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黄金勇者ゴルドランの第1話
 

ストーンサークル遺跡

落雷が落ち、エネルギーが遺跡に吸収される。

地底から黄金獣・ゴルゴンが出現。

周りにはワルザック共和国の戦闘機が集まっていた。

カーネル「捕獲作戦、開始!」

部下「了解」

戦闘機がゴルゴンにワイヤーを伸ばす。

カーネル「電撃砲!!」

戦闘機から電流がゴルゴンに流れる。

するとゴルゴンは暴れ出し、2機の戦闘機が撃沈。

カーネル「何!?」

ゴルゴンはもう2機を破壊。

カーネル「や、やはり皇帝陛下のご決断は早すぎたのです。まず石版の言葉に従い、パワーストーンを発見するのが先だったのです……このままでは、我らの野望は夢へと消える」
 

目覚めよ! 黄金勇者
 

小さな丘の頂上

原島拓也、時村一樹、須賀沼大の3人は手作りのボブスレーで滑ろうとしていた。

タクヤ「いよいよスーパーグレートビッグエクストラ号の出動だよーん! 準備はいいか!? ダイ!」

ダイ「う、うん……」

タクヤ「そっちはどうだ? カズキ」

カズキ「さっさと出せよ」

タクヤ「ではでは、スーパーグレートビッグエクストラ号、発進!」

3人はボブスレーを走らせ、乗り込む。

タクヤ「ホーラ、学校はすぐそこ。これで今日からオイラは無遅刻無欠席少年になっちゃうよ!」

するとボブスレーが岩に当たり、回り始める。

3人「うわあああ!!」

木にぶつかりながらも滑っていくと、民家を次々と通過し、道路に出る。

タクヤ「が、学校だ……」

カズキ「タクヤ、前……」

タクヤ「え?」

前方はなんと、工事現場だった。

タクヤ「神様……」

ボブスレーはブルドーザーを滑って上に上がる。

タクヤ「あれ? 飛んでる。俺たち飛んだの!?」

カズキ「バカ言ってんじゃねぇよ」

ダイ「でももうすぐかも……」

ボブスレーは鶏小屋に落ちる。

職員室

3人の担任教師・ミチルが3人を注意していた。

ミチル「全く君たちは……」

タクヤ「ごめんちゃーい!」

カズキ「右に同じ」

ダイ「本当にごめんなさい……」

ミチル「ふーっ。先生はね、どんなこにもすばらしい才能があると思うの。ダイ君? 君は、体力なら誰にも負けないでしょ? その才能を別の方向に活かすべきじゃないかしら!?」

