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逮捕しちゃうぞ F


― FILE78 トゥデイ最後の挑戦(前編) ―


午後1時頃
小さな店の前のベンチに座っている、
婦人警官、小早川美幸と辻本夏美。
焼きソバパンをほおばる夏美。
「夏美、早く済ませちゃいなさいよ。
こんな所見つかったら、何言われるか…。」
美幸が、心配そうに言った。
「わかってないわね、これは鈴木商店のおばあさんとの交流、
つまりは…」
「なんだかんだ言ってもサボリだろー。」
トラックを止め、二人の前に立つ若い男。
「あら、星野くん、ごはん?」
「うーす。」
「うけもひひいひのりゅういんこのうえあいが…」
焼きソバパンをくわえたまま、いい訳らしき事を言う夏美。
「何言ってんだかわかんねーよ。」
「ギョッ!」 夏美が、パンをくわえて目をむいた。
「うっ、うっ!」 そして、何かを訴えている。
「??」 怪訝そうな星野。
「もーしらないっ。」 美幸は、あきれてそっぽを向く。
「もがぁっ、むぐおーっ、うぐっ!」
「あーん?」
「ぶばっ!トラックが!!」
ゴゴゴゴゴ…
見ると、星野のトラックが坂道を下り始めている!
「サイドブレーキかけなかったわね!!」
ミニパト(トゥデイ)に飛び乗る美幸と夏美。
ギュワァアアアアアッ!
「ニトロON!!」 スイッチを押す、運転席の美幸。
「そういえば、坂の下で子供が遊んでたわよ、
間に合うの?」 夏美の問いに、
「めずらしく弱気じゃない、私たちのトゥデイなら絶対間に合う。」
そう答えた美幸の顔は、自信に満ちあふれている。
ごっ!トゥデイのボディーをトラックに寄せ、前に出ると、
思い切りブレーキをかけた…が…!
ギョワワワ…トラックに押され、止まらない!
「重量がありすぎるーっ!夏美ーっ、足ブレーキ!」
「私の体は、600万ドルかけて改造されてるわけじゃないのよ。
いくらなんでもトラックは…」
「あんたなら、戦車でも投げ飛ばすでしょうに…」
「美幸、前!!前ーっ!」
!!!
坂の下は、T字路の突き当たり…
ガードレールの向こう側では、子供が二人遊んでいる。
「えー!?もう道がない!!」
「わーっ、そこのお子様!」
次の瞬間…!
ガードレールとトラックに挟まれ、トゥデイは大破。
飛び散るドアやホイール…
しゅーーーーーっ
ガードレールの向こうで、
「あ…パトカー。」 つぶれたミニパトを見つめる子供。

警察署横のメカドック
見るも無残なトゥデイ…
ドップリと落ち込んでいる美幸と夏美。
「何があったの?ねぇっ、美幸ーっ、夏美。」
同僚のおっとり頼子が声を掛けても、二人は返事すらしない。
「ほら、夏美ーっ、ごはんよーっ。」
おにぎりを見せるが・・・
「ほらほら美幸ーっ、V8サウンド。」
ボォガルルルン〜と、ラジカセから・・・
「ほらほら、スカートめくー」
夏美のスカートをちょっとめくって・・・
しかし、二人は、落ち込んだままだった。
「もうーっ、どうしたのかしら…」
首をかしげる頼子、その後ろでおろおろする中嶋。
中嶋はサングラスの白バイ警官…美幸の彼氏。
「俺の…俺のせいです。」
星野が、申し訳なさそうに、さっきの出来事を語り始めた。
「―というわけで、俺がサイドブレーキをかけ忘れたばかりに。」
「そりゃ、確かにお前が悪い!!」
星野の前に立ちはだかる中嶋、そして…
「うわぁー許してー」 と、星野の声、しかし何をされているのかは不明。
「ねえ、いいじゃない、また新しいの作ればさ。」
美幸を抱きしめる頼子。
しかし、美幸はバッ!と立ち上がり…
「やめてっ、新しいのなんて作らないっ。
あの車は私自身だった…
オイルが吹き出した時、私の体の血が流れるようだった。
車体のひしゃげる音は、私の骨を折る音に聞こえた。」
「あれだけの事故で、私たちが無傷で済んだのは、
きっとトゥデイが守ってくれたからね。」
天井を見つめる夏美。
「わたし、ずっと思ってた。あの車から降りるのは、
警官をやめる時だって。」
美幸は、そう言って哀しそうに微笑む。
「美幸ぃ…」
心配そうに美幸を見つめる頼子たち。
「本当にふたりで苦労して組み立てあげたものねえ。
ふたりで部品かきあつめてさ。
あーあ、私も気が抜けちゃったなぁ。」
そう言ってメカドックを後にする夏美、そして美幸。

