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ボボボーボ・ボーボボ(漫画)の第1話




「300X年 地球はマルハーゲ帝国が支配していた
マルハーゲ帝国 皇帝ツル・ツルリーナ4世は 自分の権力の象徴として 全国民をボーズにするべく
全世界で“毛狩り”を開始した」

次々と毛を抜かれていく人々。

「毛狩りとは頭に生えている新鮮な毛を直にぶち抜く事で」

男「ぐばぁ!!!」

「この毛狩りを行うのはマルハーゲ帝国毛狩り専属部隊“毛狩り隊”だった」

俳句「花散りて 落ち葉舞いけり 毛狩りかな ハゲ吉」

「マルハーゲ帝国はとても強大で どの国も逆らうことはできず 全国民がこの“毛狩り”によって苦しめられていた
そんな時代に 毛の自由と平和を守るため
1人 マルハーゲ帝国に 立ち向かう男がいた」



                       ボボボーボ・ボーボボ
                         奥義1「毛」

              
ある日、イナフ村にて毛狩りが行われていた。

隊員A「副隊長 この村の人間はだいたい狩り終えたので 我々は帰還します」
副隊長「うむ」

毛狩り隊Gブロック副隊長・ピカリ。

ピカリ「よし 残りはオレ達だけで狩るぞ 一人たりとも狩り残すんじゃねーぜ」

すると、岩から「ガサッ」という物音がした。

ピカリ「む!!何者だ!!?」

姿を現したその生き物(?)は・・・・

つけもの「ヒイイイイイ つけものです〜〜〜〜!!! 狩らないで〜〜〜」

隊員A「・・・・・・・・オラー!!」
つけもの「ぶ!!!!!」

こうして、つけものはあっさりとやられてしまった。

住民「くっ・・・こんな時ボーボボが来てくれたら・・・」
隊員B「副隊長 今日はボボボーボ・ボーボボのヤツ出ませんね」
ピカリ「そうだな」
隊員C「! 何? そのそのボーボー・ザ・ボーボーって?」
隊員B「なんだ お前ボーボボ知らないのかよ」

すると一人の男が話しかける。

男「ボーボボってのはオレ達毛狩り隊の宿敵の名さ な」
隊員B「誰だお前?」

男は話し続ける。

男「ボボボーボ・ボーボボは 鼻毛を自由に操る鼻毛真拳の使い手で その鼻毛真拳によってすでに
オレ達毛狩り隊の基地を3つもつぶしてくれちゃってるのよね な」
隊員B「誰だお前?」
隊員C「へー そんなヤツがいるんだ・・・ 僕も見てみたいな」

すると、何かが走ってくる音がする。

隊員B「ん」

それは、関東野菜連合によって磔にされているボボボーボ・ボーボボだった。

隊員「ボーボボだ!!!! ボボボーボ・ボーボボが出たぞ!!!!!」
人参「全体止まれ!!!!」

ヘッドの人参がボーボボを「べちゃっ」と落とす。
人参「次ピーマン残したら この程度じゃすまねーぞ わかったな
しゃ――――!!! いくぜ野郎共!!!!」

関東野菜連合は去っていった。

隊員達「…………………」

ボーボボが起き上がる。

ボーボボ「・・・・・・だって しょっぱいじゃんかよ・・・」

毛狩り隊が襲い掛かる。

ピカリ・隊員達「出やがったなボーボボ!!! 今日こそぶっ殺してやる!!!」

ボーボボはすぐさま立ち上がり、鼻毛真拳で決める。

ボーボボ「鼻毛真拳奥義「鼻毛激烈拳」」
ピカリ・隊員達「ぐわあああああ!!!!!」

ピカリ達がたちまち飛んでいく。

ボーボボ「彷徨える毛根の貴公子 ボボボーボ・ボーボボ参上!!!!」

ピカリたちは「ぐしゃ」と地面にめり込む。そしてボーボボが前を見ると・・・

ボーボボ「!」

そこには一人の少女の姿があった。

ビュティ「はじめまして私はビュティ あなたがウワサのボーボボね」
ボーボボ「何だお前 オレのファンか? よしサインやろ」
ビュティ「えーサインあるんだ ちょーだいちょーだい」

