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電撃戦隊チェンジマンの第1話
 
 
地球守備隊の隊員がヘリからロープで降りている。

隊員「大丈夫か!? 気をつけろ!!」

ナレーション「地球守備隊とは、地球を守る国際組織である。今、日本支部各部隊から選びぬかれた隊員を集めて過酷な訓練が行われていた」

伊吹「何をぐずぐずしている!? 全員進むんだ。もたもたするな!!」

守備隊隊長・伊吹がマシンガンをヘリから発砲。

訓練生「伊吹隊長、殺す気か!!」

伊吹「走れ! 走れ!!」

辺りが爆発し、訓練生は走る。

伊吹「急げ、休むんじゃない!!」

一方、大星団ゴズマの宇宙船・ゴズマードが宇宙を彷徨っていた。

ゲーター「あー、あれなんや特や。ギルーク司令官、ギルーク司令官、あんな所に星がありますぜ」

ギルークがブーバ、シーマとコックピットへとやってきた。

ゲーター「あー、こりゃえらいすんまへん、すんまへんなぁ。こりゃあ、仕事せんかい!!」

その時、謎の幻影が現れる。

ゴズマの首領・星王バズーだ。
 

出現! 秘密の力!
 

バズー「この宇宙全ての星は星王バズーのものだ。征服せよ」

ギルーク「お任せください……天性のたびに出てこれまで数々の星をうち滅ぼし、大星団ゴズマの支配下において参りました私でございます。あのような星など物の数ではございません」

