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熱血最強ゴウザウラーの第1話


機械化帝国は次々と太陽系の星を機械の星に改造し、地球に向かった

拳一「ZZZZ」

隕石が衝突し、目を覚ます

拳一「はっ、うわーっ!」

隕石は拳一の体を直撃し、体を機械に改造し始める

拳一「うわーっ!」

しかし、夢だった

拳一「うわーっ!・・・夢か・・・ふぅ」

額をぬぐった手が機械に見えた

拳一「嘘だよな?」

その手は生身の手だった

拳一「ほ、本物だ。はぁ・・・」


                  出現!恐竜ロボ!!

翌朝

拳一の母「拳一、早く食べないと始業式に遅れるわよ。はい」

拳一「えっ、ああ」

拳一の母「もう浩美君が来て、外で待ってるわよ」

拳一「分かってるよ!」

大急ぎで朝食を食べる

拳一の父「ぬおっ!」

拳一「父ちゃん、行ってくるぜ!」

拳一の父「ああ」

浩美「おはよう」

拳一「お待たせ」

健一が大きなあくびをする

拳一「ふあーあ・・・」

浩美「どうしたの?」

拳一「ああ、ちょっと寝不足でさ」

浩美「まさか、受験勉強とかしてんの?」

拳一「何だ、俺が受験勉強しちゃおかしいっての?」

浩美「いや、おかしくはないよ。でも、本当?」

拳一「ハハハハ。んなわけねえだろ。いや本当はさ・・・」

悪夢のことは言えなかった

拳一「(待てよ、怖い夢見て眠れなかったなんてバカにされるだけか?うーん)」

浩美「どうしたの、拳一君?」

拳一「はははは。だからさ、子供には分かんないことが色々あるの。はははは」

しのぶ「あんただってまだ子供でしょ!」

拳一「うおっ、びっくりすんだろ!いきなり出てくんなよ!」

しのぶ「しょうがないでしょ!学校こっちなんだから!」

拳一「もうちょっと離れて歩けっての!」

しのぶ「ははーん。女の子と歩くの恥ずかしいんだ。やっぱりまだ子供ね」

拳一「そういうしのぶだってまだ子供だろ!」

しのぶ「そうよ、私子供だもん。悪い?」

クーコ「拳一君、何で寝不足になっちゃったの?」

拳一「んなことどうだっていいだろ」

クーコ「ん?あっもしかしておねしょして眠れなくなっちゃってたとか?」

拳一「ん?バカ言うな!そんなことあるわけねえだろ!なあ」

浩美「う、うん」

拳一「違うって、おねしょじゃねえよ!怖い夢見たの、すげえ怖い夢!流星が落ちてきて俺の体もあっと
   言う間に機械になって・・・」

浩美、しのぶ「えっ」

しのぶ「機械の体!?」

浩美が何かを見つける

浩美「あーっ!」

それは恐竜型のロボットだった

浩美「な、何?」

しのぶ「ク、クーコ、う、後ろ!」

クーコ「えっ?」

浩美「き、恐竜!」

拳一「に、逃げろ!」

クーコ「え、なあに?どうしたの?」

拳一、浩み、しのぶが逃げ出す。クーコを振り向いても何もいなかった

クーコ「三人とも変なの・・・」

すると後ろから何者かが猛スピードで突き抜けていった

クーコ「キャーッ」

しのぶ「待ってよ、拳一!」

逃げ足を止める

しのぶ「何、あの恐竜?」

浩美「追いかけてきてる?」

何者かが塀の向こうから現れる

拳一「わっ」

三人の目の前で姿をあらわす

拳一、浩美、しのぶ「わーっ」

拳一「何だよ!」

浩美「空飛ぶ円盤だ!」

現れたのは歯車王だった

拳一「う、宇宙人だ!」

拳一が捕まってしまう

拳一「何すんだよ!」

歯車王は何かを調べている

拳一「助けてくれ!」

歯車王「これが人間か・・・弱そうな生き物だ」

手が回転のこぎりになり拳一を襲う

拳一「なんだ?うわー、助けて!」

浩美「拳一君!」

