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魔法先生ネギま!の最終回


明日菜「ナギ・・・まただ、また私は・・・」

ネギ「明日菜ちゃん、どうしたんですか、杖なんか持って?ナギさんは・・・」

明日菜「先に行った!」

ネギ「じゃあ、一緒にお留守番を・・・」

明日菜「ほっといて!一人で行くの!」

ネギ「でも・・・」

明日菜「私はガキんちょが大嫌いなの!」

ネギ「分かってますよ。でも明日菜ちゃんだってまだ・・・」

明日菜「だから私も嫌いなの!何も出来ないくせに周りに迷惑かけるばっかり!もう私の前に二度と顔を出さないで!」

走り去る

明日菜「だって、私と一緒に居るとみんな死んじゃうんだもん」

その頃

茶々丸「ダメです。手掛かり無しです」

刹那「お嬢様・・・」

楓「落ち着くでござるよ。向こうには龍宮殿達もいるでござるから」

刹那「しかし、待っているだけでは・・・」

エヴァが何かに気付く

エヴァ「何だ?」

刹那、楓「ん?」

エヴァ「あれは・・・」

ネギはボーっとしている

明日菜「いいから一人にしてよ!」

ネギ「本当に?明日菜さん、あの時本当にそう思ってたの?」

明日菜(元の世界)の悲しそうな顔が思い浮かぶ

ネギ「明日菜さんの本当の気持ちは・・・」

明日菜「もう私の前に二度と顔を出さないで!」

一人で走り続ける明日菜

明日菜「また、なの?」

妖怪A「おや、まだ子供が残ってました」

攻撃を無効化し別の妖怪に直撃する

妖怪A「魔法が聞かない。もしや、その杖」

妖怪B「いや、これはマジックキャンセルですね」

妖怪A「おお、魔将軍がかけたという10年の契約」

妖怪B「ああ、魔法が効かなくても問題無い。終わりです、人間!」

明日菜「いいよね、もう。私と一緒に居るとみんな不幸になるもの」

ネギ「フランス・バリエス・アエリアリェス!」

突然風が吹く

ネギ「明日菜ちゃん!」

ネギが助けに来た

ネギ「もう大丈夫ですよ、明日菜ちゃん」

明日菜「どうして・・・」

ネギ「僕はまた本当のことを聞きそびれところでした」

明日菜「え?」

ネギ「聞こえたんです。明日菜ちゃんの本当の声。「助けて」って」

明日菜「え?」

ネギ「「一人ぼっちは嫌だ」って。いいんですよ。辛い時は人を頼っても」

明日菜「でも・・・」

ネギ「泣きたい時に泣かないと笑えなくなっちゃいますよ」

と、そこにさよが現れる

さよ「ネギ先生!」

ネギ「あ、相坂さん!何でここに?」

さよ「そこにみなさんも」

全員揃っていた

ネギ「みなさん、どうしてここに?」

エヴァは怒り気味に

エヴァ「お前と超のタイムマシンに巻き込まれたんだよ!このーっ!」

まき絵「聞いたよ、ネギ君。魔法使いなんだって?」

ネギ「えーっ!」

エヴァ「フン」

千鶴「誰、この子?」

裕奈「ひょっとしてネギ君のガールフレンド?」

カモ「やるっすね兄貴も」

ネギ「違うよ、カモ君。この子は・・・」

朝倉が明日菜だと気付く

朝倉「明日菜?」

ハルナ「え?」

史伽「そういえば・・・」

風香「明日菜だ!」

楓「確かに明日菜殿でござるな」

亜子「かわいい」

明日菜「みんな、私のこと知ってるの?」

ネギ「知ってますよ、みんな」

楓「ネギ坊主、再会を喜んでる場合ではないようでござるな」

刹那「まずは、あいつらを何とかしなければ・・・」

ネギ「大丈夫、絶対に守ってあげるから」

茶々丸「戦アクティブレーザー砲、発射!」

エヴァ「数が多すぎる!新月でなければこんな奴ら・・・」

刹那はてこずった上に刀を奪われる

刹那「よくも、夕凪を・・・」