バズー「ギルーク司令官、征服せよ。宇宙全ての星を」

バズーはそのまま姿を消す。

ギルーク「はは。宇宙獣士ガブー、出撃せよ」

ガブー「ギルーク、任せておけ」

ゲータ「気張ってや。ゴズマ戦闘機、行きまっせ」

ゴズマードから大量の戦闘機が発進される。

地球・訓練所。

疾風「腹減ったよー。朝飯の時に作っておいたのさぁ」

疾風翔がおにぎりを口にした途端、伊吹の乗るヘリが現れる。

伊吹「バカモン!!」

訓練生が崖から落ちていく。

その後も訓練はまだ続く。

疾風「あーあ、こんなことかっこ悪くてやってられっかよ」

髪を直す疾風。

そこへまたヘリが現れる。

疾風「セットが乱れる。よせ! うわあっ!!」

伊吹「訓練はまだ終わりじゃない」

疾風「やりゃあいいんだろうやりゃあ!!」

伊吹「下がるんじゃない、急げ! もたもたするな!!」

渚さやかの上をヘリが通過。

さやかが落ちそうになる。

さやか「そう簡単に言わないでよ! この鬼軍曹!!」

一方、戦闘機が地球に襲来し、バカでかい卵をそこら中にバラ撒く。

ヘリが地上に下りる。

伊吹「もたもたするな! 何をしてる? 誰が飯にしろって言った!? 勝手な行動は許さん!! 動ける奴は停止せよ。まだまだ訓練は続くんだ!!」

剣「一体なぜこんな訓練を何のためにするんですか!?」

伊吹「ひよっこが! そんな質問100年早い!!」

疾風「あー、やめたやめた!!」

伊吹「何!? 待て!!」

疾風「俺はな、地球守備隊に入ったら女の子にもてるって聞いたからはいったんだぜ!? こんな格好、女の子に見せられやしないもんな!!」

疾風が去る。

伊吹「待て!!」

剣「あっ!!」

伊吹が機関銃を発射。

だが、剣飛竜が伊吹を押し倒す。

剣「俺もやめた!!」

一同「やめだやめだ!!」

訓練生全員がその場を立ち去る。

伊吹「おい、みんな待つんだ。待て!!」

訓練生は山から降りる。

さやか「しっかりして」

麻衣「ええ……」

大空勇馬が転げ落ちる。

疾風「おい、大丈夫か!? しっかりしろ!!」

麻衣「みんな、卵よ」

全員戦闘機が落とした卵に駆け寄る。

大空「やったぞ、目玉焼きが食える!!」

疾風「俺はスクランブルエッグだぜ」

麻衣「やーよ……」

訓練生「ゆで卵にしようぜ」

その時、煙が立つ。

場所が変わる。

大空「おい、卵が!!」

卵にひびが入り、戦闘兵・ヒドラ兵が生まれる。

ジャンプし、訓練生に襲い掛かる。

訓練生はどんどん倒れる。

麻衣「助けて!!」

するとそこへ宇宙獣士ガブーとブーバが現れる。

ガブー「お前たちはこの星の生き物か!?」

ブーバ「逆らうものは逃がしておかんぞ。ヒドラ兵、やれ!!」

ヒドラ兵は残りの訓練生を襲う。

ガブーも訓練生の頭に噛み付く。

ブーバの釜が訓練生を刺す。

ガブーの出した三重の口がもう1人に噛み付く。

戦闘機も釣る剣、疾風、大空、麻衣、渚さやかに襲い掛かる。

疾風「このぉ、こんな所で死んじまうのか、俺たち!!」

剣「へこたれるな、俺たちはあの地獄の訓練に耐えてきたじゃないか。頑張るんだ!!」

4人が頷く。

ブーバ「止めだ、食らえ!!」

その時、5人の左腕のブレスが光りだす。

空も雲行きが怪しくなり、5人に異変が起きる。

地球が反応し、地割れから噴火も起きる。

操縦士「うわあー!! こいつは一体何なんだ!?」

伊吹「おお、これはアースフォース! 遂に出たぞ!! やっぱアースフォースはあったのだ」

剣がチェンジドラゴンに、疾風がチェンジグリフォンに、大空がチェンジペガサスに、さやかがチェンジマーメイドに、麻衣がチェンジフェニックスと変身する。

マーメイド「何なの!?」

グリフォン「どうしたんだ俺たちは!?」

ブーバ「ヒドラ兵、やれ!!」

ヒドラ兵がチェンジマンに襲い掛かる。

だが、チェンジマンのパワーで跳ね返される。

ドラゴン「凄いパワーだ……」

もう1体がドラゴンに触れるが、飛ばされる。

ドラゴン「凄い!」

他の4人もヒドラ兵を倒す。

マーメイド「凄いわ!!」

そこへ、戦闘母艦・シャトルベースが出現。

グリフォン「何だあれは!?」

フェニックス「一体何なの!?」

5人がシャトルベースの収納される。

ブーバ「何だあれは!?」

その場を立ち去るシャトルベース。

シャトルベース内。

剣たち「ここは!?」「一体どうしたの!?」

剣「なぜこんなところに!?」

5人が目にしたのは伊吹だった。

一同「伊吹隊長!!」

伊吹「それは仮の姿だ! 本当は地球守備隊・電撃戦隊長官である。君たちは電撃戦隊チェンジマンとなったのだ」

一同「チェンジマン!?」

伊吹「大星団ゴズマの侵略から地球を守るのだ」

一同「大星団ゴズマ!?」

伊吹「星王バズーの名の下に宇宙を支配しようとしてる恐ろしい宇宙人組織だ。私は宇宙からの襲来がいつか必ず来ると考え、地球守備隊の中に電撃戦隊を作ったんだ。君たちをチェンジマンにしたあの不思議な力はアースフォースという……」

