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先週の粗筋
ナレーター「遂に最終決戦の火蓋が切って落とされた。地上界に降臨したン・マが最後の希望、魁たち5人を連れて行った
のは―――!!」
ン・マの触手に絡め取られるマジレンジャー。
そしてン・マは時間を食べてしまう。それと同時に地球の回転が止まる。
そして5人が飛ばされた所は荒廃する未来の地球だった。
ン・マ「ここがお前達の未来の地上の姿だ。闇に浄化した世界、お前達の魂を食らい私が満ち足りた時
絶対支配は完成する――。」
レッド「ン・マの支配する世界なんて…。俺たちはそれを防ぐために戦ってきたのに・・・、
俺たちのやって来たことは無駄だったのかよ!!」
ン・マ「無駄ではない。私を楽しませてくれるならば・・・・・・!!」
ン・マは光線を放つ。
5人「マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン!!」5人は同時にマジレジェンドに合体。
ほくそ笑むン・マに対峙するマジレジェンド。
レッド「父さん!俺、どうすりゃいいんだよ・・・!!」

                Final Stage 伝説への帰還 〜マージ・マジ・マジェンド〜

レッド「こうなったら、とことんやるしかねえ!!ハッ!!」
5人「スクリューカリバー・ファイヤートルネード!!」
マジレジェンドはファイヤートルネードを放つが、ン・マはすかさずこれを吸収してしまう。
グリーン「俺たちの魔法が・・・、効かない!?」
イエロー「時間だけじゃねぇ!こいつ魔法まで食っちまうのか!!」
レッド「俺たちの勇気も、ン・マには通用しないってことなのか・・・」
絶望する5人に追い打ちをかけるかの如く、ン・マからの触手がスクリューカリバーを切断!!
そしてン・マは攻勢を強める。
5人「だぁぁぁぁぁぁっ!!」
遂にマジレジェンドは倒れてしまう。
ン・マの触手が槍のようになってマジレジェンドを突き刺す。
5人「わあぁぁぁぁぁぁっ!!」
ン・マ「お前達の絶望が私の心を擽る。お前達の魂が恐怖と苦しみで彩られた時、それは最も美々なる贄となる・・・!!」
と同時に足で踏みつけ、頭部を打ち付ける。
グリーン「一度も反撃できない!!」
ピンク「悔しい!悔しいよお母さん!!」
ブルー「何も出来ない・・・」
イエロー「勝てる気がしねぇ・・・」
レッド「父さん・・・」
次々と弱音を吐く5人。
さらに追い打ちをかけるかの如く、ン・マは口を開き、勇気の証であるレジェンドパワーを吸収し始める。
そのため次々とスーツが通常に戻り、頭部だけ変身が解けてしまう。
芳香「魔法力がどんどん吸い取られてく・・・」
麗「体から力が抜けて・・・」
蒔人「どういうことだ・・・・・・!?」
翼「勇気まで吸い取られてゆくみたいだ・・・」
魁「うっ、うぅぅぅぅっっっっ・・・!!!」
ン・マ「歌え!踊れ!最後の贄よ・・・!!私の目を極上の味で満たせ!!」
そしてマジレジェンドは吹き飛ばされ、合体が解けてしまう。
5人は立ち上がるも、ン・マの光線でさらに吹き飛ぶ。
蒔人「芳香!みんな・・・!!」
蒔人の声で立ち上がった4人は一時撤退する。
しかも全員頭部だけ変身が解けたまま…。

蒔人「ここまで・・・か―――!!」
芳香「もう1回、みんなでご飯食べたかったな・・・」
麗「もう1度・・・・・・会いたかった・・・」
翼「おい、あの時最後に父さんと何してたんだ?」
魁「最後・・・?」
魁は父・勇と武術の稽古をしたことを思い出す。

