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ふたりはプリキュアSplash☆Star!の第1話

仁美「ストライク!」

ソフトボールの練習場

仁美「ストライク!バッターアウト!」

咲「絶好調ナリ!9人連続三振。後1人でアイスクリームゲットだ!」

仁美「って誰がそんな約束したのよ」

夕子「ごめん、私が」

仁美「約束したの?」

咲「さあ、やるぞ・・・ん?」

上空に何かが横切った

夕子「どうしたの、咲?」

咲「ううん、何でもない。よーし、10人連続三振達成、行くぞ!」

引越し先へ向かう美翔家

舞「うわあ」

和也「5年前と全然変わってないな」

舞の母「本当ね」

舞の父「ひょっとすると、父さんが生まれた時から変わってないかもしれない。舞は覚えているかい?」

舞「もちろん!・・・ん?あ、見えてきた」

引越し先の家が見えた

舞の母「懐かしいわ」

和也「舞!」

舞「何?」

和也「ほら、あれ」

山のてっぺんの巨大な樹を指していた

舞「ただいま」

帰路につく咲

咲「よっしゃあ。10人連続三振達成だ。本日もますます絶好調ナリ!」

舞の母「ありがとうございました」

引越しやのトラックが帰っていった

舞の母「一段落着いたところで、お茶にしましょうか?」

舞の父「いいね」

舞「私、ちょっと出かけてくる」

舞の父「え?」

舞の母「どこに行くの?」

舞「すぐ戻るから」


              おっどろきの再会!ふたりは何者なの!?


