ONE PIECE ねじまき島の冒険のエンディング
島のねじがはずれたことにより、島が崩壊を始めた。
ルフィたちや住民は何とか脱出に成功する。
夫人「皮肉なものね…… 私たちの作った武器も、私たちの島も……」
町長「仕方のないことだ。これも運命…… 一緒に7年間の暗い記憶も吹き飛んだ! 我々の技術が早ければ、また新しい島を作り直せる!」
夫人「ええ…… 命がけで切り開いてくれた未来だもの…… きっと私たちのものにするわ」
アキースは夫人に背を向ける。
夫人「大変。血が……」
アキース「これぐらい平気さ! 俺は海の男なんだ」
アキースは婦人の手を握る。
アキース「母ちゃん……」
夫人「え?」
2人の目に涙があふれる。
アキース「母ちゃんの手……温けぇ……」
夫人がアキースを抱きしめる。
アキース「うわああーっ!」
すべてを終え、ルフィたちは出向しようとしていた。
ルフィ「おい、いいのか?」
ボロード「……ああ…… あんな立派な両親もいるんだ。アキースはあの島で暮らすのが1番幸せさ。俺はちっともさびしくなんかないぜ。操作、1人になって生成してる。大体あいつは足手まといだしよ。トランプ兄弟から奪ったお宝だって、独り占めできるってもんだ……」
ボロードはそう言いながら涙を流していた。
ナミ「けど、あんた1人で大丈夫?」
サンジ「相棒の1人くらいいねぇとな」
ウソップ「盗賊団としてかっこつかねぇだろ?」
ボロード「ゆっくり探してみるさ」
ゾロ「その必要もなさそうだぜ?」
アキース「コラ、ボロード!」
アキースがボロードの船に飛び込む。
ボロード「アキース」
アキース「置いてこうたってそうはいかねぇぞ。こんなこともあろうかと隠れてたら案の定だ!」
ボロード「しかしお前、せっかく両親に……」
アキース「バカ言うな! 俺は一人前の海の男だぜ? 自分のやりたいこともやるには命だってかけるんだ!」
ボロード「けど、お前……」
アキース「俺たち、世界一の泥棒兄弟だろ?」
ボロード「アキース…… ああ……」
メリー号とボロードの船が別れる。
おわり