戻る TOPへ

名探偵コナン 天空の難破船のエンディング
 

コナンの活躍で事件は解決し、一件落着。

一方、キッドは『天空の貴婦人(レディース・スカイ)』を手に入れ、眺めていた。

キッド「透けるわけねぇか……」

「新一!」

蘭がやってくる。

蘭「ねぇ新一……」

キッド「(やべぇ…… そういやそんなこと……)よう蘭…… 今日はなかなか刺激的な1日だったな……」

蘭「新一!」

蘭はキッドの背中に飛び込む。

蘭「自首して新一! やっぱり泥棒は泥棒。よくないよ! お願い新一……」

キッド「……わかった……」

蘭「それじゃ……」

キッド「俺が一番欲しかったお宝を、おめぇがくれたら、警察に出頭してやるよ」

蘭「え? でも私、何も持ってない……」

キッド「しーっ。それは勿論……」

キッドは優しく蘭の顔に触れる。

蘭「え? あ。ちょ、ちょ……」

キッドと蘭の唇が接近。

しかし、蘭はなぜか引き下がる。

蘭「あなた、新一じゃないわね?」

キッド「え?」

コナンと園子がエレベーターで上がってくる。

蘭「コナン君!」

コナン「キッド、てめぇ……」

キッド「そう…… 私は探偵でなく泥棒……」

キッドが蘭の手の甲にキス。

キッド「泥棒は盗むのが趣味…… たとえそれが、人の心でもね」

蘭「え?」

コナンは走るが、キッドはワイヤーで上に上り、ハンググライダーで飛び去る。

園子「キッド様…… 素敵!」

蘭「あんなことされた後で言われてもねぇ……」

園子「え?」

コナン「え? あんなことって?」

蘭「あっ、『天空の貴婦人』! キッド、返してったのね?」

コナン「ねぇねぇ…… キッドに何されたの?」

蘭「だから、新一がやらないようなことよ……」

蘭の言う「あんなこと」とは、尻に触れることである。

コナン「え? 何で!? 何で新一兄ちゃんならやらないの? どうしてそう思うの!?」

蘭「だからそれは……」

蘭が目にしたのは「SHINICHI LOVE」と書かれたコナンの絆創膏だった。

蘭「す、好きだからじゃないのよ。勘違いしないでね!」

園子「何が?」

蘭はその場を去る。

コナン「ちょ、ちょっと蘭姉ちゃん!」

コナン.新一(おいおい…… 何なんだよ? あんなことって……)
 

(終)
inserted by FC2 system