色紙には「母母母ー母・母ー母母」と記されていた。

ボーボボ「7人の母です」
ビュティ「・………とこれでボーボボって毛狩り隊と戦いながら旅してるって聞いたんだけど
なんで毛狩り隊と戦ってるの?」
ボーボボ「なぜ そんなことを聞く?」
つけもの「なぜだ?」

さりげなく生きていたつけもの。

ビュティ「え・・・なぜって・・・私ボーボボのファンだから・・・その知りたくて・・・・」
ボーボボ「・・・・・・・・・・・ふん まあいい教えてやるよ」
つけもの「特別だぜ」
ビュティ「やったー!!」

するとボーボボはつけものに向かって言う。

ボーボボ「だが つけものテメーはダメだ」
つけもの「!!!」

ショックを受けるつけもの。そしてボーボボの回想が始まる。

ボーボボ「あれはオレが7さいの時の話だ・・・・オレの国は毛狩り隊に襲われたんだ」

毛の王国に毛狩り隊が現れ、毛狩りが始まる。

毛狩り隊「ハッハッハー 皆殺しだー!!!!」

すると、ボーボボの家から何かが飛んでいった。それは、ボーボボが発射した脱出ポッドだった。

ボーボボ(7歳)「父ちゃん 無事4つとも発射したよ」

ボーボボの父・TUYOSI。

TUYOSI「よし!!残るはお前だけだ さぁ早く脱出ポッドに乗りなさい!!」
ボーボボ(7歳)「うん わかった」
TUYOSI(これで この毛の王国に残る5人の人間タイプは全員脱出できた事になる・・・
全世界の毛の平和を守るという我が国の使命 忘れるんじゃないぞ)

そして遂に、ボーボボの家に毛狩り隊がやってきた。

隊員「オラー!!!毛狩り隊だ!!!ここを開けろ!!!!」
TUYOSI「くっ!!!! もうきやがったか!!!!!
じゃあなボーボボ ここでお別れだ!!! 毛の未来を頼んだぞ〜〜〜〜〜!!!!」

TUYOSIは、ボタンを押そうとするが・・・・。

TUYOSI「ボタン押せねぇ――――!!!!」

なんと、TUYOSIは毛だったので、ボタンが押せないのであった・・・。

隊員「開けろー!!!開けろー!!!」
TUYOSI「押せねぇ――――!!!!」

たまりかねたボーボボは言う。

ボーボボ(7歳)「何やってんだよ!!! 俺がかわりに押すよ!!!」
TUYOSI「おお!!そいつはグッドアイデア!!!
じゃあ わしはボーボボのかわりに脱出ポッドに乗ろう」
隊員「オラー!!」
ボーボボ(7歳)「ダメだ!! 父ちゃんには俺のかわりは荷が重い」
TUYOSI「じゃあ一体誰がボーボボのかわりを!!?」

そして二人が振り向くと・・・隊員が一人立っていた。そして二人は隊員をポッドにムリヤリ乗せる。

隊員「え!!? ちょ・・・何!!? 何これ!!? 何なの!!? 何なの!!?」

隊員は訳が分からずパニック状態だった。

TUYOSI「よし!!じゃあわしは毛狩り隊のかわりをやろう!!!」
隊員「え!!? え!!?」
ボーボボ(7歳)「OK! さっそく始めよう!!!」

こうして、ボーボボ(?)の脱出劇は始まった。

TUYOSI「ハッハッハ毛狩り隊だ!!! キサマら全員丸ボーズだ!!!!!」
ボーボボ(7歳)「くっ!!もう来やがったか!!! だがしかしボーボボだけは殺させねえぞ!!!
さらばだボーボボ!!!!毛の未来を頼んだぞ―――!!!」
隊員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・」
ボーボボ(7歳)「グッバイ!!!! ボーボボ!!!!」

