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科学戦隊ダイナマンの第1話
 

火山地帯

地震が起こり、噴火する。

ナレーション「日本各地、突然火山が噴火するという現象が頻発した。いずれも、長い間活動したことのない休火山ばかりである。直ちに気象庁は調査に乗りたくしたが、原因を突き止めることはできなかった……」

有尾人一族の挑戦

少女「助けて! 助けて!!」

カニシンカ「カニシンカ!!」

地底から進化獣・カニシンカが現れ、少女に襲い掛かる。

そこへ、弾北斗が駆けつける。

弾「何だあれ!?」

カニシンカ「カニシンカ泡包み!!」

少女「助けて!!」

少女が球体に閉じ込められてしまう。

ナレーション「夢の発明センターに向かう途中、弾北斗は怪奇な事件に遭遇した」

弾「どうなってんだ!?」

そこへ、立花レイが弾の後ろに乗り込む。

レイ「早く!!」

弾「君は!?」

レイ「何ぼやぼやしてるの!?」

弾「よし!! 待てー!!」

弾がトラックを追いかける。

車の中の男が弾のバイクに発砲。

その様子を島洋介が見ていた。

弾「待てー!!」

南郷「何だ!?」

今度は男たちが爆弾を投げつける。

バイクが転倒する。

そこへ、1台のの乗る車がトラックを衝突させる。

そこから玉が落ちてくる。

弾がそれを叩き割る。

少女「助けて!」

レイ「もう大丈夫よ!」

また発砲する男たち。

1台の車から島が降りてくる。

星川「星川竜、参上!!」

星川竜が上から降りて男たちに挑む。

星川「忍者拳!!」

球体から他にも人々が出てくる。

弾たち「さあ、逃げて!!」「早く逃げるんだ!!」

星川「皆さん、どうしたの!?」

弾たちが男たちに挑む。

所詮、奴らなど弾たちの敵ではなかった。

弾「いったいお前たちは何者だ!?」

男に尻尾が生える。

弾たち「あれは!?「あれは!?「尻尾だ!!」

男たちの姿がジャシンカ帝国・シッポ兵へと変わる。

奴らはすごいスピードで5人を翻弄する。

さらに、地下に潜って5人を痺れさせる。

5人が逃げると、カニシンカが現れる。

南郷「化け物だ!!」

カニシンカ「カニ爆弾!!」

カニシンカのカニ爆弾が5人を海に落としてしまう。

火山からはグランギズモが出現する。

将軍「9本尻尾の帝王アトン様に申し上げます。密かに人間を誘拐して実験を重ねました……人間に尻尾を生やすなど不可能ということがわかりました……」

アトン「7本尻尾の分身に指定大なる科学者・カー将軍の力を持ってしてもか!?」

将軍「所詮人間は下等動物、もはや人間など邪魔なだけです。日本各地で起きている噴火騒ぎの不安に乗じて、今、地上を征服すべきと考えます!」

メギド「父上、その役目は5本尻尾の王子である私、メギドにお任せください!!」

アトン「メギド、良くぞ申した。よいか、人間どもを滅ぼし、有尾人一族の世界・ジャシンカ帝国を築くのだ!!」

夢野発明センター

弾が夢野発明センターに到着する。

しかし、中は遊び道具などばかりだった。

弾「えー、何だよ。ここが夢野発明センターか!?」

すると謎の影が進入し、弾がその男を落とす。

それはなんと、星川だった。

弾「君は!?」

星川「お……お主は……」

弾「生きていたのか!!」

星川「お主こそ、不死身でござるな!!」

そこへ南郷、島、レイも入ってくる。

南郷「腹減った……」

星川「お、カウボーイ!!」

レイ「わあよかった。皆、無事で!!」

弾「しかし、皆、どうしてここへ!?」

そこへ、ロボットが現れる。

ロボット「ようこそいらっしゃい、夢野発明センターへ」

続いて、夢野博士が小さな機関車に乗って子供たちと現れる。

星川「ああ、これは珍しいな!!」

夢野「ワシが呼んだのさ」

星川「え?」

夢野「妖、さつまいものガスで走る焼き芋列車だぞ……」

南郷「おっさんが!?」

島「夢野さん!?」

夢野「君たちこそこんなに遅れてくるってのはどういうことだ!?」

弾「いや、ひっぱらな人間とに出くわしちゃって……」

夢野「何!? あのぉ、おじさん、急用を思い出しちゃったからさ、また明日遊ぼう。さよなら三角、また明日。バーイ!!」

夢野がスイッチを入れると、時計が動き出し、ハンマーが弾たちを通路に押し出した。

弾たちが現れたのは謎の基地だった。

島「あー!!」

南郷「おっさん!!」

夢野「ここでは夢野総司令!」

島「どうなってんだ!?」

レイ「しぶーい!!」

南郷「ありゃあ……」

弾「ホントかよ!?」

星川「かっこいい!!」

夢野「ここはダイナステーション。科学戦隊ダイナマンの秘密基地だ!」

弾「科学戦隊ダイナマン!?」

町では、グランギズモが現れる。

「何だあれは!?」「何だあれは!?」「おい、早く逃げろ!!」

グランギズモが総攻撃を仕掛ける。

「おー、危ない!!」「助けてくれ!!」

メギド「ロケット基地の破壊は、ジャシンカ帝国の合図代わりだ。よし、行くぞ! 我々は、あの工場を爆破するのだ!! やれ、進化獣カニシンカ!!」

カニシンカとシッポ兵が工場を爆破し始める。

その様子を弾たちがダイナステーションで見ていた。

南郷「あー、あいつらだ!!」

夢野「ついに出たか。有尾人一族ジャシンカ帝国の侵略が始まったんだ!」

弾「有尾人!?」

夢野「うん。長らく地底に住んでいた一族が、地上を征服しに出てきたんだ。私はこれを恐れて密かのこの基地を作り上げ、戦士たる相応しい人間を呼び寄せた。このままでは人類が滅びる! 人類を救えるのは君しかいないんだ!!」

