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                     仮面ノリダーV2・一文字マモルは、改造人間である。

               悪の秘密組織「ジョッカー」に重傷を負わされたが、仮面ノリダー1号の改造手術を受け、

                      仮面ノリダーV2として、甦ったのだ!!

 

                           誕生!

                       仮面ノリダーV2

                       〜デモンバズーカ登場〜

 

1990年12月

 

(公園で遊ぶ子供達とその親達。しかし、その時大地震が発生!)

 

子供達「わーーーーーっ!」

 

母親「また地震だわ!」

 

(一方、町では大地震で大パニックになっていた。)

 

ナレーター(以下、ナレ)「1990年12月、度重なる群発地震により、東京は廃墟と化していた。」

 

(頭から血を流して倒れる男。)

 

男「があぁっ・・・!」

 

(その頃、ゲロジョッカー怪人モグラドリルが鼻のドリルで群発地震を起こしていた。)

 

ナレ「この群発地震の原因は、悪の秘密組織「ゲロジョッカー」の仕業だったのだ!」

 

モグラドリル(以下、モグラ)「人間どもよ、この私が涙卸にしてやります!フッハッハッハッハッハッ・・・・。」

 

(一方、町にもゲロジョッカー戦闘員が現れ、建物を破壊し、人々をさらい、そして人々を痛めつけていた。)

 

ナレ「ゲロジョッカーの地球破壊は、着々と進んでいた!」

 

???「アーッハッハッハッハッハッ・・・・・。」

 

(当然、空飛ぶ円盤が現れ、その円盤からは高笑いが響いていた。)

 

ナレ「この、空飛ぶ円盤が、ゲロジョッカー基地なのである!」

 

(基地内が映し出される。モニターには、戦闘員に痛めつけられる、人々の姿が。)

 

キングジョッカー(以下、キング)「ハッハッハッハッハッハッ・・・。」

 

(しかも、基地内にはあの死んだはずのキングジョッカーの姿が!)

 

キング「キィーーーーング、ジョッカーーーー!!」

 

ナレ「1990年4月、仮面ノリダーの手によって、大宇宙へと葬り去られたキングジョッカーは、

ゲロジョッカー最高司令官の手により助けられ、再び、地球征服を目論み始めたのだ!!」

 

戦闘員「ゲロゲーロ!」

 

キング「おっ、猩猩右近大帝も、喜んでおらっしゃるわ!」

 

猩猩右近(以下、右近)「アッハッハッハッハッハッ・・・!」

 

ナレ「この、猩猩右近こそ、大宇宙をさまよっていたキングジョッカーを救い、新しい生命を与えた、

ゲロジョッカー最高司令官なのだ!」

 

(その時、入場曲とともに、扉の向こうからバンバンビガロ大佐が姿を現す。)

 

キング「何だ?何だこの音は?あっ!」

 

バンバンビガロ大佐(以下、ビガロ)「ワッハハハハ!」

 

ナレ「この男が、ゲロジョッカー・バンバンビガロ大佐である!」

 

(次々と戦闘員をなぎ払うバンバンビガロ大佐。)

 

ナレ「バンバンビガロ大佐は、怪力の持ち主なのだ!」

 

(回転しながらやってくるバンバンビガロ大佐。)

 

ビガロ「アッハハハーーー!キングジョッカー!」

 

キング「バンバンビガロ大佐ー!」

 

ビガロ「バンバンビガロ只今参上!日本のNO.1バラエティ番組に出演できてうれしく思ってるよ!

ゲロジョッカーの力で地球を征服しよう!(英語)」

 

(喜び合う両者。しかし、キングジョッカーの頭飾りがバンバンビガロ大佐の頭にぶつかってしまった。)

 

キング「これはこれは、バンバンビガロ大佐!そうですか、ついに現れてくれましたか!

しかし、我々ゲロジョッカーはバンバンビガロ大佐の力を、まだ認識しておりません!

