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宇宙刑事シャイダーの第1話
 

不思議界
 

不思議宮殿

大帝王クビライが現れる。

クビライ「赤い星を、征服せよ…… 不思議界フーマのドン、大帝王クビライをして、全万国民がも支配しあったら閉めよ―――」

宇宙警察訓練養成所

コム長官がフーマの侵略の映像を流していた。

長官「不思議界フーマの不思議ソング…… 銀河の各惑星に吹き荒れていた。ガオ惑星では……フーマ戦艦の攻撃の町が破壊された。オメガ惑星は……爆発する 大地震の影響で、植物が巨大化し、凶暴化した…… マウント惑星は、フーマ戦艦の超強力で砕け去り、消滅してしまった……」

マリーン「アニー…… アニー……」

アニー「なくなってしまった…… 故郷が……あたしの故郷がなくなってしまった!」

長官「諸君…… 参上はご覧のとおりだ…… 暗黒宇宙最大にして最強の侵略者…… 憎むべき不思議界フーマのドン、大帝王クビライ! 諸君の故郷に対し て…… 無差別攻撃を開始した! その強敵相手に…… 私は今…… 訓練仲間の諸君に対して…… 急ぐ宇宙刑事として出発せよと言わねばならない!」

訓練生たち「長官! 戦います!」「行きます!」

長官「ありがとう…… 私は全宇宙に誇らかに宣言する! ただいまここに…… 新たなる宇宙刑事を添乗した!!」

長官が扉を抜けると訓練生が敬礼。

「長官! お世話になりました」

長官「がんばるんだぞ.…… 無謀に突っ走るなよ……」

「はい!」

長官「ヒロイズムは捨てて、地道に務めるんだ」

「はい! 長官! ありがとうございました!!」

長官「期待しているぞ」

「はい!!」

長官「君の故郷、地球にもフーマの手が待っている……」

大「戦います!」

長官「今日から君は……宇宙刑事シャイダー!」

大「宇宙刑事シャイダー!」

その後沢村大は、掛け声の練習をしていた。

大「はい! レーザーが発射の要請は、1つ! 一瞬にして、全身家二を集中さすこと! 1つ! 大賞から目を離さぬこと! 1つ! はぁ…… 今日で、この教室ともお別れか…… 長官! ありがとうございました!!」