弾「よし、やろう。僕たちがやらなきゃならないんだ!!」

南郷「おう、敵を取ってやる!!」

星川「よーし、やるぞ!!」

島「よし!」

夢野「これをつけて、科学戦隊ダイナマンに変身するんだ……」

5人の腕にダイナブレスが装着される。

夢野「弾北斗、ダイナレッド!!」

弾「ダイナレッド!!」

夢野「星川竜、ダイナブラック!!」

星川「ダイナブラック!!」

夢野「島洋介、ダイナブルー!!」

島「ダイナブルー!!」

夢野「南郷工作、ダイナイエロー!!」

南郷「ダイナイエロー!!」

夢野「立花レイ、ダイナピンク!!」

レイ「ダイナピンク!!」

ダイナマン「ダイナマン!!」

5人がダイナマンへと変身する。

夢野「ダイナマン、出動!!」

ダイナマンが戦闘母艦・ダイジュピターに乗り込む。

レッド「搭乗、完了!!」

夢野「オープン!」

ダムの壁が開く。

夢野「ダイジュピター、発進!!」

レッド「ダイジュピター、発進!!」

4人「発進!!」

ダイジュピターが発進される。

グランギズモ

アトン「ふっふっふ、人間などなんとたわいのない者……」

「未確認飛行物体、接近中!!」

将軍「何!?」

ダイジュピターがグランギズモに接近している。

将軍「何者でしょう!?」

アトン「行く手を阻む者は打ち落とせ!!」

グランギズモがダイジュピターに総攻撃をかける。

レッドたち「うわあっ!!」

レッド「ジュピターミサイル、発射!!」

ブラック「ミサイル、発射!!」

ダイジュピターのミサイルがグランギズモに命中。

アトン「おのれ…・・・歯向かう気か!?」

将軍「こしゃくな……ギズモスキート、発進!!」

グランギズモから戦闘機・ギズモスキートが発進される。

ブラック「おー、来たぞ。敵編隊だ!!」

ギズモスキートの攻撃が炸裂する。

レッド「ジュピターミサイル、発射!!」

ミサイルがギズモスキートに炸裂。

メギド「いったい何者!?」

ダイジュピターから光が墜落して5色に爆発する。

それはなんと、ダイナマンだった。

メギド「いったい何者だ!?」

レッド「悪を倒す正義の味方・ダイナマン!!」

メギド「何、ダイナマン!?」

レッド「ダイナレッド!!」

ブラック「ダイナブラック!!」

ブルー「ダイナブルー!!」

イエロー「ダイナイエロー!!」

ピンク「ダイナピンク!!」

レッド「爆発! 科学戦隊!!」

5人「ダイナマン!!」

メギド「やれ!!」

5人「ダイナジャンプ!!」

5人が下に降りてシッポ兵に挑む。

レッド「行くぞ!!」

4人「おう!!」

レッド「ダイナパンチ!!」

ブラック「ブラックストロングシャワー!!」

ブルー「アタックボード! 行くぞぉ、とりゃああ!!」

イエロー「グランドダイビング!!」

ピンク「ローズサーベル!!」「ハートブレイクショット!!」

レッド「ダイナ剣! 夢の翼!!」

イエロー「チェーンクラッシャー!!」

レッド「ドリーム返し!!」

ブラック「ブーメランショット!!」

ブルー「フリスビースパーク!!」

イエロー「電光ボール!!」

ピンク「バラフィナーレ!!」

5人の技が次々とシッポ兵に炸裂する。

レッドがメギドに挑む。

カニシンカ「カニシンカ・カニ爆弾!!」

メギド「何をする! うわああ!!」

メギドがレッドに馬から振り落とされる。

レッドの剣がメギドを斬る。

1本の尻尾が切れる。