ここはどうでしょう!あの、猩猩右近様と戦って、ビガロ様の力を報知してみたら!」

 

ビガロ「いいだろう(英語) 」

 

キング「猩猩右近様お願いします!ショ〜ジョ〜右近〜ティリリリリリリリティリリリリリ〜♪ ショ〜ジョ〜右近♪

思いっきりやってみい!」

 

(激しくぶつかり合う両者。しかし、バンバンビガロ大佐の方が圧倒的に有利なのは、火を見るよりも明らかだった。)

 

キング「ギブアップ?ギブアップ? ボブ負けるなボブ! ギブアップ?ギブアップ?」

 

右近「ギブアップ!」

 

(ついに猩猩右近を圧倒させたバンバンビガロ大佐。勝利のポーズを決める。)

 

ビガロ「ウオ〜ッ!」

 

キング「あなたが1番強い!」

 

ビガロ「その通り!俺が1番さ!!(英語) 」

 

キング「これからも是非、ビガロ様のお力を貸していただきたいと思います!」

 

(ポーズをとってはしゃぐ二人。)

 

キング&ビガロ「イェ〜イ!ナンバー1!!」

 

(一方その頃、東京の中目黒にある、喫茶店アミーゴにひとりの客が訪れた。)

 

立花藤兵衛(以下、立花)「いら〜っしゃ・・・・。」

 

マリナ「立花さん!」

 

立花「マリナちゃん!?」

 

(その客とは、マリナだったのだ。)

 

マリナ「立花さ〜ん!」

 

立花「マリナちゃ〜ん!ハハハハハ・・・・」

 

マリナ「あっ、お金が落ちてる!」

 

(と、駆け寄ってきた立花を避けるマリナ。)

 

立花「相変わらず、お約束事が好きなんだから・・・。」

 

立花&マリナ「グッ!」

 

(お互いにサムズアップを交わす2人。)

 

立花「ささ、さ、荷物降ろして・・・。」

 

マリナ「でも、8ヶ月ぶりだけどこのアミーゴも立花さんも変わらずにいてくれて良かった〜。」

 

立花「そりゃあ、猛とマリナちゃんとこのワシの想い出がある店だ。そう簡単には手放せんよ。

ところであれから8ヶ月、ずうっと旅?」

 

(うなずくマリナ。)

 

立花「なぁ〜んでまた、今こんなに危険な東京に、帰ってきたんだい?」

 

マリナ「危険だからこそ、危険だからこそ猛さんが護ってくれそうな気がして・・・。」

 

立花「マリナちゃん・・・・。」

 

マリナ「きっと猛さんがここのドアを開けて買ってきてくれそうな気がするの。」

 

(と、そのとき・・・・。)

 

謎の青年「こんにちはぁーーーっ!」

 

(その青年は、かつてキングジョッカーと戦って宇宙に散った、仮面ノリダー・木梨猛にそっくりだった。)

 

立花「猛・・・!?」

 

マリナ「猛さん・・・・!?」

 

(あまりにも猛に似ていたので、驚く二人。)

 

謎の青年「どうしたんですか?僕の顔にウンチでもくっついてますか?」

 

立花「いやいやいや、失礼しました。私達の友人にとってもよく似てたもんですから・・・。」

 

謎の青年「あぁ〜それは・・・・、木梨猛さん・・・じゃないですか?」

 

マリナ「どうしてその名前を?」

 

謎の青年「あ、僕の命の恩人なんです。えっと、マリナさんと立花さん・・・。」

 

立花「おぉ・・。」

 

謎の青年「あっ、おやっさんていう・・。」

 

立花「おぉ・・。」

 

謎の青年「あっ、なんなら、座ってもいいですか?立ってるのもなんですから。」

 

立花「さささささ、奥の方へ・・。」

 

(椅子に座る謎の青年。)

 

立花「さぁ、それじゃあ話を、聞かせてもらいましょうか!」

 

謎の青年「家族で三人であの、ロイヤルホストに行ったんです。」

 

立花「ウム・・。」

 

謎の青年「そこで、家族で三人で食事して・・・・いたらそこに・・・なんとジョッカーに襲われました・・・。

その時、うちの父と母は亡くなりました・・・。猛さんが助けてくれたんです。僕は、猛さんの看病で、

僕の命を取り留めました。お父さんとお母さんが・・・・。まぁ、だからあの、猛さんが命の恩人という事で・・・。」

 