拳一「嫌だ!死にたくない!」

ギーグ「歯車王様」

歯車王「ん?」

ギーグ「歯車王様、見つけましたです。どかーん。がちょーん」

見つけたものは鉛筆削りだった

ギーグ「ご覧ください。これが人間共の故障した機械、鉛筆削りです。がり」

歯車王は拳一を手放す

拳一「痛ててて」

歯車王「ギーグよ。その故障した機械を機械化獣にしろ!そして人間をこの地球から消し去るのだ!」

拳一「えーっ」

ギーグ「了解しましたです。機械化帝国の力人間共にたっぷり味あわせてやるです」

ギーグの頭の機械の力で鉛筆削りが改造される

歯車王「ハッハッハッハ」

機械化獣が暴れまわる

歯車王「地球よ!貴様を今から機械化帝国のしもべにしてくれる」

歯車王が回りだすと空き地が機械に変わって行く

拳一「地面が機械に変わってく」

しのぶ「これって、私が見た夢と同じじゃない!」

浩美「あの機械の流星の仲間なの?」

拳一「え、お前らも俺と同じ夢みたの?」

しのぶ「星や自分の体が」

浩美「全部機械になっちゃう夢」

拳一「うわー、来た、来た、来た」

拳一達は逃げ出す

浩美「助けて!」

さっきの恐竜ロボが現れる

拳一「また出た!」

恐竜ロボに飲み込まれ、消えてしまう

ギーグ「げげげっ、何ですかあれは?」

謎の空間を移動中

浩美「何、これ?」

しのぶ「いったいどうなってるの?」

拳一「知るかよ!」

浩美「何でこんなことに・・・」

浩美が消える

浩美「うわっ」

拳一「浩美!」

拳一も消える

しのぶ「拳一!」

コックピットの中で目を覚ます

拳一「ん?あ・・・痛てえ!ちょっと待てよ、一体何だよこれ?ここどこなんだよ?この!」

モニターに浩美の顔が

浩美「あ、拳一君」

拳一「ありゃ、浩美」

今度はしのぶに切り替わる

拳一「あ、しのぶ」

しのぶ「これって何かの操縦席みたいよ」

拳一「え、操縦席?」

動き出す

拳一「うわぁ、何だよ。うわっ」

外の風景を見て驚く

拳一「これさっき飛んできたロボットだ!いつの間にか乗っちゃったんだ」

しのぶ「拳一!こっちこっち!」

浩美「拳一君!助けてよ!」

しのぶ「一体ここどこなの?」

浩美「わーっ、あれ見て!」

拳一「何だ?あっ、本物の恐竜だ!」

さらに何かを見つける

拳一「夢で見た隕石だ!」

隕石の中から機械化帝国に襲われる

拳一「恐竜が機械の化け物に襲われている!」

しのぶ「こ、こっちに来る」

謎に光が助けてくれた。この光の玉の正体はエルドランだった

拳一「また変なのが出てきた」

エルドラン「私はエルドラン。太古の昔より地球を守りし光の戦士」

拳一「な、何だって?」

しのぶ「エルドラン?」

浩美「光の戦士?」

エルドラン「ここは6400万年前の地球だ」

拳一「ろ、ろ、6400年前!?」

エルドラン「見ての通り、機械化帝国の侵略を受けている。だが、君達の住んでいる現代もいくつかの
      星が既に機械の星にされてしまっているのだ?」

拳一「機械の星に?」

エルドラン「私はこの時代を守らなければならない。私に代わり君達の地球をその恐竜ロボット
      ゴウサウラーで守ってほしい」

浩美「僕達が守る?」

しのぶ「戦うってこと?」

拳一「ゴウザウラーで?」

エルドラン「頼んだぞ、地球の子供達よ」

浩美「うわーっ」

しのぶ「わーっ」

拳一「わーっ」
      
その頃学校では始業式が始まっていた

校長先生「全校児童のみなさん、今日から新学期が始まります。特に新しく6年生になった人達は
     最上級生としての自覚を・・・」

中島先生「クーコ、しのぶはどうしたんだ?」