回想。
ブレイジェル(=勇)「父親として戦士として、お前にこのフェイタル・ブレイドを伝授する!!」

魁「ああ、フェイタル・ブレイドの構えを教えてもらったんだ。勇気の究極の境地に達すれば、奇跡を呼べるはずだって。ン・マには、その父さんも敵わなかったなんて・・・!!」
絶望の顔を浮かべる魁。
蒔人「魁。父さんは自分だけじゃない、お前のことも信じてたんじゃないのか?」
魁「えっ?」
蒔人「魁なら奇跡を呼べるって思ってたんだ。だからその構えを教えたんじゃないのか?」
魁「けど、奇跡なんかそう簡単に・・・」
芳香「魁ちゃん!あれ見て!」
芳香に指を指されて魁が見た先には、小さな花が咲いていた・・・。
魁「花が咲いてる・・・。」
芳香「ン・マの支配するこんな世界でも、闇の力に負けずに命が育ってるんだよ。可能性は作るもの。作れるもの。
だったら、奇跡だって起こせるよ!!さあ、奇跡を起こそうよ!!」
芳香の言葉に促された魁。蒔人、翼、麗も肯く。
そして魁にも勇気によって僅かだが奮い立った顔が戻った。
そこへ花を踏みつけン・マが来る。
ン・マ「奇跡は起こらん・・・」
ン・マはすかさず左手からビームを放つ。
蒔人、芳香、麗、翼「ジンガ・マジュナ!!」
4人はすかさずマジカル・カーテンでこれを防ぐ。
麗「魁、私達もあなたに託す。お父さんに出来なかったことをあなたがやるのよ!!」
魁「俺が・・・やる・・・。」
麗「大丈夫!魁なら出来るよ!」
翼「魁!俺達約束したよな?必ずみんなで、みんな揃って家に帰るって・・・。頼んだぜ、弟!」
魁「チイ兄・・・。」
翼が、麗が、芳香が、蒔人が全てを魁の頑張りに託したのだ。
魁「兄ちゃん姉ちゃんが、俺の事を信じてくれてる・・・!!」
ン・マは右手からもビームを放つ。
マジカルカーテンはその攻撃に耐えきれず遂に破られ、4人は完全に変身が解けてしまう。
魁「兄ちゃん姉ちゃん!!」
ン・マ「フ、機は熟した。食らうとしよう。」
歩みを進めるン・マ。魁も絶望するが、その時咄嗟に父・勇の言葉を思い出す。
勇「お前はお前の勇気を見つけろ。その時、お前は本当に強くなれる!!」
その時、魁は目覚めた。そして4人の前に立つ。
ン・マ「貴様から食われたいか。」
右手にマジスティックソード、左手にダイヤルロッド。それはまさにフェイタル・ブレイドの構えだった。
それを倒れたままの4人兄弟が見ている。
魁「分かった、分かったよ父さん!俺の勇気が何なのか!!勇気が何のためにあるのか!!!」
魁の頭部に自然に頭部が装着され、フェニックスが飛び立ち炎のフィールドが形成。
ン・マ「魔法使いめ、この空間もろとも食らい尽くすまでだ!!」と、触手で攻撃する。
魁「俺の勇気は未来を掴むためにある!自分で自分の未来を手に入れる!!そう願って前に進むことが勇気なんだ!!!」
触手を次々と切り刻み猛攻を仕掛ける。
そして遂にダイヤルロッドがン・マの頭部に炸裂!!
ン・マ「うおおおっ!!」
魁「マジーネ・ルルド!お前の食った時間を吐き出せ!!」
マジスティックソードがン・マの体を突き刺した時、体から火花が飛び散り飲み込んだ時間が戻り始める。
レッド「兄ちゃん姉ちゃん、手を!時間が戻る!!」
蒔人達はすかさず駆け寄り、レッドの手を握る。
ン・マとマジレンジャー5人の間の時間が少しずつ戻りだし、完全に時間が吐き出された。
ン・マ「おのれ!ぐおっ!!」
魁も完全に変身が解け、5人は手を繋いでいる。
翼「ここは・・・間違いない。俺たちの世界だ。」
麗「あたし達、戻ってこれたのね。」
その時腹に傷を受けたン・マが!!
ン・マ「うぬうっ、絶対神に抗うとは!最大の冒涜と知れ!」と、触手で攻撃する。

〜CM後〜
ン・マが触手を伸ばすが、なぜか金色になって消滅。
ン・マ「こ、これは!?」
魔法陣からリン(=天空聖者ルナジェル)とスノウジェルが現れる。
リン(=天空聖者ルナジェル)「それは、マジエルのハローミラージュの効果。」
魁「リン!スノウジェル!」
ン・マ「マジエルだと!?天空大聖者なら倒したはず!!」
スノウジェル「マジエルはやられてはおらん。無事じゃ。ン・マの一撃を食らう寸前、自らに粒子化の魔法をかけたのじゃ。」