妖怪A「へへへ、自らの剣であの世に行きなさい」

刹那「くそっ!」

木乃香が前に出てくる

刹那「お嬢様!」

木乃香「守られてるだけなんて嫌や!ウチかてせっちゃんを守るんや!」

妖怪A「だったら二人まとめて・・・」

龍宮が助けに来た

龍宮「一人で行くなといったのに、困ったお嬢様だ」

古「またまた強そうなのがいっぱいいるネ」

龍宮「行くぞ!」

古「はいな!馬蹄崩拳!」

龍宮が妖怪を銃で撃つ

刹那「龍宮・・・」

龍宮「学園長先生が言っていた。桜咲刹那より優れたものは大勢いた。それでも木乃香の護衛に抜擢されたのは体だけでなく心も守れると判断されたからだとな」

刹那「お嬢様のこころ・・・」

木乃香「クスッ」

カモ「兄貴!全員揃ったみてえだぜ」

ネギ「よし。マギエス・アルティス・ヴェルディ・ヴェルデンティ!」

明日菜「何なの、これ?」

カモ「風の障壁っすよ」

ネギ「ただし、2、3分しかもちません。その間に何か作戦を考えないと」

のどか「作戦ならあります」

ネギ「宮崎さん?」

のどか「カモさん、お願いします」

カモ「合点だぜ、嬢ちゃん!」

ネギ「カモ君、何する気?」

のどか「ネギ先生、仮契約(パクティオ)をしてください」

カモの書いた魔法陣の中に入ってネギにキスした

カモ「よっしゃー!仮契約(パクティオ)!」

のどか「夕映、今ならはっきり言えるよ。私は本当にネギ先生のことが好きなの」

夕映「のどか・・・」

のどか「でも。恋のライバルは夕映でよかった」

夕映「え?」

のどか「だって、私が負けても喜べるでしょ・・・ごめんね、夕映」

夕映「すぐに謝るのはのどかの悪い癖ですこういう時は」

のどかの手を取り

夕映「ありがとうです、のどか」

のどか「うん、ありがとう、夕映」

カモ「見詰め合ってる場合じゃないっすよ、お嬢さん方!戦力は多いに越したことは無いっす」

のどか「うん!」

夕映は覚悟を決める

夕映「ネギ先生、失礼します!」

カモ「よっしゃー!仮契約(パクティオ)!」

風香、史伽「よーし、私達も!」

まき絵「ネギ君!」

楓「大人しくするでござるよ、ネギ坊主!」

あやか「私が、私が先ですわ!」

カモ「OK!まとめて仮契約(パクティオ)!」

全員ネギと仮契約した

朝倉はスパイ衛星を飛ばし

朝倉「敵戦力3000、距離20〜180。11時の方向に63%集中。風力限界点まであと5、4、3、2、1、0」

龍宮「フン」

正確に狙撃する

妖怪B「一体どうやって狙ったのだ?」

障壁がやみ、全員戦闘モードに入っていた

あやか「それではみなさん、行きますわよ!」

一同「おう!」

古「はいっ!アイヤー!」

持ってるトンファーを使って攻撃していた

まき絵「負けないよ!」

リボンを鞭のように使って攻撃した

風香、史伽「鳴滝忍法、分身の術!」

分身して、妖怪にまとわりついてくすぐりまわした

美空「神のお怒りです!」

すると、雷が落ちる

アキラ「アクアスプラッシュ!」

高圧の水を撃ちだす

葉加瀬「近づくと痛いですよ!」

葉加瀬は巨大なロボットアームを構える

葉加瀬「プラズマパンチ!」

木乃香は扇を構え、刹那は刀を伸ばす

千雨「今日もちうは綺麗だっぴょー」

眼鏡を杖に替え攻撃する

明日菜「何なの、あんた達?」

ネギ「みんな、明日菜さんのクラスメイトですよ」

明日菜「クラスメイト?」

ネギ「はい!あっ、か、囲まれてる!」

あやか「ネギ先生!」

ネギ「委員長さん!」

あやか「ネギ先生とその他1名に手を出す者は2−Aクラスメイツが許しませんことよ!」

助けに来たのはザジだった

ネギ、明日菜、あやか「え?」