こうして、隊員を乗せたポッドは発射された。

ボーボボ(7歳)「頼んだぞー!!! ボーボボ!!!!!」

ボーボボの回想が終わる。

ボーボボ「こうして脱出に成功したオレは 毛狩り隊をつぶすべく旅を続けている・・・」
ビュティ「成功なの!!? それ成功なの!!?」

驚愕するビュティ。そしてその場を去ろうとするボーボボ。

ボーボボ「じゃあオレはもう行くぜ」
ビュティ「え?行くってどこへ?」
ボーボボ「毛狩り隊Gブロック基地をつぶしに」
ビュティ「Gブロック基地!!? ムチャだよ!!!いくらボーボボでも1人でなんて・・・・」
ボーボボ「大丈夫 ちゃんと作戦はある」

毛狩り隊Gブロック基地。

隊員D「ねー最近このへんボーボボ出るらしいよ」
隊員E「うっそーマジで?」
隊員F「それってヤバくない?」

すると向こうから何かがやってくる。

隊員D「ん 何だ?何か来るぞ」
隊員E「ボーボボか? あ!!あれはアフロ屋さんだ!!!!!」
ボーボボ「安いよ〜〜」
隊員達「わ―――――――い!!!!」

大喜びで駆けていく隊員達。

隊員達「わ―――スッゲ――― 新型のもあるよ」
ボーボボ「フォッフォッフォ 坊や達もアフロが好きかい?」
隊員達「うん!!」
ボーボボ「そうかい そうかい よかったらさわっみてね」
隊員「おじさん これいくら?」
ボーボボ「汚い手でさわるな」
隊員「え!!?」

一方、その様子を眺めるものがいた。

?「・・・・・・・・・」

彼の名は、毛狩り隊Gブロック隊長・ハーゲン。

ハーゲン「クックック 来たなボーボボ うまく変装したつもりかもしれんが俺の目はごまかされねえぜ
しかしこの基地であの変装を見破れるのはオレくらいだ・・・ ヤツがここに来るのも時間の問題だな」

扉が開く。

ハーゲン「む!さっそく来たか」

そして入ってきたのは、スッカラカンの屋台を引っ張っているボーボボだった。

ハーゲン「売り切れてる!!!!!!!」
ボーボボ「また仕入れないと」
ハーゲン「はやってるの!!? はやってるのアフロ!!?
・・・まあいい この基地に何の用だ?」
ボーボボ「知れたこと」

ボーボボは鼻毛を伸ばし始める。

ボーボボ「毛の平和を守るため この基地をつぶしに来た」

すると、ボーボボの鼻毛に洗濯物を干すおばちゃんが現れる。

おばちゃん「よし!今日の洗濯おわり!」
ハーゲン「おもしれ――――!!やってみろ!!!」

ボーボボは鼻毛を自由自在に動かし始める。

おばちゃん「あ!!ヒロちゃんのパンツ!!!」
ハーゲン「ふん!!!オラ―――――!!!」

ハーゲンは鼻毛を一本むしりとった。そしてそこには2等の文字が。

ボーボボ「おめでとう 2等のゲームソフト「燃えろボーボボ伝説」だ」
ハーゲン「!!!」
ボーボボ「ちなみにジャンルは恋愛シュミレーションだ」
ハーゲン「いらんわ!!!」
ボーボボ「うそ はい 2等のボーボボ人形」
ハーゲン「死ねー!!!」

