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超力戦隊オーレンジャーの第1話
 
 
バラノイア帝国月面基地

バッカスフンド「よーしよし……」

ヒステリア「フフフフ……」

ブルドント「ご苦労、ご苦労!」

アチャ「皇帝陛下、妃殿下、皇太子殿下、地球占領もあとわずか。流石、我がバラノイア帝国軍……向かうところに敵なしでございます。それもこれも皇帝陛下の日ごろのご意向の賜物と。ただただ割腹するだけでございます」

コチャ「そーゆうこっちゃ!」

ブルドント「よーし、出撃だ!!」

地球

市民たちが逃げ回る。
 

西暦1999年・東京
 

襲来!! 1999
 

要塞・バラクティカが地球に現れ、そこから戦闘機・タコンパスが発進される。

バラクティカの攻撃で町が次々と破壊されていく。

1機のヘリがUAのヘリポートに着陸。

そこからUA大佐・星野吾郎が降りてくる。

アナウンスが流れる。

吾郎「司令官……」

司令官「聞いたかね!? ついに東京が襲撃を受けた。この1月の間に、ニューヨークラッパ、そして今日は東京だ!!」

吾郎「「全世界のUAOHに通告する。直ちに国際会議を開き、マシン帝国バラノイアへ降伏せよ……降伏条件は以下の通りである。地球の資源は没収する……人類の半分は地球で残りの半分は他の惑星で奴隷として労働に従事する……諸君たちが降伏するまで毎日正午、世界の中央都市のどこかを攻撃する。バラノイア」……いった・い匹鵑箆・罎覆鵑・?」

吾郎は読んだ紙を丸めて捨てる。

吾郎「ところで司令官、先日特別部隊に決定した4名は!?」

司令官「現在こちらに向かっている。間もなく到着する予定だ……頼むぞ隊員、特別部隊でも活躍してくれ!」

隊員「司令官、第12方面基地からこちらに向かっていたサンダーウイング2機が偶然にも敵戦闘機に遭遇した模様です!」

司令官「何!?」

サンダーウイング2機が空を飛んでいた。

それにはUA中尉・四日市昌平、三田祐司、二条樹里、丸尾桃が乗っていた。

すると向かいにはタコンパスが飛来していた。

昌平「地球を貴様らに渡してたまるか!」

樹里「敵は全部で3機!」

タコンパスがビームを発射。

祐司「ぶっ潰してやる!」

桃「早すぎて相手がよく見えない!」

祐司と桃の乗るサンダーウイングがタコンパスの四角を捉えた。

桃「レーダーキャッチ!!」

祐司「ロックオン!」

サンダーウイングがミサイルを発射。

タコンパスが大爆発してしまう。

祐司「やった!!」

すると、爆煙からもう1体が出てきた。

昌平「後ろを取られたぞ、三田主任!!」

タコンパスの攻撃が祐司のサンダーウィングを襲う。

桃「第1、第2エンジン、オーバー!」

昌平のサンダーウィングもやられてしまう。

祐司「うわあ―――ッ!!」

樹里「エンジンアウト! 高度8000、7500、6000!!」

2機のサンダーウイングが墜落する。

隊員「サンダーウイング、応答せよ! 司令官、2期とも撃墜された模様です!」

司令官「直ちに乗組員の救援を!」

吾郎「後は自分に任せてください! 彼はすでにオーレンジャーのメンバーですから……」

吾郎の乗るヘリが飛び立つ。

一方、タコンパスが4人を攻撃していた。

昌平「皆、冗談じゃないぞ! 撃墜されて何で命まで狙われなきゃいけないんだ!?」

樹里「それが連中のやり口なのよ!」

バラクティカから戦闘兵・バーロ兵が現れる。

タコンパスの足も下に下り、歩き出す。

4人がタコンパスの攻撃から逃げる。

途中で坂から転げ落ちてしまう。

昌平「急げ!」

バーロ兵が森を歩く。

その先はもう行き止まりだった。

昌平「行き止まりだ!」

タコンパスからバルカン砲が発射。

すると祐司がツルを目にして持つ。

祐司「皆、行くぞ!」

4人がツルで向こう岸へ渡る。

樹里「丸尾中、早く!!」

祐司「今のうちに、早く!!」

すると今度は雨が降り出す。

前方にはバーロ兵が無数いた。

バーロ兵の目からビームが発射される。

再び坂を転げ落ちる4人。

UA基地

アナウンス「撃墜された2機の落下地点を確認! ポイント1130。オペレーションHG326発動。サンダーウイング、出撃準備!!」

吾郎が制服を着替えてサンダーウィングに乗り込む。

係員「ゲート、オン!!」

基地のゲートが開く。

係員「ゴー!!」

サンダーウイングが発進される。

雨が止み、4人が逃げきった。

祐司「どうやらまいたようだな……」

桃「でも、すぐ発見されるに決まってるわ……」

昌平「弱音を吐くな、俺たち4人は今までどんなに苦しいことでも助け合ってやってきた仲間じゃないか……」

樹里「そうよ。腕も抜群だし国際空軍最強のチームと言われたのよ……!? 今度の転属だってオーレンジャーってゆうのがどんな組織か知らないけどその辺を買ってくれたんじゃない!」

