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名探偵コナン天国へのカウントダウンのオープニング
阿笠博士と探偵団の乗るワーゲンが高速道路を走っている。
歩美「わあーっ、富士山だ!!」
光彦「綺麗ですね」
元太「さすが日本一の山だぜ」
歩美「ん? あれ、なんだろう!?」
博士「ああ、あれは新しく西多摩市にできるツインタワービルじゃ。高さ317メートル215メートルののっぽな双子じゃ」
元太「へー、行ってみてー」
光彦「博士、明日キャンプの仮に行ってみましょうよ」
博士「うーん、少し遠回りになるが、まあいいじゃろう」
コナン(西多摩市か……市長の犯罪を俺が暴いたことで森谷帝二が俺に挑戦してきたんだっけ……にしても、好きだねえ……こいつらキャンプ……)
元太たちが陽気よく歌を歌っていた。
夕方・キャンプ場。
光彦「ご馳走様!」
元太「ん? 何だよ、ご飯粒まだ残ってるじゃねぇか……」
光彦「え?」
元太「米粒1粒でも残すとバチが当たるって母ちゃんが言ってたぞ」
博士「その通りじゃ。米粒は農家の人が88回手間をかけて作ったんじゃからなぁ……」
歩美「88回!?」
阿笠「そう。「米」という字を分解すると、「88」になるじゃろ!?」
元太「うーん……そうかぁ!?」
歩美「なるなる!」
光彦「本当ですねぇ!」
博士「それで88歳の祝いを米寿というんじゃ。ついでに言うと77歳は喜寿で、99歳が白寿。喜寿はなぜ77歳かわかるかな!?」
コナン「喜寿の「喜」っていう字の草書体が「七七」に見えるから。だろ!?」
哀「白寿は百から一を取ると白になる……」
光彦「へぇー、お2人は相変わらずよくご存知ですね」
元太「おめーらほんとは歳、ごまかしてんじゃねぇのか!?」
コナン(ハハハ…当たってやがる)
博士「そこでワシからクイズじゃ。44歳はなんというかわかるか!?」
コナン「え?」
光彦「44歳……ですか!?」
博士「ヒントは感じ1文字にカタカナ3文字。「寿」はつけんでいいぞ」
光彦「漢字1文字にカタカナ3文字……」
歩美「何だろう!?」
コナン「44……88……まさか!? 博士、わかったけどこれ、すっげーくだらねーぞ」
博士「そうかのぉ……で、哀君は!?」
哀が首を振る。
歩美「私もわかんなーい」
元太「俺もだ!」
光彦「僕もです!」
博士「では正解を言おう。44は88の半分じゃ!? 88は米、米は英語でライス、その半分じゃから「半ライス」じゃ!」
コナン(ハハハ……やっぱり……)
この答えにコナンたちががっかりする。
博士「あれぇ〜、どうしたのかなぁ!? 半ライス♪ 3回よそえばサンライズ♪ なんちゃって!!」
深夜。テントにみんなが寝ているが、哀と元太だけはいなかった。
元太がトイレから出てくると、哀が電話しているところを目撃する。
元太「ふあーっ……寒っ!」
哀「明日、西多摩市のツインタワービルに行くことになるの。もちろん、彼も一緒よ……」
高速を走るジンとウォッカの乗るポルシェ356A。
ウォッカ「わかりましたぜ兄貴。西多摩市のツインタワービル……」
ポルシェの横をトラックが通る。
ウォッカ「あそこは確か天国に一番近いって」
ジン「ふん、そいつはいいや。あの世に最も近い処刑台にしてやろうじゃねぇか!」
名探偵コナン
天国へのカウントダウン