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超忍者隊イナズマ!のエンディング
超忍者隊イナズマとなった細松・寒吉・かぐや3人の活躍により、江戸の町で暗躍していた謎の怪物たちは倒された。
そして怪物たちに憑依されていた、細松たちの憧れの的・輝之助たちも、自由の身となった。
輝之助「そうか、細松たちが助けてくれたのか」
細松「ま、まぁ…… そういう感じで」
いと「ありがとう。命の恩人ね」
寒吉「そ、そ、そんなに見つめられると、照れるっスよ……」
藤十郎「かぐや殿。ぜひ、お手合せ願いたい」
かぐや「え!? あ、あたいはそんな…… お手繋ぎなら、いいですよ」
藤十郎「ん!?」
一同「ははははは!」
細松「でも、本当の恩人はあの人だ」
空を仰ぐ細松。
細松「やっぱり神様は、いてくれたんだ……!」
一方、細松たちの窮地を救うために江戸時代に残ったジュンは、途方に暮れている。
ジュン「っくしょん! あ〜ぁ、これからどうしようかなぁ…… 江戸時代の子供たちのために、ヒーローものの黄表紙でも描く?」
何かが飛んで来て、ジュンの頭にぶつかる。
ジュン「痛〜! ん、これ……?」
倉田宮の愛用していたルービックキューブ。
声「先輩!」
未来へ帰ったはずの倉田宮が現れる。
ジュン「倉田宮くん! どうやって戻って来たの!? まったく同じこの時代のこの場所に戻って来られる確率なんて、何千、何万分の1の確率なのに!?」
倉田宮「じゃあ俺、運いいっスね。1027回目で来れちゃいましたよ」
ジュン「そんなにテレポートしたの!?」
倉田宮「熱血バカの先輩の悪い影響、受けちゃったんスよ」
ジュン「……ありがとう」
倉田宮「今度こそ帰りますよ。元の時代に!」
ジュン「ロジャー!」(※1)
ジュン「ねぇ、倉田宮くん。私、ここであったことをドラマにする。熱くて、まっすぐで、がんばって勇者になろうとする子たちの物語。もちろんタイトルは……」
「超忍者隊イナズマ!!」
(終)
(※1) 「ロジャー」は、スーパー戦隊シリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』における「了解」の意のセリフ。倉田宮役、ジュン役はそれぞれ『デカレンジャー』のレギュラー、載寧龍ニと菊地美香。