立花「・・・で、あんたは?」

 

一文字マモル(謎の青年)(以下、マモル)「あ、僕ははじめまして、その、そういえば言ってなかった・・・。

一文字マモルといいます。

そして猛さんが何かあったら、『この、中目黒にあるアミーゴの方に行ったらどうだ』って・・・。」

 

立花「確かに、東京は今、ゲロジョッカーの支配下にある・・・。人々は次々と連れ去られ、

しかし!それを阻止するものは誰もいないんだ!」

 

(悔しがる立花。)

 

マリナ「猛さんがいてくれたら・・・。」

 

立花「マリナちゃんっ!・・・・・・仮面ノリダー・木梨猛はもう、死んだんだ・・・!」

 

(哀愁な雰囲気になるアミーゴの店内。すると、その時、突然ゲロジョッカー戦闘員が現れ、アミーゴを襲撃する!)

 

戦闘員「イーッ!」

 

マモル「あっ!ゲロジョッカーだ!」

 

戦闘員「男が2人いるぞ!連れて行け!」

 

(たちまち、立花は戦闘員にさらわれてしまう。)

 

マモル「マリナさん隠れて!おやっさーん!おやっさーん!わッ、離せっ!」

 

(マモルは戦闘員に捕まりかけるが、突然すごい力を発揮し、戦闘員を追い払う。)

 

マモル「あっ、おやっさーん!おやっさーん!」

 

(ジープを走らせるゲロジョッカー戦闘員。それをバイクで追いかけるマモル。)

 

マモル「待てーっ!」

 

ナレ「ゲロジョッカー戦闘員は、ジープで移動するのだ。」

 

マモル「待てーっ!おやっさーん!おやっさーん!おやっさーん、大丈夫ですかー!?この野郎!

おやっさーん!おやっさーん!待てーコノヤロー!」

 

(マモルが戦闘員達を追いかけていると、突如、地中からモグラドリルが出現し、マモルのバイクに体当たりする。)

 

モグラ「モグモグ〜」

 

マモル「あーっ!わーーーーっ!」

 

(戦闘員が数人係でマモルに襲い掛かる。)

 

マモル「くそー、何だい!何だよ!何だ君たち大勢でよってたかって!」

 

モグラ「アッハッハッハッハッ・・・!」

 

マモル「近くで見るの初めてだけど、カッコ悪いユニフォーム!なんだてめえ!背ぇちっちぇの!」

 

モグラ「よぉ〜しゲロジョッカー、早く倒すのだ!やりなさーい!」

 

マモル「お前もちっちゃくてヘンなの!」

 

モグラ「やかましい!」

 

マモル「なんだそれ!?君たちに負けるような僕じゃないけど、こんなに大勢でちくしょう・・・!」

 

立花「あの青年、何を考えているんだ!?」

 

マモル「うおぉ〜〜〜〜、来い!」

 

(戦闘員とマモルが激しくぶつかり合う。マモルは棒で押さえつけられてしまう。)

 

マモル「こんな棒なんて・・・・・・。ぬぅ〜〜〜〜どりゃあっ!」

 

(たちまち棒を振り払い、戦闘員達をなぎ払うマモル。)

 

マモル「(はっ、どうしたんだ!?体が勝手に動く!これは一体・・・!?僕にこんな力と勇気があるなんて、

そんな、まさか・・・!)よぉ〜し、やれるかもしれない!来い!」

 

(再び戦闘員と戦うマモル。戦闘員達は次々と倒されていく。)

 

立花「あのパワー、あの男まさか、木梨猛の生まれ変わりでは・・・?」

 

(やっとのことで戦闘員を追い払ったマモル。)

 

マモル「おやっさんを返せー!」

 

モグラ「モグモグ〜」

 

マモル「何だそれー?」

 

(マモルに蹴られて倒れるモグラドリル)

 

モグラ「痛い・・・。ちくしょ〜、よぉしこうなったら、モグモグドリルだ!モグモグモグモグ・・・・。」

 