会議室(入室禁止の張り紙がしてある)
「それでは、案のある人。」
中では、頼子と中嶋と葵の三人が、話し合いの真っ最中。
「私の親戚の中古屋さんでトゥデイを買ってきて、
みんなでそっくりに作る。」
葵が言った。この葵…美しい婦警さんのようだが、実はオトコ。
「プラモデルでなぐさめるってのは、だめだなあ…」
中嶋は、好きな美幸のためとはいえ、
いい案がなかなか浮かばないらしい。
「はい、はーい!車のお墓を作るう!!」
元気に手を上げて発言した頼子だったが…
葵と中嶋に睨まれ…「だ…だめえ?」
しばらく無言で考え込む三人…と、突然!
「そうだ!いい事考えた!!」
頼子、再びニッコリ!…不安を隠しきれない葵と中嶋。

路地にやってきた三人。
「ほらこれ。」
頼子が、郵便局のより少し小ぶりのポストを指差す。
「ストライクポストぉ?」 「なんだこりゃ。」
〜 あなたと私の正義の通信箱 ストライクポスト 〜
と、書かれている。
「すごいでしょう。この間見つけたの。
――で、このポストに手紙を…」
手紙を投函しようとする頼子。
「おいっ、何をするつもりだ!?やめろーっ、
そんな所に手紙なんか入れたら、やつがーっ!」
中嶋の叫びも虚しく、頼子は、すとっ!と手紙を投函。
ふははははは…
その瞬間、どこからともなく笑い声が…
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!!
悪を倒せと俺を呼ぶっ。ストライク男、お呼びにより参上!!
ははははは…!!」
マスクで顔を覆い、野球のユニフォームにマント…
なんともおかしな格好のストライク男が、ポストの上に降り立った。
この男…以前から「悪者退治」よろしく、自己流の制裁を加えて
ヒーローを気取っている、ハナハダ迷惑な男なのである。
「もしかして、誰かが入れるまでずっと待ってるの?
こんなすぐ来るとは思わなかった…」
自分で投函しておきながら、たら〜…の頼子。
「時々な…さあ!!君の悩みをストライクイヤーで
逃さず聞くぞ、言ってみたまえ。」
「実は…私の友だち、婦警をやっているんですが、
今日、パトカーを壊してしまったんです。
それで私、どうしても力になってあげたくて…
お願いです!!友だちのかわりに、
悪の交通違反者を取り締まってください。」
目を潤ませ、頬を赤らめて懇願する頼子。
「わーっ、もうだめだ…」
その後ろで、中嶋と葵は、汗!!
「ストライク男、か弱き乙女の願い、確かに聞き届けた。
安心するがいい!!」
「ありがと、ストライク男。」
「アデューッ!」 ストライク男は、マントを翻し、去って行った。
「ふっふっふっ、女に弱いのは相変わらずね!!
ほほほほ…」 一人、満足そうな頼子…
「俺たちは、聞かなかったことにしよう。」 「そうね。」
たら〜というより、ほげ〜という表情の中嶋と葵…