ダイ「は、はい……」

ミチル「カズキ君も、本当は抜群に頭いいんだから、まじめに勉強してみたらどう!?」

カズキ「一応考えときます」

ミチル「タクヤ君は……」

タクヤ「はいはい」

ミチル「えーっと、タクヤ君は……いいとこないわね」

タクヤがずっこける。

タクヤ「ひどいや先生。僕にいいところがないなんて……」

ミチル「ちょっと……タクヤ君!?」

タクヤ「言い訳なんか聞きたくないや!」

ミチル「あ、タクヤ君!」

タクヤは職員室を飛び出す。

タクヤ「どうせ僕はダメなんだ!!」

カズキ「先生、ここは俺たちに。行くぞダイ!」

ダイ「あ、ああ……」

カズキとダイもタクヤを追いかける。

ミチル「どうしましょう……教師に向いてないのかしら!?」

廊下

タクヤ「はーはっは! 成功成功大成功。相変わらずだよなぁ、ミチル先生って」

カズキ「ほんと、ちょろいぜ」

ダイ「でも、ちょっぴり先生がかわいそう……」

カズキ「大丈夫だって」

タクヤ「それよっか今日は何して遊ぶ!? あ……」

タクヤは丘を見上げる。

カズキ「タクヤどうした!?」

タクヤ「丘の上、工事が始まるみたい……」

ダイ「ほんとだ」

カズキ「マンションでも建つんだろう!? それがどうしたんだよ?」

タクヤ「なんかちょっと引っかかって……」

ダイ「引っかかる!? 何が?」

タクヤ「何って……それが思い出せないんじゃないか」

カズキ「うーん……何かあった!?」

ダイ「なかったっけ!?」

砂漠では、ゴルゴンがワルザック帝国の戦闘機を再び破壊していた。

隊員「第4監部隊、全滅しました……」

カーネル「う―――ん……カスタムギアを持ってくれば……」

隊員「ゴルゴン、地中へ潜ります」

カーネル「何!?」

ゴルゴンは地中に潜っていく。

カーネル「おのれ……大塚平原におられる若君に連絡を」

ザゾリガン内

ワルター・ワルザックが執事・カーネル・サングロスと通信を取っていた。

ワルター「やはりパワーストーンだな。パワーストーンを手に入れなければ、我々の計画は失敗に終わる……」

カーネル「仰せの通りでございます……」

ワルター「フッ、安心しろじい。全てはこの私が成し遂げてやる……このワルター・ワルザック王子がな」

カーネル「さすがは若君! それでこそ、陛下の跡を継ぐお方でございます」

ワルターは機械で書物を取り出す。

ワルター「わが国内で怪獣ゴルゴンとともに発見されたこのレジェンドらの石版にはこう記されていた……『黄金の勇者の復活を望む者よ、地上でもっとも大きな男に尋ねよ……男の手に刺されし剣を抜かば、勇者を宿すパワーストーンを示すであろう』……」

カーネル「地上でもっとも大きな男とは!?」

ワルター「フッ、それはな……」

謎の遺跡

兵士2人が岩をどける。

兵士「ありました……」「確かに古代の剣です!」

ワルター「やはりな……フッフッフ……ハッハッハ! 地上でもっとも大きな男とは、このソースカの地上絵のことだった。石版の言葉に従い、この剣を抜けばパワーストーンが手に入り、勇者が復活するのだ……」