クーコ「拳一君達とどっか行っちゃいました」

中島先生「どっか行っちゃったって6年生初日からなにやってんだあいつら」

高木先生「フフフフ、始業式に3人も遅刻とはさすがに中島先生のクラスの子供だ。はっはっはっは」

中島先生「ほっといてください!あなたにとやかく・・・」

弥生先生「おっほん・・・」

中島先生「へへへへ・・・」

すると辺りが激しく揺れだす

中島先生「ん?」

「地震だ」

校長先生「みなさん、地震です!お、落ち着いて先生方の指示に従って・・・」

校舎の時計の針が激しく回りだす。すると謎の光が校舎に突き刺さった

中島先生「な、何だ?」

クーコ「こ、怖い」

秀三「き、恐竜だ!」

教授「いえ、あれはロボットです」

高木先生「こ、校長先生!緊急事態です!」

校長先生「私の、私の学校が恐竜になってしまった」

校長先生が気を失う

高木先生「お、重い」

コックピットに乗っていたのは拳一だった

金太「おい、あれ拳一じゃないか?」

洋二「本当だ、恐竜の頭に刺さってる」

エリー「あれしのぶじゃない?」

洋二「浩美もいるぞ」

五郎「何か言ってるぞ」

洋二「先生」

中島先生「あ、ああ」

エリー「ねえ、私達の教室潰れちゃったんじゃないの?」

金太「ああ」

中島先生「お、おい!危ないから行くな」

一同は教室に向かう

金太「あーっ!」

エリー「ねえ、どうなってるの?」

教室の変貌に驚く

一同「うわぁ・・・」

金太「どうなってんだ、こりゃ・・・」

外の拳一にとりあえず事情を聞いてみる

金太「おい拳一、こりゃ一体何なんだ?」

拳一「そんなことよりあれ見ろよあれ!」

金太「町が燃えてる」

拳一「地球を機械の星にしにきた奴らだ!この恐竜ロボットはあいつらと戦えってエルドランがくれたんだ」

教授「エルドラン?エルドランってあの光るおじさん?」

拳一「あーっ!もう、校舎にくっついちまってたんじゃ戦えないじゃんか!」

するとブレスが飛んできて腕につく

拳一「何だ?」

浩美「ん?」

しのぶ「わっ」

さらにクラス中のみんなの腕にもブレスがついた

クーコ「あっ」

チョビ「わっ」

春枝「うわ」

結花「いやーん」

ワン「何これ?」

ツー「やだ」

五郎「と、取れない」

中島先生「おい、危ないから早く出ろ」

洋二「せ、先生これ何ですか?」

マッハプテラが動き出す

拳一「うわぁ」

金太、教授、エリー「うわーっ」

すると中島先生が追い出されてしまう

中島先生「うわーっ」

三体が動けるようにはなったが

校長先生「が、学校が・・・」

気を失う

高木先生「校長!」

拳一「一体どうなってんだ?」

教授から通信が入る

教授「あ、拳一君」

拳一「教授、お前どこにいるの?」

教授「私達は今、拳一君のロボットの中にいます」

拳一「えーっ」

教授「おそらく、他の皆さんも全員、ロボットに乗り込んでいるはずです」

拳一「とにかく、あの機械の化け物をなんとかしなきゃ」

洋二「そ、そういうことは先生に聞いてみないと・・・あーっ」

拳一「行っくぞ!」

三体は現場に急行した

機械化獣マッドシャープは地面や植物を機械に変え暴れまわっていた

武田長官「行けーっ!思う存分防衛隊の実力を見せてやるのだ!」

戦車で攻撃するがびくともしなかった

防衛隊員A「うわーっ!」

防衛隊員B「わーっ!」

空中から戦闘機も出撃するがやっぱり歯が立たなかった

歯車王「人間共の機械など敵ではない!フフフフ」

武田長官「うおぉお、あっ・・・」

マッハプテラ到着

拳一「えーっ、まっすぐ飛べよ」

続けて残りの二体も現れた

浩美「もっと離れて戦おうよ」

しのぶ「そんな器用なこと出来ないわよ!」