街なかの大通り
「見たか!!ツインローターの威力!!」
「ツインターボをなめるなっ!!」
2台の車が、カーチェイスをしている。
「街の平和を乱すスピード違反者、
このストライクカーが成敗する。」
ドオロロロロロロ…!! 「行けっ、三星(サムスン)」
2台の車の後ろに迫ってきたのは、ボンネットに三ツ星マークの
フルオープン!!もちろん、運転しているのは
ストライク男だ!!
ストライクカーは、たちまち2台の車を抜き去った。
「なんだありゃあ!!まったく追いつけんぞ!!」
「ふははは…愚か者め。ストライクスクリーン!」
と、トランクが開き、そこから大きなテントのような布が!
ぶわっ!と広がったかと思うと、2台の車を包み込んでしまった。
「ぐわっ!」

そして、その後もストライク男の正義の活躍(?)は
続いたのである。

「またストライク男が、正義の行いを始めたわよ。
夏美!!美幸!!」
頬を紅潮させ、ビデオを見せようとする頼子。
「頼子、やけに嬉しそうじゃない。
また、とんでもないこと企らんだわね。」
すっかりお見通しらしい美幸。
「え、ど…どうして?どうしてわかるの?」
頼子、おろおろ…
「ま、いいでしょ、ノってあげるわ。
最後に一華咲かせるためにねっ。」
上着を羽織る夏美。
「どうして?どうしてそうなっちゃうの…」
ボー然とする頼子のうしろで、
やっぱりね…という表情の中嶋と葵。

その頃、ストライク男は…
「ああ、正義の後のフルーツ牛乳はうまい!!」
腰に手を当てて、ビンのフルーツ牛乳を飲んでいた。


― FILE78 おわり ―

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

― FINAL トゥデイ最後の挑戦(後編) ―


メカドック
美幸、夏美、頼子、葵、中嶋が、
トゥデイをよみがえらせようと必死に改造している。
美幸 「中嶋くん、リアカウルのヒンジ、溶接しといてくれる!?」
葵 「小早川さん、LSD2セット在庫あるそうです。」
夏美 「ドライブシャフト届いたわよ。」
中嶋 ジッ… ←溶接している音。
頼子 「えー、黒がアースで、黄色が…???」
美幸 「あんたは部品でも磨いてなさい。」
頼子 「えーん、そんなーっ。」
美幸を中心に、作業を続ける五人。
「なんでR2使わないの、使えるでしょ?」
「意地ってやつかな、やっぱりトゥデイじゃないとね。」
頼子の問いに、笑って答える夏美。
そして…
キュルルル…フォッフォッ…ドアアアアン!!
美幸がエンジンをふかす。
ついに、トゥデイは、よみがえったのだった!
「やったーっ!」
抱き合ってダンスを踊る夏美と葵。
「でも、後部座席もないパトカー、
課長が認めるかしら?」
しかし、冷静な頼子の言葉に、ダンスがピタッと止まる…