(ドリルを突き出して突進してくるモグラドリル。)

 

マモル「わぁ〜っ!」

 

(マモルはモグラドリルをくい止める。)

 

マモル「よぉ〜し、マモルチョップ!マモルキック!」

 

(モグラドリルはドリルを折られ、さらに蹴飛ばされてしまった。)

 

モグラ「煙たいよぉ〜ッ・・・・・」

 

(遂に地面へ激突し、大爆発するモグラドリル。)

 

モグラ「キングジョッカー様ぁ・・・・」

 

(何とかモグラドリルを撃退したマモル。)

 

マモル「ハーッハーッハーッ・・・・・。」

 

(一方ゲロジョッカー基地では、キングジョッカーがこの光景をモニターで見ていた。)

 

キング「何だアイツは!?一体何者なんだ!」

 

戦闘員「ゲロゲーロ!ゲロゲーロ!!」

 

キング「何の騒ぎだ!」

 

右近「モスイ!」

 

キング「猩猩右近様がお怒りだ!お前たちでアイツを倒すんだ!」

 

戦闘員「ゲロゲーロ!」

 

ナレ「猩猩右近は怒ると怖いのだ!」

 

キング「バンバンビガロ大佐、新しい怪人はまだですか!?」

 

ビガロ「おちつけ!準備は全てOKだ!(英語) 」

 

キング「おおっ!」

 

ビガロ「オッケェ〜イ・・・・。ハハハハハハハハハ・・・・。ハーッハッハッハッハッハッーーー!」

 

(不気味に動き出す怪人製造機。完成したのは、デモンバズーカなる怪人だった!)

 

キング「おぉっ、これは・・・?」

 

ビガロ「作戦の開始だ!(英語) 」

 

キング「ははっ!」

 

ビガロ「俺の秘密兵器で世界を征服してやる(英語) 」

 

(遂に目を開くデモンバズーカ。)

 

デモンバズーカ(以下、デモン)「今年最後にしてぬいぐるみを着るとは思わなかった!

あぁン、タカちゃんの手冷たい!デェイ!」

 

(駆け寄ってくるバンバンビガロ大佐)

 

ビガロ「ハッハッハッハッ!かわいい奴よ 大きくなったなぁ(英語) 」

 

デモン「ありがたきお言葉!」

 

ビガロ「あの男をお前の手で倒してくれ! これからが楽しみだ(英語) 」

 

デモン「私の母は犬です」

 

ビガロ「ハッハハハ・・・」

 

デモン「観光」

 

ビガロ「俺様のようなイレズミをお前にもやろう!(英語) 」

 

デモン「ヒルトンホテル・・・5日間」

 

ビガロ「何を言ってるか全然わからない(英語) 」

 

(苦笑いする両者。)

 

デモン「アドリブ弱いんですか?バンバンビガロさん。

大丈夫です!後は私に任せてください!フッハッハッハッハ・・・・・」

 

(基地からワープするデモンバズーカ。そして、遂に立花のところへたどり着いたマモル。)

 

マモル「おやっさんを返せ!えーい、とおっ!」

 

(マモルは戦闘員を追い払い、立花を救出する。)

 

マモル「おやっさん、早く!」

 

立花「マモル君、もしかしたら君は・・・。」

 

マモル「時間が無いんだ!早く!早く!おやっさんとにかく!」

 

立花「気をつけろよ!」

 

マモル「わかりました!」

 

デモン「そうはさせんぞ!」

 

マモル「どぁ、どぁれだぁ〜!?」

 

ナレ「立花藤兵衛の危機を救った一文字マモル。

しかし、ゲロジョッカーの次なる怪人デモンバズーカがその前に姿を現した!

