アンドロメロスの第１話（初回、第１回）

アンドロメロスの第1話

戦いは、すでに始まっていた……

宇宙の超戦士アンドロ警備隊のアンドロメロス、アンドロマルス、紅一点のアンドロフロル。
彼らのもとに、同胞のアンドロウルフが傷ついて倒れている。

メロス「ウルフ、いったい何があったんだ?」
ウルフ「うぅっ……」
マルス「ウルフ!」
ウルフ「あ、あのとき……　俺は……　S46星雲にある、惑星モールスを調査していたとき……」

惑星モールスでの回想。ウルフのもとに突如、悪の宇宙人・マグマ星人の3人が現れる。
ウルフが果敢に応戦するが、3人の連続攻撃に次第に押され始める。

ウルフ「うぅっ!?　ぐわぁっ!」
声「ハハハハハ!　ハハハハハ!」

宇宙の悪魔グア軍団の3兄弟、ジュダ、モルド、ギナが現れる。

ジュダ「宇宙の支配者グア軍団の恐ろしさを、たっぷりと味あわせてやるがいい!」
ウルフ「何を!」

ウルフが攻撃を放つが、ジュダたちには通じない。

ギナ「アンドロ超戦士なんて、私たちの敵じゃないわ!　ホホホホ!」
ジュダ「フフフ、愚か者め!」

逆にギナ、ジュダの攻撃が次々にウルフに炸裂する。

ウルフ「ぐわぁぁっ!」
モルド「弱い者いじめはこれくらいにして、引き上げるとするか!」

手も足も出ずに倒れたウルフを残し、ジュダたちが去って行く。

ウルフ「恐ろしい敵だ、グア軍団……　まさに、宇宙の悪魔だ……」
メロス「グア軍団か……」

全宇宙を支配せんと、破壊と殺戮を続けているグア軍団──
その帝王グアの実体は定かではなく、無論、その姿を見た者は誰もいない。
グア軍団は今　アンドロ超戦士たちに戦いを挑んできたのだ。

宇宙基地アンドロベースから、メロス、マルス、フロルを乗せた戦闘艇・アンドロ艇が出撃する。

アンドロ艇──　超光速宇宙戦闘艇である

アンドロ超戦士メロス、マルス、フロルの3戦士は、傷ついたウルフをアンドロベースに残し
今、グア軍団の野望を打ち砕くため、宇宙基地アンドロベースを後にした。

我らがヒーロー・アンドロ超戦士対宇宙の悪魔グア軍団の戦いが、こうして始まったのである!

つづく

※ 終盤にはアンドロメロスのプロフィールを紹介する画像とナレーションがありますが、物語には無関係なので割愛しました。