放課後

タクヤ「あーっ!」

ダイ「どうしたの? タクヤくん」

タクヤ「思い出した!」

カズキ「って、何をだよ!?」

タクヤ「あれだよ。あれ!」

タクヤが指差したのは丘の上の岩だった。

ソースカ平原

ワルターが剣に手をつける。

ワルター「黄金の力守りし勇者よ……今こそ甦り、我が前に現れ出でよ!! うお―――っ……抜けん!」

兵士2人もワルターとともに剣を抜こうとする。

ようやく剣は抜け、ワルターたちは吹き飛んでしまう。

ワルター「ぬ、抜けた……」

轟音が轟く。

遺跡にひびが入り、倒壊し始める。

3人「うわああ―――っ!!」

ワルターたちは遺跡から逃げ出す。

今度は岩が砕け、水が流れ込み、ワルターたちや遺跡を飲み込む。

夕方・丘の上

タクヤ「確か、この辺に埋めたはずなんだけど……」

タクヤたちは何かを掘っていた。

スコップが何かに当たる。

タクヤ「あった!!」

掘り出されたのはお菓子の缶だった。

蓋を開けると中にはおもちゃなどが入っていた。

タクヤ「ヒャッホー! 懐かしい……へへへ。でも今、見ると出来がメロメロだなぁ……」

ダイ「僕のハンドグリップは……あっ、まだ使えるよ」

カズキはスケッチブックを眺めていた。

タクヤ「カズキは!?」

カズキ「いや、俺は別に……」

タクヤ「ちょっと見せてね!」

タクヤがスケッチブックを取る。

タクヤ「ん―――、何なに!?」

カズキ「やめろよ!」

スケッチブックにはいろいろな絵が描いてあった。

タクヤ「肩たたきマシーンやお風呂ブザー!?」

ダイ「自動犬に餌やり機とかもあるよ」

タクヤ「発明のアイディアノートか!?」

カズキ「ま、そんなもんだ!」

タクヤ「なーんかかっちょわりぃの……」

カズキ「んなこと言っても、仕方ねぇだろ!? ガキンちょだったんだから」

タクヤ「4年前かぁ……」

カズキ「ついこの間みたいだったな……」

ダイ「そうだねぇ……」

タクヤ「小学校2年の時だったよなぁ……」

カズキ「俺たち3人は、友情の記念だって言って、自分たちの宝物を持ち寄って……」

ダイ「ここに埋めたんだ。タイムカプセルとして……」

押さないときにタイムカプセルを埋めたときの記憶が3人の胸に甦る。

タクヤ「宝物かぁ……」

ダイ「ん?」

後ろの土が赤く光っていた。

ダイ「ねえねえ、見てよ!」

タクヤ・カズキ「え?」

3人はゆっくり近づく。

タクヤ「何だこれ!?」

カズキ「一体何の光だ!?」

光が消える。

ダイ「消えた……」

タクヤ「何なんだ今の光は!?」

カズキ「さあな……」

タクヤ「もっと下の方に何かあるのか!?」

ダイ「やめてよ、タクヤ君ったら……」

タクヤ「ちょっと掘ってみようぜ! きっと何かがあるんだよ……」

ソースカ草原

津波に飲み込まれたワルターが目を覚ます。

ワルター「パワーストーン、パワーストーンはどこだ!? どこだ?」

カーネル「若君〜!」

カーネルの要塞が飛来。

ワルター「カーネル……」

カーネル「若君、大変です。地上絵が……」

ザゾリガン内

ワルター「おおーっ……地上絵の隠れた部分が現れている。水の抜けた池のそこから、石版と同じ古代文字が……して、あの文字はなんと!?」

カーネル「『さっさ』『と』『あっち』『へ』でございますです……」

ワルター「『さっさ』『と』『あっち』『へ』!? 池に記された文字が『さっさと、あっちへ』……池!? 『さっさとあっちへ行け』か!! ならば……あの指先の方向にパワーストーンが! ザゾリガン、急速発進。さっさとあっちへ行け!!」