「ほう…」 課長がやってきて、トゥデイを見ている。
ドキドキしながら課長を見つめる美幸と夏美。
「うーん…」 顎に手を当て、考え込む課長。
「やっぱりツインエンジンはまずかったんじゃないの?」
夏美が、美幸に耳打ちする。
「だって、心臓(エンジン)くらい移植しなきゃ、
あの子じゃなくなっちゃうよ。」
ひそひそ話す二人の目の前にやってきた課長、
美幸と夏美の肩をたたいて…にっこり。
「よくやった!あの廃車をここまで修理するとは、
大したやつらだ!!」
(よかったーっ、課長が車にうとくて…) ホッとする美幸。
しかし、課長は、一旦帰りかけて立ち止まった。
「あー小早川…前後のトルク差はちゃんと吸収したのか?」
「ええ、そりゃもう…あ…!」 美幸は、慌てて口をおさえた。
「そうか…」 課長は、それ以上何も言わず、出て行った。
「美幸をひっかけるなんて、さすが課長ねーっ。」
実は、夏美はちょっと課長が好き。
「うるさいわね!!」
「あとは、ストライク男を探すだけよっ!」
ふはははは…
「こ、この声は…」
見ると、ビルの屋上に、ストライク男が!!
「車は出来たようだなっ。おまえたちの挑戦状は、
確かに受け取った!!」
「挑戦状!?そんな物知らないわよっ!」
「ま…まさかっ!」
「私が出しておきましたー」 元気に手を上げる頼子…
「やっぱりね…」 呆れる美幸と、ぶっ飛ぶ夏美。
ビルの屋上から、再び怒鳴るストライク男。
「勝負の方法はここにある通り――」
何か紙を見せてはいるが…
「そんなの読めないわよっ!」
ストライク男の持っているのは、頼子の出した挑戦状だ。
「ひとりでも多くの犯罪者を捕らえた者の勝ちという事だなっ!」
「知らん知らん、そんなの知らんっ!」
「では、健闘を祈る!!ふはははは…」 ストライク男、消える。
「あ!!待ちなさい、勝手に――
ま、探す手間は省けたわね。」
美幸のうしろでは、頼子が夏美に袋詰めにされていた…

トゥデイに乗り込む美幸と夏美。
運転席から、美幸が顔を出して言った。
「あ…中嶋くん、式場の予約お願いね。」
「え?」
「これで、最後だから。」
走り出すトゥデイ。
「あ、おいっ!本当にやめちまう気なのかーっ!」

ピーッピーッ!トゥデイの警察無線が鳴る。
「来た来た、さっそく来た。」
『錦糸町駅前にて、トラックのタイヤを
パンクさせられたとの通報あり…』
「やっぱりストライク男だ!!」
ギョバッ!! トゥデイ、スピードアップ!

現場に到着すると、あたり一面にまきびしが!
「それで犯人は?」
「とっとと逃げちまいましたよ。」
「まきびしとは、随分、豪快な手に出たもんね。」
その時、また無線が…
『北新宿2丁目にて、覆面の男が高校生風男性と乱闘―
相手を逆さづりにして逃走した模様…』
「ええーっ、今度は新宿ー!?」
(どうする?これじゃ永久に追いつけないわっ…)
ハンドルを握りながら、考え込む美幸。
ぴーっぴーっ!
「あれ?警察無線じゃないや。」
別の無線から流れてきたその声は…
『はっはっはっ、わしじゃわしじゃ!』 き〜ん…!
「中嶋くんのお父さん!?」
中嶋の父は、バイク大好きのお年寄り(?)だった。
『剣のやつに聞いたぞ。ストライクマンとかいうやつは、
渋谷方面に向かったぞ、振り切られちまったがな』
プルルルル! 今度は自動車電話が…
『もしもし、今、覆面のおじさんが駒沢の方へ走って行きましたよ。
がんばってね、必ず捕まえてね…
あ、それから、やめちゃやだよ!!
私が婦警になるまで待っててよ!!』
「沙織ちゃん…」
公衆電話から電話をかけてきたのは、美幸と夏美に憧れる、
女子高生の沙織だった。
ぴーっぴーっ!
『もしもし、瀬奈でーす。ストライクさんは川崎から3京(第3京浜)に
のる模様です。今日はめずらしく混んでるから、追いつけるよ。』
瀬奈は、中嶋の父の若〜いオクサン。
『うおーい、今、下通ったぞーっ。無理矢理頼んでヘリ出したんだ。
台無しにしないでくれよ。』
ヘリコプターからは、刑事の徳野が無線を入れる。
涙ぐむ美幸と夏美。

みんな…ありがとう

「一気に追いつくわよ!!うなれツインエンジン!」
ゴオオオオオオ!

