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大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIEのエンディング


ウルトラマンゼロの活躍でウルトラマンベリアルは敗れ去り、光の国は光を取り戻した。
そして、光の国に降り立ったヒュウガやレイたち、ZAP(ザップ) SPACY(スペイシー)の面々。


オキ「凄い! 凄すぎる! ねぇ、見てくださいよ、クマさん!」
クマノ「うるさいよ、お前は……」
オキ「だって、光の国をこの目で見た地球人なんて、きっと僕らだけですよ!」

はしゃぎ回るオキ。そこへバリアを抜けてハヤタ、ミライ、アスカが現れる。

ハヤタ「おっと、このバリアから出てはいけない」
オキ「あぁ、すみません……」
ハヤタ「君たち地球人には、この星の光は強すぎるからな」
ヒュウガ「色々と、ありがとうございました」
ハヤタ「いやいや、感謝すべきなのは我々のほうだ」

ハヤタが手を差し出す。ヒュウガが感激に震えつつ、固く握手をかわす。

ハヤタ「レイ。君には本当に、世話になったな」
ミライ「いつか、一緒に地球へ……」
レイ「あぁ。いつか、必ず!」

レイとミライも、固い握手と笑顔をかわす。

ヒュウガ「さぁ、我々も任務に戻るとするか!」
クマノ「了解!」
ハルナ「予定の航路をずいぶん外れちゃいましたからね!」
オキ「えぇ!? もう行くんですか!?」
クマノ「じゃ、お前だけ残れ」
オキ「イヤですよぉ!」
一同「あっはっは!」
アスカ「俺が途中まで送って行くよ。俺もまだ、旅の途中だからな」
ヒュウガ「よろしくお願いします!」
アスカ「ラジャー!」
ヒュウガ「さぁ、行こう! 失礼します」

ウルトラマンダイナの先導で、スペースペンドラゴンがウルトラの星を飛び立つ。


光の国の街角。
立ち尽くすウルトラマンゼロの傍らを、大勢の人々が談笑しながら通り過ぎて行く。

背後に誰かが降り立つ。
振り向くと、そこにはウルトラセブンの姿。

セブン「さすが、俺の子だな」
ゼロ「親父……」

ためらいがちに進み出るゼロを、セブンがしっかりと抱きとめ、2人が強く抱き合う。


大勢の人々を前に、ウルトラマンキングが演説を始める。

キング「ウルトラの戦士たちよ。我々は正義の力を取り戻し、今ここに、再び立ち上がった。だが、すべての悪が滅びたわけではない。宇宙には、さまざまな脅威が潜んでいる。我々は弱き者を助け、支えるために、これからも戦い続けなければならない。それがウルトラ戦士の使命なのだ! 新たに立ち上がろう、光の国の勇士たちよ。平和と正義のために! 遥かなる全宇宙の未来のために!」

人々「オォォ──っっ!!」

光の国に、人々の歓声がこだまし続ける。


遠い宇宙の果て。

星屑の上に流れ着いた、ウルトラマンベリアルの亡骸。

死んだはずのベリアルの赤い瞳に、妖しく光が灯る……


(終)
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