仮面ライダーGのオープニング

仮面ライダーG(ジー)のオープニング
(テレビ朝日開局50周年記念番組『SmaSTATION!! Presents SMAPがんばりますっ!!』より)

2009年　世界各地でテロが多発
日本政府は対テロ組織として「シェード」を創設
あらゆる分野の精鋭が集められ　相当な成果を上げた

だがしかし　人間を洗脳し　肉体を兵器化する改造実験が発覚し
組織は解散　その創始者である徳川清山(せいざん)も逮捕された

テレビ朝日の本社ビル。
局の50周年記念式典が開催され、多くの入場者たちで賑わっている。

突如、玄関から武装姿の数人が、マシンガンを携えて突入してくる。
2階のテラスから1人の男性が突き落とされ、床に叩きつけられる。

「これ、何かのドラマかなぁ?　ねぇねぇ」
「凄い気合入ってるじゃないか」

一団を率いる青年、織田大道。

織田「プレイボール……」

警備員たち「ちょっとちょっと、君たち、ロケの許可とってるの?」「困るよ」

たちまちマシンガンが火を吹き、警備員たちが蜂の巣となる。

人々「きゃあ──っ!」
織田「この建物は我々シェードが占拠したぁ!　おとなしく指示に従えば危害は加えない。だがしかし!　逆らえば……」

織田の撃った銃弾が、警備員の1人を貫く。

人々「きゃあっ!」
織田「──死だ」

局内のとあるスタジオ。
若き女性シェフ・日向恵理の出演するテレビ番組の収録が行なわれている。

「4、3、2、……」

司会者「それでは三ツ星シェフの日向さんがセレクトしたワインをお見せ下さい」
恵理「はい。これは私の大切な友人だったソムリエが、最も愛したワインなんです」

壁面に銃弾が炸裂。織田たちシェードの一団が乱入して来る。

「何なんだ、君たちは!?」「生放送なのよぉ!?」

織田が威嚇射撃。

「きゃあぁぁっ!?」

大パニックに陥るスタジオ。シェードの1人が司会者に銃を向ける。

司会者「お母さん……」

テレビカメラを構えるカメラマンに、織田が銃を突きつける。

織田「放送を続けろ。犯行声明を読み上げる」
カメラマン「は……はい」
織田「ナンバーファイブ!」

織田に呼ばれたシェードのメンバーの1人が、サングラスをはずす。
驚く恵理。彼の素顔は、かつて自分が愛した男性だった。

恵理「……吾郎!?」

*仮面ライダー*	Ｇ
*MASKED RIDER*