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炎神戦隊ゴーオンジャーの第1話
 

マシンワールド
6ヶ月前
 

スピードル「(ナレーション)マシンワールド史上最大のおおとり者が、その日、遂にクライマックスを迎えていたぜ!!」

炎神スピードル、バスオン、ベアールVが蛮機族ガイアークの乗る蛮ドーマを追いかけていた。

スピードル「逃がさないぜ!! よしっ、追い詰めたぜガイアーク! ドルドル!!」

バスオン「逃がしゃしねぇぜこのすっとこどっこい!!」

ベアールV「食らいついたら放さへんで!!」

操縦していたのは害地大臣ヨゴシュタイン、害水大臣ケガレシア、害気大臣キタネイダスの3人。

ヨゴシュタイン「おのれ……」

キタネイダス「しつこい奴らめ」

ケガレシア「振り切って見せるでおじゃるよ!!」

蛮ドーマの銃撃。

スピードル「そんなもん効かねぇぜ!! これで終わりだ!! スカイハイアタックだ!! ぶっちぎるぜ!! ドルドル!!」

ケガレシア「はっ!」

アクセルを全開にしたスピードルの車体がバスオンを蹴り、宙を舞い、蛮ドーマに体当たり。

キタネイダス「うわあ―――っ!!」

ヨゴシュタイン「おのれ……覚えておくんなはれ! 炎神ども!!」

爆発で飛ばされたケガレシアたちが空間に逃げる。

スピードル「(ナレーション)だがそいつは、もにガタリの始まりに過ぎなかった……ここは、ガイアークが次元の彼方に逃亡して、半年後の日本だ」

教会から新郎新婦が出てくる。

その傍にジンギロー号が停まっていた。

江角走輔がコインを投げて左の手の甲で受け止める。

手を広げると表だった。

走輔「よっしゃ、3回連続表! 今日もマッハで調子がいいぜ!!」

楼山早輝がヘアーを直していた。

早輝「また走輔の根拠ない自画自賛……」

早輝の髪が立つ。

早輝「ん―――……決まんないけど、スマイルスマイル……」

香坂連がソースを作っていた。

連「走輔、早輝、ズバリ出来たっス! 特製オムレツ用ソース……」

連が走輔に当たるとコインが早輝の鏡に当たり、それが割れてしまう。

早輝「あっ! もう……」

走輔「この連! またつまんねぇもん作って喜びやがって!」

走輔が連を追いかける。

連「つまんなくない。このソースはかつおだし……」

走輔「バカめ、こっちだ!!」

早輝「また薀蓄!?」

3人はジンギロー号の中に入る。

スピードル「(ナレーション)一転能天気なこの3人の若者。だが彼らは……」

写真屋が撮影の準備に入る。

写真屋「はい、撮りますよ……皆さん、笑顔でお願いしますね。はい」

地中から排気ガスが噴き出す。

そこから出て来たのはは蛮機獣・ショウキャクバンキだった。

ショウキャク「ショウキャクバンキ!!」

人々「きゃああ!!」「うわああ!!」

人々が逃げ惑う。

ショウキャク「美しきやこの世界の大気よ……どす黒く燃えろ!!」

ショウキャクバンキは落ちている物を体内に入れて燃やす。

ショウキャク「破壊してやる!!」

「待ちやがれ!!」

走輔、連、早輝が駆けつける。

走輔「お前たちの好きにさせてたまるか!!」

ショウキャク「何者だ貴様ら!? やれウガッツ!」

戦闘兵・ウガッツが現れる。

走輔「行くぜ!」

連.早輝「OK!!」

3人がウガッツに挑む。

一方、ショウキャクバンキは人々を追いかけていた。

「やめろガイアーク!!」

再び駆けつける3人。

ショウキャク「貴様たち……なぜ我ら蛮機族ガイアークのことを知っている!?」

走輔たちの手には変身アイテム.ゴーフォンを持っていた。

走輔「俺たち、正義の味方だからさ! 行くぜ!!」

連「OK!!」

早輝「OK!!」

一同「チェンジソウル、セット!!」

ゴーフォンにチェンジソウルをセット。

3人「レッツ、ゴーオン!!」

走輔たちが炎神戦隊ゴーオンジャーに変身。

レッド「マッハ全開! ゴーオンレッド!!」

ブルー「ズバリ正解! ゴーオンブルー!!」

イエロー「ズバリ正解! ゴーオンイエロー!!」

3人「正義のロードを突き進む! 炎神戦隊ゴーオンジャー!!」
 

GP-01 正義ノミカタ
 

