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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者のエンディング
 

コナンは増強シューズで風戸を倒すが、風戸が目を覚まし、コナンにナイフで襲い掛かる。

だが、記憶を取り戻した蘭が風戸に空手でKOを決める。それを見たコナンは唖然とする。

コナン「ス、スゲー……」
 
一方、警察が広場に到着し、小五郎たちが駆け寄る。

小五郎「ら――――ん!!」

英理「蘭!!」

蘭「お父さん、お母さん……」

小五郎「お、お前……」

英理「記憶が戻ったのね!?」
 
園子「じゃ、じゃあ私のことも!?」

蘭「もちろん! 鈴木園子。私の一生の友達よ」

園子「蘭……ら―――ん、よかった!! うわあ――――ん!!」

高木が風戸に手錠をかける。

小五郎「やっぱりこいつが犯人だったか。小田切警視長が自ら再捜査に出て、俺たちに知らせてくれたんだ」

元太「ずるいぞ、コナン! 勝手に犯人捕まえやがって……」

博士「何を言うか。コナン君は君たちを巻き添えにしたくなくて……」

光彦「それが水臭いんですよ!」

歩美「私たち、同じ少年探偵団なのに……」

コナン「悪ぃ悪ィ……」

歩美「あれ? コナン君、血が」

コナン「え?」

哀「はい」

哀がコナンにハンカチを差し出す。

哀「よかったわね。とりあえずは……」

コナン「ああ……」

環「お手柄だったわね。名探偵さん」

コナン「環さん、何でここに!?」

環「今日、ここでライブをやった俊也を見張りに来たのよ。ま、無駄だったけどね」

英理「それにしても、何が『命をかけても俺が蘭を守る』よ。命をかけて守ってくれたのはコナン君と阿笠博士じゃない」

小五郎「あ、いや……ああ、とにかく無事でよかった。ナハハハハ!!」

白鳥「本当か、それは!?」

無線の声「はい!!」

白鳥「みんな、佐藤さんの意識が戻ったぞ! もう心配はないそうだ!!」

目暮「おお、そうか!!」

警官たち「やったー!!」

佐藤が無事だと知った警官たちは帽子を投げ、喜ぶ。

高木「佐藤さん……」

千葉「やりましたね、高木さん!!」

蘭「よかった」

目暮「これですべて解決ですね……」

小田切「バカを言っちゃいかん。まだ、俊也の恐喝事件が残っている」

パトカーには俊也が乗っていた。

小田切「被害者はすでに死亡しているが、自立関係を正してこってり絞ってくれ……」

目暮「わかりました!」

小田切はコナンに近づく。

小田切「先に真実を明らかにしたのはどうやら君の方だったな。君は一体!?」

コナン「Need not to now……(知る必要のないこと)」

小田切「ん?」

コナン「僕はただの小学生だよ」

小田切「ふっ……」

コナンに敬礼をしてその場を去る小田切。

探偵事務所では、コナンが風呂から上がってきた。

蘭「ありがとうコナン君。あの時、私の記憶を取り戻そうとしてあんなこと言ったんでしょ!?」

コナン「え?」

蘭「ホテルで聞いてたのよね。お父さんがお母さんに言ったプロポーズの言葉……」

(英理『お前のことが好きなんだよ。この地球上の誰よりも……』)

蘭「それでわざと同じ言葉を」

コナン「え? おじさんも!?」

蘭「あれ? 違うの!?」

コナン「あ、いや……そうだよ」

蘭「だと思った。だって、私とコナン君じゃ歳が違いすぎるもんね。でも嬉しかった……お休み」

コナン「お休みなさい」

蘭は部屋に戻る。

コナン「ま、いっか……待てよ、ってことは俺はあのおっちゃんと同じ発想だったってことか!?」

事実を知ったコナンと回想の新一はガッカリする。
 

(終)
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