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幻星神ジャスティライザーの第1話
 

戦国時代

ここでは戦が行われていた。

ナレーション「時は戦国。武将たちによる合戦が行われ、天下は大きく揺らいでいた……」

宇宙空間

ナレーション「このとき、はるか上空でも戦いが行われていた」

ノルン艦隊とハデス艦隊の戦艦や戦闘機が戦っていた。

ナレーション「地球を狙う凶悪な宇宙の侵略者・カイザー・ハデスに対し、ライザー星人ノルンは、完全と戦いを挑んだ!」

ハデスの母艦とノルンの母艦が衝突する。

大気圏を越え、地球に落下。

人々が逃げる。

ナレーション「それから、450年……」
 

第1話
出現! 幻星獣ライゼロス
 

聖台高校。

ラクロスの練習試合が行われる。

真田ユカが見事なシュートを決める。

一同「イエーイ!!」

ユカと瀬川麻美、松原理緒がラケットをクロスする。

ユカ「ナイスファール!!」

麻美「ナイス!!」

それを伊達翔太と市川徹が見ていた。

徹「さすが真田ユカ。いけてるよな」

翔太「そうかなぁ!?」

徹「とはいっても、翔太には無理だけどなぁ……」

勝田「お互い様だろ、徹。俺は別に……」

徹「もういいとは言わせねぇぞ! ま、お前昔から女に対して根性ないからな……」

翔太「お前に言われたかねぇよ」

翔太がユカを見ていると、目が合ったので逃げるように帰って行く。

徹「おい! どうした!?」
 

星神島
 

天堂家

「澪さん!」

どこかに出かけようとしていた天堂澪が振り向く。

声をかけたのは本宮麗香だった。

麗香「また忘れていますよ……朝夕のお参りは、天堂家闘志としての、お勤めですよ!?」

澪「今、やろうと思ったのよ。そしたら麗香さんが……」

麗香「そうかしら!?」

澪「……ごめんなさい」

澪は祠の前にしゃがみ、拝む。

すると祠が光り出すが、その輝きは消えてしまう。

麗香「どうしました!?」

澪「ううん。何でも……」

2人は屋敷に戻る。

宇宙では、謎の飛行物体が地球に接近していた。

飛行物体からハデス軍の幹部・ドクター・ゾラが降り立つ。

ゾラ「ふっふっふ……」

ゾラが崖からジャンプ。

剣から放つ光線で岩を破壊。

サイバーナイト・ザウラスと戦闘兵・ザコールも現れ、穴を見る。

要塞に戻ってくるゾラ。

向こうには凍ったカイザー・ハデスの魔神象があった。

ゾラ「カイザー・ハデス、今こそ甦るときが参りました。サイバーナイト・ザウラス!」

ザウラス「はっ!」

刃から放たれる光線が魔神象の氷を破壊する。

天堂家

澪が祠の輝きを目にする。

しかし、祠の光は再び消える。

翌日・伊達電器店

翔太がどこかに出かけようとすると、従業員・松平健一とぶつかる。

健一「おお翔ちゃん、どこ行くの!?」

翔太「ちょっとね……」

健一は勢いあまって倒れる。

翔太「行ってきまーす」

翔太はバイクに乗って走る。

街ではユカたちが歩いていた。

理央「ねえちょっと麻美、あれあれ。あれ、伊達君じゃない!? 昨日も練習観てたんだよ。デレーとした顔で」

麻美「えーマジで!? あれはずっと理央を見てたわけ?」

ユカ「ダメだなぁ。もっと練習に集中してよ」

麻美「あんた全然気づいてないの!?」

ユカ「何が!?」

理央「あの子が見てたのはあんただって!」

ユカ「はぁ!?」

麻美「ユカさ、もう少し自覚したほうがいいよ。聖台高校70%の男子はユカに気があるんだって……」

ユカ「そんなことないよ。大体私、そんなこと考えてられないし……大会だって近いのにさ」

理央「堅いんだってば。キャプテンは……伊達君、結構人気あるのにな……昔、剣道の大会でも優勝したことあるんだって」

麻美「えー、そうかぁ!? 無駄に粘ってるだけじゃないの?」

3人「わははは!!」

翔太は空き缶を見つけ、ゴミ箱に捨てる。

麻美「ユカ……」

理央「何してるの!? 早く行くよ」

デパートから平賀真也が出てくる。

真也「時間の無駄だったな……」

空から何かが落ちる。

姿を変え、宇宙恐獣デフロッグとなる。

人々が逃げる。

デフロッグの攻撃に街は破壊されていく。

翔太「どうしたんだおい!?」

麻美が躓く。

ユカ「麻美!」

真也も人々を誘導していた。

真也「早く! 早く!!」

ヘリが応戦に入る。

星神島

澪は銅像を眺めていた。

麗香「澪さん! 何をしてるんです!?」

すると銅像が輝き始める。

澪「何!?」

銅像は真っ二つに割れ、謎の結晶・ジャスティクリスタルが現れる。

澪「水晶!?」

その水晶から5つの光が飛び立つ。

その1つが澪の額に吸収される。

麗香「澪さん、澪さん!! しっかりして。澪さん!」