ショウキャク「お前らがゴーオンジャーか……だが邪魔はさせん!」

レッド「そうはいかないぜ! マンタンガン!!」「ソウル、セット!」

マンタンガンに炎神ソウルをセット。

そこからスピードルの声が響く。

スピードル「行くぜ! 相棒!!」

レッド「よっしゃぁ!!」

ショウキャク「今の声……」

ブルー.イエロー「ソウルセット!!」

3人「マンタンガン、ロッドモード!!」

マンタンガンがロッドモードに変形。

ショウキャク「やれ! ウガッツ!」

一同「ゴーオン!!」

ゴーオンジャーが走り出す。

レッド「ゴーオンスラスト!! あばよ!」

ブルー「ゴーオンドリフト!! 」

イエロー「ゴーオンスピン!! ブンブンバンバン、ブンブンバンバン!!」

レッドたちの技がウガッツたちを一掃する。

1体のウガッツが吹き飛び、1人の青年・城範人が驚いてバイクを止める。

範人「うわああっ! 何なの? これ……」

範人は騒音に気づいて埠頭に行ってみる。

その横には黒服の男.石原軍平もいた。

レッド「ショウキャクバンキ、一気にとどめだ!!」

3人「ガンモード!!」

スピードル「勇気満タンだぜ!!」

ショウキャク「あの声……そしてこの世界のものとは思えない力……やはり間違いない」

3人「ゴーオンキャノンボール!!」

炎神たち「ドルドル!!」「オンオン!!」「ブイブイ!!」

ショウキャクバンキが大爆発。

範人「おおーっ! すげぇ!!」

軍平「……」

3人「チェッカーフラッグ!!」

マンタンガンを回転させてホルダーにしまうレッドたち。

その後ヘルメットを脱いで素顔を露にする。

軍平「……!?」

3人「イエーイ!!」

軍平が走輔たちに近づく。

軍平「ゴーオンジャーはガキばっかか。お前らみたいな奴らがヒーローやってるなんてな」

走輔「ちょっとあんた! 聞き捨てならないなぁ……」

軍平「教えろ。その力をどこで手に入れた!?」

連「いやいやいや……そいつは企業秘密っス」

早輝「走輔、連……いいからもう行こうよ。早く」

3人はその場を去る。

3人の乗るジンギロー号が走行している。

早輝がオムライスを食べていた、

早輝「おいしい!! やっぱ連ってさり気に起用だよね……」

連「特製ソース、大正解っしょ!? ねぇ走輔も食べろよ」

走輔はジンギロー号を運転していた。

走輔「ったく、なんだったんださっきのツンツン野郎!」

連「まあ、派手に戦ってりゃ興味を持つ奴も出て来るっしょ!」

走輔「ふん! ったく」

走輔はブレーキをかける。

保育士「はーい、じゃあ渡るわよ……」

走輔「バイバーイ!!」

子供たち「バイバーイ!」

連「子供には、優しいっスね……」

早輝「ま、人間とりえはあるよ」

走輔「なんか言ったか!?」

早輝「へへへ……」

ヘルガイユ宮殿

そこには死んだと思われていたショウキャクバンキがいた。

ヨゴシュタイン「我らガイアーク……このヒューマンワールドを我が物にするため、大地を汚し……」

ケガレシア「水を濁らせ……」

キタネイダス「大気を汚しておるのに……」

ヨゴシュタインの地震、ケガレシアの水、キタネイダスの噴き出すガスがショウキャクバンキに浴びせられる。

キタネイダス「貴様という奴はよくもおめおめと」

ショウキャクバンキ「キタネイダス様に申し上げます……3人、炎神と関係があると思われます」

キタネイダス「何!? ヨゴシュタイン!」

ヨゴシュタイン「やはり、ただの人間ではなかったな!?」

ケガレシア「この世界の文明ごとき、1週間あれば、我ら好みの世界を汚し尽くせると思うたでおじゃるに!」

ヨゴシュタインがケガレシアの煙を止める。

ヨゴシュタイン「フッフッフ……まあまあケガレシア。我らにも新たな手がある」

ケガレシア「ん?」

ヨゴシュタイン「ほっほ。ビックリウムの研究がすでに完成しているぞよ……早速実験を」

ケガレシア「ショウキャクバンキ……」

ケガレシアがショウキャクバンキにキックして中に入れる。

キタネイダス「ビックリウムエナジー、注入!!」

キタネイダスがレバーを引くとビックリウムエナジーがショウキャクバンキに注入される。

ショウキャク「力が漲るぞ……」

