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超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ・メタルスの最終回


前回のあらすじ

コンボイ「前回の、ビーストウォーズは!」


落下していくデストロンの戦艦ネメシス。


コンボイ「終わった・・・。ようやく宇宙の未来は・・・、救われた・・・。」


宇宙へ帰るサイバトロンたち。そして、サイバトロンのシャトルに拘束されるメガトロン。


メガトロン「バーイバーイキーン!!」


一方地球では、ワスピーターが原始人の王になっていた。


ワスピーター「ブ〜ン、ボクちゃんなんだかとってもハッピーだブ〜ン。 これでいいのだ!!」


こうしてビーストウォーズは終わった・・・・と思いきや!




コンボイ「しまった!バナナを忘れた!」
サイバトロン「えぇぇぇぇぇ―――――――っ!!!???」


                       

                      ―リミックス バナナをわすれた!―



ライノックス「もういいじゃん、バナナなんか・・・」
コンボイ「セイバートロン星には、バナナが無いんだッ!」
ラットル「だから?」
コンボイ「地球へ帰るぞ!」
サイバトロン「えぇぇぇぇぇ―――――――っ!!!???」


呆れ果てるラットル。


ラットル「あのさぁ、バナナ持って帰ったところで、セイバートロン星につくまでに真っ黒になっちゃうよ?」
コンボイ「『契約の書』のはみ出しの欄に、こう記してある。“真の勇者が、『伝説のバナナの種』を手に入れるであろう”」


ここで、宇宙全体が映し出される。


コンボイ「“その種を手にした時、未来永劫の平和が訪れる”とな。」
チータス「ホンマかいな〜?」
コンボイ「“種の在り処は、人類の源が知っているであろう”」


しかし、この事はメガトロンには筒抜けであった・・・。


メガトロン「人類の源ってことは、あの猿共が知っているんだな〜?なんにせよ、伝説のバナナの種を手に入れれば、
全宇宙は俺様のものだ!ふぅ・・・サイバトロンだけにはわたしてはならんッ! やろう共!! ほら、行けぇ!!」


すると突然、クイック・純・ストライクによる語りが始まる。


クイックストライク(以下、クイスト)(語り)「母さん、クイックストライクです。
早いもので、ビーストウォーズメタルスの仕事を始めて、半年近くになります。
全員が主役だって話だったんですが、ボクはちょっと脇役です。
最初のうちは、『ギッチョンチョン』とか、『ブラ〜』等という
セリフを言うのが恥ずかしかったのですが、今ではすっかり慣れてしまったわけで、
日本中の子供達に愛されるように、頑張っている訳で・・・・」


ここで、メガトロンが話をさえぎる。


メガトロン「いつまでもおかーさんと話してないで、早く働け!」
クイスト「ギッチョ〜ン!」


そういってクイックストライクは、出かけていった。一方その頃ワスピーターとダイノボットは・・・。


ワスピーター「なんだよなんだよ、前の回で最終回じゃなかったの!?25話もかけてようやくボクちゃん幸せになれたのに・・・。
今までのシリーズ構成は一体なんだったんだ!? SF的な設定はどこ行っちゃったんだぁ!?」
ダイノボット「おい蜂!今何時だ!?」
ワスピーター「夕方の6時30分過ぎだブ〜ン」
ダイノボット「この時間ってぇのはなぁ、」


ダイノボットは、『夕方6時30分過ぎとはどういう時間か』を語り始める。


ダイノボット「子供達は幼稚園や学校から帰ってきてホッと一息ついてる、お母さんは家事の合間にホッと一息ついてる、
お父さんは仕事から帰ってきてホッと一息ついてる時間だ・・・。そんな時に小難しい話やって誰が喜ぶ!?
俺達がやらなきゃいけねえのは、体を張って笑いをとる事だ!そして皆さんの疲れた心を癒す!
『あぁ、明日もがんばろう!』って思ってもらうんだ。 笑いは心のビタミンだ!!」
ワスピーター「でもでもぉ・・・・」
ダイノボット「これだけ言ってもわかんねえのぉ!?えぇ〜い!微塵切り、かつら剥き〜!」