巨大な樹の下でアイスを食べてた

咲「美味い!勝利のアイスモナカは格別だ!」

風が吹いてくる

咲「大空の樹。いつ来ても、本当にここはさわさわって気持ちいいよね」

誰かが来た

咲「ん?」

来たのは舞だったが、慌てて胸を詰まらせる

舞「大丈夫?」

咲「ここに人が来るなんて滅多に無いから、びっくりしちゃった。・・・ん?」

舞「あ?」

咲「あれ?」

舞「あの、あなた・・・」

フラッピ「出会ったラピ」

咲「な、何なの?」

舞「さあ、隕石かしら?」

フラッピ「着地に失敗したラピ」

呆然とする二人

チョッピ「キャーッ」

また何か墜落してきた

チョッピ「チョッピも着地失敗チョピ」

咲「し、喋ってるし、ぬいぐるみじゃないよね?」

舞「生き物みたいね」

チョッピ「出会ったチョピ」

フラッピ「出会ったラピ」

咲「な、何?」

舞「今度は踊ってる」

咲「何なの、一体?」

フラッピ「泉の里からやって来た、花の精フラッピラピ」

チョッピ「チョピ。鳥の精チョッピチョピ」

舞「鳥の精?」

咲「花の精ってわけ分かんない」

フラッピ「二人にお願いがあるラピ」

舞「お願い?」

チョッピ「二人の力で泉の里を救って欲しいチョピ」

咲「私達の力で?」

舞「救うって?」

みのり「お姉ちゃん!あ、やっぱりここにいた」

咲「みのり」

来たのは咲の妹のみのりだった。フラッピとチョッピは慌てて姿を隠す

咲「どうしたの、みのり?私を探してたの?」

みのり「お母さんが配達してって。また車が動かなくなっちゃったの」

咲「え、また?ってそれどころじゃないのよ!」

みのり「え?」

咲「新種の生き物を発見したの。」

みのり「えーっ」

咲「ほら」

姿を隠してるので当然いない

咲「あれ?」

みのり「何もいないよ」

咲「あれー?」

舞「さっきまでここにいたのに」

咲「おっかしいな」

みのり「お姉ちゃん、早く行こうよ」

咲「分かった分かった。じゃあ、私行かなきゃ」

舞「え、ええ」

咲「じゃあね」

舞「・・・・・」

咲「おっかしいな。確かに見たんだよ」

みのり「お姉ちゃん、あの人誰?」

咲「うーん、そういえばあの子って」

舞「前にどこかで」

咲、みのり「ただいま」

咲の父「おお。お帰り」

咲「ねえ、お父さん。新しい車買おうよ」

咲の父「まあ、そう言うな。あの車とは長い付き合いなんだし、立派な家族の一員だろ?それに」

咲「全てのものに命は宿っている」

咲の父「お?ま、そういうことだ」

咲の母「咲!」

咲「はい」

咲の母「はい、これ。坂の上の鈴木さん家のお婆さんに届けてあげて」

咲「うん、分かった」

咲の母「ごめんね。ちょっと手が放せなくて」

咲「まあ、しょうがないよね。行ってきます」

フラッピ「・・・ラピ。あいつらが来るラピ」

咲「この声は?まさか」

フラッピ「早くチョッピの所に行くラピ」

咲「え、携帯?何でこんな物が入っていたの?それにあの声・・・」

開くと

咲「あ、あんたは」

フラッピ「花の精フラッピラピ」

その頃さっきの樹の下

チョッピ「鳥の精チョッピチョピ」

舞「そんな、まさかポケットの中に入っていたなんて。でも、どうして携帯みたいになってるの?」

チョッピ「チョッピ達泉の里の精霊は、人に見つからないようにその時代に合わせて」

フラッピ「一番自然なものに姿を変えられるラピ」

咲「へえ」

フラッピ「ってそんなことより、あいつらが来るラピ!」

咲「あいつら?」

フラッピ「泉の里は、あいつらに奪われてしまったラピ。急がないと、緑の里も危ないラピ」

咲「な、何が危ないって?」

空を横切っていたものが再び現れる

咲「え・・・わっ、これってさっきの」

フラッピ「早くチョッピの所へ行くラピ!」

咲「ったく何なのよ!」

フラッピ「チョッピのいる森に急ぐラピ!」

咲「トネリコの森!大空の樹の所でしょ」

言われたとおりに急行した

咲「あれ?・・・うわっ!ん?あなたはさっきの。ずっとここにいたんだ」

舞「そう。さっきあなたに会った時からずっと気になってる事があって」

咲「私もずっと気になってた。私達、前にどこかで会ってるよね?」

舞「やっぱり。そうだよね」

咲「どこで会ったっけ?」

舞「もう少しで思い出せそうなんだけど」

チョッピ「まだチョピ?まだ思い出せないチョピ?」

咲「そっちもポケットに入ってたの?」

舞「ええ」

フラッピ「ムムム・・・じれったいラピ!」

咲「元に戻った」

フラッピ「思い出すラピ!5年前ラピ!」

咲、舞「5年前?」

光の球みたいになって樹の前に行った

咲、舞「あーっ。これってあの時の」

5年前の夏祭り

咲「あ、流れ星。ねえお母さん、見た見た?」

咲の母「うん、綺麗だったね」

咲「わーっ」

咲の母「咲、待ちなさい!どこ行くの?迷子になるわよ!」

咲「うわぁ」

咲、舞「綺麗!」

咲「え?」

舞「ん?」

光の球はチョロチョロ動き回った後消えた

咲「見た、今の?」

舞「え?あ、うん。見た」

咲「ウフフ」

咲の母「咲、何してるの。一人でこんな所に来ちゃダメでしょ」

和也「舞!」

舞「お兄ちゃん」

和也「行くぞ」

お互いの事は気になったが去っていった

咲「あの時の流れ星は」

舞「あなた達だったの?」

咲「そうか!あの時の子が」

舞「あなただったのね」

フラッピ「来るラピ!」

咲、舞「え?」

チョッピ「後ろチョピ」

舞「何?」

咲「出た?」

フラッピ「二人とも変身するラピ!」

咲、舞「はぁ?」

チョッピ「このプリキュアダイヤを使うチョピ」

フラッピ「一番上から二枚を使うラピ」

