何よあんた! ネオグラードではギアがバイオロボの映像を見ていた。
ジューノイド「何だこりゃ!?」「何だ何だ!?」
モンスター「何であんな物が出てきたんだ!?」
ファラ「誰が作ったのかしら!? 並みの科学では作れないはずだ!」
ドクターマン「モンスター、ファラ。見苦しいぞ! あのように私に匹敵する科学者など存在するはずがない!! メイスンに、あの巨大ロボを破壊するよう指令するのだ!」
モンスター・ファラ「はっ!」
地球
バイオロボが5人を地上に降ろす。
一同「うわっ!」
そこへロボット・ピーボが現れる。
郷「うわあっ!」
ピーボ「よく来てくれました……」
ひかる「いやあっ!!」
ピーボ「僕の名はピーボ。バイオロボとともに昔々、地球を守るためにやってきたんだ……君たちはバイオマンとなって、新帝国ギアから地球を守るんだ!」
ピーボの胸から変身アイテム・テクノブレスが郷たちの腕に装備される。
ひかる「あっ!」
郷「取れない!」
ピーボ「それは、テクノブレス。それが君たちをバイオマンする」
郷「バイオマン!?」
ピーボ「君たちの体には、代々、バイオマンになる能力を受け継がれている。バイオロボは潜在能力をかぎ当て、君たちを選んだんだ……新帝国ギアが来たぞ!!」
一同「何だって!?「新帝国ギアが?」
メイスンが姿を現す。
メッザージュウやメカクローンが到着。
メイスン「バイ・ザ・マン!!」
ひかる「きゃああ!!」
ピーボ「気をつけろ!」
メイスン「攻撃メカクローン!」
メカクローンが郷たち5人に襲い掛かる。
郷がパンチ。
郷「たあ!! あいて!」
効いていなかった。
南原がメカクローンの首を回転。
しかし、すぐに返り討ちにあう。
高杉「こいつ……うわっ!!」
ピーボ「このままじゃ大変だ……」
ミカが戦いの写真を取っていた。
ひかる「いやあ……助けて!!」
ミカが助けに入る。
メカクローンの仮面がはがれる。
ミカ「きゃああ! 早く。きゃああ!!」
一同は逃げる。
ピーボ「みんな! テクノブレスを使うんだ!!」
ひかる「何!?」
ピーボ「何してんだよ! テクノブレスだテクノブレス!!」
郷「バイオマン!!」
郷がレッドワンに変身。
ピーボ「他の4人も使うんだ!!」
高杉「バイオマン!!」
南原「よーし……バイオマン!!」
ミカ「バイオマン!!」
ひかる「バイオマン!!」
高杉がグリーンツーに、南原がブルースリーに、ミカがイエローフォーに、ひかるがピンクファイブに変身。
メイスン「一体お前たちは何者だ!?」
ピーボ「バイオマンだ!! レッドワン、グリーンツー、ブルースリー、イエローフォー、ピンクファイブ!! 新帝国ギアから地球を守る超電子バイオマンだ!!」
メイスン「撃て!!」
メカクローンが発砲。
しかし、傷1つついてなかった。
ピーボ「大丈夫だ。バイオスーツがみんなを守ってくれる!」
ピンク「生きてるわ……」
ブルー「すごい!」
メイスン「攻撃メカクローン!!」
レッドのパンチがメカクローンの頭部を1発で破壊。
レッド「すごい……」
ピーボ「グリーンツー、ジャンプだ!!」
グリーンが猛ジャンプ。
グリーン「よし。たぁっ!!」
ピーボ「やったぞ!!」
グリーン「すごい!!」
ピーボ「やったやった! ブルースリー、飛ぶんだ!!」
ブルー「よーし。たあっ!!」
ブルーが飛ぶ。
ピーボ「おおーっ。やったー!」
ピンク「助けて!!」
ピーボ「ええっ?」
ピンクがメカクローンに襲われていた。
ピンク「いやあ、何するの!?」
ピンクがメカクローンを吹き飛ばす。
ピンク「ああ……」
イエロー「ピンクファイブ、危ない! とおっ!!」
イエローが上から舞い降り、メカクローンを撃退。
ピンク「私たち本当に強いのね……」
ピーボ「やったやった! うまいぞうまいぞ!!」
メカクローンとピーボが顔を合わせる。
ピーボ「うわあっ!! 助けて!」
ピーボがこける。
ピーボ「誰か来てくれ!!」
レッドがキックを繰り出す。
レッド「たあっ!」
ピーボ「レッドワン! 腰のバイオソードを使うんだ!!」
レッド「バイオソード!?」
レッドがバイオソードを手に取る。
レッド「あたあっ!!」
メカクローンが爆発。
