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時空戦士スピルバンの初回
 
ナレーション「古代エジプト人は、まず混沌とした原始の水があり、宇宙は、その水の中から生まれたと信じている。水…水こそ生命の源である。全ての生命は、水の中から誕生したのだ。そしてこの地球は、水の惑星と呼ばれている。日本は、地球の中でも、特に、水の豊富な国である。豊かな水のお陰で、工業や科学も、目覚しい発展を遂げた。今や日本は、経済大国と呼ばれるまでになった…!」
 
東京にある、『エジソン発明の店』で、大きなマスコットロボットが喋り、動いている。
 
人々がそこを通るたびにマスコットロボットに興味を示す。
 
すると、赤い車が店の傍に止まる。
 
車から降りる1人の女性、小山美和が大きな段ボール箱を持って店に走って行く。
 
美和「あっ、ごめんなさい!」
 
途中人にぶつかり、店に入る美和。
 
美和「お兄ちゃん、また返品よ!このゴキブリキャッチャーね、使い物にならないって!聞いてるの?!お兄ちゃん!」
 
美和の兄、小山大五郎に駆け寄り、怒る美和。
 
その近くには4人の子供たちが機械いじりをしている。
 
大五郎「シ―ーーーッ!」
 
と言うと、パソコンを指差す大五郎。
 
パソコンには、人口翼をつけた人が飛ぶシュミレーション映像が出ていた。
 
大五郎「データ通りだ!飛べる!」
 
トキオ「でも、それはシュミレーションだから…悪までも……。」
 
大五郎「いや、コンピューターは正直だ!我輩のデータ通りに答えを弾き出したのだ!ゴーだい、ゴー!ゴー!」
 
公園で、人口翼を身に着けた大五郎と一同。
 
大五郎「準備体操!1、2、3、4!」
 
元気よく準備体操をする大五郎。
 
健一「大丈夫かなぁ?」
 
トキオ「人間が鳥になれるわけないのになぁ。」
 
大五郎「よし、トキオ!しっかりビデオまわせよ!」
 
トキオ「あぁ、大丈夫だよ!」
 
カメラを構えるトキオ。
 
大五郎「鳥だ!ワァ〜〜〜〜〜ッ!」
 
公園の鉄棒からジャンプする大五郎。
 
しかし、墜落する。
 
一同「大五郎さ〜ん、大丈夫?」「お兄ちゃん、大丈夫?」
 
大五郎に駆け込む一同。
 
大五郎「うっ…悔し〜〜い!」
 
ペアでドッキリ!
コンビで結晶
 
流氷がいっぱいのカナダで、吹雪の中に歩いている2人がいる。
 
その2人は、ハイテククリスタルスーツを身に着けた、スピルバンとダイアナレディであった。
 
辺りを見渡すスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、3機の戦闘機がスピルバンとダイアナレディを襲った。
 
スピルバン「フッ!」
 
間一髪で伏せるスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、スピルバンがあのことを思い出す―ーー。
 
故郷クリン星で、幼い姉のへレンが、キンクロン達に連れ去られて行く姿を、恐る恐る見つめる幼いスピルバンと母―ーー。
 
ダイアナレディに駆け寄るスピルバン。
 
スピルバン「ダイアナ!!大丈夫か?!」
 
ダイアナ「うん!」
 
再び歩いて行くスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、さっきよりも大きい戦闘機がスピルバンとダイアナレディの前を飛んで行く。
 