舞「え・・・」

咲「変身って何よ?」

チョッピ「プリキュアに変身するチョピ」

咲、舞「プリキュア?」

フラッピ「いいから急ぐラピ!」

咲、舞「キャーッ!」

カレハーン「ふん、ようやく見つけたぞ泉の里の精霊達よ。フンッ」

咲「な、何あれ!」

舞「追ってくるわ」

フラッピ「大丈夫、奴らの狙いは僕達ラピ」

チョッピ「二人は逃げるチョピ」

咲「どういうこと?」

チョッピ「二人を守る事は」

フラッピ「僕達の使命ラピ」

向かうが返り討ちに遭う

咲「大丈夫?」

フラッピ「早く逃げるラピ」

舞「でも」

フラッピ「プリキュアを守るラピ」

チョッピ「チョッピ達の使命チョピ」

カレハーン「聞かせてもらおうか。太陽の泉の在り処を」

フラッピ「し、知らないラピ」

カレハーン「さあ言え!」

チョッピ「止めて、本当に知らないチョピ」

カレハーン「強情な奴らだ。これならどうだ!」

チョッピ「フラッピ、もう動けないチョピ」

フラッピ「頑張って守るラピ」

まだ向かおうとするが、力が残っていなかった

咲「もう、いいから」

フラッピ「ラピ?」

咲「今度は私が守ってあげるよ」

舞「こんなになるまで頑張ってくれてありがとう。私もあなた達のこと絶対守るから」

カレハーン「何だ、貴様らは?その者達をこちらに寄越せ」

咲「何言ってるのよ!」

舞「この子達にはこれ以上」

チョッピ「急ぐチョピ」

フラッピ「変身するラピ」

咲「どうすればいいの?」

フラッピ「プリキュアダイヤを使うラピ」

舞「それって、さっきの?」

フラッピ「そうラピ!二枚のダイヤ使うラピ」

舞「分かったわ」

咲「やってみる」

咲、舞「ん?」

なぜか手を繋いでいた

咲、舞「デュアルスピリチュアルパワー!」

舞「え?」

咲「え?何言っちゃってるの、私?」

フラッピ「精霊の導きラピ」

カレハーン「何だ?」

咲「花開け、大地に!」

舞「羽ばたけ、空に!」

ブルーム「輝く金の花!キュアブルーム!」

イーグレット「煌く銀の翼!キュアイーグレット!」

ブルーム、イーグレット「ふたりはプリキュア!」

イーグレット「聖なる泉を汚す者よ!」

ブルーム「アコギなマネはお止めなさい!・・・ってまたまた意味不明なこと言っちゃってるし」

イーグレット「凄い格好になっちゃってるわね」

フラッピ「これがプリキュアラピ」

ブルーム、イーグレット「え?」

フラッピ「一つ目の使命は果たしたラピ」

チョッピ「よかったチョピ」

カレハーン「変身した?このカレハーン様と戦う気か?フン、お前らごときの相手はこいつで充分だ」

ウザイナー「ウザイナー」

ブルーム「何これ!」

カレハーン「行け、ウザイナー!」

ウザイナー「ウザイナー!」

思わず手を上げるとバリアを張ってた

ブルーム「え?何なの、この力は?」

フラッピ「精霊の光ラピ」

イーグレット「キャーッ!・・・す、凄い」

チョッピ「これがプリキュアの力チョピ」

ウザイナー「ウザイナー」

カレハーン「フン、これで決まりだな。ん?」

潰されず、ブルームが支えていた

ブルーム「守るって、私が守るって約束したから!」

フラッピ「ラピ」

チョッピ「チョピ」

イーグレット「そ、そうだよね。私達が守るって、約束したよね!」

カレハーン「潰せ、ウザイナー」

ウザイナー「ウザイナー」

フラッピ「ブルーム」

チョッピ「イーグレット」

ブルーム「大丈夫!」

イーグレット「私達が」

ブルーム、イーグレット「守ってみせる!」

逆に押し返した

フラッピ「さあ、今がチャンスラピ」

ブルーム「チャンスラピって言われても」

イーグレット「どうすればいいの?」

フラッピ「プリキュアツインストリームをスプラッシュするラピ」

ブルーム、イーグレット「え?」

フラッピ「早く、手を繋ぐラピ!」

チョッピ「そして、大空と大地の精霊に呼びかけるチョピ」

ブルーム「ますます意味不明」

ウザイナー「ウザイナー」

ブルーム「とりあえずやってみる?」

イーグレット「うん」

ブルーム「大地の精霊よ」

イーグレット「大空の精霊よ」

精霊の力が集まってくる

イーグレット「今、プリキュアと共に!」

ブルーム「奇跡の力を解き放て!」

ブルーム、イーグレット「プリキュア!ツインストリームスプラッシュ!」

ウザイナーは断末魔をあげた後、浄化された

ブルーム「な、何?」

フラッピ「囚われていた樹の精霊達が解放されたラピ」

カレハーン「何と凄まじい力・・・奴らは何者だ。いずれにせよ、アクダイカーン様にご報告せなば」

舞「あ、何か落ちてくる」

フラッピ「奇跡の雫ラピ」

咲「奇跡の雫?」

チョッピ「泉を取り戻す為に必要なものチョピ」

咲「全っ然理解出来ない」

フラッピ「君達プリキュアは泉の里と緑の里を唯一救う事出来る」

チョッピ「最後の望みチョピ」

フラッピ、チョッピ「これからもよろしくラピ(チョピ)」

またポケットの中に入った

翌日

咲「しまった。あの子の名前聞くの忘れたよ」

篠原先生「日向!」

咲「は、はい!」

篠原先生「新学期早々、ボーッとしてんじゃないぞ」

クラス中に笑われる

夕子「どうしたの、咲?」

仁美「春休みボケ?」

咲「いや、別に」

篠原先生「ホームルームの前に転校生を紹介します」

舞「美翔舞です」

咲「あーっ、私、私!」

舞「あーっ、あなたは昨日の」

咲「私、日向咲。よろしく」

舞「こちらこそよろしく」

最後に咲はニッと笑う

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