ザゾリガンがスピードを上げる。

その夜中、丘の上。

タクヤが赤い石を掘り出す。

タクヤ「見つけたー!」

ダイ「わあーっ、綺麗……何だろうこれ!?」

タクヤ「こりゃきっと、悪い金持ちが何かが隠した、超高いダイヤに違いないぜ!!」

ダイがタクヤを引っ張りあげる。

カズキ「いや、こんな真っ赤なダイヤモンドがあるわけがない。それに、さっきの光がこれから出てたとすると……」

赤い石が反応する。

タクヤ「な、何だって!?」

ダイ「レジェンドラの勇者って聞こえたよ」

タクヤ「オイラも聞こえた……それから……」

カズキ「復活の呪文を唱えよ……」

タクヤ「そう……」

ダイ「これって一体……」

3人「ん?」

タクヤ「何だありゃ!?」

空からザゾリガンが飛来。

ザゾリガン内

タクヤたちの映像が映し出される。

ワルター「あれだ! くそぉ……どこのどいつか知らんが、パワーストーンを横取りする気だな!? そうはさせるか!」

ワルターが走り出す。

カーネル「若……」

ザゾリガンから巨大ロボが出動。

ワルター「パワーストーンは渡しはしないぞ!!」

タクヤ「巨大ロボット!?」

ダイ「こっちへ来るよ……」

カズキ「逃げろ!」

3人は逃げ出す。

しかし、その前にワルターの巨大ロボ・キャノンガーが立ちふさがる。

タクヤ「ひいぃぃ……」

後ろにもカスタムギアが出現。

タクヤ「何だよ!!」

キャノンガーの胸が開き、ワルターが姿を現す。

ワルター「お子たちよ……大人しくそのパワーストーンを渡したまえ」

タクヤ「パ、パワーストーンって……これのことか!?」

カズキ「多分な」

ワルター「私も手荒なまねはしたくはない。さあ、パワーストーンを渡したまえ……」

タクヤ「ひひひ。いくらで!?」

ワルターが3人の足元に銃弾を発砲。

3人「わああーっ!!」

ワルター「ふーっ。手荒なまねはしたくないといっているんだ……」

カズキ「くそぉ……」

タクヤ「誰だお前は!?」

ワルター「フフフ。名乗るほどのものだが、わけあって名乗らない……さあ、お子たちよ。大人しくそのパワーストーンを渡すのだ」

タクヤ「くそぉ……黙ってるのが悔しいなぁ」

ダイ「タクヤ君、渡しちゃおうよ!」

再び石が反応する。

タクヤ「また聞こえた!」

カズキ「『復活の呪文を唱えよ』……」

ダイ「そんなこと言ったって、呪文なんて知らないし……」

ワルター「何をごちゃごちゃ言っているのだ!? 渡すのか渡さんのか!」

タクヤ「そうだ! あいつなら呪文知ってるかも」

ダイ「でも……」

カズキ「教えてくれそうにもないぜ!?」

タクヤ「オイラに任せろってーの」

タクヤが前に出る。

タクヤ「おじさん!」

ワルター「お、おじさん……」

タクヤ「どうして大人は、僕たち子供をいじめるの!? 僕たち何にも悪いことしてないのに……」

ワルター「へ?」

タクヤ「僕たちは偶然、これを偶然見つけたんだ。これがパワーストーンなんていうのも今、初めて聞いたんだ……それなのに、それなのに……どうしてこんな怖い目にあわなきゃならないの!?」

