戻る TOPへ
ジャッカー電撃隊の第1話
とある岩島。
そこから戦闘機が5機も出撃。
ジェット機も発進された。
ジェット機はミサイルを戦闘機に発射。
だが、効いていない。
戦闘機はミサイルで戦闘機を追撃する。
さらに魚雷を発射し、船を爆破する。
ナレーション「地球防衛軍・第7艦隊の原子力空母・ジーランロボーとその護衛艦が突撃不明の戦闘爆撃機に奇襲され、沈没させられた。だが、敵機の正体を突き止めることはできなかった」」
一方、戦士鉄の爪(アイアンクロー)が笑っていた。
鉄の爪「ブワハハハハ!!」
東京ボス「おめでとうございます、鉄の爪。これで我がクライム要塞島は安泰というものです。
鉄の爪「ウム」
鉄の爪は日本地図を広げる。
東京ボス「東京を犯罪都市にしようと努力しておりますが、しかし、国際科学特捜隊日本支部の鯨井隊長のため、幾度痛い目に遭ったことか」
鉄の爪「デビルキラーを使え!!」
4カード!!
切り札はJAKQ
隊員たちが集まる。
誰かの方にはハムスターが。
彼は鯨井大輔。通称ジョーカーである。
鯨井「東京防疫センターの倉庫で密輸品取引中との情報あり。特捜隊、現場へ急行せよ」
特捜隊は車で現場に急行する。
車は現場に到着。
隊員「手を上げろ!!」
隊員がケースを開けると煙が立ち、そこからデビルロボット・デビルキラーが出てくる。
デビルキラー「デビルキラー……」
隊員「か、怪物だ!!」
隊員はライフルを発砲するが、デビルキラーにはまったく通用しない。
デビルキラー「死ね!!」
デビルキラーは隊員の首を絞める。
さらに、隊員たちをあちこちに投げ飛ばす。
デビルキラー「フハハハハ!!」
鯨井「特捜隊を待ち受けていたのは……弾丸も遠さく、機械怪物です」
外人「クライムは、犯罪ロボットを使い出したというのかね!?」
鯨井「それだけではありません。これをご覧ください」
鯨井が出した映像はクライムの戦闘機である。
鯨井「これは、気象衛星がたまたま撮影したものですが……」
外人「国籍不明の飛行機も!?」
鯨井「そうです。早くサイボーグ部隊を組織して対処しなければ、世界中の都市も、無謀と犯罪の町にされてしまうでしょう」
一方、桜井五郎が乗馬をしていた。
そこへ鯨井が現れ、馬を止める桜井。
鯨井「見事だ」
桜井「例のお話でしたら……お断りしますよ。僕は今のまま、コーチとして大学に残って次のオリンピックを目指すつもりなんです」
鯨井「桜井君……電子エネルギーを内蔵したスペードエースになれるのは君しかいない。オリンピックの近大星で金メダルを獲得した君が最適なんだ……スペードエースになれるのは陸上競技を理由には及ばず、射撃、馬術、併進、水泳、全てに世界最高でなければならない。君は、まさにスポーツ万能だ……」
桜井「僕は親からもらった肉体を大事にしたいんです」
桜井は馬を走らせる。
飛行機が着陸する。
そこへ東竜が手錠をかけられて降りてきた。
彼の元へ再び鯨井が現れる。
東の手から手錠が外される。
鯨井「ジュニアウェルター級・東竜。君の試合はいつも必殺左クロスカウンターを武器に、連戦連勝……世界タイプデーの挑戦権をかけた試合で、君はKO勝ちを納めた。それなのに、突如ボクシングをやめて外国へ飛び出した……君は八百長試合を強制されたんだ」
東「殴り合いが嫌になっただけさ」
鯨井「今ではラスベガスのしがないパスタ。殺人騒動に巻き込まれた……日本へ逃げてきたところを逮捕」
東「俺はやっていない……」
鯨井「犯人は逮捕されている」
東「本当かい!?」
鯨井「サイボーグにならんか!?」
東「サイボーグ!?」
鯨井「君は電気エネルギーを内蔵したダイヤジャックだ。そしてクライムを倒すのだ」
東「クライム!? 冗談じゃねぇぜ……クライムに立てつくほどバカじゃねぇぜ俺は」
鯨井「そうか、見込み違いをしていたようだ。残念だ……」