こうしてダイノボットはワスピーターを微塵切りにしてしまう。


ワスピーター「わぁ〜、バラバラバラバラ〜みなさん喜んでいただけました〜?」


場面変わってここは、原始人の村。


クイスト(語り)「インフェルノとクイックストライクが、人類の祖先に、出会った〜」
チャック「まってったら〜、あ痛てっ!」
ウナ「わ〜い、こっちよ〜!」


そして木々の向こうから除いているのは、インフェルノ達だった!


インフェルノ「おい、あいつらセリフ喋ってるぜ!」
クイスト「どうしてかわかんないけど好都合だギッチョン、ブラブラー!種の在り処を吐かせるギッチョン!!」
インフェルノ「そうだな、よくわかんないけど、突撃〜!」


二人は銃を撃ちながら村に侵入する。


インフェルノ「やいてめぇら、バナナの種はどこだ!」
クイスト「言わないと、泣いちゃうぞぉー!」


しかし、原始人達も槍で応戦する。


インフェルノ「どうしても喋んないなら、矢でも鉄砲でも持ってこい!
・・・!? ぐわぁぁぁぁっ!」


インフェルノに大量の槍が命中した。そこへ現れたチータス。


チータス「危ないとこだったじゃん。で、バナナの種はどこにあるんだい?」
チャック「あぁ!後ろー!」


チータスの後ろにはインフェルノ達が!


チータス「ナッハハハハ!何いってるんだよォ?」
チャック「後ろ!撃って!撃って!」


彼らの集中砲火をもろに食らってしまうチータス。


チータス「何だ何だ!?」
インフェルノ「なんだかんだと言われたら、あ、答えてあげるが世の情け!」


声優ネタを披露するインフェルノ。ワスピーターがウナをさらってしまう。


ワスピーター「お猿さんは貰っていくブ〜ン!」
ウナ「ちょっとやめてよ〜!」


デプスチャージがコンボイに通信する。


デプスチャージ(以下、デプス)「デプスチャージだ!ウナがさらわれた!」
コンボイ「何!?デプスチャージにウナがさらわれた!?」
デプス「違うよ・・・。こちらデプスチャージ!ウナがさらわれたの!」
コンボイ「何だそうか・・・って何ィ!しかしお前は海の底で一生歌ってるんじゃなかったっけ?」
デプス「歌うのに飽きたんだ・・・。」
コンボイ「よく分からんが、大至急そちらに向かう。」


ここから、ビースト戦士達が話を忘れて勝手なことをし始める。


ライノックスはトランスメタルスに慣れなかったことを悔やんでいた。

ライノックス「なりたかったなぁ・・・、メタルス。」


インフェルノはよくわからんがボロボロになっていた。

インフェルノ「うぇ〜、椅子でぐるぐる回ってたら目が回っちった・・・、変なア〜リさん、
変な〜ア〜リさん〜♪あぁ〜ゴッツンコのグルグル〜・・・。」


さっきから出番のないことに不満を持つタランス。

タランス「アタチの出番まだ〜?」


出身地の話をするワスピーターとランページ。

ワスピーター「おぉ〜い、ランページ。」
ランページ「おぉ、何じゃいワスピーター?」
ワスピーター「前から聞きたかったんだけど、君、どこの生まれ?」
ランページ「ワシか?ワシは広島じゃが?」
ワスピーター「あ、ホンマねぇ、ホンマ言うたらねぇワシもねぇ、広島なんよ!」
ランページ「おぉ、ほぉーかー、そりゃ奇遇じゃのお!」
ワスピーター「うん、広島のどの辺なん?」
ランページ「おぉ、広島ののう、広島市じゃ!」
ワスピーター「なんじゃい、わしもそうよ!」
ランページ「ほぉかぁ〜、ほんで小学校はどこじゃ?」