そこへマリーンが入ってくる。

マリーン「いよいよ旅立つのね。地球へ……」

大「はい!」

マリーン「地球は、私の第2の故郷よ……いろんな思い出が詰まってるわ」

大「守って見せます! 絶対に!」

マリーン「もう1つお願いがあるの……」

大「何でしょう?」

マリーン「アニー……」

アニーがやってくる。

マリーン「アニーはフー間のために、帰るべき故郷を失ってしまったの…… アニーを地球へ連れて行ってあげて!」

アニー「連れて行ってください! あたしはフーマが憎い…… フーマと戦いたい!」

大「辛い戦いだ……」

アニー「戦います!」

大はアニーを連れて地球に戻ろうとする。

大「エネルギーチャージだ!」

アニー「OK!」

大「コンバーターシステム!」

アニー「OK!」

大「バランサー!」

アニー「OK!」

大「ワープマーカー!」

アニー「OK!」

大「バビロス、テイクオフ!!」

バビロスが発進。バード星を飛び立つ。

さらばバード星

バビロスが地球に着陸。

大とアニーが降り立つ。

大「アニー…… これが地球だ!」

アニー「よく似ている…… あたしの故郷に……」

大「フーマの勝手にはさせない!」

2人は共に握手を交わす。

不思議空間

クビライ「全民話征服はまだか?」

ポー「着々進行中にございます……」

へスラー「手ぬるい! 征伐あるのみ……」

ポー「全銀河は美しいせい…… 中でも地球は太陽系のオパールです。ご覧ください……」

クビライ「美しい…… 気に入ったぞ神官ポー……」

ポー「私は、この美しいオパールを…… 輝いたまま、大帝王様に捧げたいと考えているのです…… 来たれ、戦いの嬰児よ!」

5人の女性、ギャル軍団と戦闘員、ミラクラーが現れる。

ヘスラー「やればこのヘスラー…… この者どもを引き連れ、地球を強奪に参ります!!」

ポー「大帝王様…… 地球を荒々しく奪ってはなりません…… 人間の心を黒く塗りこめ、悪魔に変えてしまうのです……」

珍獣たちが騒ぐ。

ポー「何卒…… 不思議獣を……」

ミラクラーが舞いを始める。

ポー「大帝王様…… 我が母なる不思議の海に…… 不思議獣の精を押さしめください」

ポーはクビライの口から玉を取り出す。

ポー「海よ…… 母なる不思議の海よ…… 不思議獣の精を、育みたまえ……」

卵は飛び出し、海の中に入った。

すると海から水柱が立ち、卵が現れる。

クビライは、それに精を蓄える。

これにより不思議獣、バリバリが誕生する。

ナレーション「2年ぶりに地球に帰ってきた宇宙刑事シャイダーは、懐かしの我が家へと急いだ」

大は自身の実家に帰還。

すると空が暗くなる。

扉が開き、大は中に吸い込まれる。

大「うわあっ!!」

内部でトラップが次々と大を襲う。

大「焼結!!」

大がシャイダーに焼結。

そのまま内部から脱出。

少女が1人泣いていた。

少女「私のジョンをいじめる…… 私のジョンをいじめる……」

大が下を見ると謎の黒服が踊っていた。

彼らは石を投げ、犬に当てようとする。

大「やめろ! なんてことするんだ!」

アニー「子犬をいじめちゃダメじゃないの!」

黒服が子供たちや青年に変わる。

少年「はい、ごめんなさい!」

一同「ごめんなさい!!」

大「なっちゃん…… ジョンを助けてあげるからね」

なっちゃん「うん!」

大は下に下りる。

すると子供たちがまた黒服に戻り、また石を投げる。

大「何するんだ。やめろ!」

アニー「やめなさい、やめなさい!」

大「やめろ、よせ!」

子供たちはそのまま逃げる。

不思議宮殿

ギャル1「宇宙刑事が必要にかぎまわっています……」

ポー「大帝王様…… いかがいたしましょう?」

クビライ「もはや猶予をすべきではない…… 獣に変えよ」

ギャル軍団がクルーザーの中で探索をしていた。

ギャル3「不思議ソング、スタンバイ」

ギャル1.5「OK!」

ユウイチが英語の練習をしていた。

ギャル3「不思議ソング用意スタート!」

不思議ソングが流れ、ユウイチの様子が変わる。

家から家族が出てくる。

父親「助けてくれ!!」

大「どうしました?」

父親「息子が、ユウイチが暴れている!!」

ユウイチが家の中で暴れ、中のものを次々と破壊していく。

大「やめるんだユウイチ君!」

しかし、ユウイチは止まらない。

大「不思議ソングか…… やめろ、やめるんだ!」

するとユウイチの凶暴化が治まる。

大「受験講座に追い込まれている…… 電波ジャックだ!」

ナレーション「宇宙刑事シャイダーは海賊放送を逆探知しながら放送局を探った……」

逆探知が反応する。

すると前の車が大を襲う。

大は車から飛び降りる。

今度はギャル軍団たちが現れ、大を翻弄。

大が猛ジャンプ。

大「焼結!!」

大がシャイダーに焼結。

シャイダー「宇宙刑事シャイダー!!」

ナレーション「宇宙刑事シャイダーは、わずか1m秒で焼結を完了する。ではその原理を測定しよう…… 宇宙刑事シャイダーは、バビロス号から発射されるプラズマブルーエネルギーを浴びて、わずか1m秒で、焼結を完了するのだ!」

ヘスラー「征伐!」

シャイダー「とおっ!」

シャイダーがジャンプ。

ヘスラー「やれ!」

シャイダーがミラクラーに挑む。

シャイダー「あそこだ!」

シャイダーがクルーザーを発見。

シャイダー「ビデオビームガン!」

ビデオビームガンが機械を破壊。

同時にクルーザーも大爆発。

シャイダーの銃撃がミラクラーを破壊。

不思議空間

フーマ戦闘母艦から戦闘機が飛び立ち、シャイダーを襲う。

シャイダー「スカイシャイアン!」

アニー「シャイアン、テイクオフ!」

バビロスからスカイシャイアンが発進。

アニー「シャイアンビーム!」

シャイアンビームが戦闘機を破壊。

クビライ「不思議時空……」

ポー「不思議時空…… 発生!」

ナレーション「全宇宙は…… 展開、地上海、そして不思議海からできている。不思議時空には全ての原子核が圧縮されており、6千℃の熱と光を発して、煮えたぎっている……」

シャイダー「罠にぶっ飛んでたまるか!」

バリバリが飛び込む。

シャイダー「ブルホーク!!」

バビロスからブルホークから発進。

シャイダー「とおっ!」

シャイダーがまたがる。

母艦がシャイダーを砲撃。

シャイダーは時空に乗り込む。

すると内部が揺れ、シャイダーが落ちる。

ナレーション「不思議獣は、不思議時空では、4倍のパワーを持つことができるのだ……」

バリバリの猛攻に苦戦するシャイダー。

シャイダー「ビデオビームガン!」

シャイダーは懐からレーザーソードを取り出す。

しかし、それでもバリバリの方が圧倒的だった。

シャイダー「レーザーブレード!」

レーザーブレードがバリバリを切り裂く。

シャイダー「シャイダー.ブルーフラッシュ!!」

シャイダー.ブルーフラッシュが炸裂。

シャイダーが現実世界に戻る。

すると母艦がシャイダーを襲う。

シャイダー「バビロス!! シューティングフォーメーション!!」

バビロスがシューティングフォーメーションに変形。

シャイダー「ビッグマグナム!!」

ビッグマグナムが炸裂。

要塞が大爆発。

こうしてシャイダー初の戦いは終わった。

その後大、アニー、なっちゃん、ユウイチは競走の準備をしていた。

ナレーション「フーマの海賊放送局がなくなり、少年少女は元のような子供らしい心を取り戻した……」

大「よーい……ドン!」

ナレーション「受験講座を悪用して少年の心を野獣か使用としたフーマ野や棒は粉砕された…… 戦え沢村大! フーマを許すな。焼結せよ、宇宙刑事シャイダー!」
 

つづく
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