ワルター「な、何でもいいから早くそれを渡すのだ」

タクヤ「渡してもいいけど、これって一体何なの!?」

ワルター「それは……って言えるか!!」

タクヤ「へーっ、本当は知らないんでしょ!?」

ワルター「バ、バカ言うな。知ってるけど言わないだけだ」

タクヤ「ほんとかなぁ……!? 大人はすぐ嘘つくからなぁ……」

ワルター「知っていると言っているだろう!」

タクヤ「だったらさっさと言ってみそ!」

ワルター「その石はパワーストーンだ!」

タクヤ「それはさっき聞いたもん!」

ワルター「その中には、レジェンドラの勇者が封印されてる!」

タクヤ「それも知ってる。次どうぞ!」

ワルター「勇者を復活させるには……」

タクヤ「呪文を唱えりゃいいんだ」

ワルター「そうだ!!」

タクヤ「そしてその呪文は!?」

ワルター「その呪文はこうだ! 『黄金の力護りし勇者よ、今こそ甦り我が前に現れ出でよ!!』だ。あ、しまった!」

タクヤ「呪文さえ聞けばちめこ踏んだり。見てろよ! 黄金の……あと何だっけ!?」

カズキとダイがこける。

ダイ「タクヤ君……」

カズキ「安心しろ。俺が覚えてる!」

ダイ「さすがカズキ君!」

ワルター「いかん! 奴らに勇者を復活させてはならん!!」

ワルターはキャノンガーに乗り込む。

ダイ「危ない!!」

キャノンガーが銃撃を放つ。

ワルター「逃がすかな!!」

カスタムギアも銃撃を連射。

ダイは2人を抱えて走る。

ワルター「おのれ……」

タクヤ「ダイの力持ちには感心するや……」

ダイ「それより早く復活の呪文を……」

カズキ「よーしタクヤ、俺に続け。黄金の力守りし勇者よ……」

タクヤ「黄金の勇者、守りし勇者よ!」

カズキ「今こそ甦り、我が前に現れ出でよ!」

タクヤ「今こそ甦り、我が前に現れ出でよ!!」

パワーストーンが輝き、岩に落雷が落ちる。

ワルター「何!?」

街中から石柱が立ち、町を囲むと雷が岩とつながる。

タクヤ「うひょー。何だこの石の柱!?」

カズキ「感情列伝だ。俺たちの町は、古代遺跡の上に立ってたんだよ……」

するとパワーストーンが浮かび上がり、空高く舞う。

タクヤ「あっ、パワーストーンが!!」

パワーストーンから変化した車が舞い降り、手や足が生えて黄金剣士ドランに変形。

ドラン「黄金剣士ドラン、見参!!」

タクヤ「どっひゃー……」

ダイ「宝石がロボットになっちゃった……」

ワルター「あれが、レジェンドラの勇者なのか!?」

ドランは静かに地上に降り立つ。

ドラン「我が名は黄金剣士ドラン。レジェンドラの勇者だ」

ドラン「ロボットが、しゃべってる……」

しゃがみ込むドラン。

ドラン「我が主よ……」

タクヤ「主って俺たちのこと!?」

ドラン「いかにも! 私を目覚めさせた君はすなわち、我が主」

タクヤ「じゃあ、何でも言うこと聞いちゃうわけ!?」

ドラン「主に忠義を尽くす。それが勇者の勤め……なんなりと命令を」

タクヤ「それじゃあ命令する。あいつらやっつけちゃって!」

ドランがキャノンガーに振り向く。

ワルター「ギクッ!」

ドラン「心得た!」

ドランが龍牙剣を構える。

ワルター「ええい……私に従わぬ勇者に用はない! やってしまえ!!」

ドラン「でやああ―――っ!!」

ドランはカスタムギアの銃撃を交わして前に突き進み、カスタムギアを撃破する。

ドラン「稲妻斬り!!」

最後の1体が破壊。

ワルター「やるな。さすがはレジェンドラの勇者……だがこのキャノンガーに勝てるかな!?」

キャノンガーが一気にドランに総攻撃をかける。

3人「ああっ、ドラン!!」

ワルター「いつまで耐えられるかな!?」

ドラン「ゴルゴーン!!」

地面が裂け始める。

ワルター「何!?」

地中からゴルゴンが出現。

タクヤ「今度は金ぴかの怪獣だ……」

ドラン「ゴルゴン、黄金合体だ!!」

ゴルゴンがロボットの胴体に変形。

ドラン「うおおお―――っ!!」

ドランがロボットの胸に変形し、胴体に合体。

最後にゴルゴンの口から顔が出てきてゴルドランが完成。

ゴルドラン「黄金合体ゴルドラン!!」

ワルター「これが、ゴルドラン!?」

タクヤ「かっちょいい!」

ワルター「キャノンガーをなめるなよ!!」

キャノンガーはゴルドランに総攻撃をかける。

ワルター「とどめだ!!」

最後の一撃が炸裂。

ワルター「フッフッフ……本当の主を崇める報いだ。ん?」

黒煙が消えると、ゴルドランは無傷だった。

ゴルドラン「お主の攻撃はそれまでか!? ならば今度はこ力から行くぞ。スーパー龍牙剣! 一刀両断斬り!!」

ゴルドランは猛スピードでキャノンガーに突き進み、キャノンガーを斬る。

キャノンガーは大爆発。

黒煙からワルターの乗る小型戦闘機が脱出。

ワルター「くそぉ……ゴルドランめ、覚えておれ!!」

スーパー龍牙剣をしまうゴルドラン。

タクヤ「ナイスバトルだぜ。ゴルドラン!!」

ゴルドラン「礼には及ばん。主のために力を尽くすのは当然のこと!」

タクヤ「オイラたちが主か……なんかかっちょいいいじゃん!!」

カズキ「なんて浮かれてていいのか!?」

タクヤ「え?」

ダイ「そうだよ。もしかしたら僕たち、大変なことに巻き込まれちゃったんじゃない!?」

タクヤ「そういえば……確かにちょっとヤバイって感じ……オイラたちこれからどうなるんだ!?」

ゴルドラン「主たちは、私の仲間を探すのだ」

タクヤ「仲間って!?」

ゴルドラン「私には7人の仲間がいる。7つのパワーストーンとなって、眠っている……君たちはそれを探し出さねばならない」

タクヤ「何だって!?」

「それはいいことを聞いた……」

上空からザゾリガンが飛来。

ワルター「ならばその7つのパワーストーンを手に入れるまで……」

ワルターが指を鳴らすとザゾリガンから銃撃が繰り出される。

3人「うわああ―――っ!!」

ゴルドラン「主!!」

周辺が爆発。

ワルター「フッフッフ……ハッハッハ!!」

果たしてタクヤたちとゴルドランの運命は!?

今、パワーストーンをめぐる戦いが始まる。
 

(続く)
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