海を泳ぐデプスチャージ。


デプス「い〜と〜巻き巻き い〜と〜巻き巻き ひぃ〜てひぃ〜てトントントン♪
みんな、海は好きかい?」


出番がなさそうなタイガーファルコン。


タイガーファルコン(以下、タイガ)「拙者、タイガーファルコン!いやぁ、出番がなさそうなので
無理やり出てきました・・・。よろしくでござるでしょう!」


二人で何か話しているシルバーボルトとブラックウィドー。

シルバーボルト「ブラックウィドーさん!」
ブラックウィドー(以下、ウィドー)「なぁに?シルバーボルト!」
シルバーボルト「もうバナナの事なんかほっといて、僕達二人で、この星で暮らしましょう!
アダムとイブに、なるんデッス!葉っぱつけて!」
ウィドー「嫌よ葉っぱは!」
シルバーボルト「え?」
ウィドー「それに、もしアタシ達に子供が生まれたら、八本足でパタパタ飛ぶ犬が、口から糸を吐くのよ!?」
シルバーボルト「ノォーーーーーッ!」
ウィドー「妖怪じゃない!!それもビーストの世界じゃなくて、水木しげる先生の世界ッシャ!」
シルバーボルト「Oh,Yes!やっぱダメで―――す!!」

今度はランページが高いところから叫びながら飛び降りた。

ランページ「オカ――――――サ―――――――ンッ!」


遂に見かねたコンボイは・・・・。


コンボイ「おいみんな!ストーリーを忘れて、バラバラのことしないで、『伝説のバナナの種』を探すんだ!」
ライノックス「しょうがないよ・・・。」
ラットル「だって、バナナじゃねぇ〜!」
ライノックス「そうそ、やる気起きないんダナ!」
ラットル「おい、ライノックス!」
ライノックス「何?」
ラットル「さっきから喋ってるのに、口動いてないよ!」
ライノックス「あぁいけね!口動かすの忘れてたんダナ!」
ラットル「もう、そそっかしいなぁライノックスは!」
コンボイ「ダメだこりゃ・・・・。」


完全に呆れ果てたコンボイ。そして、クイック・森本・ストライクによる語りが入る。


クイスト(語り)「少々、やる気に欠ける、ビーストのメンバーだったが、そこはさすがに、正義の味方。
ラットルの活躍で、デストロンの基地からウナを、助け出すことに成功した。」


コンボイはウナに問いだす。


コンボイ「ウナ、『伝説のバナナの種』は、どこにあるのかな?」
ウナ「海!」
コンボイ「海か・・・。」


ラットルの乗っている潜水艦を輸送するシルバーボルト。


ラットル「でぁ〜〜あ〜あ〜!なんでオイラが行かなきゃならないわけ〜!?」
シルバーボルト「つべこべ言わずに、行くデスよラットルさん!ガンバレガンバレラットルさんデース!
ふぁいと〜ふぁいと〜ラットルさんデ〜ス♪」
ラットル「何だよその脱力系の歌は・・・。大体バナナが好きなんてヒーローもんのリーダーが言うセリフじゃ
ないっしょ!五番目くらいのキャラが言うもんでしょ〜!?みんなもそう思うでしょ?でしょでしょでしょで〜しょ〜?」
シルバーボルト「ガンバレガンバレラットルさんデース! ふぁいと〜ふぁいと〜ラットルさんデ〜ス♪」
ラットル「その歌は納得いかないなぁ〜!」
シルバーボルト「いってらっしゃいデ〜ス!」
ラットル「うわぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


