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セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさんの最終回

9月----
新学期がはじまった この わかめ高校に
それは あまりに 突然に 何の前フリも無く やってきた

モエモエ「メソくーん!?めそーーー!」
モエモエ「あれー?メソくんは?」
マチャ彦「メソ?」
フーミン「え?さっきその辺で見かけたけど・・・」
マサル「また どっかでハクいスケのケツでも追い回しているのだー!」
モエモエ「ハクいスケって 今どき!!
     それにメソ君はでん部などおわないわー!!」
わかめ高校、セクシーコマンドー部にとってこんな事はいつもの事。
しかし、今回はいつもとちがった。
女子生徒「きゃーっ!!」
外から生徒の悲鳴と『モググーッ』というメソらしき泣き声が聞こえてくる。
女子生徒「な・・・なにこのいきものー!?」
マチャ彦「お・・・おい・・・」
モエモエ「え・・・メソ君!?」
マチャ彦「まさか あいつ でん部を・・・」
モエモエ「メソくーん!!」
部室を飛び出すセクシーコマンドー部。

モエモエ「ぎゃああああああああぁ!!!」
外にはメソによく似た謎の生物が大量にいた。なぜか強い威圧感がある。

モエモエ「変なメソ君がたっぷりいるー!!」
マチャ彦「な・・・なんだコレ・・・!?
     しかも みんな 微妙にかわいくねぇー!!」
フーミン「いつものメソ君は何処へいったんだろ?」
マチャ彦「わからん・・・
     しかし 一体どうなっているんだ!?」
慌てふためく、セクシーコマンドー部。
そこに校長の肉声のチャイムが聞こえてくる。
校長「わかめー・・・ わかめー・・・ わかめー・・・」
いつもとかわらない校長のチャイム。しかし!
校長「めだ・・・ごぅふ!!!」
ついでにスピーカーからガゴッ ゴトンといった生々しい音が聞こえてくる。

マチャ彦「な・・・何!?
     なんだ今の音!?」
マサル「まさか 校長が・・・!?」

放送室。
校長「ゴフッゴホスッ・・・
   な・・・なんじゃあ いきなり・・・
   なにものじゃあぁ・・・」
謎の男が目を光らせる。
謎の男「ヒョヒョヒョ・・・
    ワシの名は・・・ ジゴック!」


フーミン「!!」
ジゴックはマイクに向かって話し続ける。
ジゴック「暗黒先生ジゴックじゃ!」
校長「ジ・・・ジゴック・・・・・・!?
   あの たのきんの 4人目か・・・!?
   げぶぅし・・・」
マサル「校長はすっかりやられたようだ!でも仕方ないか」
ジゴック「ヒョヒョヒョ・・・聞いたかね 諸君・・・
     校長らしき男はたった今・・・ある意味死んだ!
     今日からワシが校長じゃ!
     したがって諸君らには今日から働いてもらう事になる・・・
     ワシの奴隷としてじゃがな!ヒョヒョヒョ・・・」
呆然とする生徒たち。
そこに正義の柔道着の影が現れる。
?「ふざけるなですタイ!!」
男子生徒「!」
柔道部主将「ワイは柔道部の主将ですばってん!
      お前いきなり何ば分けの分からん事をいっとるバイ!
      ワイはいつでも道着ですバイー!!」
ジゴック「ヒョヒョヒョヒョ・・・」
目を光らせるジゴックと謎の生命体1匹。
柔道部主将「なんば笑いよるタイ!!」
校舎に向かって走り出す柔道部主将。
柔道部主将「どこの馬の骨か知らんばってん 今すぐ倒しにいくタイーーー!!」
すると、謎の生命体が急にマッスルボディとなる。
柔道部主将「うわ・・・」
謎の生命体(マッスル)にぶん投げられる主将。
柔道部主将「ぎゃああああああ!!!」
柔道部主将に思い出が頭をよぎる。
主将「こら とんこつバイ・・・」
男子生徒「柔道部の主将ー!」

ジゴック「ヒョヒョヒョ・・・
     ムダな抵抗はせん事じゃ・・・
     ワシはエスパーじゃぞ!エスパー!
     ただの人間なんぞに勝ち目はないわ!!
     なぜならワシは『暗黒エスパー地獄むっちり校長ジゴック』なのじゃからなー!!
     Gは地獄のGじゃあ!!ヒョヒョヒョヒョ」
マチャ彦「くそう・・・ 何かよくわからんが・・・えらい事になったようだ!」
さっきから何かを考え込んでいたマサルがついに口を開いた。
マサル「地獄先生 ジゴック・・・!?
    そうか 思い出したぞ!」
フーミン「!?」
マサル「NHK教育テレビ『このまちだいすき』に出てくる・・・
    『シゴック先生』に名前が似ているーーーーーっ!!」
固まる一同。しかし!
マチャ彦&キャシャリン「ホントだ・・・!!」
フーミン「知ってんのーーー!?」