キタネイダス「行くぞよ。害気目蛮機獣ショウキャクバンキ!!」

ショウキャクバンキが町に立っている。

ショウキャク「プシュー! 損害……俺の香り高き排気ガス」

ショウキャクバンキの排気ガスに苦しむ人々。

ジンギロー号

ロボット・ボンパーが血相を変えてやってくる。

ボンパー「ボ、ボンパー!! ボンボン……」

走輔が咽をつまらせる。

ボンパー「大変だぁ!!」

走輔「ボンパー、なんだってんだ!?」

ボンパー「ガイアーク出現だ! モナコ町から西に向かって移動中!!」

早輝「えー? 今日はこれで2度目よ!?」

連「ショウキャクバンキは倒したばかりなのに!」

走輔「マッハで行くぜ!!」

早輝「OK!」

連「OK!」

3人はゴーフォンを持って出動する。

一方、軍平は遠くから煙を眺めていた。

そこへ範人の運転する宅配バイクが軍平の前に止まる。

範人「ねぇあんた! さっきゴーオンジャーと話してた人だよな!? やっぱゴーオンジャーって……バイト代いいのかな?」

軍平「悪いが借りるぞ!!」

範人「ああ、ちょっと……」

軍平がバイクに乗って出発する。

範人「こら、配達のピザ! 俺のアルバイトがぁ!!」

一方、走輔たちは戦場に向かっている途中だった。

やがてショウキャクバンキのいる工場にたどり着く。

早輝「あいつって……」

連「さっきの奴だ。作戦終了確認は、慎重に」

走輔「おいお前! 待ちやがれ!!」

ショウキャク「貴様ら……性懲りもなく。今度は、さっきの様には行かんぞ!!」

ショウキャクバンキの砲撃が3人を吹き飛ばす。

3人「うわああっ!!」

ショウキャク「しゃーしゃっしゃっしゃ!」

連「あいつさっきより……強くなってるっス!」

早輝「強ければ強いほど、やる気出る出る!!」

走輔「1度でダメなら……何度でも決めるだけさ!!」

3人「うおお―――っ!!」

3人が立ち上がる。

ショウキャク「何!?」

走輔「マッハで行くぜ!!」

連「OK!!」

早輝「OK!!」

走輔「チェンジソウル、セット!!」

ゴーフォンにチェンジソウルをセット。

走輔「レッツ!」

3人「ゴーオン!!」

3人の体にゴーオンスーツが装着される。

スピードル「ナレーション」奴らがゴーフォンにチェンジソウルをセットセットすると、熱いドールに包まれて、ゴーオンジャーになるんのさ!!」

走輔「メットオン!!」

連・早輝「メットオン!!」

最後にヘルメットを被ってゴーオンジャーに変身完了。

3人「正義のロードを突き進む! 炎神戦隊ゴーオンジャー!!」

ショウキャク「無駄だ! 今度やられるのはお前たちだ!!」

レッド「それはどうかな!?」

3人「ゴーオンギア!!」

バックルを押すと胴からそれぞれのゴーオンギアが出現。

レッド「ロードサーベル!!」

ブルー「ガレージランチャー!!」

イエロー「レーシングバレット!!」

3人はショウキャクバンキの砲撃にひるまず前に突き進む。

3人「はああっ!!」

レッド「サークルストレート!! ゴーオン!!」

ショウキャク「ぐわああっ!! おのれ……」

ブルー「ランチャースターター!! ゴーオン!!」

ショウキャク「ぐうっ……」

イエロー「バレットクラッシュ!! ゴーオン!!」

3つの技に吹き飛ぶショウキャクバンキ。

レッド「行くぜみんな! ハイウェイバスターだ!!」

ハイウェイバスターにゴーオンギアが合体。

3人「ポールポジション! ハイウェイバスター!!」

レッド「スピードルソウル、セット!」

3人「ターゲットロック!!」「ゴーオン!!」

ハイウェイバスターからレーシングバレットが発射。

スピードルと重なる。

スピードル「ぶっちぎるぜ!!」

ショウキャクバンキがハイウェイバスターの砲撃に落ちる。

ショウキャク「ぐおおお―――っ!!」

ショウキャクバンキの目が閉じる。

宮殿

ケガレシア「あら、負けちゃったでおじゃる」

キタネイダス「大丈夫ぞよ。今こそビックリウムエナジー発動の時ぞよ……」

ショウキャクバンキの体内中にビックリウムエナジーが流れる。

ヨゴシュタイン「よし! まずは蛮ドーマ軍、出動なり!!」

ヘルガイユから蛮ドーマが出動。