ザジ「ようこそ、私のステージへ・・・はい!」

一瞬で片をつける

ネギ、明日菜、あやか「凄い・・・」

ザジ「応援ありがとう。アンコールはいかが?」

妖怪達「おかわり!」

五月「はーい、いっぱい召し上がれ」

妖怪C「ご馳走様」

食べた後で昇天した

五月「毎度ありがとうございました」

妖怪D「何だ?こんなところに」

妖怪E「食事だ、食事だ」

五月「団体さん?間に合わないかも」

柿崎、釘宮、桜子「フレ、フレ、五月!」

桜子「GO、ファイト!」

柿崎「GO」

釘宮「GOイエー」

柿崎、釘宮、桜子「スピードアップ!」

五月はスピードアップして妖怪を全員昇天させた

妖怪達「ご馳走様」

五月「あ、ありがとうございました」

ハルナ「出来た!」

一人の男の子を描き、召喚した

男の子「来たな、化け物!和泉君、パンチ!」

ハルナ「やった、さすが和泉君」

夕映「何ですか、その和泉君とは?」

ハルナ「彼は、普段は男子校の高校生で実は某国の王子様。誘い受けで超能力者で・・・」

夕映「何ですか、その有り得ない設定は」

のどか「大変!あの人達、大砲を準備してる!」

夕映「任せるです!サギタ・マギカ・ウナ・フルグノリース!」

目標地点に雷を落とす

さよは火の玉を投げるが

さよ「やっぱり運動不足ですね」

エヴァ「無理をするな」

さよ「エヴァさん」

エヴァ「今のあいつらだけで正規の魔法大隊の2個分くらいの力はある」

二人は黒幕に気付く

エヴァ「何だ、あれは?」

さよ「もの凄い殺気を感じます」

さよ、エヴァ「うわっ!」

ネギ「あっ!」

ハルナ「でかい!」

柿崎「どうすんのよ?」

裕奈「私達に任せて!」

柿崎、ハルナ「え?」

裕奈「亜子!」

亜子「うん!」

裕奈「ダンクシュート!」

頂上に乗り込み

亜子「お注射しちゃうで!」

片腕を粉砕するが反対側の手に襲われる

裕奈、亜子「キャーッ!」

まき絵「裕奈!」

アキラ「亜子!」

茶々丸が待ち構えていた

茶々丸「ターゲット、ロックオン!全弾発射!」

葉加瀬「やった!」

亜子「うわーっ」

落ちてくる裕奈をチアの3人がキャッチするが

裕奈「あれ、亜子は?」

釘宮「あそこに」

さっきハルナが描いた男の子が抱いていた。さらに亜子は赤い顔をしている

裕奈、柿崎、釘宮、桜子「おい、おい」

ハルナ「てへ」

超「さあ、あと何匹かかって来るネ?」

突然消える

楓「あれは?」

超「やっぱりあのでかいのが親玉ネ!」

撃ち落したはずの腕を再生する

明日菜「キャーッ!」

ネギ「明日菜ちゃん!」

千鶴「星よ、明日菜を守って!」

ネギ「明日菜ちゃん!」

ライダー「ネギ先生、乗って」

ネギ「どなたですか?」

ライダー「あるときは女子レーサー、またあるときは演劇部員。しかしてその実体は・・・」

正体は夏美だった

ネギ「夏美さん!免許なしで大丈夫なんですか?」

夏美「だってこれ、本物じゃないもん」

ネギを乗せバイクのエンジンを吹かして高く飛ぶ

夏美「行くよ!ネギ先生、あれ!」

ネギは飛び移る直前まで呪文を詠唱し始める

ネギ「マギス・プルテム・コンピレス・ノクテム・イケアワヌ・エス!イケイクム・エダスト・グラティオ・アルディカン!」

親玉「フッフッフ」

ネギ「マジックキャンセル?」

親玉「フッフッフ、ハハハハ。こんないい盾になるとは。どうします?もう魔法は通じませんよ」

美空「卑怯者!神は許しませんよ!」

まき絵「ねえ、茶々丸のミサイルなら効くんじゃないの?」

葉加瀬「ダメです!明日菜さんを巻き込んでしまいます」

ネギは何かを思いつく

ネギ「ル・ピカトゥ・リウム・ルチェ!」

