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仮面ライダー対ショッカーのオープニング
 
 
 
                       仮面ライダー
 
 
 
雷雨の夜、大道寺地球物理学研究所。
 
                     仮面ライダー
                        対ショッカー
 
研究所の中には、地球物理学者の大道寺博士と助手の阿野の姿があった。
 
大道寺「阿野君、実験は大成功だったぞ!」
 
阿野「先生、本当にオメデトウ御座います。」
 
大道寺「ああ、この人工重力装置『GX』を増幅すれば、地球の地軸すら変える事が出来るんだ!」
 
阿野「もし、これを悪用されたら大変ですね・・・」
 
大道寺「そうだよ!世界を簡単に征服されてしまう。実験のデータを整理しよう。」
 
阿野「はい。」
 
研究所の小部屋に入った博士と阿野はGXのデータの処理を始めた。
 
大道寺「データをコンピューターに空けよう。用意してくれ。」
 
阿野「はい。」
 
すると、激しい雷と共に窓が開き出して、部屋の中にある資料が飛ばされた。
 
大道寺「阿野君!早く実験データを集めよ!」
 
阿野「はい!」
 
2人は風で床に落ちたGXのデータを集め始めるが、突然部屋の電気が消えた。
 
大道寺「停電か?」
 
阿野「雷のせいですかね?」
 
?「大道寺博士。研究の完成お祝いする。」
 
大道寺「誰だ!?誰だ!?」
 
現したのは、ショッカーの大幹部・死神博士であった!
 
死神博士「我々ショッカーはお前の研究をずっと待っていたのだ。」
 
大道寺「貴様は何者だ!?」
 
死神博士「ショッカー日本支部の指揮官・・・死神博士!お前の研究はショッカーが有難く頂戴する事になる。」
 
大道寺「渡さん!阿野君、逃げろ。早く逃げろ!」
 
阿野「はい!」
 
博士は自分の手に持っているデータを阿野に渡して、阿野は逃げようとするが、ドアが開かない。
 
大道寺「阿野君、どうしたんだ?」
 
すると、阿野が開けようとするドアの下の隙間から何かの白い泡が出てきて、阿野を連れ去ろうとした。
 
大道寺「阿野君!」
 
阿野「先生!助けてくれ・・・」
 
阿野が悲鳴を挙げた時には、彼もGXのデータが書かれた資料も白い泡の中に引き込まれた。
 
死神博士「逃げられはせん。地球の地軸が変える事ができれば、ショッカーは世界を支配できる!」
 
大道寺「阿野君!阿野君!!阿野君を返せ!阿野君を・・・」
 
死神博士は嘲笑いながら姿を消した。
 
死神博士が姿を消すと、炎が現れて、大道寺博士の地球物理学研究所が爆発した。
 
大道寺博士からGXのデータが載っている資料を手に入れた死神博士はショッカー日本支部に戻って、
 
ショッカーの科学班は早速データをコンピューターで調べてみた。
 
死神博士「そのデータから直ちに人工重力装置の組み立てに取り掛かれ!地球の地軸を変えて、
 
       この日本列島を海の底に沈めてやる!」
 
科学班は奪った資料からコンピューターで人工重力装置の組み立てに取り掛かろうとするのだが・・・
 
科学者A「お言葉ですが、死神博士。」
 
死神博士「どうした?」
 
科学者A「このデータには最も重要なGXの方程式が載っておりませんが・・・」
 
死神博士「何だと!?そうか、クソ!大道寺め、肝心な部分を隠しておったのか!このまま引き下がるショッカーではない!」
 
悔しがった死神博士は必ずGXの設計図を手に入れようとするが、大道寺博士から奪ってきたデータにはGXの設計図が
 
載ってないとするならば、大道寺博士は一体何処にGXの設計図を隠したのか!?
 
人工重力装置「GX」の設計図の争奪戦はココから始まったばかりであった!
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