回想。天空聖界マジトピア・天空大神殿。
ン・マがマジエルに一撃を浴びせる。その瞬間あたかも食らったように見せかけ自らを粒子化させた。
天空大聖者マジエル「ルジュラ!」

スノウジェル「そなた達の父がかつて母にしたようにな。今頃は魂の花園で体を再生させておる頃じゃろう。」

マルデヨーナ世界・魂の花園。
マジエルが粒子化から再生する。
マジエル「私を誰と心得る!?天空大聖者にはこれしき、当たり前じゃ。」

リン「マジエルがご無事ならマジトピアは、元に戻れる・・・!!」
ン・マ「おのれぇ!こうなればインフェルシアに戻り、我が力を満たし直す!!」
深雪「インフェルシアには、あなたの帰る場所などない!!」
ン・マがインフェルシアに戻ろうとしたその時、深雪が現れる。
5人「お母さん!!」
ン・マ「どういう事だ!?」
スフィンクス「もはやインフェルシアはン・マ、あなたの支配が及ぶ所ではないと言うことです。」
続けて冥府神スフィンクスも現れる。
ン・マ「スフィンクス!何故貴様が!!ダゴンは!?」
スフィンクス「ダゴンは滅びました。」
ン・マ「何!?」
スフィンクス「己の弱さにより・・・」

回想。インフェルシア・冥府神殿。
そこには深雪が連れて行かれていた。
ダゴン「お前には、ここでこれより絶対神ン・マがもたらすインフェルシアのあるべき姿を見せてやる。」
そこへ、足音が大きくなる。
深雪「あなたは!?」
現れたのは、バンキュリアの力で甦ったスフィンクスだった―――。
ダゴン「スフィンクス!!貴様生きていたのか!?」
スフィンクス「バンキュリアの不死身の力によって助けられたのです。」
バンキュリア「ダゴン様。私はスフィンクス様にお仕えします!!」
ダゴン「妖幻密使!貴様!!」
スフィンクス「私達は実に多くの大切なものを失ってきました。失い、奪うのはもういいでしょう。
私は勇気と言うものを知った、地上の者達と一緒に。ダゴン、あなたも一緒に・・・。」
ダゴン「まだそのような戯言を。永久の闇、完全なる恐怖!!俺が求めるのはそれだけだ!!」
と、ダゴンは粛正の矛を振り下ろす。
しかし、スフィンクスのウィズダムカノンが炸裂!!
衝撃を受けるバンキュリアと深雪。
ダゴン「スッ、スフィンクス―――!!」
スフィンクス「ダゴン・・・」
致命傷を負い、後ずさりするダゴン。
ダゴン「闇の力は、絶対ではないのかっ―――おっ俺はぁ――――!!!」
大爆発。ダゴンは滅んだのであった・・・・・・。