そして、ボーボボは別の技を放つ。

ボーボボ「鼻毛真拳奥義「鼻毛蛇拳」!!!!!」

ボーボボの鼻毛は、ハーゲンの鼻に入る。

ハーゲン「な!!! くっ!!鼻毛がオレの鼻に!! 何だ!!?何のマネだ!!?」

すると、滑車をすべらして、ハーゲンの顔に向かうハナクソ隊長が現れた。
そして、ハーゲンの鼻に到着する隊長。

隊員達「隊長・・・・。」
隊長「・・・・GO!!!!」

ハナクソ隊長は、隊員達に出撃指令を出す・・・・が、ハーゲンにあっさりと跳ね除けられてしまった。

隊長「ぎゃ!!!!」
隊員達「隊長〜〜〜〜〜!!!!!」
ボーボボ「うわああああああああああああああああああああああああああ」
のどちんボ「ああああ ああああ」
ボーボボ「くっ!!こうなったら鼻毛真拳究極奥義「搾り鼻毛」を出すしかないな」
ハーゲン「何!! 搾り鼻毛だと!!!?」
ボーボボ「喰らえ!!!! 鼻毛真拳究極奥義「搾り鼻毛」!!!!」

ところが、何も起こらなかった。なぜなら、おやじがシャッターを閉めていたからである。

おやじ「ウチは6時閉店だよ」
ボーボボ「な・・・そこをなんとか頼むよおやじ!!!」
おやじ「ムリだな ナイター見るし」

それを聞いて勝気になるハーゲン。

ハーゲン「ハッハッハ 残念だったな」
ボーボボ「くっそー!!!」
ハーゲン「その髪狩ってくれるわ!!!」
ボーボボ「!!」

ハーゲンの手が、ボーボボのアフロを掴んだ。

ハーゲン「ハッハッハ もらったー!!!!!」

ハーゲンはボーボボのアフロを剥ぎ取ろうとするが、アフロはカプセルのフタの如く、カパッと外れた。
そして、その中には、別れ話をしているリスのカップルの姿が。

彼女「私達もう終わりにしましょう」
彼氏「ガ――――ン」

しかし、ハーゲンは・・・

ハーゲン「・・・・・・・・・・・・・・・こまんぞ・・・」
ボーボボ「!」
彼氏「やだやだやだーん」
ハーゲン「つっこまんぞぉ―――――――!!!!!」

大ショックを受けるボーボボ。

のどちんボ「しゅん」

がくっと肩を落とすボーボボ。そして、ハーゲンがボーボボに反撃する。

ハーゲン「もういいこれで終わりだ!!! 死ねー!!!!」

だが、ボーボボのワキ毛真拳「毛魂」が炸裂した。それと同時にリスのカップルも、もう一度やり直すことにした。

ハーゲン「ワ・・・ワキ毛・・・!!?」

どさっと地面にめり込むハーゲン。ボーボボ、アフロを戻す。

ボーボボ「やっぱり夏は ワキ毛真拳」

影で見ていたビュティ。

ビュティ(今 夏だったんだ・・・・・・・)
ボーボボ「そこにいるヤツ 出てきな」
ビュティ「!!」

気づかれてドキッとするビュティ。しぶしぶ姿を表す。つけものも壁紙の術から出てくる。

ビュティ「・・・・・・・」
つけもの「・・・・・・・」

ボーボボ「なんだ またお前か オレに何か用でもあるのか?」
ビュティ「・・・・・・」
つけもの「実は〜〜〜アタイ・・・・」

そしてビュティは土下座して懇願する。

ビュティ「お願いします!!!私をお供させてください!!! 理由は言えませんが
ボーボボといっしょに旅がしたいんです 迷惑はかけません お願いします!!!お願いします!!!」
つけもの「・・・・・」

そしてつけものも懇願する。

つけもの「オ・・・オレも!!!!」
ビュティ&つけもの「お願いします!!!」

そして何も言わずに去ろうとするボーボボ。

ビュティ「!!(やっぱダメか・・・)」

すると、ボーボボのアフロが開き、おっさんが声をかける。

おっさん「ついてきな」
ビュティ&つけもの「ボーボボ」

しかし、ボーボボはまたしてもつけものに言う。

ボーボボ「ただしつけもの テメーはダメだ」

大ショックを受けるつけもの。

「こうして運命の糸に操られ ボーボボと謎の少女ビュティ+変な生き物は
過酷なる激闘の渦に巻き込まれていくのであった」

後を追うつけもの。

つけもの「まってくれよぅ」


                           (続く)



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