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帰ってきた侍戦隊シンケンジャー特別幕のオープニング


江戸の町。
とある屋敷の前。役人と岡っ引たちが屋敷の主人を縛り上げ、外へ連れ出す。

役人「外へ出ろ!」
屋敷の人々「お前さん!」「殺生な!」
屋敷の主人「お、お待ちください! これは何かの間違い、私は何も……」
役人「黙れ! 貴様が私腹を肥やそうとして働いた悪事の数々、すべて明白。死罪は免れぬものと思え」
屋敷の主人「そんなぁ! 濡れ衣でございます! もう一度、お調べを……」
役人「証拠はあがっておる! 引っ立てぃ!」
岡っ引きたち「はっ!」「立て!」

「待てぇい!」

どこからともなく、着流しスタイルの青年が現れる。

青年「己の手柄のため、罪もない人間を陥れるとは、地獄の鬼も逃げ出す非道──」
役人「何ぃ!?」
青年「お前こそ、地獄にふさわしい」
役人「素浪人風情が、何を!」

青年の着物の両胸には、志葉家の家紋。

役人「そ、その家紋は! ……まさか!?」
一同「殿だ!」「殿様だぁ!」「殿様だぞ!」
役人「まさか! 貴様はあの、巷で評判の……!?」

着流しの丈瑠に続き、歌舞伎者の衣装の流ノ介、遊び人風の千秋、博打打ち風の茉子、忍者風のことはが並び立つ。

流ノ介「その通ぉ──り! このお方こそ、巷でかなり評判の殿様だぁ!」
役人「……お、お前たち、何をしておる!? 殿様だろうと何だろうと、お上に盾突く大罪人! 構わぬから、斬って捨てぃ」!

恐れおののきながらも、一斉に突進する岡っ引きたち。
丈瑠たちも刀を抜き、迎え撃つ。

丈瑠「成敗!!」



評 殿
判 様
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