これにン・マは衝撃を受けた。
スフィンクス「インフェルシアは、あなたが望む闇の世界ではありません。」
バンキュリア「私たちが変えて見せます!!」
ン・マ「バカな!?」
すかさずスフィンクスがウィズダムカノンを構えクローズレンジ・バーストを一撃!!
ン・マが吹っ飛ばされる。
スフィンクス「妖幻密使!!」
バンキュリア「ハッ!」
スフィンクス「あの2人を・・・」
スフィンクスはバンキュリアにサンジェルとブレイジェルを復活させることを命じた。
バンキュリア「お任せ下さい・・・」
バンキュリアはナイ・メアの姿になると不死身の力の一部を2人に与える。
これにより、2人の体が輝き出す。
ナイ「私たち、クイーンヴァンパイアの・・・」
メア「不死身の力のお裾分け!!」
感激した芳香が2人に抱きつく。
芳香「ありがとう、ナイメア!!」
ナイ「アンタ達が・・・」
メア「そうさせたんだよ!!」
やがて、力を与えられヒカル(=天空聖者サンジェル)が目を覚ます。
ヒカル「ここは・・・地上界・・・」
麗「ヒカル先生!!」
ヒカル「麗!」
ヒカルに抱きつく麗。そして傍らからスモーキーが現れる。
スモーキー「だから約束しただろ、オイラが麗を守るってぇ。」
麗「スモーキー!無事だったのね。怪我は?」
スモーキー「こんニャのかすり傷ニャー。インフェルシアをやっつけるっていうおまえらの願いをかニャえるんだか
ら気にしてらんニャいぜぇ!」と言ってドンと胸を叩くが、苦しみ咳き込んでしまう。
思わず笑みを浮かべるヒカルと麗。
勇(=天空聖者ブレイジェル)「魁。見つけたようだな、お前の勇気を。」
魁は力強く頷く。
魁「俺の勇気は、この手で未来をつかみ取る意志。勇気がある限り、可能性は無限に広がるんだ。」
頷く勇。笑顔を見せる4人の兄妹。そして深雪やリン、スノウジェル、ナイ、メア、スフィンクスも笑顔になる。
とそこへ地響きと同時に、巨大化したン・マが現れる!!
ン・マ「真の闇の力を味合わせてくれる!叫び、苦しみ、恐れるがいい!!」
ン・マの出現に動揺する勇。そこへマジエルからの声が届く。
マジエル「ブレイジェルよ!お前達家族の心を1つにして、ン・マにぶつけるのじゃ!!」
それに答え、並び立つ8人の家族。
魁「俺たちの絆を、俺たちの勇気を、ン・マに見せてやる!」
マージフォンを開き、106を入力。
5人兄妹、深雪「天空聖者よ、我らに魔法の力を!魔法変身!マージ・マジ・マジーロ!」
呪文の声「マージ・マジ・マジーロ!!」8人が変身する。
ウルザードファイヤー「猛る烈火のエレメント!天空勇者、ウルザードファイヤー!」
マジシャイン「輝く太陽のエレメント!天空勇者、マジシャイン!」
マジマザー「煌めく氷のエレメント!白の魔法使い、マジマザー!」
マジグリーン「唸る大地のエレメント!緑の魔法使い、マジグリーン!」
マジピンク「吹き抜く風のエレメント!桃色の魔法使い、マジピンク!」
マジブルー「たゆたう水のエレメント!青の魔法使い、マジブルー!」
マジイエロー「走る雷のエレメント!黄色の魔法使い、マジイエロー!」
マジレッド「燃える炎のエレメント!赤の魔法使い、マジレッド!」
8人「勇気と絆が未来を開く!我ら、魔法家族!!魔法戦隊マジレンジャー!!」
ン・マ「勇気など、絶対神の前には無力だ!」
と、目から光線を放つ。
8人「ジンガ・ゴル・マジュナ!!」
光線が弾かれ、周辺が爆発する。
ン・マ「何っ!?」
レッド「行くぜみんな!これが俺たち最後の、最強最大の魔法だ!」
7人「おぅ!」
8人「マージ・マジ・マジェンド!」
ン・マが大口を開き、吸収する。
ン・マ「魔法であろうと何であろうと食らい尽くすのみ。ん!?な、何だ・・・!?この私が食らい尽くせぬとは!!
なんだこの光は!!何なのだ、魔法とはぁぁぁ!!」
ウルザードファイヤー「教えてやろう!魔法、それは」
7人「聖なる力!!」
マジシャイン「魔法、それは」
7人「未知への冒険!!」
マジマザー「魔法、そしてそれは」
7人「勇気の証!!」
レッド「溢れる勇気がある限り、魔法は無限!いくら食われようと決して尽きることは無いんだ!」
ン・マ「そんな筈が!私に食らいきれぬものなど無い!」
ン・マの体が徐々に膨れ始める。
8人は一斉に飛び上がりつつ、攻撃を続ける。
それらを目の当たりにした人々が野次馬的に見ている。
人々「なんだあれ」「おいあの人達って・・・」
「あの例の有り明けの月の!」「5人の魔法使いだ」
彼らの中には魁の思い人、山崎由佳の姿もあった。
由佳「小津君、頑張って。」
レッド「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ン・マ「これが満たされると言うことか・・・満ちて行く・・・満ちて行くぞぉぉぉぉっ・・・・・・があぁぁっ―――!!」
ン・マの体の所々が膨らみやがて―――大爆発。

