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ONE PIECE FILM STRONG WORLDのエンディング
 

金獅子のシキの事件から1日が経ち、ナミも無事に体力が回復。

チョッパー「まぁ、何にしてもよかった。思ったより早く回復できて…… あ、でも、まだ無理しない方がいいぞ」

ナミ「大丈夫。少し外の空気も吸いたいし……」

チョッパー「そっか。じゃあ行こう! みんなも喜ぶよ」

ナミはノジコのブレスを眺める。

チョッパー「みんな! ナミが起きたぞ!」

サンジ「何!?」

ウソップ「おおっ!」

サンジ「ナミさん!」

フランキー「もういいのか?」

ナミ「ええ。すっかり」

ブルック「本当によかった…… 元気になったところで、すいません、ナミさん。パン……」

サンジ「やめろ!!」

サンジの蹴りがブルックを吹き飛ばす。

ブルック「ヨホホホ。これはまた手厳しい!」

サンジ「やかましい!」

ルフィ「おいナミ!」

ナミ「ん?」

ルフィ「お前これ、どういうこった?」

ルフィが取り出したのはトーンダイアルだった。

ナミ「あ、ちょっとそれ!」

ルフィ「俺がシキに適わねぇとか、みんなが死ぬとか、くだらねぇ言葉残しやがって! そりゃあ、あん時は地面に飲み込まれちまったけどよ…… ありゃ腹も減ってたし!」

ナミ「だから、私もそう思って……」

ルフィ「あきれたぞ俺は! この長い付き合いでそんなに信用がねぇとは思わなかった! がっかりだ」

この一言に一同沈黙となる。

ウソップ「ルフィ…… お前何言ってんだ?」

ルフィ「ん? 何って何だよ!?」

ゾロ「まさか、聞いてなかったのか!?」

ロビン「ナミはああいうしかない状況だったんでしょ!?」

チョッパー「俺もそう思ってたぞ。最後のあれ聞いたら……」

ルフィ「最後のあれって何だよ!?」

サンジ「ったく、どうしようもねぇな…… もっとも俺には、すべてが愛のメッセージに聞こえたが……」

ブルック「ヨホホホ……」

ナミ「むしろ1番鈍いあんたに向けて言ったようなものなのに……」

フランキー「もう1度聞きゃいいだろう?」

ウソップ「うんうん!」

ナミ「ちょっと!」

ルフィ「あ、そうか」

ルフィはトーンダイアルを再生。

ナミ「あ、待って。やめて! もういいでしょ? 恥ずかしいじゃない!」

ルフィ「静かにしろよ!」

ナミ「もう終わったことだから捨ててよ!」

ルフィ「あっ!」

ナミはトーンダイアルを奪って投げ捨てようとする。

ウソップ「おい!」

ウソップは間一髪それを阻止。

ナミ「ん?」

ウソップ「おいおい、捨てるなよ、貴重なダイアル。また使うんだから……」

ルフィはダイアルをまた取る。

ウソップ「あっ!」

ナミ「ちょっと!」

ウソップ「こら、ナミ! 捨てるなよ」

『みんなの前から…… 黙って立ち去ることを許してください。私は、シキの一味で航海士をすることにしました。シキは、例えルフィたちが逆らって も絶対に適わない伝説の海賊。みんなが私を追ってきてくれても、命を落とすきっかけになる。これだけ言っておきます…… 必ず、助けにきて……』
 

おわり
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