メギド「尻尾が!!」

シッポ兵「メギド王子の尻尾が!!」「何たることを!!」

レッド「おのれ……よくも!!」

シッポ兵「メギド王子、落ち着いてください!!」「早く傷の手当てを!!」

メギド「覚えていろ、ダイナレッド!! やれ!!」

シッポ兵2体の攻撃が炸裂。

カニシンカ「カニ爆弾!!」

カニ爆弾がダイナマンを吹き飛ばす。

しかし、5人は構わず前に走る。

カニシンカ「おのれ、ダイナマン!!」

5人「ダイナキック!!」

5人のキックにカニシンカが転げ落ちる。

レッド「スーパーダイナマイトだ!!」

4人「おう!!」

レッド「スーパーダイナマイト!!」

ブラック・イエロー「ダイナマイト!!」

ブルー・ピンク「ダイナマイト!!」

スーパーダイナマイトがカニシンカに炸裂。

カニシンカが大爆発してしまった。

ナレーション「進化中は、生命の危機に陥ると、細胞が巨大増殖し、旧属に進化。超進化獣なる! これを、ビッグバンプロブレスと呼ぶ!」

巨大化したカニシンカの攻撃がダイナマンを襲う。

レッド「ファイブ号、発進!!」

ダイジュピターが着陸。

レッド「行くぞ!」

4人「おう!!」

5人がそれぞれのマシンに乗り込む。

カニシンカの攻撃はまだ続く。

レッド「ダイナマッハ、発進!!」

ダイジュピターからダイナマッハが発進される。

レッド「マッハレーザー、発射!!」

マッハレーザーがカニシンカを撃ち落とす。

ブラック「ブルー、出動!!」

ブルー「よっしゃ!!」

ブラック「ダイナモビル、発進!!」

ブルー「発進!!」

ダイジュピターから今度はダイナモビルが発進される。

ブラック「ミサイル、発射!!」

ブルー「発射!!」

ダイナモビルのミサイルが炸裂する。

レッド「合体体制に入れ!!」

ブラック・ブルー「おう!!」

イエロー・ピンク「おう!!」「ダイナギャリー、発進!!」

ダイジュピターから最後にダイナギャリーが発進される。

5人「合体! グランドスラム!!」

ダイナギャリーがダイナロボの足となる。

続いてダイナもモビルがダイナロボの胴体と両腕に変形。

最後にダイナマッハがダイナロボの頭部に変形して胴体に合体。

そして足が胴体と合体してダイナロボの合体が完了する。

5人「完成! ダイナロボ!!」

レッド「行くぞ!!」

イエロー・ピンク「おう!!」

イエロー「発射!!」

ピンク「発射!!」

ダイナロボが前に進み、カニシンカに挑むが。

ブラック「レッド、大丈夫か!?」

ピンク「大丈夫!?」

レッド「ダイナパンチ!!」「ビートハンマー!!」「ダイナブーメラン!!」

ダイナロボの技が次々とカニシンカに炸裂。

カニシンカの腕が切り落とされる。

レッド「ダイナミックジャンプ!!」

5人「ジャンプ!!」

ダイナロボが猛ジャンプ。

レッド「科学剣!!」「科学剣稲妻重力落とし!!」

5人「重力落とし!!」

ダイナロボの科学剣がカニシンカを縦に真っ二つに切る。

カニシンカが大爆発する。

将軍「おのれ、科学戦隊ダイナマンめ!!」

グランギズモが去る。

ナレーション「果たして、有尾人一族とは何者なのであろうか!? ジャシンカ帝国との戦いの始まりだ。負けるな、ダイナマン! 爆発、科学戦隊ダイナマン!!」

つづく
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