すると、2人があのことを思い出す―ーー。
 
グランナスカに乗る幼いスピルバンとダイアナ。
 
涙ながらに2人を送るスピルバンの母とダイアナの母。
 
遠くの山を見つめるスピルバン。
 
スピルバン「サーチ・アナライザー!」
 
スピルバンの透視能力・サーチ・アナライザーがはたらき、地面の下が映る。
 
そこには、秘密基地があった。
 
スピルバン「主力部隊が終結している…!」
 
雪の中を、キンクロンたちが車で移動している。
 
スピルバン「行くぞ!」
 
ダイアナ「ОK!」
 
警備のキンクロンを倒し、秘密基地に忍び込むスピルバンとダイアナレディ。
 
ワーラー帝国秘密基地―ーーー。
 
スピルバン「向こうを頼む!」
 
二手に分かれるスピルバンとダイアナレディ。
 
階段を下りていくダイアナレディ。
 
キンクロンの後をつけ、そのまま1つのドアを開けるスピルバン。
 
そこは、キンクロン製造室だった。
 
辺りを見渡すスピルバン。
 
スピルバン「いない……!」
 
その頃、ダイアナレディは爆弾をセットしていた。
 
ダイアナ「よし…。…はっ!」
 
振り向くダイアナレディ。
 
そこにはスピルバンがいた。
 
スピルバン「何をしているんだ?!」
 
ダイアナ「爆破するのよ。ここにはいないわ。」
 
スピルバン「本部に繋がっているかもしれないんだ。」
 
爆弾のセットを解除するスピルバン。
 
スピルバン「父さんや姉さんも、そこにいる。」
 
スピルバンがあのことを思い出す―ーー―。
 
ワーラー帝国の戦闘機が、クリン星の人々を襲う。
 
悲しい顔をする成長したヘレン。
 
ダイアナ「わかったわ…。探しましょう。」
 
スピルバン「うん!」
 
ダイアナレディが何かに気付く。
 
スピルバン「はっ…!」
 
振り向くスピルバン。
 
キンクロンたちがスピルバンとダイアナレディを囲む。
 
1人のキンクロンが斧を投げ、それを避けるスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン「フッ!」
 
レーザースナイパーで、キンクロンの頭を撃つスピルバン。
 
しかし、その衝撃で警報機が鳴ってしまった。
 
その場を逃げるスピルバンとダイアナレディ。
 
だが、その姿は、モニターで映し出されていた。
 
キンクロンのたちが出動する。
 
必死で逃げるスピルバンとダイアナレディ。
 
キンクロンが放つ光線に対抗し、レーザースナイパーとレディスナイパーで反撃をするスピルバンとダイアナレディ。
 
ダイアナ「ヘレ―ーーーン!!」
 
スピルバン「父さん!!姉さ――ん!!」
 
辺りを見渡しながら、基地の中を走り回るスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン「いない…!」
 
必死で走り、キンクロンが放つ光線を避けて、レーザースナイパーとレディスナイパーを撃つスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン「ウワァ―ーッ!!」
 
監視用のメカが赤い光線で、スピルバンとダイアナレディを襲う。
 
間一髪で光線を避けるスピルバンとダイアナレディ。
 
だが、避けたせいで、光線が壁を粉々にしてしまった。
 
監視用メカが、スピルバンとダイアナレディを追跡する。
 
監視用メカがスピルバンとダイアナレディに向けて光線を放つ。
 
身を伏せて、光線を避けるスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン・ダイアナ「フッ!!」
 
レーザースナイパーとレディスナイパーを撃つスピルバンとダイアナレディ。
 
そのまま基地を脱出するスピルバンとダイアナレディ。
 
だが、その後を2人のキンクロンが追いかけて来た。
 
スピルバンとダイアナレディに向けて銃を撃つ2人のキンクロン。
 
身を伏せて、光線を避けるスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン・ダイアナ「フッ!!」
 
レーザースナイパーとレディスナイパー撃ち、2人のキンクロンを倒すスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン・ダイアナ「トォ―ーーッ!!」
 
スピルバン「ダイアナ!」
 
雪山を飛び越えて、吹雪の中を走って行くスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、地震が発生し、地面から、ワーラー奇城ガメデスが出現した。
 
スピルバン「ワーラー奇城だ!」
 
すると、ワーラー奇城から3体の戦闘機が出撃した。
 
スピルバン「ワァッ!」
 
ダイアナ「ウッ…!」
 
3体のワーラー戦闘機が、スピルバンとダイアナレディを襲う。
 
転倒するスピルバンとダイアナレディ。
 
スピルバン「ウッ…!グランナスカ―ーーッ!!」
 
雲の中から現れたのは、超時空戦闘母艦・グランナスカであった。
 
スピルバン「トォッ!」
 
グランナスカに乗り込むスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、ワーラー奇城が、雲に包まれてしまった。
 