緑の光は謎の結晶に当たる。

その結晶は砕け、要塞・シェイドスターが誕生する。

地球ではデフロッグの暴走が続いていた。

ザウラス「宇宙恐獣デフロッグよ、地上を破壊し尽くせ!!」

ハデスの要塞では、ゾラがザコールのカメラで見ていた。

ゾラ「ふっふっふ……」

翔太は逃げ遅れた親子を見つける。

母親「誰か、助けて!!」

翔太「大丈夫ですか!?」

母親「はいっ!」

翔太「早く!」

母親「はい!!」

翔太と母親が逃げていると、階段を見つける。

しかし、そこにザコールが立ちふさがる。

翔太「何なんだお前ら!? ここは任せて」

ザコールが翔太に襲い掛かる。

翔太はバーでザコールに挑む。

しかし、先が折れてしまう。

翔太「たあああっ!!」

するとザウラスが後ろから斬りかかる。

バーのほとんどが折れていた。

翔太「やっべー……」

翔太はバーを捨てて逃げる。

デフロッグの光線が翔太を吹き飛ばす。

さらにもう1発によって炎に囲まれる翔太。

すると空から何かがデフロッグに体当たりする。

デフロッグが倒れた振動によって翔太も倒れる。

翔太「あっ……」

降り立ったのは幻星獣ライゼロスだった。

ゾラ「あれは一体何だ!?」

ライゼロスがデフロッグに挑む。

すると翔太が走り出す。

しかし、そこにザウラスが立ちふさがる。

ザウラス「逃げられると思うか!?」

翔太「おかしなかっこしやがって。お前ら、一体何なんだ!?」

ザウラス「地球人は1人残らず駆逐する。消えろ!!」

ザウラスが刃から攻撃を繰り出す。

翔太は交わすが、攻撃がドームに当たる。

翔太「マジかよ……本物!?」

翔太の後ろにザコールが現れる。

ザウラスがとどめを繰り出すと、翔太に謎の光が激突。

翔太が炎に包まれる。

ザウラス「フフフ……フハハハ!!」

すると炎が翔太に吸収され、翔太の姿がライザーグレンに変わっていた。

ザウラス「何? 何だ貴様!?」

グレン「え? 何だこりゃ!?」

ザウラス「行け、ザコールども。かかれ!!」

ザコールたちの攻撃に苦戦するグレン。

しかし、一気に2体を放り投げる。

グレン「どうなってんだ一体!?」

ライゼロスがスマッシュクローを繰り出す。

デフロッグの攻撃がライゼロスに炸裂する。

胸のゼロスカッターが回転。

ライゼロスがデフロッグに迫る。

グレンが次々とザコールに挑む。

グレン「何だこれ?」

グレンはグレンソードを手にし、ザコールを一掃する。

ザウラス「何!? 貴様……退却だ。デフロッグ!!」

デフロッグが消える。

グレン「あれ? どこ行った!?」

グレンが上からライゼロスを見上げる。

グレン「何なんだよこれ!?」

するとグレンの左胸の装着アイテム・インローダーが光り出す。

「選ばれし者よ……」

グレン「誰だ!?」

するとライゼロスの目から光がグレンに照らされる。

周りの風景も変わり始める。

グレン「これは……!?」

「私の名は、ノルン……」

ノルン「私は、地球の持つ神秘の力・ジャスティパワーを発見しました。ところが、宇宙の支配を目論むカイザー・ハデスが地球を侵略しようと攻撃を仕掛けてきたのです。宇宙の平和と地球を守るため、ハデスの戦いに挑んだ私は激戦の末、何とか勝つことが出来ました。地球に墜落したハデスを封印した私はハデスが復活する・海箸鰺輯セ掘▲献礇好謄・僖錙爾鰺・僂靴神鏤里魄笋靴燭里任・ま/div>

ノルンが話している間、グレンが装着を梳いて翔太の姿に戻る。

ノルン「それが、幻星獣ライゼロスと……ジャスティライザーです……」

翔太「ジャスティライザー!?」

星神島

麗香「澪さん! 澪さん!!」

ノルン「そして……ついにハデスが目覚めました。それを感知したジャスティクリスタルがまた目覚め、あなたをライザーグレンとして選んだのです。インローダーはその証です……インローダーに秘められたジャスティパワーとあなたの正しい心が結びついたとき、ジャスティライザー・ライザーグレンになることが出来るので・后・笋六爐隆嶌櫃法▲薀ぅ璽蹈垢砲海離瓮奪察璽犬鯊・靴泙靴拭帖通ね茲・洋燹Ε献礇好謄・薀ぅ供爾謀舛┐襪燭瓩法・魯妊垢鯏櫃掘・・茲諒刃造鮗蕕辰討・世気ぁ・修譴・献礇好謄・薀ぅ供爾了般燭覆里任后帖柱ま/div>

翔太「俺が……!?」

ライゼロスは雄たけびを上げて飛び去る。

翔太「夢……じゃないよな!?」

ナレーション「甦ったカイザー・ハデス。そして幻星獣ライゼロス、異性人ノルンのメッセージ、ライザーグレンとなった翔太の運命は!? 謎を秘めたジャスティライザーの物語は今、始まる!」
 

(続く)
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