レッド「彼らはメカ人間か!」
ピーボ「新帝国ギアは、メカ人間を使って、この地球を征服しようとしてるんだ」
崖の上にメイスンとメッサージュウが立っていた。
ピーボ「あれは、君たちの超電子頭脳に超戦闘マニュアルが入っている。それに従って戦うんだ!!」
レッド「わかった! よーしみんな、俺たちの手でこの地球を守るんだ!!」
グリーン・ブルー「おう!!」
イエロー・ピンク「OK!!」
レッド「ワン!!」
グリーン「ツー!!」
ブルー「スリー!!」
イエロー「フォー!!」
ピンク「ファイブ!!」
レッド「超電子!」
一同「バイオマン!!」
バイオマンが再びメカクローンに挑む。
レッド「とおっ! レッドワン・ファイヤーソード!!」
ファイヤーソードがメカクローン軍団を粉砕。
上空からメッサージュウがバイオマンを攻撃。
ピーボ「レッドワン! 戦闘マニュアルだ。忘れたのか!!」
レッド「俺の超電子頭脳ハレーダー倍増だ! 包囲20……距離50!」
レッドのレーザーがメッサージュウを撃ち落とす。
ピーボ「バイオマン! バイオエレクトロンだ!! 5人の力を合わせろ。体内効果で必殺技を見つけるんだ!!」
5人はバイオソードを構える。
一同「バイオソード! ミラクルレーザー!!」
ミラクルレーザーがメッサージュウを吹き飛ばす。
メイスン「メッサージュウがやられるとは。メカジャイガン・カブトカンス!! 奴らを叩き潰せ……」
カブトカンスが飛来。
ピーボ「よし!」
ピーボの目のビームがバイオロボの胸に放射。
ピーボ「バイオマン! バイオロボに乗るんだ。急げ!!」
バイオマンとピーボがバイオロボに乗り込む。
レッドとピンクが第1コックピットに乗り込む。
ピンク「わあっ!」
レッド「こりゃすごいな……」
第2コックピットにはグリーン。ブルー、イエローが乗る。
ブルー「へー……」
グリーン「すごいや……」
イエロー「この上、まだ何を作ろうって言うの!?」
ピーボはコンピューターを操作していた。
ピーボ「エンジンは全て快調だ。バイオロボであいつを倒すんだ!」
レッド「ラジャー! 超電子頭脳のマニュアルに聞きながら戦う」
ピーボ「ラジャー!! 頼むよ」
バイオロボが歩き出すが、カブトカンスの腕に倒れる。
ピーボ「ちっともわかってないじゃないか!!」
カブトカンスの砲撃。
ピンク「きゃあ!」
イエロー「きゃっ!」
バイオロボが立ち上がる。
しかし、カブトカンスの砲撃に苦戦するばかり。
ピーボ「落ち着いてマニュアルに任せ!」
ブルー「イエロー、頑張れ! この若さじゃ死にたくないだろう!?」
イエロー「そ、そうね……」
レッド「大丈夫か!?」
ピンク「みんな、頑張って!!」
バイオロボは宙に舞い、攻撃を交わしてキック。
カブトカンスは変形して宙を舞うとバイオロボも後を追う。
カブトカンスの右手のチェーンが伸び、腕にからむ。
バイオロボのスーパーメーザーがそれを切る。
2体は地上に着地。
レッド「バイオロボ・スーパーメーザー!! スーパーメーザー・ストレートフラッシュ!!」
バイオロボはスーパーメーザーでカブトカンスの銅を貫通。
カブトカンスが大爆発。
ピーボ「も、もうダメ……もうみんな乗らないで……」
ネオグラード
ドクターマン「おのれバイオマン、バイオロボめ! ワシに逆らうものは絶対に許さん!!」
一同「オブ・ザ・マン!!」
ドクターマン「ドクターマンの名に懸けて必ず倒す!!」
地球では、郷たちとピーボがバイオロボから降りる。
ミカ「あ、カメラが……あれ?」
ミカ以外の4人がピーボに駆け寄る。
ピーボ「やあ君たち。初めてにしてはよくやった! さすがバイオマンだ……すごい、立派だったよ。よくやってくれた!」
ピーボが4人と握手。
ミカ「冗談じゃないわ……」
ミカはカメラを拾ってフィルムを抜く。
ミカ「私は帰らせてもらうわ!」
ピーボ「そんな! おい、ちょっと待ってくれよ……」
ピーボがミカを追いかける。
ナレーション「バイオロボとの出会いが、若者たちの運命を変えた。この巨大ロボと若者たちは、500年前から宿命の糸に結ばれていたのだ……その秘密を知ったとき、バイオマンは真の戦士となるのだ!」
つづく