スピルバン「はっ…!ワーラー奇城が消えた!…はっ!」
 
グランナスカの回りに、沢山のワーラー戦闘機が飛んでいる。
 
ワーラー戦闘機がグランナスカに向けて光線を放つ。
 
スピルバン「ナスカロケッター!!」
 
スピルバンが操縦のボタンを押し、2つのロケットが放たれ、ワーラー戦闘機を破壊する。
 
今度は空から、ワーラー戦闘母艦・スカルジョーズが現れ、グランナスカに光線を放つ。
 
もう一度、グランナスカがナスカロケッターを放ち、ワーラー戦闘機を破壊する。
 
スピルバン「基地を爆破するぞ!」
 
ダイアナ「ОK!」
 
スピルバン「ナスカミサイル!!」
 
秘密基地に向けて、2つのロケットを放つグランナスカ。
 
次々と破壊されていく秘密基地。
 
”ドカ―ーーーン!!”遂に、秘密基地は爆破した。
 
大空を飛んで行くグランナスカ。
 
その中には、結晶が解けたスピルバンとダイアナいた。
 
悲しい顔で、幼い自分と、家族が映った写真を見つめるスピルバン。
 
ダイアナ「はやく見つかるといいわね…。お父さんとお姉さん。」
 
スピルバン「無事でいてくれたらいいが…はっ!」
 
写真をしまうスピルバン。
 
その頃、ワーラー奇城内では、グランナスカが飛んでいる様子を一同が見ていた。
 
デスゼロウ「えぇい!小童め…逆襲してやります!」
 
剣を抜き、荒れた態度で城をでようとする機械軍団リーダー・デスゼロウ将軍。
 
パンドラ「お待ちなさい!デスゼロウ将軍!」
 
デスゼロウ「えぇい!せっかく築いたカナダ基地がやられたしまったのです!我慢できません!!」
 
すると、女王パンドラの後ろにある神殿が光り出した。
 
パンドラ「ワーラー様のお告げです。」
 
神殿の前で跪く一同。
 
女王パンドラ、デスゼロウ将軍、バイオ軍団リーダー・ドクターバイオ、
スパイ軍団リーダー・リッキー、シャドー、ガシャー。
 
神殿の水の中に現れる、ワーラー帝国の守護神・ワーラー。
 
パンドラ「スピルバンごときがいくら噛み付いても、我がワーラー帝国は微動だにしない…!…ワーラー様はそうおうせです。それよりも、この水の惑星・地球を侵略する戦略を考えろとのことです。」
 
ナレーション「ワーラー帝国の守護神・ワーラーは、綺麗な水の中でしか生きられない邪悪な意思を持つ、液状生命体である。ワーラーは銀河の、水のある惑星を次々と食い荒らし、そして、水の惑星・地球へやって来た。」
 