ガンバレ!一文字マモル!!」

 

(マモルに狙いを定めるデモンバズーカ。)

 

 CMのあとすぐつづく

 

(CM明け。デモンバズーカがマモルに銃口を向ける。)

 

デモン「そうはさせんぞ!」

 

マモル「だ、誰だ!?」

 

(そしてバズーカ砲から強烈な砲弾が飛び出す。

その衝撃で吹き飛ばされ、地面にたたきつけられるマモル。)

 

マモル「わぁ〜っ!あ痛い・・・。」

 

(すると、マモルのポケットからV2コンパクトが転がる。)

 

デモン「ゲロジョッカーに、はむかう者は、ただじゃおかんと10円ちょーだい!」

 

(立花に起こされるマモル。)

 

マモル「おやっさん、まだいたんですか?」

 

立花「あぁ、一か八か試してみよう!マモル君!」

 

マモル「はい?」

 

立花「変身だ!変身するんだ!!」

 

マモル「なんスか?それ・・・」

 

立花「かいわれ巻き巻きネギトロ巻き巻き・・・・」

 

マモル「ぼ、僕がですか!?」

 

立花「うぅん、やってみろやってみろ!」

 

マモル「よぉーし・・・。かーいわれ巻き巻き久しぶり!ネーギトロ巻き巻き!

巻いて巻いて〜・・・行きます!とぉっ!」

 

(しかし、何も起こるはずも無かった・・・。それを嘲笑するデモンバズーカ。)

 

デモン「なーに言ってんだジジイ!お前から片付けてやる整理製頓はちゃんとしましょうね!」

 

(銃口を二人に向けるデモンバズーカ)

 

マモル「はっ!くそぉ・・・おやっさん!おやっさん早く逃げなきゃ!」

 

立花「マモル君、そのコンパクトは!?」

 

マモル「コンパクト!?」

 

(V2コンパクトを拾うマモル。)

 

マモル「これは・・・?」

 

立花「何だ・・・呪文を唱えて!」

 

マモル「じゅ、じゅ、呪文ですか!?わかりました!よぉ〜し、くそぉ〜っ!

・・・・だーいじょーVッ!」

 

(コンパクトに向けてVサインを差し出すマモル。すると、コンパクトから「V2」の紋章が・・・)

 

マモル「わぁぁっ!おやっさーん!おやっさんもしかしてこれはぁっ・・・!

・・・言って見よう!とおっ!」

 

(光に包まれ、ベルトが出現し、マモルは新ヒーロー、仮面ノリダーV2へと変身していく!)

 

ナレ「一文字マモルは、V2コンパクトに呪文を唱える事により、仮面ノリダーV2に変身するのだ!」

 

(変身が完了し、着地するノリダーV2。)

 

仮面ノリダーV2(以下、V2)「仮面ノリダーV2参上!」

 

立花「やったぁっ!」

 

デモン「おめでとう。」

 

V2「ども、ありがと。」

 

(キングジョッカーはノリダーV2の登場に驚きを隠せないでいた。)

 

キング「ノリダーが復活しただと・・・!?」

 

V2「悪の動きはこの福耳がキャッチし、悪の動きはこの鼻が嗅ぎ分ける!

それが、仮面ノリダー・V2!」

 

デモン「グー!」

 

V2「センキュ!下で勝負だこっちへ来い!行くぞ!」

 

デモン「ゲロゲーロ!」

 

V2「でぇい!」

 

デモン「ゲロゲロ!」

 

(にらみ合う両者。)

 

V2「よし、貴様を倒してやる!」

 

デモン「何?」

 

V2「何だその変なミニスカートみたいな奴は!ワンピース着てどうする!?ワンピース!」

 

デモン「フッフッフッフッ・・・・くらえノリダーV2!」

 

V2「何だ!?」

 

デモン「ゲロビーム!ウッウッウエーーーーッ!」

 

(デモンバズーカの口からゲロビームなるゲロのような光線が出てきた!)