フーミン「そんな事いってる場合じゃないよーーー!
     何か得たいの知れないヤツに・・・
     学校が占拠されちゃったんだよーーー!?」
ジゴック「ヒョヒョヒョヒョヒョ・・・
     大人しく言う事を聞くがいい・・・
     もはや出口も完全にふせいだ!
     貴様らに ここから逃れる術は もう無い!!
     妙な考えは起こさん事じゃ・・・!
     そいつらは見た目はかわいいが・・・
     ワシの力で全て凶暴化させることもできる・・・!
     なにしろワシはエスパー(エスニックパーマ)じゃからのう!!ヒョヒョヒョ・・・」
マチャ彦「くそう・・・ どうすりゃいいんだ 俺達・・・!」
フーミン「このままじゃ あの得体の知れないやつに 得体の知れない事されちゃうよ・・・!!」
マサル「バッキャロー!!!」
マサルはマチャ彦に人差し指を向ける。
マサル「そんな事でうろたえてどうする!!マチャ彦!!
    5年も高校行ってどうする マチャ彦ーーーーー!!!」
マチャ彦「か・・・関係ない・・・!!」
マサル「相手が得たいの知れない奴だからと言ってにげるのか!?
    きさまは それでも 男かーーーーーっ!!」
マチャ彦はハッと何かに気がつく。
マチャ彦「そ・・・そうや・・・ワイは・・・ワイって男は・・・!
     そうやー! マサルはんの言う通りや!
     ラバーとは日本語でゴムの意味!つまりラバーメンとはゴム人間のことーーー!!」
マサル「みんなの友情パワーで悪魔超人のヤツらを皆殺しにしてくれようぜ!!」
セクシーコマンドー部が校舎に向かって歩き始める。
マサル「よし・・・ 行くぞ!!」
セクシーコマンドー部「ラバーメン!!(ゴム人間)」

ジゴック「むぅ・・・!?」
男子生徒「ん・・・?あれは・・・!」
セクシーコマンドー部に気づく生徒達とジゴック。
男子生徒A「あやしい!」
男子生徒B「なんて怪しいやつらだ!!」
男子生徒C「そうだ!みんな!!相手の得体の知れない奴だろうと・・・」
男子生徒D「こっちにもあやしい奴らがいるぜ!!」
男子生徒E「うむ!あやしい奴らなら得体の知れない奴にも勝てるかもしれん・・・!!」
ぼろくそに言う男子生徒たちだったが・・・
生徒達「ようし!!やろうぜ みんな!!
    オレ達の学校を得体の知れない奴らから守るんだー!!」
生徒達の心が一つになった。
ジゴック「な・・・!?ア・・・アホか 貴様ら!!わかっとるのか!?
     その かわいいのが 全部凶暴になるんじゃぞー!?
     このワシにはそんなの簡単なんじゃぞ!!」

歩みを止めない生徒達。
ジゴック「オイ!聞いとるのか!?オ・・・オイ!
     死にたくなかったら止まれぇ!!」

更に一歩一歩足を無言で前に出す生徒達。
ジゴック「お・・・おのれ こいつら・・・ このワシをみくびりおって・・・!!
     ええじゃろう!!」

ジゴック「ワシの力思い知るがいい・・・!!
     こんの虫ケラ共おおぉ!!!」
謎の生命体は、どんどんマッスルボディと化していった。
男子生徒「うげ・・・ お・・・おい・・・」
ジゴック「ふうぅぅん ぬうう ふぬうううぅ・・・」
さらに謎の生命体のマッスルボディに磨きがかかる!
ジゴック「くかぁぁぁぁ・・・ がっ・・・」

ジゴック「ビクン」

男子生徒「!?」
シウウウウという音をたてて 急にしぼみ始める謎の生命体。

校長「はっ」
校長が目を覚ます。体も起こす。
校長がジゴックをみる。そして、マイクに向かって、


校長「死にました」


マサル「・・・・・・」
フーミン「・・・・・・」


マサル「勝った・・・!」
何もしてないはずなのに血まみれのマサルは戦ったようにボロボロだった。



「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」
           完










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