デスゼロウ「ワーラー様だけではなく、我々も綺麗な水が欲しい…!我がワーラー帝国の、科学技術をより高度に発達させるためにも…!!」
 
リッキー「超LSIのチップを造るにも、綺麗な水が必要です。」
 
ドクターバイオ「バイオテクノロジーにも、綺麗な水が必要です。」
 
パンドラ「ん〜ごらんなさい、水の惑星・地球中でも、特に水が豊富と言われる日本です…。デスゼロウ将軍!」
 
デスゼロウ「はっ!」
 
パンドラ「ドクターバイオ!」
 
ドクターバイオ「はっ!」
 
パンドラ「リッキー!みんなで力を合わせて、この地球を征服しましょう!」
 
一同「はっ!!」
 
その頃、グランナスカの中にいるスピルバンとダイアナは―ーーーー。
 
ダイアナ「何処へ針路を?」
 
スピルバン「ワーラーは綺麗な真水を好む。水が豊富な国は?」
 
データを出すダイアナ。
 
スピルバン「この国へ行ってみようか?!」
 
ダイアナ「日本ね!」
 
スピルバン「グランナスカ!アクセレーション!!」
 
超スピードで飛んで行くグランナスカ。
 
Aパート終了
 
Bパート
 
日本上空を飛ぶ、グランナスカ。
 
地上―ーーーーーーー。
 
それぞれの車から降りるスピルバンとダイアナ。
 
スピルバン「ワーラーが基地を築くとなれば………。」
 
地図を広げるダイアナ。
 
ダイアナ「スピルバン!」
 
スピルバン「ん?」
 
ダイアナ「湖が多いわ。この辺り…。」
 
地図に記されてある各地の湖を指差すダイアナ。
 
スピルバン「捜査開始だ!」
 
ダイアナ「うん!」
 
その頃、大五郎が荷物を背負って山道を歩いていた。
 
大五郎「富士山ろくに栄えた、超古代美女王国の謎を探るぞ!」
 
古い地図を頼りに山道を外れ、登って行く大五郎。
 
すると、乙姫のような桃色の着物を着た女が大五郎の目の前に現れた。
 
だが、その女の正体はリッキーであった。
 
大五郎「おぉっ?!」
 
すると、その女(リッキー)は、すぅっと洞窟のへ行ってしまった。
 
大五郎「おぉっ!我輩は見た…!あれは超古代美女王国の美女だ!うん、美女!美女!美女!」
 
洞窟の奥では、黄金の光の中でさっきの女が舞を踊っていた。
 
何も知らず、洞窟に入り、女を見つめる大五郎。
 
大五郎「我が恋せしいにしえの乙女よ〜〜〜〜ぅ!さぁ〜こっちおいで!」
 
女に向かって走って行く大五郎。
 
すると、その女はくるりと1週回ると、キンクロンへと姿を変えた。
 
大五郎「あ―ーーーーっ!!助けてくれ―ーーーーっ!!」
 
キンクロンを見て、逃げ出す大五郎。
 
大五郎を追いかける何人ものキンクロンたち。
 
大五郎「誰かっ!あ〜〜〜!」
 
そこを、たまたま通りかかるスピルバン。
 
大五郎「あぁっ!また来た!」
 
スピルバンを見て逃げようとする大五郎。
 
スピルバン「あ!ちょっと!」
 
大五郎を止めるスピルバン。
 
スピルバン「どうしたんですかっ?!」
 
大五郎「金金(きんきん)でツルツルで赤い目で、目が釣り上がってて、口が裂けてんのがウジャウジャウジャウジャ沢山沢山来の!!」
 
キンクロンのことを必死で説明する大五郎の話しが全く理解出来ないスピルバン。
 
すると、岩陰から何人ものキンクロンが現れた。
 
スピルバン「危ない!」
 
大五郎「あぁっ!」
 
大五郎をキンクロンの攻撃から守るスピルバン。
 
スピルバン「さぁ、早く!逃げて!」
 
キンクロンから大五郎と逃げるスピルバン。
 
ダイアナ「スピルバン!」
 
スピルバン「ダイアナ!」
 
ダイアナと合流するスピルバンと大五郎。
 
スピルバン「向こうだ!」
 
ダイアナを先頭に、キンクロンから逃げるスピルバンと大五郎。
 
キンクロンの行進に飛びかかり、1人でキンクロンと戦うスピルバン。
 
その後に合流しスピルバンと戦うダイアナ。
 
ダイアナ「さぁ、早く逃げて!」
 
大五郎「あ〜!」
 
大五郎を逃がすダイアナ。
 
キンクロンに崖に追い込まれるダイアナ。
 
その下で、スピルバンが戦っている。
 
崖から落ちそうになるダイアナ。
 
スピルバン「ダイアナ!!」
 
スピルバンが全速力で走る。
 
スピルバン「結晶!!」
 
スピルバンの真上を飛ぶグランナスカ。
 
ナレーション「グランナスカのマザーコンピューターが電送指令をキャッチする。結晶システムが作動し、クリンメタルを超微粒子に分解電送する。電送されたクリンメタルは、城 洋介の体で結晶し、ハイテククリスタルスーツが完成する。」
 