 

V2「やめろお前!下ネタで汚い技を! もらいゲロ!ウエェ・・・。」

 

(ノリダーV2も対抗してゲロビームに似た光線を出す。)

 

デモン「ウエェ・・・・」

 

V2「やめろっつってんだ!」

 

デモン「もう一発くらえ!」

 

V2「やめろっ!」

 

(バズーカをおみまいするデモンバズーカ。)

 

V2「あっ!くそぉ〜っ・・・・。」

 

デモン「フッフッフッフッ、結構火の粉が熱いのよね・・・。」

 

V2「よーし、これを見ろ!」

 

(と、背中のギターから刀を取り出した。)

 

ナレ「仮面ノリダーV2の背負っているギターは刀にもなるのだ!」

 

デモン「何それ刀!?」

 

(刀でデモンバズーカの胸を切るノリダーV2。)

 

V2「もういっちょくらえ!」

 

(胸に斬りこみを入れられたデモンバズーカ。)

 

デモン「ほら、こんなに切れてるよほら・・・。ほら、ココがこういう風に・・・。」

 

V2「ザマ見ろザマ見ろザマ見ろ・・・・」

 

(・・と油断したところへデモンバズーカの連続パンチが炸裂!)

 

デモン「パンチ!パンチ!パンチ!」

 

V2「よぉーし!」

 

(ノリダーV2もパンチを使うが、デモンバズーカに殴り飛ばされてしまう。)

 

V2「くそぉ・・・なかなかいいパンチを持ってるじゃないか!」

 

デモン「くらえノリダーV2!」

 

V2「何い!」

 

(銃口を向けるデモンバズーカ)

 

V2「やめろォッ!どわーーーっ!」

 

(砲弾に吹き飛ばされるV2。)

 

デモン「外れたのね・・・。」

 

V2「何発爆弾を持ってるんだ!」

 

デモン「もう一発くらえノリダーV2!・・・この辺じゃろう。」

 

(また打ち出された砲弾。)

 

V2「うおっ!また来た!V2スコープ!」

 

(ノリダーV2はV2スコープで砲弾に狙いを定めた。)

 

V2「よーし、この技だ!とおっ!V2トカチョフキック!」

 

(砲弾はV2の必殺技によって跳ね返された。)

 

デモン「あっ!ああーーーーーーーっ!」

 

(デモンバズーカめがけて落ちていく砲弾。)

 

V2「よっしゃあ!シャキーン!」

 

(ポーズを決めるノリダーV2。その後ろでデモンバズーカは大爆発!)

 

デモン「あっ・・・・あっ・・・いや・・・ハハハハハ・・・・苦しいよおでき・・・・」

 

(遂に息を引き取るデモンバズーカ。それを見ていたキングジョッカーはというと・・・・)

 

キング「クソぉ、ウソつきやがって!あのイレズミ外人やろ・・・・」

 

(振り向くとそこには、その悪口を聞いて怒ったバンバンビガロ大佐の姿が・・・・。)

 

ビガロ「何か文句あるのか?」

 

(片言の日本語で怒鳴りつけるバンバンビガロ大佐。)

 

キング「いえ、ありません!これからもよろしくお願いします・・・。」

 

ビガロ「センキュー!」

 

(一方その頃・・・・。)

 

V2「・・・・よしっ!」

 

立花「ノリダー!」

 

V2「あっ!おやっさーん!」

 

立花「帰ってきてくれたんだな!ノリダー!!」

 

V2「いや、僕が・・・仮面ノリダーV2だなんて・・・。」

 

立花「猛が地球に与えた使命だ。今の地球を救うのはマモル君、君なんだぞ!」

 

V2「はい!猛さんの死を無駄にしないよう、これから僕が、この地球を守ります!」

 

立花「がんばってくれ!」

 

V2「おやっさん!」

 

立花「あれを見ろ!」

 

(そこにはカッコいいサイドカーの姿が!)

 

V2「あぁっ!おやっさん、あれは!?」

 

立花「V2サイクロンだ!」

 

ナレ「仮面ノリダーV2サイクロンは、100万馬力なのだ!」

 

V2「ノリダービャイクリョ〜ン!ディ〜〜〜〜ヤァ〜〜〜〜オォ〜〜〜〜・・・・・」

 

(さっそくV2サイクロン号で帰っていくノリダーV2と立花。)

 

ナレ「ゲロジョッカーの悪の野望を打ち砕く為立ち上がった一文字マモル。

しかし、キングジョッカーとの明日無き戦いが始まったのだ!

人類の平和を護る為に、行け!仮面ノリダーV2!!

戦え!仮面ノリダーV2!!」

 

つづく

 

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