ン・マの野望は完全に潰え去った・・・。

8人「チェックメイト!!」
由佳「やったね、小津くん。」
そこへ光の粒が降り注ぐ。
リン、スノウジェル、ナイ、メア、スフィンクスも光の粒に感激する。
スノウジェル「おぉ、美しい光景じゃ。この年になってこれほど心を動かされようとは・・・。」
光の粒を手に取るリン。
リン「なんて暖かい・・・」
ナイ「きれい・・・」
メア「きれい・・・」
スフィンクス「インフェルシアは変われる。この光を見失わない限り・・・・・・」
この勇気の光は天空聖界マジトピアやインフェルシアにも降り注いでいる。
マジエル「家族の愛が3つの世界に降り注いでおる。これは、生きとし生けるものすべてが家族であるという、
魔法のメッセージじゃ。」

とある海岸。
戦い終えた8人が海岸に立っている。
勇「終わったんだな・・・・・・」
蒔人「違うよ父さん。いま始まったんだ。」
深雪「始まり?」
蒔人「そう。新しい世界、新しい時代が始まったんだ。」
芳香「そう。それを作っていくのは、私たちよ。」
麗「新しい世界。」
翼「新しい時代。」
魁「俺たちが・・・、いや、みんなが未来を作っていく。」
5人が手を繋ぐ。この視線は未来を見据えている・・・。
深雪「あの子達、この1年で本当に逞しくなったわ。」
ヒカル「はい。父を越える強さと、母を越える優しさを身につけました。」
勇「ああ。あの子達こそ新しい伝説そのものだ。」
翼が体の伸びをする。
翼「さぁ、家に帰ろうぜ。」
4人「よし!家族全員で!!」
こうして魁達は小津家に帰っていった――――。

1年後。
小津家リビング。
勇、ヒカル、麗、深雪が食卓を囲んでいる。そこへ蒔人と芳香が皿を携えてやって来る。
蒔人「ジャッジャーン!アニキサラダ!メモリアルデー・スーパースペシャル!」
芳香「こっちは芳香ちゃん卵焼きぃ!スーパースペシャル・デラックスよ!いっぱい食べてね!お父さん!」
勇「ありがとう!ふっふっふっ・・・」
ヒカル「麗、バターは足りてる?パンは?」
麗「大丈夫!十分よ!」
深雪「どう麗、マジトピアでの暮らしには慣れた?」頷く麗。
スモーキー「姑マジエルと小姑ルナジェルにイジメられてるんだニャー。」
麗「でたらめ言わないの!ちゃーんとよくしてもらってるわ。」
勇「そうか。よかった。」
談笑する一同。そこへ翼がトレーニングを終えて帰って来る。
蒔人「遅いぞ、翼。」
芳香「先食べちゃってるよ。」
翼「ああ。来週試合だからつい熱が入っちゃってさぁ・・・。」
深雪は1つ空いた魁の席を見ている―――。
翼「ン?あいつは?あいつも今日戻ってくるんじゃなかったのか?」
深雪「そうなのよ。」
マンドラ坊や「電話してみたらでござりますですか?」
深雪「そうね。」
とシルバーマージフォンを手に電話する。

相手は、ナイとメア。
ナイ「魁っち?とっくに帰ったよ。」
メア「帰ったよ。」
2人で笑うナイメア。

翼「あいつ何道草食ってんだよ。」
芳香「地上界とインフェルシアを繋ぐ親善大使になるんだーって。」
蒔人「インフェルシアに行ったはいいが、何をやってるんだか・・・。」

相手がナイメアからスフィンクスに変わる。
スフィンクス「それは問題ない。よくやってくれている。」
後では、ゾビル達が働いている。
インフェルシアを変えるために―――。

ヒカル「さすが僕の生徒。」
麗「さすが私の弟。」
勇は頷く。深雪もマージフォンを閉じる。
マンドラ坊や「でもホント遅いでござりますです。あっ!」
玄関のドアが開き、走ってくる足音がする。
ドアが開き、入ってきたのは――――魁だった。
魁「ただいま。」

玄関前。家族の写真を撮るため、小津家全員が集まっている。
カメラをセットするのはスモーキー。
芳香がマンドラ坊やを抱えて早くも決めポーズをしている。
スモーキー「いいかニャー。じゃ、いい顔するニャー、いい顔。オッケー、ポチッとニャ。」
スモーキーが写りを確認。他のみんなに急かされ、フレームに収まる。
魁「これからもマジに決めるぜ!」
8人「マジレンジャー!!」

魔法戦隊マジレンジャー END

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