すると、桃の体に蛇が現れる。

桃「きゃあああ!! 蛇―――!!」

祐司「危ない!!」

樹里「ギャーギャーギャーギャーうるさい女!」

昌平と祐司が蛇を追い払う。

桃「二条中尉、後ろ後ろ!!」

樹里「何?」

樹里が振り向くとバーロ兵がいた。

樹里「おりゃああ―――!!」

樹里の木がバーロ兵を叩きつけるが、効かなかった。

昌平・祐司「危ない!!」

昌平と祐司がバーロ兵を押さえ込もうとするが、逆に機にたたきつけられる。

樹里がバーロ兵の電撃を浴びて苦しむ。

桃「二条中尉!!」

今度はバーロ兵に火をつける樹里。

さらに止めを刺す。

すると1本の手が樹里の手を掴む。

樹里「うわああ―――!!」

桃「きゃあ!!」

手が爆発する。

樹里「何なのよ!?」

するとバーロ兵が生き返り、手裏剣を発射。

昌平・祐司「危ない!!」

昌平と祐司が樹里と桃に交わさせる。

さらに今度は桃を網で捕らえる。

懐からバーロ兵の群れがたくさん出てくる。

そして槍を投げてきて4人がそれを交わす。

昌平は手裏剣でものの網を切る。

バーロ兵の攻撃が4人を襲う。

4人はまた坂を転げ落ちる。

この先は川。もう逃げることはできない。

タコンパスとバーロ兵が4人を攻撃し、川に落とす。

川に流される昌平たち。

ようやく岸に上がることができた。

今度は地震が起きる。

地面からドリルが現れる。

そしてマシン獣・バラドリルに変形する。

バラドリルの手のキャノン砲が4人を襲う。

4人「うわあ――――ッ!!」

バーロ兵たちが4人に近づく。

すると、吾郎のサンダーウイングが現れ、攻撃する。

吾郎「4人を発見。救出に向かう……インプット! 超力砲発射!!」

サンダーウイングからミサイルが発射され、タコンパスを追撃する。

吾郎「すごい、超力泡の威力は想像以上だ!!」

スタッフたち「やったー!!」

するとそこへ三浦参謀長が現れる。

隊員「やりましたよ大佐、大佐の開発した超力も大成功です!!」

参謀長「まだ、安心はできない。たった今、UA本部から入った情報では敵は月面に基地を作っていることがわかった……」

バラノイア月面基地

ヒステリア「あなた、私の聞いたところでは人間は愛とか優しさとかそんなくだらないものが好きだそうで……」

ブルドント「フン、おろかな……」

バッカスフンド「人間は弱い。だが我々は違う……マシンは永久に死なない不滅の命を持つ神と同じなのだ!! この宇宙を支配で着る唯一の存在なのだ。おろかな人間どもを徹底的に痛めつけ、それを思い知らせてやるのだ!!」

戦場

サンダーウイングからレッドジェッターに乗った吾郎が降り、タコンパスやバラドリルの攻撃を凌いで進む。

さらにバラドリルにぶつかり、吾郎に攻撃しようとしたビームがタコンパスに当たり、爆発する。

バイクから降りる吾郎。

吾郎「超力変身!!」

吾郎に超力スーツが装着され、オーレッドへと変身してバーロ兵に戦いを挑む。

だが、所詮奴らなどレッドの敵ではなかった。

レッド「バトルスティック!!」

レッドがバトルスティックでバーロ兵を倒す。

一気に5体が爆発してしまう。

レッドにビームを繰り出すバーロ兵。

レッド「キングブラスター!!」

バーロ兵がバラバラになってしまう。

バラドリルがレッドに攻撃するが、交わされる。

レッドが飛ばされる。

1機のタコンパスがレッドに攻撃する。

バトルスティックとキングブラスターが合体する。

レッド「キングスマッシャー!!」

レッドのキングスマッシャーがタコンパスを撃破。

バラドリルが再びレッドに攻撃する。

レッドはキングスマッシャーを繰り出すも、バラドリルには効いていなかった。

ドリル攻撃が炸裂し、レッドが再び飛ばされて、キャノン攻撃を食らって岩の下敷きしまう。

だが、力を振り絞って立ち上がる。

タコンパスが現れ、大ピンチに。

2体がレッドに攻撃するが、交わされて相打ちになる。

それによりバラドリルの頭に傷ができる。

レッド「スターライザー!」

レッドがスターライザーでバラドリルの傷を突き刺す。

昌平「俺たちも戦うぞ!」

昌平たちはバーロ兵の槍をタコンパスに投げる。

タコンパスがバラドリルとともに大爆発してしまう。

レッドが昌平たちの元に歩み寄る。

桃「いったいあなたは誰なの!?」

レッド「超力戦隊オーレンジャー隊長、オーレッド!!」

昌平「オーレッド!?」
 

つづく
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