鯨井は車に乗ろうとした途端、東も乗って来た。
東「フハハハハ」
一方、町ではクライマーが民間人たちに銃を乱射し、宝石店を襲っていた。
デビルキラー「やれ!!」
ナレーション「東京を犯罪都市に使用と企むクライムは次々と殺人と略奪を繰り返していた」
警官隊も手に負えずやられていく。
一方、カレン水木が父親と食事をしていた。
カレン「刑事生活25年、本当にご苦労様でした。さあ、どんどん食べてお父さん」
カレンの父「うん。どうだ? 私と一緒に辞めないか警察を!?」
カレン「何を言ってんの? 私、女刑事よ!? 先週だって麻薬ルートを摘発して20名も犯人捕まえたのよ。私はお父さんの分まで頑張るつもりよ」
カレンの父「お前も頑固だからな……」
カレン「お父さんの子ですもんね……」
2人「フフフフ」
すると突然、トラックの光で運転手が目をくらまし、車が転倒。
そして火がつく。
そのトラックはクライマーが運転していたのだ。
そこへ、桜井が車で駆けつける。
桜井「おーい、おい! しっかりしろ!!」
病室。
そこでカレンが体中に包帯を巻いて寝ていた。
カレン「私は麻薬ルートを暴いたので、その復讐です。お願いがあります! 私に腕をください」
鯨井「サイボーグの手術を受けたいというのか」
カレン「父さんの、お父さんの……」
隊員「鯨井隊長、本部からお電話です!」
鯨井は本部にある棺の蓋を開けると中に入っていたのは大地文太であった。
鯨井「大地君。どうしてまた!?」
隊員「潜水艇で改定捜索中に酸欠状態になったんです」
鯨井「海底都市を作ると張り切っていたのに。大地君……」
ナレーション「東竜、カレン水木、大地文太の3人に対し、科学特捜隊特殊研究班によりサイボーグ手術が行われていた」
研究員たちは3人の腕に機械を組み込んでいた。
やがて、3人は目を覚ました。
研究員「大成功です」
鯨井「これで3人は揃った。あと1人なんだが……」
鯨井が振り向くと、そこには桜井の姿が。
鯨井「来てくれたのか」
こうしてサイボーグ手術を受けた4人は高層ビルの前にやってくる。
そしてシューターで最上階に到着。
東「どこだここは!?」
鯨井「ようこそ、ジャッカー諸君……」
なんとそこにいたのは鯨井だった。
彼はカードをそれぞれ4人に投げる。
鯨井「君はスペードエース」
桜井「スペードエース……」
鯨井「君はダイヤジャック」
東「ダイヤジャック……」
鯨井「カレン、ハートクイン」
カレン「ハートクイン……」
鯨井「そしてクローバーキング」
大地「クローバーキング……」
4人はカードを投げ、回転させる。
鯨井は机を叩くと、カードが倒れる。
鯨井「ジャックのJ、エースのA、クイーンのQ、クローバーのK、ジャッカー。ジャッカー電撃隊!」
桜井「ジャッカー電撃隊」
鯨井「そして私はジョーカー」
4人「ジョーカー……」
その時、本部から情報が送られる。
鯨井「政府の金塊所蔵庫が襲われた」
鯨井がスイッチを入れると、戦闘メカ・スカイエースが現れる。
鯨井「これが君たちの空の要塞・スカイエース号だ。ジャッカー電撃隊、出動!!」
桜井「スカイエース、発進!!」
スカイエースが発進。
桜井「スカイエース、ゴー!!」
鉄の爪「デビルシャーク、出撃!!」
デビルシャークが出撃。
東「おっと、お出迎えだ」
デビルシャークはスカイエースに攻撃を仕掛ける。
さらに今度はミサイルを発射。
桜井「ミサイル発射!」
スカイエースもミサイルを発射。
デビルシャークが大爆発。
桜井「スカイロケット発射!!」
今度はスカイロケットで迎撃するスカイエース。
一方、所蔵庫ではクライマーが警備員を撃ちまくる。
クライマー「急げ、ジャッカーが来るぞ」
スカイエースはフラップを上げ、着陸する。
桜井「よし、行くぞ!!」
4人はスカイエースから降りる。