山道を上ってゆくストライク男。
「つい勢いにのって山まで来てしまった。」
…フルーツ牛乳をゴクリ! 「む!!」
その時、ストライクカーの背後から…
フォォオオオオン!!
唸るようなエンジン音を響かせて、一台のミニパトが迫ってきた!
「追いついたわよ、ストライク男!」
「いけいけーーーっ!」
美幸と夏美のトゥデイは、一段とパワーアップして生まれ変わっていた。
「ぬうう!!わたしの点数を横取りする気か。
ストライクスパイク!!」
バラバラバラバラ…撒き散らされるまきびし。
「まきびし!?おまけに砂までーっ。」
しかし、美幸はひるまない…ハンドルを握る手に力がこもる。
きゅっ、きゅ、きゅ…見事なハンドルさばきでそれを避けた。
「だてに4駆になってるわけじゃないのよ!!」
「ぬうう、正義のスパイクをすべて避けきるとは。」
意外な展開に焦りを隠せないストライク男。
「美幸、路肩によせて!」
夏美は、そう叫んでトゥデイの窓にハコ乗り!
「よーしいけ!!しましま看板!」
路肩に並んでいる、工事中の柵に使われている看板を、
「アターック!!」
つかんでは投げ、つかんでは投げ…
ストライクカーのボンネット目掛けて投げ続ける夏美。
「ふはははーっ!ストライクカーにそんな物が通用するかーっ!
こいつの体は7ミリ鋼板でできているのだっ!」
余裕のストライク男。
「くっそーっ!」 夏美の目に炎が灯る!
「これでどうだ!安全太郎アターック!!」
工事現場で時々見かける、申し訳なさそうに
〜ご迷惑おかけします〜
みたいな顔をした、ヘルメットをかぶった人形の付いた、
ドでかい看板を持ち上げ、それを投げる夏美。
見事、命中!
「きかんというのに!!」
…が?
バギョッ!!ガガガ…なっ、なんと、
安全太郎は、ストライクカーの下部にはまり込んでしまった。
「ぬおおっ、ハンドルがきかんっ。」
慌てふためくストライク男。
「うおおおおおお…」
そしてそのまま、ガードレールに向かって一直線!
ちなみにその下は、海!!
ドキャ!ガードレールを突き破り、空中へ飛び出すストライクカー。
あわれストライク男は、波の打ち寄せるがけ下に…
と、思いきや…
間一髪、夏美にマントをつかまれて無事だった。
美幸、夏美、夏美にぶら下げられたストライク男…カタマる。
・・・・・・・・・
「ははははは…形ある物いつかは壊れる!!
おまえたちも心せい!!
さらばだ!!」
高笑いしてストライク男は、突然、がけ下に飛び降りた!
「あ!!ストライク男ーっ!」
美幸と夏美が、驚いて下を覗き込むと?
びよーん!
…いつの間にか、ガードレールにしっかりフックを掛け、
そこから伸びたゴムは、ほとんど90度に近いがけの途中で、
笑いながら飛び跳ねるストライク男の体につながっていた。
ははははははははは…
いつまでもこだまする笑い声を残し、ストライク男は、がけ下に消えていった。
「人間かね…」 「さあ…」 美幸、夏美、目がテン。
「あーあ、これで婦警ともおさらばか…。」
伸びをしながら、夏美が言った。
「え?夏美、やめちゃうの?」
「え?」
「わたしはやめないよ。だって、婦警って最高じゃない?」
親指を立てて見せる美幸。
「あーっ、ずっるーい。」
笑顔の夏美。
二人の横には、トゥデイがどこか誇らしげに止まっていた。

帰ってみると―
「えー!?予約しちゃったの?」
アセる美幸。
やれやれ…という表情の夏美。
「えーっ、だって…」
中嶋…爆!


― 逮捕しちゃうぞ 完 ―

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