海底深く沈んでいく潜水艦。


ラットル「うぅ・・・大体、オイラ狭いトコ嫌いなんだよね〜、あぁやだやだ〜。・・・とりあえずがんばってみっか!」


潜水艦を操縦するラットル。


ラットル「えっへへへへ〜♪動いた〜!ラットル君の大冒険、始まり始まり〜!!」


通信機からBGMがながれるので気になっていたシルバーボルト。


シルバーボルト「ラットルさん、このすちゃらかな音楽は何なんですか?」
ラットル「君に言われたくないよ!『ゆけゆけラットル』!貸し付けてCD出すから、番組の最後でプレゼントのお知らせがあるよ〜!」
シルバーボルト「えぇ!?まさか、紅白でも狙ってるんじゃ・・・。それって、本当ですか?」
ラットル「ウッソッだっピヨヨヨヨヨヨン!」
シルバーボルト「ウソツキはドロボウの始まりデ〜ス!
ラットル「うっへへへへ、ごめんごめん、デーーース! あれだなぁ、よおし!」


バナナの種を見つけたその時!


ランページ「チョッキンナァ〜〜じゃあーーーーッ!」
ラットル「うわああああ!?」
ランページ「これこれ、最終回じゃけんゆうて目立ちすぎちゃあ、いかんのう!オドレにはここで消えて貰いてえのお!
フハハ〜!楽しいのぉ!怖がれ怖がれやぁ〜!わしゃあ恐怖におののく姿見るんが大好きなんじゃ!アハハハハー!」
ラットル「やめてよして触らないでビビデバビデブー!」
シルバーボルト「ビビデバビデブー?あんたなんか嫌いよ、ビビデバビデブー!」
ランページ「オドレ仲間にも嫌われたようじゃのお!それじゃ、海のモズクになってもらおうかぁ!!」


そこへ、デプスチャージが駆けつけた!


デプス「『モズク』じゃなくて『モクズ(藻屑)』だろうがぁ! エイ!エイ!」


デプスチャージの攻撃がランページに命中する。


ランページ「どわぁ―――っ!藻屑かぁ―――!!一つおりこうさんになったわぁ――――――!」


浮上する潜水艦。


シルバーボルト「ラットルさん無事だったんですね!」
ラットル「オイラのこと嫌いなんだろ?」
シルバーボルト「何言ってんすか!?好き好き!大好きデッス!」


ところが、ワスピーターが種を奪おうと攻撃を仕掛けた!


ワスピーター「ホントの主役、ワスピーターだブ〜ン!ブン!」


攻撃が命中し、シルバーボルトは種を落としてしまう!


シルバーボルト「Oh No〜ッ!」
ワスピーター「伝説のバナナの種、いただきギッチョ〜ン!あ、キャラ間違えたブ〜ン!」
ラットル「台本ちゃんと読んどけよ!」
ワスピーター「あーやっぱりやられたー!」
ラットル「よぉし、いくぞぉ!ラット空中3回転2回転反ひねりぶらさがり健康法!」


しかし、種はもうすぐ海の中へ!

シルバーボルト「Oh No〜ッ!」
ラットル「行けええええええ!」

間一髪でラットルは、『伝説のバナナの種』を手にする。しかし、今度はインフェルノが丸太を倒して待ち構えていた!


シルバーボルト「Oh No〜ッ!」
インフェルノ「はいゴッツンコ〜!」


ラットルは引っかかってしまい、種はまた落ちてしまった。シルバーボルトは、形勢を立て直し、種を拾いに行く。


シルバーボルト「拾うデッス!」


種を拾ったシルバーボルト。しかし、インフェルノが立ちふさがる。


ラットル「いでっ・・・舌かんじゃった・・・。あら?」
インフェルノ「種をよこせゴッツンコ!」
ラットル「松方弘樹、世界を釣る!」


種を尻尾で釣り上げるラットル。


ラットル「種はいただき!キュウ〜!」


ラットルはビークルモードになって基地へ戻る。


ナビ子「とっつぜんですが、ここで5秒CM傑作選!これは番組が始まるちょっと前に流れてたやつ、
見逃してた人多いんじゃないかな?」


(第2話)チータス「この後は、『開運なんでも・・・」
 ダイノボット「ダーッ!『ビーストウォーズ・メタルス』!」

(第4話)チータス「レイモンドデェス。コノ後ハ・・・」
 ダイノボット「ダァー!『ビーストウォーズ・メタルス』!」
 チータス「おっ・・・おっおっ・・・おーはー!」

