戻る TOPへ

名探偵コナン水平線上の陰謀(ストラテジー)のオープニング
 
 
15年前 北大西洋上
 

第一八代丸が海の上を航海していた。

副船長・海藤渡が氷山を発見する。

海藤「前方、氷山発見! フルポート!!」

舵海士が舵を回すが、船が氷山にぶつかり、タンクが爆発する。

船員の1人が船長の元に向かう。

船員「船長、船長! 大丈夫ですか!? 失礼します。船長!?」

船員が中に入ると、船長がぐったりしていた。

船員「船長……しっかりしてください! 船長!!」

船長の手のマグカップが落ちる。

そこへ、海藤が入ってくる。

船員「副……船長!?」

やがて船は海のそこへと沈んでいき、船員たちがそれを見届ける。
 

半月前 西多摩市
 

設計士・八代英人が車に乗り、シートベルトを締める。

その数分後、英人の車が崖から転落して炎上していた。

そして現在・アフロディーテ号

コナンと蘭が夕陽を見ていた。

蘭「綺麗だね……」

コナン「うん…」

蘭「こんなきれいな夕陽、新一にも見せてあげたい……」

コナン(見てるよ……)

次の瞬間、蘭がコナンを持ち上げる。

コナン「な、何!?」

蘭「上からのほうがよく見えるよ」

コナン「う、うん……(確かによく見えっけど、情けねぇ格好……)」

歩美「あ―――っ!!」

元太「見たぞコナン!」

コナン「(やべ!)お、降ろして蘭姉ちゃん!」

元太「見たぞ見たぞ!」

光彦「見ましたよ。また蘭さんに甘えてましたね!?」

コナン「バーロ、んなんじゃねぇよ」

歩美「顔、赤いよコナン君!?」

コナン「何言ってんだ!? 夕陽のせいだよ!」

蘭「え?」

元太「うわ、ほんとだ! 赤くなってやんのこいつ!!」

コナン「バーロ、んなんじゃねぇよ!」

蘭の脳裏に10年前の新一の言葉を思い出す。

(新一『バーロ、んなんじゃねぇよ!』『何行ってんだ!? 夕陽のせいだっつーの!!』)

蘭「あの時と同じ……」

園子「え? 何が!?」

蘭「あ、ううん。なんでもない!」

園子「何よ、教えなさいよ!」

蘭「なんでもないったら!」

園子「なんでもないはずないでしょう!?」

客室

男がケースからダイナマイトやナイフを出す。

果たしてその男の目的は!?
 
 
名探偵コナン
水平線上の陰謀(ストラテジー)
inserted by FC2 system