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宇宙刑事シャリバンの第1話
幻夢
大山小次郎がビルの屋上で寝ていた。
すると突然雨が降り出す。
大山「雨っ子だ……」
大山はカメラなどを中に入れる。
大山「せっかくUFOを撮るチャンスだったのになぁ…… 本当にもう!」
する突然窓が光る。
大山「何だ?」
空を見ると黒雲が広がっていた。
大山「何だありゃ!?」
空に怪物の顔が出現。
大山「カメラ! 薄気味悪いな……」
大山「何だめありゃ!?」
今度は地面が割れ、人々は逃げ惑う。
大山「地震だ! うわあっ! 助けて!!」
町が次々と破壊。
大山「助けてぇ、母ちゃん!!」
大山が次々と壁にぶつかる。
怪物の顔が消える。
大山「うわあっ!!」
ようやく災害が治まる。
大山「あれ?」
ナレーション「その頃、宇宙刑事シャリバンは、伊賀電と名乗り、オートバイのテストドライバーとして試走中であった……」
勝平「いいタイムだ!」
電はそのまま猛スピードでコースを突き進む。
すると電の目に突然災害が起きる幻覚が飛び込む。
電「うわあっ!!」
電のバイクが転倒、大爆発。
千恵「パパ!」
勝平の車と救急車が現場に到着。
バイクは炎上していた。
明「パパ……」
勝平は電の被っていたヘルメットを拾う。
「おーい!」
上を見上げると電がいた。
電「おーい!」
勝平「お前ここで何をしてるんだ? 大丈夫か!?」
千秋「ああ、よかった……」
電「すいません、せっかくのマシンを!」
勝平「そんなことはいいんだよ! 早く降りて来い!」
電「こんな高いところ、早く降りろったって……」
ナレーション「宇宙刑事シャリバンは、ルポライター、大山小次郎の知らせで、東京へ急いでいる…… 彼は地球人で、元森林パトロールである…… 彼は、マクーと勇敢に戦い、瀕死の重傷を負った」
回想・宇宙空間
超次元戦闘母艦グランドバースのハッチが開く。
電「シャリガータンク、発進!」
シャリガータンクが発進。
ナレーション「そしてギャバンは、命を救うために、彼をバード星に送った……バード製の発達した医学によって、九死に一生を得た電は、宇宙刑事になるための特訓を受けた……」
それを一乗寺烈たちが見ていた。
ミミー「頼もしい……」
長官「ギャバン隊長……なかなかやるじゃないか」
烈「はい」
グランドベース
電「ゴーアップ!」
グランドベースが急降下。
電「ランニング!」
グランドベースが不時着。
電「リリィ、着いたぞ……」
ナレーション「宇宙刑事シャリバンとなった伊賀は、宇宙犯罪秘密結社マドーの情報を得、地球の護りについたのである…… リリィ…… バード星から来たシャリバンのパートナーである」
電「リリィ…… 行くぞ!」
町にシャリバンが現れる。
シャリバン「さぁ来い! マドー!」
ナレーション「宇宙刑事シャリバンは、マドーの暗躍を感知し、超高層ビル街の調査を開始した」
電の乗るジムニーがビル街に到着。
電が車から降りてビルに乗り込む。
すると突然ピエロが現れる。
電は構わずエスカレーターに乗り込む。
振り向くと下りに乗っていた男が消えていた。
今度は何者かが電の肩に手を置く。
置いたのはリリィだった。
電「リリィ……」
2人はそのまま上に向かう。
すると白い物体を目にする。
電「二手に分かれよう……」
リリィ「ええ……」
誰かがエレベーターに乗る。
すると突然電がもう1機のエレベーターに吸い込まれる。
電「うわあっ!」
リリィ「シャリバン!」
電は鉱山に飛ばされる。
その後クレーンで再び飛ばされ、檻に入れられる。
それに触れると電流が流れる。
クレーンが檻を吊るし、揺さぶり落とす。
そこにマドーの幹部が出現。
電「貴様……」
ガイラー「死ね、シャリバン!」
ガイラー将軍が電に近づく。
ガイラー「何!?」
そこへシャリガータンクが飛来。
砲撃を繰り出す。
電は何とかそれで檻から脱出。
タンクに乗り込み、飛び去る。
ガイラー「シャリバンめ!」
幻夢城
サイコ「何!? 宇宙刑事めが……早くもかぎつけよった……」
ガイラー「はっ。ちょっと探りを入れてみただけです……今度は、思い知らせてやります」
ファイトロー「はははは!」
そこへドクターポルターが入ってくる。
ポルター「ガイラー将軍…… 暗躍計画は一刻を争うのだ! 探りを入れるなどと、生ぬるい!」
ガイラー「何!?」