(第5話)ダイノボット「俺、ビーストやめて『モーニング娘。』入るわ。えっ、ダメ?」

(第6話)ラットル「オイラだって電気ネズミなのになんでアイツだけ!!あぁ、この後はビースト!」

(第7話)メガトロン「今日のビーストは、『旅に、グルメに、温泉特集』! 視聴率はいただきだ!」
 ナビ子「ウソはいけません!」

(第9話)ランページ「今日のビーストは泣いちゃうぞぉ! ・・・グスッ、ハンケチ、用意しとけや・・・!」

(第11話)ウィドー「あ!あ〜〜〜っ!・・・・・・この後はメタルス。」

(第12話)メガトロン「今日のビーストは、『美味しいラーメン屋さん特集』! 視聴率はいただきだい!」
 ナビ子「ちがうでしょ!!」

(第14話)シルバーボルト「この後はビースト!チャンネルはそのパパ!
 コンボイ「そのママでしょうが!」

(第16話)ラットル「今日のビーストは、『佐上湾で釣るエイとカニ』!え?違う?」

(第20話)タランス「このあとは、『わくわく動物ランド』・・・」
 ダイノボット「ダァーッ!『ビーストウォーズ・メタルス』だよ・・・。」

(第22話)メガトロン「ハチョー!ハチョチョーッ!このアチョは、ビースト!アチョー!」

(第24話)チータス「この後は、『第520回紅白歌合戦』・・・」
 ラットル「『ビーストウォーズ・メタルス』!」
 チータス「どんな衣装だろ、小林さん」

(第25話)チータス「この後は、『ポケットモン・・・」
 ラットル「おい!」
 チータス「何?」
 ラットル「もうやめようよ、ウソは。」
 チータス「そうだね。」


基地に帰還したラットル。


コンボイ「ご苦労だったな、ラットル。」
ラットル「なぁに、チョロイチョロイ!」
ライノックス「『伝説のバナナの種』は手に入れたし!」
ラットル「セイバートロン星に帰ろうよ!」
コンボイ「いや、まだだ!」
ラットル「どして?なんでぇーっ!?」
コンボイ「『伝説のバナナの種』は二つあるんだ!しかし、『契約の書』の二つ目の種を手に入れる方法が書かれたページが、
破れてるんだ!」
ラットル「じゃあどうすんのさぁ!?」
コンボイ「メガトロンも『契約の書』を持っている。奴から聞き出すしかあるまい!」


もう一つの種を探さなければならなくなった為、ガッカリするラットル。


ウィドー「だってさぁ・・・・。もう一踏ん張りがんばってぇ・・・・ちょぉ―――だいッ!」
ラットル「おいおい・・・まだバカなことやんなきゃいけないのぉ〜!?オイラもうやだよ〜!」
コンボイ「私がケリをつけてやるさ!ヒーローらしくな!」


メガトロンがコンボイの前に現れる。


メガトロン「アチョー!アチョチョー!」
コンボイ「伝説の種はどこだ、メガトロン!」
メガトロン「しりとりで勝てたら教えてやろう・・・オレ様から行くぞ!しりとり!」
コンボイ「りんご!」


二人は激しい戦いを繰り広げながらしりとりを続ける。


メガトロン「ゴリラ!」
コンボイ「ラッパ!」
メガトロン「パリ!」
コンボイ「リス!」
メガトロン「スイカ!」
コンボイ「乾電池!」
メガトロン「血豆!」
コンボイ「メダカ!」
メガトロン「缶・・・」
コンボイ「“ん”がついたー!私の勝ちだなメガトロン!」
メガトロン「えぇい!缶コーヒーと言おうとしたんだ!早まるなぃ!」
コンボイ「くそ・・・、ヒーロー!」
メガトロン「ロウソク!」
コンボイ「くつ!」
メガトロン「積み木!」
コンボイ「金魚!」
メガトロン「魚群探知機!」
コンボイ「金星!」
メガトロン「イカ!・・・うぅん、ダメだ!いつまでやっても勝負がつかん!早口言葉で勝負だ!」