結晶したスピルバンは宙に浮き、1人のキンクロンを投げ飛ばす。
 
崖の上に立つスピルバン。
 
スピルバン「時空戦士・スピルバン!!フッ!」
 
構えるスピルバン。
 
スピルバン「ダイアナ、結晶だ!」
 
ダイアナ「結晶!!」
 
結晶したダイアナは、ハイテククリスタルスーツを身に着け、ダイアナレディとなった。
 
ダイアナ「ダイアナレディ!!」
 
次々とかかってきたキンクロンと戦うスピルバンとダイアナレディ。
 
その様子を窺うワーラー帝国。
 
リッキー「スピルバン…!ダイアナ…!」
 
パンドラ「ん〜デスゼロウ将軍!」
 
デスゼロウ「はっ!」
 
パンドラ「スピルバン坊やをペンペンしてやんなさい!」
 
デスゼロウ「ははっ!やれっ!!」
 
各部品が合体し、その姿は、戦闘機械人・メカショルダーとなった。
 
キンクロンたちと戦っているスピルバンとダイアナレディ。
 
すると、空からスカルジョーズが現れ、いくつかの爆弾を落とすと、その爆弾は爆発し、そこからいくつかの戦車が現れた。
 
デスゼロウ将軍が、ワーラー戦車・スカルドンに乗って、戦車軍団の指揮をする。
 
デスゼロウ「攻撃!」
 
デスゼロウ将軍の指揮で、ワーラー戦車軍団がスピルバンとダイアナレディを襲う。
 
スピルバン「ガイオ―ーーーッス!!」
 
グランナスカの中から、超時空大戦車・ガイオスが現れる。
 
スピルバン「ハァッ!」
 
ガイオスに乗り込むスピルバン。
 
スピルバン「ダイアナ、シュミレーション頼む!」
 
ダイアナ「ОK!」
 
グランナスカに乗り込んだダイアナレディは、すぐにシュミレーションをモニターに出した。
 
ダイアナ「スピルバン、全戦車軍団が後方から来てるわ!」
 
戦車軍団が、ガイオスを囲む。
 
スピルバン「囲まれてしまった…!!」
 
戦車軍団の攻撃に苦戦するスピルバン。
 
スピルバン「ガイオスロケット!!」
 
ガイオスの頭部から、戦車軍団に向けて、ロケット砲が放たれる。
 
その攻撃に苦戦するデスゼロウ将軍。
 
デスゼロウ「おのれ〜!スピルバンめっ!」
 
ガイオスとスカルドンが激しい衝突を繰り返す。
 
やがて、ガイオスの力で崖下へ落とされるスカルドン。
 
デスゼロウ「スカルドン、分離!!」
 
すると、スカルドンの操縦席が小型飛行船となった。
 
そのまま空を飛び、スピルバンに攻撃をするデスゼロウ将軍。
 
スピルバン「ウワッ…!ウゥッ……!」
 
負けずにガイオスロケットを発射させるスピルバン。
 
スピルバン「ジェットガイオス!テイク・オフ!」
 
すると、スカルジョーズ同様、ガイオスの操縦席が小型飛行船、ジェットガイオスとなった。
 
そのまま空を飛ぶジェットガイオス。
 
ジェットガイオスに攻撃をするデスゼロウ将軍。
 
それを難なく避けるジェットガイオス。
 
今度は、ジェットガイオスが光線を放ち、スカルジョーズ小型飛行船にダメージを与えるスピルバン。
 
デスゼロウ「うっ…しまった!」
 
スピルバン「ドリルガイオス!」
 
スピルバンの指令で、ガイオスの胴体からドリルが現れ、ドリルガイオスになった。
 
ドリルガイオスは、地中深く潜って行き、そして、丁度ノコギリを出したスカルジョーズの真下から現れ、スカルジョーズをひっくり返してしまった。
 
デスゼロウ「後は戦闘機械人・メカショルダーに任せる!!」
 
地上に降り立つメカショルダー。
 
ガイオスから降り、メカショルダーの前に現れるスピルバン。
 
スピルバン「フッ!」
 
ツインブレード片方を出し、構えるスピルバン。
 
スピルバン「行くぞ!」
 
メカショルダーが足のロケットで中に浮かび、その腹部から放たれるミサイル攻撃がスピルバンに炸裂する。
 
スピルバン「フッ!トォ―ーッ!!」
 
大きくジャンプしようとするスピルバン。
 
だが、逆にメカショルダーにキックを入れられてしまうスピルバン。
 
メカショルダーが繰り出す次々の攻撃に苦戦するスピルバン。
 
スピルバン「レーザースナイパー!!」
 
メカショルダーの放つ攻撃に受けながら、レーザースナイパーを命中させ、メカショルダーの両腕を切断するスピルバン。
 
スピルバン「ウワッ!アッ……クウゥッ…!!」
 
メカショルダーの背中にあったリングが放たれ、身動きを封じられてしまうスピルバン。
 
メカショルダーが徐々に迫って来る。
 
すると、スピルバンがまたあのことを思い出す―ーーーー。
 
リングを自分の力で外すスピルバン。
 
スピルバン「ツインブレード!!」
 
もう片方を出し、ツインブレードを光らせ、構えるスピルバン。
 
メカショルダー徐々にこっちに向かって来る。
 
ツインブレードで、メカショルダーを一刺しし、ツインブレードを抜くスピルバン。
 
スピルバン「アーク・インパルス!!」
 
ツインブレードの必殺技、アーク・インパルスがメカショルダーに炸裂する。
 
決めたところで、体を後ろに向けるスピルバン。
 
”ドカ―ーーーーーン!!”爆発と共に敗北したメカショルダー。
 
その頃、ワーラー奇城ではワーラーが、あまりの怒りに奇城内に妖気をただよせていた。
 
パンドラ「我は水の中でしか生きられぬ…!太陽系の水の惑星・地球を侵略せよ。」
 
その奥では、次の作戦に使われる戦闘機械人・メカバンダーが起動を開始した。
 
東京の道路を車で走るスピルバン。
 
ナレーション「こうして、スピルバンとワーラー帝国の戦いの幕は切って落とされた!スピルバンの、父や姉は無事でいるのか?!頑張れ、ダイアナ!!戦え、スピルバン!!」
 
つづく
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