所蔵庫に駆けつけた頃には、クライマーはもういなかった。
カレン「表にはそれらしき人影を見た人はいません」
東「じゃあ、密室から消えたことになるな……」
桜井は壁に近づき、透視する。
桜井「急正視スコープ!! 穴が開いている……」
大地「カモフラージュされているんだ」
東「電撃カッター!!」
東は指からカッターを出し、壁に穴を開けてぶち破る。
そこには通路があった。
東「ここから抜けたんだ……」
4人は穴に入り、通路を抜けてマンホールから外に出る。
そしてタイヤの跡を見つける。
カレン「マグネチックカウンター!!」
カレンは指からアンテナを出し、タイヤの跡を調べる。
カレン「12速よ!!」
桜井「よし、追跡だ!」
東「よし」
スカイエースで追跡する4人。
桜井「まだか!?」
カレンはトラックを調べる。
カレン「ゴールド反応なし」
次はワゴンを調べるが。
カレン「ゴールド反応あり。あのトラックよ!」
桜井「よし、強化カプセルに入れ!!」
4人がカプセルに入るとカプセルがゆっくり倒れる。
ナレーション「ジャッカーは強化カプセルの中で炎の強化エネルギーを浴びて無敵のジャッカーになるのだ」
桜井がスペードエースに、東がダイヤジャックに、カレンがハートクインに、大地がクローバーキングへと変身する。
カプセルがゆっくり起き上がり、中から出てくる4人。
エース「スペードエース!!」
ジャック「ダイヤジャック!!」
クイン「ハートクイン!!」
キング「クローバーキング!!」
スペード「行くぞ!!」
3人「オー!!」
4人はマシンで出撃する。
スペード「作戦開始」
デビルキラーの乗るトラックの前にマシンが集まる。
デビルキラーは降りて見てみると、誰も乗っていなかった。
デビルキラー「いない!? どこ行った!!」
その時、4枚のカードがデビルキラーの胸にくっつくが、やがて離れる。
そこへ、ジャッカー4人が現れる。
デビルキラー「貴様らが噂の……」
エース「スペードエース!!」
ジャック「ダイヤジャック!!」
クイン「ハートクイン!!」
キング「クローバーキング!!」
デビルキラー「おのれ!!」
一同「我ら、ジャッカー電撃隊!!」
デビルキラー「よし、やれ!!」
クライマーが現れ、ジャッカーに挑む。
だが、エースの凄さに怯え、逃げる。
エース「逃がさん!!」
4人はクライマーを追いかける。
ジャック「ダイヤソード!!」
キング「クラブメガトン!!」
クイン「ハートキュート磁力パワー!!」
3人の技がクライマーを撃破。
エース「待て!」
そこへ、ジャックたちがエースと合流。
デビルキラーにキックを繰り出すが、通用しない。
エース「行くぞ!!」
今度はパンチを繰り出し、もう一度キックする。
すると、デビルキラーの角が伸び、はさみも大きくなる。
デビルキラーは胸のホイールを発射。
4人は交わし、もう一度デビルキラーに立ち向かう。
エース「スペードアーツ!!」
デビルキラーのホイールが爆発する。
エース「スペードアーツ・アトム射ち!!」
エースの放った矢がデビルキラーに命中。
デビルキラー「こしゃくな……」
エース「JKQ、ジャッカーコバックだ!!」
3人「おう!!」
ナレーション「ジャッカーコバックは電子、電気、磁力、重力の4大エネルギーを一瞬のうちに相手の体内に注入して爆発させる恐るべき必殺武器なのだ」
4人はデビルキラーを抱えて思い切りジャンプし、キックする。
そして見事着地成功。
一同「ジャッカーコバック!!」
4人が手を光らせると、デビルキラーが大爆発。
デビルキラー「うわあああっ!!」
一方、鯨井はトランプを上から投げる。
そして4枚のカードをそろえる。
桜井たちはスカイエースで基地に戻る。
ナレーション「J・A・K・Q・ジャッカー電撃隊。4人揃えば無敵の切り札となる……クライムに負けるな、ジャッカー電撃隊!!」
つづく