連「何だあれは!?」

中にはウガッツが乗っていた。

蛮ドーマの砲撃に逃げ惑う人々。

ブルー「あんなでかいの、今まで出てこなかったのに……」

スピードル「いよいよ俺たちの出番だぜ!!」

バックルから炎神ソウルが出てくる。

バスオン「合点オーライ!!」

ベアールV「ガッツやで!」

レッドたちが炎神ソウルをキャッチ。

スピードル「行くぜ相棒!!」

ボンパー「炎神キャストを送るよ」

ジンギロー号からケースがレッドたちの元に送られる。

その中に炎神キャストが入っていた。

レッド「よーし!」

ブルー「よしっ!」

イエロー「うん!」

レッド「頼むぜ! スピードル!!」

ブルー「バスオン!!」

イエロー「ベアールV!!」

3人「レディー……」

レッド「スピードルソウル、セット!!」

スピードル「スピードル!」

ブルー「バスオンソウル!!」

バスオン「バスオン!!」

イエロー「ベアールソウル、セット!!」

ベアールv「ベアールV!!」

3人「ゴー!!」

炎神キャストが炎神へと化す。

スピードル「ドルドル!!」

宮殿

ヨゴシュタイン「あれは……炎神どもなり!!」

キタネイダス「けっ、あいつらしつこい!」

ケガレシア「やはりこの世界に来ていたでおじゃるか……」

戦場

3人「おおっ!!」

スピードル「早く乗り込め!!」

レッド「頼もしい相棒だ。行くぜ!」

3人「ゴーオン!!」

レッドたちはそれぞれ専用の炎神に乗り込む。

レッド「ゴーフォンセット!」

ゴーフォンをハンドルにセットするとシートベルトが装着される。

レッド「鳴らし走行と行くか!!」

スピードル「構うか! マッハでぶっ飛ばすぜ!!」

レッド「よっしゃ!!」

炎神たちが発進。

スピードル「ドルドルドル!!」

ベアールV「ブイブイブイ!!」

バスオン「オンオンオン!!」

蛮ドーマが砲撃を繰り出す。

スピードル「分かれて攻撃だ」

レッド「よっしゃ!!」

ブルー「OK!」

イエロー「OK!」

炎神たちが分かれる。

スピードル「ドルドルドル!!」

スピードルが銃撃を交わす。

スピードル「どうだい?」

レッド「やるじゃねぇか!」

スピードル「しつこい奴らめ……相棒!」

レッド「よし、遠慮はしねぇ。行くぜスピードル!!」

スピードルに翼が広がる。

スピードル「アクセル全開だぜ!!」

スピードルが宙を舞う。

スピードル「ぶっちぎるぜ!!」

スピードルが1機の蛮ドーマを破壊。

スピードル「どんなもんだい!!」

レッド「やったぜ!!」

軍平がバイクを止めて戦場を見上げる。

範人もようやく軍平に追いつく。

範人「俺のピザ、返せ……」

軍平「我々は今、歴史を目撃している……」

範人「はぁ!?」

範人が見たのは炎神と範ドーマの戦いだった。

範人「こりゃまた失礼いたしました……」

バスオン「連! もっとアクセルふかしやがれ!!」

ブルー「はいはい……やってるっス!」

ベアールV「3匹ぐらいちょろいもんや。ウチに任しとき!」

しかし、数は一気に増える。

ベアールV「な、なんやて!? 逃げるんや早輝!!」

イエロー「えー? Uターン!?」

ベアールVは蛮ドーマたちの銃撃に逃げる。

ベアールV「バトンタッチ!!」

バスオン「てやんでい!!」

ブルー「どいたどいた!!」

バスオン「怒りの猛突進!!」

バスオンの突進が蛮ドーマを吹き飛ばしていく。

すると蛮ドーマの銃撃でビルが崩れ、バスオンがそれに埋もれてしまう。

ブルー「うわあっ!!」

イエロー「ベアール行くよ!!」

ベアールV「シフトあっぷやで!!」

イエロー「とりゃああ!!」

ベアールVが猛ジャンプで蛮ドーマに噛み付き、着地。

ベアールV「バスオン!!」

スピードル「大丈夫か1?」

瓦礫からバスオンが飛び出す。

バスオン「べらぼうめぇ! 絶好調だぜ!! 行くぜ、きょうでぇ!!」

ブルー「オーライ!!」

バスオン「バスオンミサイル、ゴーオン!!」

バスオンがミサイルを発射。

蛮ドーマが墜落。

ケガレシア「あーっ……やられちゃってるでおじゃる……」

ヨゴシュタイン「炎神どもめ……」