今度は早口言葉で勝負するコンボイとメガトロン。


コンボイ「東京特許許可局!」
メガトロン「隣の客はよく柿食う客だ!」
コンボイ「坊主が屏風に坊主の絵を描いた!」
メガトロン「新人歌手による新人新春シャンソンショー!」
コンボイ「この釘は引き抜きにくい釘だ!」
メガトロン「青巻紙赤巻紙糸巻き巻きガキムゲ・・・・ああっ!くそぉ!」
コンボイ「私の勝ちだ!メガトロン!!」
メガトロン「基地に帰ったら、種を手に入れる方法を教えてやる!聞いて驚くなよ!」


サイバトロン全員が、デストロン基地前に集まる。


ラットル「『聞いて驚くな』ってなんだろ?」
コンボイ「さぁな・・・。いずれにせよ、やらねばならない!二つ目の伝説のバナナの種を手に入れなければ、
宇宙に真の平和は訪れないな・・・。」
メガトロン「『契約の書』にはこう記してある。“限りなく真実に誓い模倣をしたもの、二つ目の種を手に入れるであろう”
つまり!モノマネのうまい奴が勝ちだ!あまりにも似ていない場合は、お仕置きだぁ〜!では、始め!」


こうして、宇宙の未来を賭けた、モノマネ大会が始まった!


ウィドー「一番、ブラックウィドー!ピカチュウやるっシャ!ピィカ〜ピカチュウ〜!」
ダイノボット「惜しいねぇ!もう一息だったのにねぇ!」

インフェルノ「インフェルノ、銭形刑事やりますゴッツンコ・・・。ワシが、インターポールの銭形だ!ルパーン!」
ダイノボット「これまたおっしい、もうちょっとだったのに!」

チータス「チータスじゃん!元太やるじゃん! おい、コナン!」
メガトロン「反則!お仕置きだ!」
チータス「わぁーっ!」

クイスト「クイックストライク〜!刑事コロンボやりまぁーす! すいません、奥さん後一つだけ聞いてよござんすか?」
メガトロン「よい子の皆にはわかんねえよ!お仕置き!」
クイスト「ギッチョーン!」

ライノックス「ライノックス、ジャムおじさんダナ。新しい顔が出来たよアン・・・」
メガトロン「お仕置き!」
ライノックス「ぐおおっ!」

ワスピーター「ワスピーター、ジャイアンツの桑田投手をやるブーン。えぇ、別に調子は悪くないですけどね。」
メガトロン「お仕置き!」
ワスピーター「あぁ、やっぱりやられたぁ!」

ワスピーター「ワスピーター、サッカーの中田選手をやるブーン。えぇ、まぁまぁですね。」
ワスピーター「あぁ、やっぱりやられたぁ・・・。」

チータス「チータスじゃん!鬼塚やるじゃん! 生涯一教師!」
メガトロン「反則!」
チータス「やっちゃったー!」

ランページ「あぁ、ランページじゃい!ワシ、モノマネできんけん。パス!」

インフェルノ「ポパイ・・・やって・・・みるぞ! おぅオリーブ! ごっつんこ!」
インフェルノ「クリス・ペプラーさん! コンバンハ!クリス・ペプラーです! ぐわぁ!」
インフェルノ「小林勝也さん! コンバンハ!小林勝・・・ ごわぁ!」
インフェルノ「『料理の鉄人』のキッチンレポーターをやるゴッツンコ! えぇ・・・ えぇ、福井さん福井さん!
ただ今鉄人が、スズメの巣を用意したようです!やな感じーっ!」