親玉「ほう、魔族を浄化する光ですか。しかし、今の私には効きませんよ」

明日菜がネギの杖を持ち

親玉「これは!やめろ!私を浄化したところで契約が全て無効になるわけではないのだぞ!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ネギ「明日菜ちゃん、明日菜ちゃん」

明日菜「え?」

ネギ「大丈夫?」

木乃香「怖なかったか?」

明日菜「え?」

あやか「もう安心ですわ」

周りにどんどん仲間が増えてくる

明日菜「うん」

ネギ「もう帰る時間なんだ」

今度はいなくなっていく

明日菜「待って、一人にしないで!もう一人ぼっちは嫌なの!」

木乃香「大丈夫、一人やないえ」

あやか「切っても切れませんわ。あなたとの腐れ縁は」

ネギ「すぐに会えますよ。必ず、また」

元の世界に戻る

柿崎「ハッピーバースディ、神楽坂明日菜〜♪」

ネギ「確か前にも・・・」

朝倉「はい、14歳の誕生日おめでとうございます」

茶々丸「マスター、これは?」

エヴァ「時間が巻き戻ったようだな。タイムパラドックスは最低限で収まっているようだな」

茶々丸「どうやら、記憶が残っているのは私達だけのようですね」

エヴァ「この先、未来がどう変化していくかはあの女次第だ、神楽坂明日菜」

明日菜「えっと、私・・・みんなに、なんて言うか・・・ハッ!」

ネギ「いいんですよ。辛い時は人を頼っても」

木乃香「大丈夫、一人やないえ」

あやか「切っても切れませんわ、あなたとの腐れ縁は」

ネギ「泣きたいときに泣かないと笑えなくなっちゃいますよ」

明日菜「助けて、私、離れたくない。まだ、死にたくないよ。助けて、みんな助けて」

あやかはどういうことなのかを理解する

木乃香「どうしたん、明日菜?」

のどか「明日菜さん、話してください」

まき絵「大丈夫?」

夕映「明日菜さん」

エヴァ「やれやれ、たった一言言うのに随分と手間をかけさせたものだ。上出来だよ、坊や」

しずな先生「もう大丈夫ですね、神楽坂さん」

高畑先生「ネギ君とクラスのみんなのおかげだよ」

学園長「いいクラスになったのう。2年A組は」

世界樹の前に大きな機械が据わっていた

明日菜「本当にこれで魔族との契約の全てが無しになるの?」

エヴァ「ああ、悪いおみくじを境内に結んだりするだろう。大雑把に言えば、あれと同じだ」

明日菜「本当に?」

エヴァ「何だ、その疑いの目は!」

茶々丸「これも偏に超さん達の科学力のおかげですね」

エヴァ「ま、過去の要因を半分に出来た功績は認めるが、まず第一に私の力なくして・・・」

ネギ「もちろんですよ!2‐Aのみんなで明日菜さんの契約を解くんです」

エヴァ「フッ、そうだな」

葉加瀬「よかったの、超?このシステム教えちゃって」

超「どうせ、この時代の人間には分かりっこないネ」

さよ「みなさん来ました」

全員集まる手を繋いで大きな輪を作る

エヴァ「準備はいいぞ」

葉加瀬「では、みなさん行きますよ!」

超「スイッチオン」

世界樹に光が灯った

そして光が消え悪魔の契約は消え去った

ネギ「ねえ、明日菜さん」

明日菜「ん?」

ネギ「僕、いい先生になれるかな?」

明日菜はネギの手を取り

明日菜「諦めなければね」

              Non mihi,
                  non tibi,
                     sed nobis

                                       XXVI   

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