五郎「当たれ!」

この攻撃は通用するようだ

歯車王「げげ、あれも人間共の機械か?」

武田長官「何だ、このロボット達は?もしや、エルドランのロボットか?」

マッドシャープは反撃する

一同「うわーっ!」

拳一「このーっ!」

しかし、捕まって放り投げられてしまう

拳一、浩美、しのぶ「うわーっ」

浩美「このままじゃやられちゃうよ」

しのぶ「そんな事言ったってどうすればいいのよ」

教授「合体です!」

拳一「合体?」

しのぶ「この三体が?」

浩美「嘘?」

教授「ロボットが三体あれば合体できる。これ常識です!」

すると拳一の手元にコマンダーが現れる

拳一「えっ、何?何だか分かんねえけどやっちゃえ!」

三体は合体した

拳一「合体できたの?」

浩美「そうみたい・・・」

しのぶ「本当?」

一同「何これ?」

教授「ここはどうやら司令室のようです。えっと、私達がいるのがここ、ゴウザウラーの胸の中です。
   拳一君達がいるメインコックピットは頭、両肩にある動力室にボンと育代さん、マーボーと春枝さんが
   いるはずです」

吹っ飛ばされる

しのぶ「何やってんのよ!」

拳一「仕方ないだろ!上手く動かせないんだよ!」

さらに捕まれる

拳一「うわっ」

しのぶ「何?」

浩美「捕まっちゃった」

拳一「引っ張られる」

中島先生が自転車で現れる

中島先生「みんな、早く降りるんだ!」

マッドシャープは削り機を回し始めた

拳一「こいつ、俺達を削っちまうつもりだ!」

浩美「怖いよ」

指令室内もパニック状態に

洋二「うわあ、もうダメだ!」

結花「いやーん、怖いよ」

ドリルで本体を攻撃する

拳一「うわっ」

振動でバケツか落ちてきた

ワン「キャーッ」

何かのボタンに当たった

五郎「ん?」

何かに気付き、メインコックピットに連絡する

五郎「ゴウザウラーの武器が見つかった!ザウラーボンバーだ!」

しのぶ「ザウラーボンバー?キャーッ」

拳一「よーし、ザウラーボンバー!」

マッドシャープを吹っ飛ばし、形勢逆転

拳一「やった!」

教授「拳一君、次は必殺技です」

拳一「よーし、何でもいいから反撃だ!」

コマンダーが銃型に変形

拳一「ザウラーブレード!」

すると恐竜が現れゴウザウラーに剣と盾を渡す

拳一「ザウラーマグマフィニッシュ!」

機械化獣マッドシャープを一刀両断

拳一「熱血最強ゴウザウラー!」

歯車王「ぎぃ、あれが人間共の機械か、覚えていろ!」

ギーグ「歯車王様、待ってくださいです」

拳一、浩美、しのぶ「ふふふふ」

浩美「やった、やったーっ!」

一同「勝ったぞーっ!」

エリー「すっごいよもう、私達この町のスターだよ」

ワン「えっ、スター?」

ツー「かっこいい!」

洋二「何がスターだ、かっこいいだよ!」

エリー「何一人でムキになってんのよ?」

洋二「みんな何にも分かってないな!いいか、僕達は学校を壊しちゃったんだぞ!教室がロボットに
   なっちゃったんだぞ!卒業するまでこの中で勉強するのか?」

武田長官が現れる

武田長官「こら、誰が乗っとるんだ?速やかに降りて来い!どうせまた子供だろ!」

中島先生の自転車が長官に激突

中島先生「何でだ?何でうちのクラスがあんなロボットになっちゃったんだ?」

浩美「あ、中島先生だ」

しのぶ「そうだ、始業式の途中だったんだ」

拳一「まっじいな」

浩美「どうしよう」

拳一「このままどっか行っちゃおっか?」

しのぶ「ちょっと、真面目に考えなさいよ!」

拳一「へっ、ははははは」

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