一同「アースフォース!?」

伊吹「地球が聞きにさらされたとき、地球自身が発すると言われている不思議な力だ私はその力の存在を信じ、このときを待っていたのだ」

剣「じゃあ、あの地獄の訓練は……」

伊吹「今、まさに宇宙人との戦いが始まろうとしているとき、真にチェンジマンになれる戦士を選ぶための物だったのだ」

突然の警報。

隊員「大変です、地球守備隊航空危機体も追われています」

モニターに航空機がゴズマの戦闘機に襲撃される場面が写される。

剣「よーし、俺はやるぞ。伊吹長官!!」

疾風「俺もだ!」

大空「俺も……」

さやか「私も」

麻衣「私も」

伊吹「ありがとう。地球守備隊日本支部、航空部隊将校・剣飛竜!!」

剣「ハッ!」

伊吹「レンジャー部隊将校・疾風翔!!」

疾風「ハッ!」

伊吹「陸上部隊将校・大空勇馬!!」

大空「ハッ!」

伊吹「作戦部隊将校・渚さやか!!」

さやか「はい!!」

伊吹「謀報部部隊将校・翼麻衣!!」

麻衣「はい!!」

伊吹「ただいまを持って、電撃戦隊隊員を命ずる!!」

5人が一列に並び、敬礼する。

戦闘機がシャトルベースを襲撃。

だが、シャトルベースに返り討ちに遭わされる。

そこからチェンジマン5人がオートチェンジャーで降りてきた。

ガブー「また来たか……」

ブーバ「貴様ら、何者だ!?」

ドラゴン「行くぞ!!」

4人「OK!!」

ドラゴン「チェンジドラゴン!!」

グリフォン「チェンジグリフォン!!」

ペガサス「チェンジペガサス!!」

マーメイド「チェンジマーメイド!!」

フェニックス「チェンジフェニックス!!」

ドラゴン「電撃戦隊!」

一同「チェンジマン!!」

ブーバ「おのれこしゃくな。ヒドラ兵、やれ!!」

ドラゴン「チェンジソード!!」

グリフォン・ペガサス「チェンジソード!!」

マーメイド・フェニックス「チェンジソード!!」

5人がチェンジソード・ガンモードでヒドラ兵を倒しまくる。

ブーバ「おのれ……」

ガブー「宇宙獣士ガブーが相手になってやる」

ガブーが光弾を発射。

怯む5人。

ドラゴン「パワーバズーカだ!!」

グリフォン「グリフォンズーカ!!」

ペガサス「ペガサスズーカ!!」

マーメイド「マーメイドズーカ!!」

フェニックス「フェニックスズーカ!!」

ドラゴン「ドラゴンズーカ!!」「レディ!!」

5人はドラゴンズーカを中心に自分たちのズーカを合体させる。

ドラゴンがミサイルをセット。

ドラゴン「セット!!」

一同「パワーバズーカ!!」

マーメイド「マーク!!」

ドラゴン「ファイヤー!!」

パワーバズーカが発射され、ガブーに命中する。

ブーバ「ガブー!!」

??「宇宙獣士ガブーともあろう者が敗れるとは」

ギルーク「信じられぬ。おのれ、ギョダーイ! 出動だ!!」

戦闘機が着陸し、そこからギョダーイが現れる。

ドラゴン「何だあれは!?」

ブーバ「来たか」

ギョダーイ「ギョダーイ……」

ブーバ「ゴズマ大星団・司令官ギルーク様の片腕・副官ブーバ。貴様ら叩き潰してやる。巨大星のギョダーイやれ!!」

ギョダーイがビームを発射。

ガブーが巨大化した。

ブーバ「ギョダーイには生命組織を覚醒化させる、巨大化させる力があるのだ。ギョダーイ、引き上げるぞ」

グリフォン「巨大化したぞ!」

マーメイド「生き返ったわ」

伊吹「チェンジロボ、発進!!」

チェンジロボが雲を突き抜けて現れる。

5人がチェンジロボに乗り込む。

ドラゴン「頼むぞ、チェンジロボ!」

ガブーが息を吐き、チェンジロボに襲い掛かる。

だが、チェンジロボは空中からキックする。

しかし、ガブーの砲撃にひるんでしまう。

ガブーのもう1つの口がチェンジロボに噛み付く。

ドラゴン「チェンジロボミサイル!!」

チェンジロボの腰からミサイルが発射。

ドラゴン「電撃剣だ!!」

グリフォン・マーメイド「OK!!」

ペガサス・フェニックス「OK!!」

チェンジロボは盾から電撃剣を取り出す。

ドラゴン「電撃剣スーパーサンダーボルト!!」

チェンジロボがガブーを真っ二つに切る。

ガブーが大爆発。

ナレーション「地球を守る5人の戦士・電撃戦隊チェンジマンが誕生した。遂に地球は押し王バズーの目に留まった。大星団ゴズマの攻撃を果たして地球は跳ね返すことができるであろうか!?」
 

つづく
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