サイコ「邪魔者は消すのみ。魔怪獣を送り込め―――」
核酸細胞が集まり、魔界獣ゴリビーストが出現。
サイコ「まず東京をマドーの黒い血で塗りこめよ。日本を基地にして地球の侵略を開始するのだ―――」
マドー戦闘母艦が出撃。
グランドバース
烈「君が君が転送してくれた、ビルの写真に写っていたものは……マドーのドン、魔王サイコの顔かもしれない……」
電「サイコ!?」
烈「そうだ! いや……最も、直接見たものは誰もいないが……恐るべき、電脳の超能力者とも聞く」
ミミー「そうなの。巨大な人工頭脳を操り、幻影を作り出すことができるそうよ」
電(そうか……あの奇怪な顔が魔王サイコだったのか……)
母艦から戦闘機が出動。
リリィ「シャリバン! 飛行物体をキャッチしたわよ!」
電「来たな? マドー!」
戦闘機が総攻撃を開始。
電「バースビーム!」
戦闘機が追撃。
電「バトルバース・フォーメーション!!」
グランドバースがバトルバース・フォーメーションに変形。
電「グランドバスター!!」
最強技・グランドバスターが次々と炸裂。
電「来たな? プラズマカノン!!」
プラズマカノンが要塞を破壊。
戦闘機が飛び去る。
電「追跡開始! パワーを全開!」
グランドバースが戦闘機を追跡。
戦闘機は地球に入っていた。
少年「あっ、UFOだUFOだ!」
要塞がビルの中に入る。
少年たちはそこの地下駐車場にやってくる。
車から風船が飛び出す。
少年たちが追跡。
するとサイコの顔が光りだした。
少年「逃げろ!!」
すると少年の前後から車が2台出現。
車の扉が開き、男6人が現れる。
少年「助けてくれ!」
そこへ電の車が到着。
電が男たちに挑む。
電「さぁ、逃げるんだ!」
電は少年を連れて逃げる。
扉を開けると風船が破裂。
電たちが吹き飛んでしまう。
電「赤射!!」
電がシャリバンに赤射。
外に飛び出す。
シャリバン「宇宙刑事シャリバン!!」
ナレーション「宇宙刑事シャリバン…… 1ミリ秒で、赤謝蒸着を完了…… では、赤射プロセスをもう1度見てみよう……」
電「蒸着!!」
ナレーション「灼熱の太陽、グランドバースの増幅システムにスパーク。増幅された太陽エネルギー…… ソーラーメタルに変換され、シャリバンに赤射蒸着される……」
ガイラー「生きて帰すな! やれ!!」
シャリバン「食らえ!」
シャリバンの蹴りがファイトローを一蹴していく。
シャリバン「クライムバスター!」
ガイラー「ゴリビースト、やれ!」
ゴリビーストがシャリバンに挑む。
ミスアクマやガイラーも参戦。
シャリバンが上空からクライムバスターを乱射。
そのままジャンプ。
するとゴリビーストが現れる。
シャリバン「シャリバンキック!」
幻夢城
サイコ「幻夢界に引きずり込め……」
ポルター「幻夢界発生マシン、作動!」
ナレーション「幻夢界とは、一種のホワイトホールで…… ブラックホールに吸い込まれた夥しい物質が、原始分解して逆噴射している。光と熱を渦巻く、悪魔の空間である…… 魔界獣は、幻夢界では4倍の能力を持つことができるのだ」
シャリバン「モトシャリアン!」
グランドベースからモトシャリアンが出動。
シャリバンはそれに乗り込む。
戦闘機がシャリバンを追い詰める。
するとゴアビーストがシャリバンに襲い掛かる。
シャリバン「クライムバスター!」
ゴアビーストは穴の中に逃げる。
するとそこから炎が噴き出す。
シャリバン「シャリバンプロテクション!」
シャリバンはジャンプして洞窟の中に入る。
戦闘機がシャリバンを怯ませる。
シャリバン「シャリンガータンク!」
シャリンガータンクが出動。
シャリバンがそれに乗る。
シャリバン「ファイヤー!」
地中からマドーの戦闘母艦が浮上。
シャリバン「ファイヤー!」
戦闘母艦を追撃。
シャリバン「セパレート・フォーメーション!」
シャリンガータンクが2機に分離。
そのうちの1機が母艦に突撃。
母艦は墜落。
2人はまた別の空間に移動。
シャリバン「レーザーブレード!」
ゴアビーストが槍を投げる。
シャリバン「クライムバスター!」
シャリバンは投げたレーザーブレードを手に取る。
シャリバン「シャリバンクラッシュ!」
シャリバンクラッシュが炸裂。
ゴアビーストが大爆発。
ナレーション「魔王サイコの率いるマドーに…… 完全と戦いを挑む、若き宇宙刑事シャリバン! 立ち上がれ、伊賀! 戦え、電! 赤射せよ、宇宙刑事シャリバン!」
つづく