キタネイダス「この日のための新たな力を今こそ見せてやるぞよ。ショウキャクバンキ、完了ぞよ!!」

ショウキャクバンキの目が開く。

ショウキャク「サン・ギョー・カクメイ!!」

ショウキャクバンキが巨大化。

ショウキャク「力が漲るぞ……」

レッド「ガイアークめ、急に本気モードかよ!?」

バスオン「だったらこっちも……」

ベアールV「力を会わせるんや!」

スピードル「行くぜ! 炎神合体だ!!」

レッド「よーし!」

一同「炎神合体!!」

スピードル「ドルドルドル!!」

ベアールV「ブイブイブイ!!」

バスオン「オンオンオン!!」

スピードル「(ナレーション)3体の炎神と、3人の心が1つになるとき、巨大な炎神の王が光臨するぜ!!」

3体の炎神が巨大ロボ・エンジンオーに合体。

3人「エンジンオー、チューンナップ!! ゴーオン!!」

宮殿

ケガレシア「なんと、炎神どもが……なんでおじゃるあの姿!?」

キタネイダス「まさか、2本足とは……」

ヨゴシュタイン「いつの間にあんな力を……」

戦場

ショウキャク「エンジンオーなど、煙のごとく、蹴散らしてくれる!!」

ショウキャクバンキの煙がエンジンオーを怯ませる。

レッド「負けないぜ!!」

イエロー「私に任せて。Vシールド!」

エンジンオーはVシールドで煙を防ぐ。

ブルー「基本的には、あの煙さえ止められれば……」

イエロー「だったら、煙突塞げばいいじゃない!?」

レッド「そのアイデアいただきだ! 行くぜ!!」

エンジンオーはいたる穴にいろいろガラクタを詰める。

ショウキャク「いきなりお通じが……」

レッド「よっしゃ、今だ!!」

ブルー「ゴーオンソード!!」

エンジンオーの手にゴーオンソードが装備される。

レッド「もらったぜ!」

3人「最終コーナー!!」

スピードル「ドルドルドル!!」

レッド「ゴー!!」

エンジンオーが猛スピードでショウキャクバンキに突き進む。

スピードル「ドルドルドル!!」

バスオン「オンオンオン!!」

ベアールV「ブイブイブイ!!」

一同「エンジンオー・ゴーオングランプリ!!」

エンジンオーがゴーオンソードを振るう。

ショウキャク「例え俺が死んでも、この世はガイアーク理想の汚れた世界になるのだ!! プシュ〜……」

ショウキャクバンキが大爆発。

一同「ゴーオンジャー、チェッカーフラッグ!!」

レッドたちがヘルメットを外す。

走輔「俺たち、最高だぜ!」

早輝「っていうか、炎神って素敵って感じ!」

連「ああ。これが俺たちの相棒の本当の姿なんっスね!」

戦いを終えた3人はジンギロー号の前に戻ってくる。

そこへ範人がバイクでやってくる。

範人「あんたたちー!」

範人はヘルメットを脱いでバイクから降りる。

範人「ほんとすごいよ……俺、感動しちゃった……」

早輝「だーれ?」

連「さあ……」

走輔「知らん」

範人「そんな水臭いこと言わずにさあ、ねぇ……」

走輔「おい、やめろって! あっ!」

範人が走輔をゆするとヘルメットが落ちる。

走輔「ったく!!」

走輔は範人を突き飛ばしてしまう。

ヘルメットを拾おうとすると、タイヤに軍平の姿が映っていた。

軍平「見せてもらったぜ。たいした奴らだな……炎神ってのは」

連「はぁ……あの人、また来たっス」

ボンパーが中から外を覗く。

軍平「だが、お前たち自身はまだまだだ。なんだったら手伝ってやろう……」

連「は?」

走輔「なんだって!?」

軍平「俺もゴーオンジャーになってやるといってる!」

連「はぁ?」

早輝「何言ってんの!?」

走輔「……」

範人「あーっ、ちょっとちょっと……俺の方が先なんだからね!」

範人が軍平にしがみつく。

走輔「お、おい今だ今だ、急げ!」

3人はジンギローに乗り込む。

エンジンがかかり、ジンギロー号が走り出す。

範人「あーっ……ちょっと、待ってよ!」

スピードル「(ナレーション)俺たちエンジンが、ヒューマンワールドデビューを果たした記念すべきは……効してくれていく。新たなゴーオンジャー志願者の話は、また次の機会だ!」
 

(続く)
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