ウィドー「もしもし、あたし、誰だかわかる?」
メガトロン「お?」
ウィドー「薬師丸ひろ子です・・・。」
メガトロン「こりゃどうだ!」
ダイノボット「惜しい。あと一歩だったね。」

タランス「タランスッス!やかんの湯が沸いた音!ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
うまい!ダハァ!」

デプス「デプスチャージだ。ジャイアンをやる。おいのび太〜!エェ〜イ!エッヘヘ〜イ・・・」

ランページ「パス2!」

ラットル「ラットルでーす!工藤新・・・ごっ!」

チータス「チータスじゃーん!豊臣秀吉やるじゃん! コンバンハ、豊臣秀吉デス。」


すると、メーターが満点をさした。


ダイノボット「似てるんだか似てないんだか全然わかんないのに、満点だ!」


モノマネ大会は、チータスの勝利に終わった。集結するサイバトロン戦士達。


コンボイ「終わった・・・。ようやく宇宙の未来は・・・、救われた・・・。」


再びシャトルに乗り込むサイバトロンたち。


コンボイ「これでビーストウォーズは終わりだ。とりあえずな!」
ライノックス「トランスワープ、準備完了なんダナ。」
コンボイ「よぉし、帰ろう!」


地球を離れていくサイバトロンのシャトル。


タイガ「あの〜、拙者がまだやってないでござるでしょう・・・。」


シャトル内。


ラットル「全く思っても見なかったよなぁ・・・・。あんないい加減なモノマネで、勝っちゃうなんてさァ・・・・。」
コンボイ「安心するのはまだ早いぞ。宇宙は広い。どんな敵がいるか分からん。平和を守る戦いは、まだまだ続くだろう!」


再びシャトルに拘束されるメガトロン。


メガトロン「こんなんでいいんかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」


サイバトロンのシャトルがワープして長空間へ入って行く・・・・。


(エンディング)登場キャラたちが視聴者に語りかける。


コンボイ「またいつか会おう!それまで元気で!」
チータス「ご飯残さないで食べろよー!ジャンジャーン!」
ラットル「宿題、ちゃんとやるんだよ!約束だよ!」
ライノックス「虫歯にならないよう、歯磨いてね!」
シルバーボルト「愛こそすべて!いつも心に愛を、デッス!」
ウィドー「お部屋の片付け、ちゃぁ〜んとしないとダメっシャよ。」
デプス「海を汚さないでくれよ。エ〜イ!」
タイガ「あんまり出番なかったけど、拙者のことを忘れないでね!」
メガトロン「悲しい時は、俺様を思い出して笑ってくれ!」
ワスピーター「ボクちゃんもがんばるブーン!みんなもがんばってくれ!」
インフェルノ「はい、ゴッツンコー!胸張ってゴッツンコー!!」
クイスト「元気よく遊べよ、ギッチョンチョンチョーン!」
タランス「辛い時は笑うと楽しいっスよー!」
ランページ「自分の好きなことをやればいいんじゃい!」」
ダイノボット「ま、何事も無理しないで行こうぜ!あばよーッ!」


登場キャラ達からのメッセージが終わると、コンボイが視聴者に語りかける。


コンボイ「みんな!『ビーストォーズ・メタルス』は、今日でオシマイだ! たくさんの応援、どうも有り難う!
みんなが私たちのことを忘れないでくれたら、またきっと会える!ホントだよ!それまで、元気でな!」


登場キャラ全員「バイバ―――――――イ!」


チータス「チータス、豊臣秀吉やります。 コンバンハ・・・」
ラットル「もういいって!」
チータス「ハハ・・・」


チータス「ねえ、ホントにみんなに会えるの!?ねえねえ!」
コンボイ「ああ。皆の応援しだいだ!」
チータス「おーい、みんなー!応援よろしくジャーン!」

                               (完)


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